本当にあったとは言い切れない、それぞれの日常 シーズン3G   作:JUBIA

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火薬岩は砕けない ~ 海上のテーブルマナー ~ 五色歌陣 ~ 3卓談義(フィールド編)

【火薬岩は砕けない】

 

 おびただしい量の溶岩が流れる火山。

 ここに、一頭のウラガンキン亜種がいた。

 

 私の体は硬い。

 特に、このアゴは世界最凶を誇るほどの硬さだ。

 生半可な攻撃では、このアゴを砕くことはできないだろう。

 

 しかし、私にはもう一つの秘密兵器がある。

 それは……火薬岩だ。

 

 ただの火薬岩ではない。

 臭気を帯びた火薬岩だ。

 

 ウラガンキン亜種は、尻尾から火薬岩をばら撒いてみせた。

 中に臭気が充満しているのか、わずかな隙間から臭気が漏れ出している。

 臭気を浴びたハンターは、回復系アイテムが使用不可になるそうだ。

 

 この臭気を(まと)いし火薬岩は、私の各種攻撃が当たると不本意にも爆発してしまうが、ハンター達の弱々しい攻撃では、なかなかに砕くことはできないだろう。

 私は隙を見ては、ハンター達の華麗な立ち回りを阻止するべく、この火薬岩をわざとばら撒くのだ。

 

 みな、臭気まみれになるがいい!

 ガハハハハハっ!

 

 ボンっ!

 

 突然、火薬岩が爆発した。

 

 ガハハ……ハっ!?

 ……しまった!

 時間経過でも爆発するのだった。

 しかも、今の爆発で不覚にも(ひる)んでしまった!

 

 火薬岩の爆発は、自身にも危機をもたらす諸刃の剣だった。

 

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【海上のテーブルマナー】

 

 みなさん、こんにちわ。

 本日も『HOW TO テーブルマナー』のお時間がやってきました。

 MCは私、エピオスが海上から務めさせて頂きます。

 

 さて、お料理には和・洋・中・多国籍料理と、様々な種類がありますが、本日はその中でも、和食にスポットを当ててみたいと思います。

 

 みなさん、和食はよく召し上がりますか?

 はい、そうですか。

 

 一言で和食と言っても、実にいろいろと種類があります。

 会席(かいせき)料理、懐石(かいせき)料理、袱紗(ふくさ)料理、精進料理、普茶(ふちゃ)料理などがありますね。

 

 本日は、これだけ押さえておけば大丈夫!

 という和食のマナーをご紹介したいと思います。

 

 まず、マナーその1。

 主賓(しゅひん)が食べ始めてから食べ、周囲のモンスターと食べるスピードを合せましょう。

 

 たとえば、リオレウスさんと私達エピオス群がいたとします。

 この場合、リオレウスさんが食事を始めてから、私達エピオス群が食事をしなくてはいけません。

 

 もし、万が一、エピオス群が先に食事へ手を付けたら、主賓であるリオレウスさんに対して失礼な態度を取ったとして、私達の命が危ぶまれます。

 

 次に、マナーその2。

 草汁 → 穀物 → なま虫 → 煮草 → 葉皿の順で一通り味わってから、すべての料理をまんべんなく食べましょう。

 

 いくら水草が好きだからといって、水草ばかり食べるのはマナー違反ですね。

 

 次に、マナーその3。

 苦手な料理は、口を付ける前に下げてもらいましょう。

 

 中途半端に残すと、ゲロマズだったのかと誤解されてしまいます。

 

 次に、マナーその4。

 草汁の入ったお椀の蓋は、器を置いたまま静かに取って、右側に置きましょう。

 

 稀に蓋が開けづらい時がありますが、焦ってはいけません。

 決して平常心を忘れずに。

 

 最後に、マナーその5。

 なま虫は、わさびをほんの少しのせてから、豆油を付けて食べましょう。

 

 その時、葉皿を手に取って、口元へ運んで食べましょう。

 

 いかがでしたか?

 難しいようで、とっても簡単でしたね。

 

 次週は、洋食のマナーをご紹介したいと思います。

 それでは今日はこの辺で。

 ごきげんよう!

