~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点) 作:バトルマニア(作者)
さっさとその場を離れた二人は、巨大な樹海に辿り着いていた。
「樹海さんとリョフや。ケンカでもしてんのかな?」
「知り合いか?」
同じ乱入者である樹海家の二人とリョフを見つけていた。そのうち二人は、書物からあらゆる武器を取り出し、もう一人は機械製の植物を使って激しく戦っており、そこらかしこがボロボロになっていた。
「一緒に参加してる樹人族の人と、同じ書物族のリョフだよ」
「書物族と言えば原種族か。親戚みたいなもんか?」
原種族は結構少ないので、同じ種族だったら親戚だったりすることが多い。特に原初に近い者は長い生きしているので親戚確率が高いのだ。
「まぁ繋がりがあるから、遡ればどっかにあるかもしれんな。俺もそこまで詳しく知らんが」
「書物族は珍しいあれだろ?なんせ書物庫由来なんだから」
書物族は例外なく書物庫と言われる場所から生まれたか関係している種族である。なので、書物庫に行って調べれば大体の事が分かる。
「書物庫はめんどくさい場所なんだよ。俺ら書物族なら誰でも接続できるとは言え、それを使い熟せる奴なんでほぼいないし」
「容量釣り合ってないのか。そりゃ無限の情報をそう簡単に引き出せんよな」
そう話し合いながら、緑の長髪と瞳が特徴の女性、樹海 イチケイへと近づく。
「ん?作者と、誰?」
「何してんだ?イチケイさん。あこいつは俺の友人の鈴木な」
「鈴木だ。よろしく」
イチケイは意外な人物の登場に驚き、作者たちの方を見る。
「どうしてこんなところで戦ってるんだ?他の参加者と戦わなくていいのか?」
「私はニナイの付き添いだからいいの。あの子たちが戦ってるのは暇つぶしだよ」
「暇つぶし?」
他の参加者が見つけられずに暇つぶしに手合わせでもしているのかと、聞き返す二人。
「そんなところ。この樹海から出られないし、偶に参加者と出会うぐらいなの。で、暇だからそれまで遊んでるってああやって戦ってる。勝った方が次出て来た参加者と戦うんだって」
「「は?」」
サラッと爆弾発言をするイチケイに、呆けた顔をする二人。それもそうだろう、知り合いの気配がしたから様子を見に来たら閉じ込められているのだ。
「出れんの?」
「今の所ね。なんか森とか空間全体が蠢いてる感じで方向感覚わかんなくなるのよね」
「亜空間かよ」
空間連結で同じ世界を繰り返させ続ける隔離空間である。仕組みを理解して破壊するか、隔離空間以上の規模で攻撃しなければいけない、時間も体力も浪費させられるクソ仕様だ。
「しかも迷いの森仕様で隙あらば分断しようとしてくるのよね。屋度さん一家もどっか行っちゃったし」
「ブラックホールの現霊のあいつらが?」
「重力特異点を閉じ込められるのかここ」
出力ヤベェことブラックホールそのものである屋度家を閉じ込められているのかと、驚く二人。という事は、この樹海はすさまじいい規模を誇る隔離空間だと言う事が確定してしまっていた。
「それに相性の悪い相手をピンポイントでぶつけてくるから厄介なのよね。それで10人ぐらい倒したけど」
「まぁ負けないだろうな。俺たちは」
「点数的にもこの隔離空間で上澄みだろうし、ワンチャンとしか思われてねぇだろ」
捕らえられるギリギリの強さであるこの場にいる乱入社組に、そこらの参加者をぶつけたところで勝ち目などない。目的は大会終了までここで足止めする事だろう。
「てか壊す気ないだけだろ。屋度さんもそうだけど、そっちもやろうと思えばどうとでもなるだろ」
「俺も本調子ならどうにかなったんだがな。ま、休憩できるからそれまでは付きやってやるかって感じだし」
勿論壊せないわけではない。消耗覚悟であれば、屋度なら強引に破壊できるだろうし、時間をかければイチケイも解析して脱出ぐらいはできそうである。
「めんどくさいし、のんびりできるんならそれでいいかなって。私戦うの好きじゃないし」
「あ~お前そういうヤツだよな」
「樹人族は自分から動かなない奴多いからな」
樹人族は呑気で受け身が多いのでこうなりがちだ。
「まぁ分かったよ。脱出はこっちで勝手にやるわ」
「そうだな。まぁその前にあいつらをどうにかしなきゃならんわけだが」
「ご丁寧に一人一人ずづね。まぁ仕方がないか」
話を終えて行動を起こそうとしたが、その前に世界が歪み五人の参加者が各方向から現れる。それに対応するようにみんなは適当に配置につくのだった。
投稿キャラ使わせてもらいました。