~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点)   作:バトルマニア(作者)

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増える気配。それは強者の気配

 休むついでにくつろぎながら頂上で周囲を軽く見渡す二人は、参加者が近づいているのを感じ取り、どうしようかと悩んでいた。

 

「これどれだけ続くんだろうな?」

「いなくなるまでだろ。こんなに戦ってんだから、この地域の参加者は軒並み集まって来て乱闘になるぞ」

 

 地形を変え、大地を焼き尽くし、轟音と共に視界を埋め尽くす雷を放ったりと、目立っているのだから当然である。そして、点数の高い二人を狙いに来る者やそのお零れ、中には漁夫の利を取りに来る者も多い。

 

「まぁこっちとしては願ったりかなったりだが」

「そうだな。ちょっときつそうだが、やっぱ戦いは楽しいな」

 

 狭間の住人は、根っからの戦闘狂だと分かる会話だ。

 

「戦闘職じゃないだろ、作者は」

「そう言うお前こそ。単なる技術者の一人だろ」

 

 どんな職でもどこまで行っても戦闘狂の彼らは、楽しそうに笑う。それが自分を殺しうる相手や状況であっても、変わらない。

 

「見える範囲でざっと40人はいるな。囲まれとるわ」

「様子伺ってるのと、いつでも来れる距離にいる奴はそれ以上だな。どうする?」

 

 別に数は問題ではない。60点以上の奴など数える程度しかいないので、全員が結託して戦いにでも来ない限り二人の脅威にはならない。だが勿論例外もいる。

 

 

「そいつら瞬間移動とかしてせめてこねぇよな?流石にそれは面倒だぞ」

「何人か入る。てか来ようか考えてるな。ただ鉢合わせしないように慎重な奴が多いわ」

 

 遠距離攻撃や認識範囲内であれば一気に距離を詰められる奴らは面倒だ。近距離から中距離戦が主な二人にとっては厄介な相手でしかない。

 

「問答無用でこっちに来ようとする奴もいるだろうから、空間に細工したし結界張ったけど、どれぐらい意味があるのやら」

「力場も張っといたし、遠距離対策はしたからこれでいいだろ。遠距離はな」

 

 鈴木は力場で容易に防ぐことが出来るが、作者はそうもいかない。精々回避か結界、相応の技札の使用を余儀なくされるだろう。だから鈴木は力場を広げて対応範囲を広げて、ついでに作者を守れるように動いていた。まぁこれも単なる気休めで、すぐに意味がなくなるのだが……

 

「誰かが動けば即乱戦だな」

「まだ二日目なのにな。血気盛んなもんだ」

 

 そう言って作者は体を解しながら見下ろすように端に立ち、鈴木は肩を鳴らしながら何もせずにそれを見ていた。それと同時に二人を狙っていたその場にいる全員が、比較的安全な場所から様子を見ているはずの参加者もが構える。

 

 

「さっやるか。上頼んだぞ、鈴木!」

「おう、分かってるよ!」

 

 作者が飛び降りたと同時に、空がバグった様に虹色に変色を開始する。それに向けて鈴木が飛び上がり、出てきた三人に攻撃を仕掛けたのだった。

 

 

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