 

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【五色歌陣】

 

「なぁ、俺ら、バンド組まないか?」

 

 突然、そう言いだしたナルガクルガに、ナルガクルガ亜種は驚いた。

 

「バンドって……お前、本気か?」

「あぁ、本気さ。俺達だったら結構イケるんじゃないか?」

 

 ナルガクルガは本気のようだ。

 

「まぁ、お前、歌上手いもんな」

「お前だって、ベース弾けんだろ?」

 

「ま、まぁ、ちょっとかじったくらいだけど、な」

「となると、あとはギターと、ドラムか……」

 

「ギター弾けるヤツ知ってっけど?」

「マジ?」

 

「ベリオロスと、ベリオロス亜種さ」

「うん、ヴィジュアル的にも問題ないな」

 

「だろ? あいつら結構モテんぞ?」

「残るは、ドラムができるヤツか」

 

「わりぃ、ドラムできるヤツは知らねぇわ」

「……募集するか」

 

 ナルガクルガは、たまり場の入口に看板を立てた。

 

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 ◆バンドメンバー急募◆

 ドラムできる方

 ヴィジュアル的に自信ある方(重要!)

 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 翌日、たまり場は応募者で殺到していた。

 想像以上に応募者が多かったので、ナルガクルガ達4匹は、まず書類選考をすることにした。

 

「ウラガンキン? ダメダメ。この面構えのどこに自信あんだよ?」

「あー、ボルボロスもキテるわー」

「ドボルベルクとか……ウケるんですけど」

「ハプルボッカとか、ないわー」

 

「なんか、アレだな。みんな、募集条件見てねえのか?」

「……なんだコイツ?」

「どれ?」

「おっ! これは! スッピンでもイケんじゃね?」

「この写真、キテるなぁ」

 

 後日、面接を終えたブラキディオスが、正式メンバーに迎え入れられた。

 

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【3卓談義(フィールド編)】

 

 ここは、とある酒場。

 今日も3卓では、いつも仲良し4人組のハンター達が、酒を酌み交わしていた。

 

A「ねーねー、みんなは、どの狩場が好き?」

 

A「私はねー、やっぱ渓流かなー♪ 小川のせせらぎと、ガーグァの組合わせは最高の癒しよね♪」

C「渓流いいね。マイナスイオンたっぷりな感じがするし」

B「そうか? まぁ、女子供に受けはいいわな」

 

A「孤島もいいよねー。のんびり狩りができそうだし♪」

D「フフフッ」

B「俺は断然、闘技場だな! 邪魔者はいないし、唯一、男同士のサシの勝負ができるからな」

A「えー、移動ないし、なんか殺伐としてなーい?」

C「効率の面だと異論ないけど、狩場とは……ちょっと違うような」

 

B「そ、そっか? じゃ、火山か凍土か砂原だな。極限の環境でこそ己の限界を知るって感じだよな」

A「えー、暑いのも寒いのも苦手ー」

C「クーラードリンクもホットドリンクも、ポーチ圧迫するよね」

 

B「漢たる者、そんな物は持ちこんではならない!」

A「ただ忘れてきただけじゃなーい」

C「それでこの前、風邪ひいてたよね?」

 

B「……ぐふっ。じゃ、神域でどうだ!」

A「…………」

C「…………」

D「フフフッ」

 

C「僕は、孤島の海の中かな。海底で貝を見付けるのが意外と楽しいし」

B「水中いいな! 自由に身動き取れない中での真剣勝負!」

A「えー、私、泳ぐのヘタだから苦手」

 

C「水没林の水中は濁ってて視界が悪いけど、孤島の水中は透明度が高いよね」

B「海底遺跡もいい感じだな」

D「フフフッ」

 

B「おい、Dはどこがいいんだ?」

D「フフフッ、私はですね、意外とたくさんあるんですよ。フフフッ、水没林の奥地か、次点で砂原の洞窟、もしくは孤島の奥地か地下……」

 

ABC「どうせ、虫とギィギでしょ(だろ)?」

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