~異次元大会~   作:バトルマニア(作者)

28 / 37
大規模戦闘の予兆

 細長い人型のような人外が降り立った。その見た目は、枯れ木の世に細い体に腕がしなる鞭のようになっており、頭部には全方位に目のようなものがびっしりと付けているバケモノだ。

 

「まさに化物だな。防御を切り捨てて、攻撃と速度に特化した」

『まぁ、あれもあの恒星から切り離された一体に過ぎないんだけどね』

 

 目の前のバケモノは、空に輝く恒星から切り離された一部でしかない。要はこいつも非実体に近い性質の敵なのだ。

 

「しかも切り離したあいつに最低限の情報しか乗せてない。対策してやがるな」

 

「ふざけんな!このバケモンがっ!」

 

 観測者がそう思っていると、樽井が巨大なゴーレムとなり拳を振り落とす。その一撃は、目の前のバケモノを殺すに十分なほどの威力を秘めていたが――

 

「っ!?」

「こうなるよな」

 

 バケモノの姿が掠れ、一瞬で樽井の体が斬り刻まれ、地に返る。だが負けじと大規模的に地形を操り、取り込もうと四方八方から攻め立てる。

 

「なんて速度と攻撃力してやがる!取り込めねぇ!」

 

 しかしどうやら速度に差がありすぎて捉えきれず、次々に斬り刻まれて終わっていた。

 

 

(さてどうするか。樽井は取り込むものがある限り死なないし、あの化物も恒星を落とさないと勝負にすらならない……落とすか)

『そうするのね。そうしかないか……』

 

 それに巻き込まれながら観測者は考える。そして思いついたかのように飛び上がり、高速で軍刀を振りぬいた。

 

「!?」

「貰った!」

 

 それにより飛斬が飛び、恒星を真っ二つに斬り裂く。同時に本体を攻撃された事に驚いたバケモノは気を取られ、樽井の攻撃に体を削り落とされて、抵抗虚しく物量により地形に埋もれて取り込まれていた。

 

「くそっ、生物は専門外だ。複製すら……」

「おい、来るぞ」

 

 樽井が取り込んだバケモノを確認しようとした瞬間に、観測者がそう言う。すると光が消えた恒星が一人の人物に圧縮されて、二人の元に落ちてきていた。

 

 同時に世界が夜明けのように薄暗くなり、本来の時間に戻った。

 

「な、なんだありゃ!?」

「わからないのか?お前が倒した化物の本体だ。あの中には奴が食ってきた幾千万もの世界とそれ以上の生命が内包されてる。流石は次元生命体の一体だな」

 

 歪んだ闇を纏ったような服装に黒長髪ストレートの美女の姿となった次元生命体は、凄まじいい覇気をばら撒きながら空中で二人を見下ろす。

 

 

「無様に逃げ回るだけに飽き足らず、共闘して余を倒すにかかるとはな」

 

「別にそんなんじゃねぇよ!」

「なんでもいい。お前は始末する」

 

 そう叫びながら何か準備する樽井。それに対し観測者は、飛乱斬で嵐のような斬撃を浴びせるが

 

「甘く見られたものだ。一度受けた攻撃が何度も通じると思われるのは」

 

「やっぱバケモンじゃねぇか!」

 

 すべて次元の闇の中へと消えてしまう。

 

 だが……

 

「分かった。お前は殺せる。問題ない」

 

「言ってくれる。二人まとめてかかってくるといい。せいぜい余を楽しませ、満足させるがよい!強者共よ!」

 

「俺もかよ!」

 

 観測者の観測が終わり、ケンカを買った次元生命体は二人に襲い掛かり、樽井はツッコミながら嫌な顔をし、周囲が削り取られ大爆発するのだった。

 

 




 アンケート出してみました。個人的に気になったからです。ぜひ回答をください。
 アニメとか漫画とか他のネット小説だったらもっと強くて凄いキャラだっているでしょうから、こっちと比べたら……とかあるかなって思いまして

 自分としては、うちの作品はまぁまぁ強いかな?程度に思っています。

少し聞きたいのですが、当作品に出てくるキャラの強さは……?

  • バケモノ
  • 凄く強い
  • まぁまぁ強い
  • 普通
  • 弱い
  • 凄く弱い
  • ザコ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。