~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点)   作:バトルマニア(作者)

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とんずら……は許してくれないみたいです。

 作者も鈴木も敵を殲滅し終えた後に、全力でその場から逃げ去っていた。

 

「どうだった、相手さんはよ!こっちは最悪だったぜ!」

「俺もだ!瞬間移動に改変使い、おまけに上位次元の神様みたいな奴が出て来たわ!こういうのってどこ行ってもやっぱ厄介だな!」

 

 容易く音速を超えた速度で走って余裕そうにテンション高く話しているが、内心はそうでもない。作者は何の成果もなく、鈴木は手痛い攻撃を受けていたかだら。

 

「一番厄介だったのは狂気系の改変者だったな!無茶苦茶にするって前提で何でも書き加える、お前の上位互換だ!」

「そりゃやべぇ!俺でさえ書き込む時は、やり易い場所探して書き変えないといけぇのによ!専門の能力持って奴はいいな!」

 

 鈴木が戦っていたのは、改変系の使い手だ。対処法を知らないと一方的に他者や世界をいじくりまわせる、現実改変者だ。まぁこの世界はその程度いくらでも対処法はあるので、そこまで理不尽と言う訳ではないが、圧倒的有利に戦況を押し進められる事には変わりない。

 

「で、どうやって倒したんだ!?」

「なに、普通に斬り刻んだり押し潰したりしただけだが!?それでみんな死んだよ!」

 

 いたって単純である。大抵の相手は再生させないようにミンチにしたり、粉微塵にすれば死ぬのだ。ただそれを行う難易度が違うだけで。

 

 

「でも反撃受けたんだろ!?歪みまくってんぞ!」

「そうだよ!最後の最後にミスってな!このザマだ!」

 

 見た目は治しているが、中身が歪んでいる。先に挙げていた、改変者に体内を搔き回されたのだ。直撃しなかったのでこの程度で済んでいるが、そうでなかったと考えると怖いものである。

 

「でも治るんだろ!?」

「当然だ!今直してる!」

 

 その傷も高速で修正しているが、影響が雁字搦めに絡まった汚れ付きの糸のように残っており、しばらく能力の使用を控えなければいけない状況だった。

 

「でも回復するまでは守ってくれよ!俺は何もできないからな!」

「そうかよ!実は俺も能力使えねぇんだわ!やっぱ身に余る力は扱いが難しいな!」

 

 鈴木が能力を使えないよ、と報告すると同時に、作者も同じような事を言う。どうやら、格上の力を使って無茶したのが原因らしい。体の節々が軋んで仕方がない様子。

 

 

「は?ふざけんなよ!あの程度の相手にあれ使ったのか!?バカじゃねぇの!?」

「そう言うなってな!ほら、誰だってミスの一つはするだろ!?」

 

 勿体ない精神でケチっていたら、一番損をした形だ。こう言われても仕方がない。まぁこいつらは、能力失ったぐらいじゃヘコこれないので問題ではない。

 

「てかお前、さっきからテンションがおかしいぞ!」

「お前もだろ!てかさ、どうせ時間があれば治るんだからいいだろ!?」

 

 二人とも、戦闘や能力の反動でテンションがおかしいが、治るのは時間の問題だと楽観視している。それに主力や手札をいくつか失った程度で簡単に負ける程、彼らも弱くはない。

 

 

「でも相手は待ってくれねぇみたいだぞ!」

「そうみたいだな!チクショウ!」

 

 殺気を感じて、乱動で座標を狂わせながら回避する二人。

 

 そんな二人が視界に捉えたのは……

 

「おっとめんどくさそうだっッな!」

「あの神と知り合いかッ!」

 

 視界一杯に広がる無数の飛斬と、その先に立つ短剣を振り切った少女だった。

 

 

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