~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点)   作:バトルマニア(作者)

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とんずら

 作者が仕掛けを終え施設から離れている時の事だった。

 

「お?さっそくか」

 

 そういった瞬間、施設から発生した黒い球体がすべてのものを飲み込んでいく。そして一定まで広がった空間は、そのすべてを消失させ消えていった。

 

「大層な自爆機能だな」

 

 狭間産の兵器には、そのほぼすべてに自爆機能が搭載されている。それも超がつくほど頑丈で高性能な施設を、完全に消し去るほどのものだ。無論そんなものを真正面からくらえば、いくら参加者と言えどただでは済まない。

 

 自爆装置を付ける理由は、技術流出を防ぐため……などではなく、基本ノリとロマン、嫌がらせやどうせなら派手に散ってもらおう、という思惑の元設置されている。そもそも超兵器などには莫大なエネルギーを使用するので、一部の機能が停止した時点で滞留するエネルギーのせいで、ただの爆弾へと早変わりする。それを助長、再利用させたのが自爆装置というわけだ。

 

 

「ふん~、これでも点数がはいるんか」

 

 作者が手を加えたからと言って、直接倒していないのに点数が入っていた。それに旨味を占めた作者は……

 

「見つけた先から仕掛けていくか」

 

 軽い罠を仕掛ける感じに、自爆装置に仕掛けをしまくることを決めていた。

 

「っと、じゃ取り敢えず離れるか。巻き込まれてもたまらねえし」

 

 気配を周囲に馴染ませ、能力で更に隠密の精度を高め、近づいてくる者たちに気付かれないように離れる。すると背後から大きな力のぶつかり合いが起き、戦闘が始まった。

 

 

「デケェ~、なんて規模だよ」

 

 初撃で傷を負ったらしい男が能力を使い巨大化を行う。そして追撃を仕掛けに来た他の参加者たちを吹き飛ばし、激しい戦闘が繰り広げられていた。

 

「能力は巨大化か。で、他は超越化とか冷却系、転移みたいなもんか」

 

 巨人は動くだけで地を荒らし、一撃一撃が地形を変えていく程の威力の攻撃を繰り出し続ける。その動きを止めたのは超越化を持った軍服の男で、長剣から放たれた光線で巨人を貫き、傷口を焼かせながら吹き飛ばした。

 

「どうやったらあんな威力出るんだか」

 

 だが巨人は倒れずに体勢を取り戻し、さらに巨大化をする。しかし一瞬の隙を突かれたようで、少年が周囲の気温を極低温下にし、巨人の足元を含むあらゆるものを強制凍結させようとした。

 

「邪魔されたか。あとちょっとで氷漬けだったのに」

 

 しかしいきなり現れた青年に邪魔され、中途半端に凍結が終わる。そこへ一歩遅れて凍結から解放された巨人が拳を振り落とし、地を鳴らす衝撃波は周囲の景色を一変させた。

 

 だが誰もその程度では止まらない。

 

 暴力を振りまく巨人、高火力攻撃をぶっ放す軍人、すべてを凍らし砕こうとする少年、転移を繰り返し周囲のものを移動させ続ける青年。誰しもが止まることなく勝利を掴もうと暴れていた。

 

 

 

「乱戦だな。混ざりたくない」

 

 破壊の限りを尽くす乱戦を遠くから観戦する作者は、そう感想をもらす。作者にとって冷却系と転移は対処に困る能力であり、巨大化と超越化に関しては地力が違いすぎて真正面からでは手に負えないのだ。しかも全員、チャラ男と違って技量が低いわけではないので、勝つとなればそれなりの苦戦を強いられる。

 

「加減って言葉を知らないのかな?」

 

 巨人は更に大きくなり、軍人は謎の光が染み出し、冷却使いは周囲を凍らせ破壊し尽くし、青年は転移を繰り返し理不尽を振りまく。

 

「逃げよ……」

 

 手加減も限界も知らないと言わんばかりに大規模戦闘が始まり、それを確認した作者は、そそくさと逃げ出すのであった。

 

 




 ~おまけ~
 ・施設の自爆について
 亜空侵蝕というもので、生み出した極小の亜空間を強引に拡張させてすべてを飲み込むことができる。これはワザと既存の世界と反発するようにできており、それをエネルギーが尽きるまで強引に広げ、最後には飲み込んだものごと亜空間の収束と世界の圧力の二重荷重により押し潰すもの。
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