~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点) 作:バトルマニア(作者)
とある大穴が見える近くの建物付近で、三人の男たちが一人の少女の話を聞いていた。
「「「異次元大会?」」」
「そうだ。別世界から強い奴らを集めて大会を開くらしい。面白そうだろ?」
汚れた茶色っぽいフード付きコートを羽織り、二振の刀を背中に背負った獣人族の少女は、そう言いつつニヤリと笑う。そこで少し顔を歪めた三人は、相談がしたいと少し離れた。
「どう思う?正直、魔魅さんの言うことはあんまり信用ならないんだよな」
「暇人もそう思うか?俺もなんだ。一般人Kはどうだ?」
「作者の言う通り僕もだ。嘘はつかないんだが胡散臭い」
コソコソと相談する三人は、上から暇人、作者、一般人kの仲良し三人組だ。そいつらは魔魅さんと言われる目の前の少女に多少の不信感を感じていた。
「毎回酷い目に合わされるからな。前だって儲け話って言って危険地帯に放り込まれたし」
「作者。それは考えが甘かったお前が悪い。金欠だったからってさ」
「上辺だけで判断したお前が悪いわ。もう少し慎重に動けよ。だからいつも追い詰められるんだ」
ダメ男の作者に、一般人Kと暇人が注意する。それに軽いショックを受けて、しょんぼりした顔をして黙り込む。
「とりあえず、どうする?俺は出たくない」
「僕も遠慮しとく。叶えたい願いも無いから」
暇人と一般人Kは大会へ出ないことにしたようで、最後に作者の方を見る。
「……俺は出ようと思ってる」
「そうだろうな」
「そう言うと思ったよ」
出場する気の作者に、二人は呆れたように吐き捨てた。
「どうせカネがないんだろ?」
「それとも借金でも作った?」
「ひどい言われようだな。流石にそこまで追い詰められてねえよ。まぁ金欠なのは事実だが」
苦笑いをしながら理由を話し出す作者。
「実はな。最近ネタに困っちまってよ。進んでねえんだ」
「ああ、そういや最近見かけねえと思ったらそういうことだったのか」
「それで大会に出て気晴らしとネタ探しに?」
そういうことだといい、二人は納得する。
「ま、いいんじゃね?作者は最近訛ってるだろうし、これを期に前線に戻ってこいよ」
「補助とか支援はありがたいけど、基本他人任せでずっと後ろで構えてるだけだもんな」
「それとこれはまた別だ。と言うか俺は前衛型どころか戦闘者ですら無いし……」
一人で戦うか、支援しかできない作者。と言うかそれ以前にあまり戦いたくないのだ。弱いから……
そんな話をしながら、作者は出場することを決め、魔魅さんに話しかける。
「出場は俺だけだ」
「そうか?わかった。じゃさっそく……」
魔魅さんが転移用の道具を取り出し、使おうとしたその時
「なにをしておるんじゃ?」
「あ、あ――、霧原さん、か」
突如として背の低い灰髪の少女が現れ、話しかけてきたのだった。
~おまけ~
・暇人は和服を着た機人族。
作者の友達で一緒に旅をしている。貴重なツッコミ役。
・一般人kはコートのような旅人服を着た人族。
作者の友達で一緒に旅をしている。何でもできて優しそうなやつ。