~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点)   作:バトルマニア(作者)

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集まったから大会行くよ

 あれから待っていると、追加で多くの参加者や観戦者がやってきてカオスな状況になっていた。

 

「「「俺たちも参加させてくれ!」」」

 

 そんな中、三人の少年たちが魔魅さんのところへ来ていた。

 

「ん~ダメ。お前らは弱いからな。流石にガキを出すわけにはいかない」

 

「そんな事言うなよ。俺たちだってそれなりには強いぞ」

「ガキにしてはだろ?」

「あ!作者!」

 

 作者も話に混じり、三人の少年たちが驚く。そんな少年たちを他所に作者と魔魅さんは話を続ける。

 

「魔魅さん。間違ってもこいつらを連れて行くなよ。流石に実力が足りなさ過ぎる」

「分かってるよ。狭間の住人だったらワンチャンあったが、外部の者だからな。子供が出る大会じゃない」

 

 今回の大会の主旨は、外部世界の住人を使った大会だ。そこに狭間の住人が勝手に入って行くのだから、何が起こるかわからない。狭間の住人だったらせいぜい勧誘(拉致)ぐらいで済むが、外部者だったらどうなるかわからず最悪死ぬ場合も有りえるだろう。そんなところにあえて知り合いを送るほど二人はバカではなかった。

 

 そんな話をして危ないと諭している二人だが、三人の驚いている理由はそこではなかった。

 

「作者がちゃんと喋ってる……」

「それも悠長に……」

「ありえない……」

 

「久々に会ったからってお前ら失礼すぎないか?」

「陰キャだし間違ってないだろ」

 

 陰キャの作者がちゃんと話せているところだった。

 

 

「まぁ対策はいくらでもあるんだ。で、行けない理由はわかったな。諦めろ」

「確かに作者たちに比べて俺たちは弱いかも知れないけど、そんなすぐすぐ殺されねえよ。危なくなったらトンズラするし」

 

 リーダーの少年がそう言い、後の二人もそれに同意するかのように頷く。

 

「いや無理無理、俺からすら逃げられないじゃねえか。なんなら今ここで証明してやろうか?」

「おういいとも!逃げ足なら自信があるぜ」

「それ自信ありげに言うことか?」

 

 作者の挑発に答えた三人は、呆れる魔魅さんを尻目に一斉に逃げ出す。だが次の瞬間には、陥没した地面に這いつくばり、動けなくなっていた。

 

 

「「「グググッッ!!!」」」

 

「あらら、やっぱこうなるのな」

「言っただろ、ムダだって。ってことで諦めろ」

 

 作者が能力を解くと、三人は残念そうに立ち上がる。

 

「ダメだったか」

「ああもあっさり」

「しかたがない」

 

 実力不足は事実なので、すんなり諦めたようだ。だがここで魔魅さんが余計なことを口にした。

 

「ま、勝手についてくるってんなら来ていいぞ。自己責任だがな」

「おい魔魅さん。せっかく諦めさせたのに余計な事言うな」

 

 軽く言う魔魅さんに、怒る作者。

 

「この世界のルールだろ?実力主義で自己責任ってのは」

「そうだが、それは最終的な話だ。なにもそこまで無情じゃない。あくまで他人のせいにするなってだけだろ」

 

 魔魅さんは少し怪訝な顔をしかけたが、何事もなかったかのように苦笑いをして

 

「ああ悪い悪い。大丈夫、私は連れて行く気はないから、あくまでも勝手にだ。まぁあの距離を座標移動以外で移動するのは何千年かかるかわからんが」

「こっちも行く気ねえよ。勝ち目の無さは十分に分かったから」

 

 分かっているのならそれでよろしいと言う顔をする魔魅さんに、作者は疲れたような表情をしていた。そして少年たちが帰って行き、しばらくしてから参加者たちが魔魅さんの周囲に集まってくる。

 

 

「お~思ってたより多い。二、三百人はいるな」

「それだけ暇なやつが多いってことだろ」

 

 ワイワイガヤガヤと各地から集った暇人たちがごった返し、宿の前も宴会会場のように改造されている。

 

「これどこまで集まるんだろうな」

「さぁ、ある程度集まると後は芋づる式に引っ張られてくるから、暇な知り合いが尽きるまでじゃね?」

 

 時間の持て余した者が多いこの世界ではよくあることだ。なんせ一般人ですら超人的な身体能力の高さに高度な知性?を持ち、地球換算で数百年は生きる奴らの集まりなので、楽しむことに余念がない。

 

 なお怪物や超兵器なども蔓延っているので、命がけではあるが……

 

「とりあえず、これで全員か?」

「そうだよ」

 

 確認していた鏡華さんが戻ってきて、魔魅さんにそう伝える。

 

「じゃ、送るとしますか。みんな楽しんできてな」

 

 そうして参加者たちは、一瞬にして会場へと転移したのだった。

 

 

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