~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点) 作:バトルマニア(作者)
会場へと転移させられた作者は、若干驚き戸惑っていた。
「ああ、そういう感じね……、それにしても数多いな」
気がついたら沢山の人がいる会場についていた上、魔魅さんや他の仲間たちの姿も気配も見当たらない。どうやら参加者の多さから会場が複数あり、そこへのランダム転移らしく、更に参加者と観戦者は別部屋らしいと納得する。
「へ~、いろんなやつがいるんだな」
仕方がないので早速楽しむことにした作者は、周囲のようすを軽く探りどんなやつが参加しているのかを観察し始める。
「魔王に勇者、神に天使、悪魔に邪人、それに各世界の能力者たちも……」
そこには様々な種族や能力者がおり、中には作者がまったく知り得なかった存在も数多く散見した。
「良い小説の材料になりそうだ」
それを見た作者は、楽しそうにコソコソといろんなヤツの情報を軽く見て行く。
その時だった…
「ちょっとそこの君」
「ッ!?なんだ?」
まさか気づかれるとは思っていなかった作者に、結構美形の青年が話しかける。それに一瞬驚きを見せる作者。
「ダメじゃないか。勝手に人様の情報を覗き見ちゃ。まだ大会は始まってないんだぞ」
「いや、すまない。人が多くてつい興奮してしまってな」
作者は一旦情報収集を止め、青年の対応をする。
「いやその気持はわかるよ。オレだってビックリしてんだからさ。こんなにたくさんの強者がいたなんてな。だがそれとコレはまた別だ。流石にモラルに欠るんじゃないか?」
「ごもっともで」
敵対者同士や試合中ならまだしも、無闇矢鱈に解析をかけるのは失礼だと言う青年。それに同意し、認識を改める作者。
(流石は内部世界の最強格。少々甘く見てたな)
存在の格ならまだしも、実力では自分を上回る相手もいるかも知れないと感じていた。そこで作者は、一瞬だけホンキを出して能力を使用する。
「ん?どうした?」
「……いやなんでも。そんなことより、お前の仲間が後ろで待っているぞ」
そう言って青年の後ろに目を向け、青年を振り向かせる。だがすぐに元に戻り、作者の方に向かい戻った。
「いや大丈夫だ。話はついた。で、そういやお前はなんでこの大会に?」
「なに、面白そうだったからだ。それに金が欲しいってのもあるな。できるだけたくさん」
正直に答え、それに納得する青年。
「確かに何でも願いが叶うんだもんな。オレは特に叶えたい願いはないが、面白そうだったんで参加したんだ。よろしく」
そう言って手を差し出してくる。
「……ああ、こちらこそ」
それに一瞬戸惑ったが、返しておいたほうがいいだろうと作者も手を差し伸べ握手をした。
「じゃ、俺はこれで」
そう言って青年から離れ、近くのテーブルに行き軽く料理を食べる。そして疲れたようにため息をしながら、見た情報を整理確認しだした。
(内部世界じゃ、順当に成長すれば超位存在になるはず、多元存在なんて特異的なものには滅多にならないはずなのに……なんで深くは見れなかった?)
気づかぬうちに驚愕する進化を遂げていたと言ったところだろう。それは超位存在を超え逸脱した存在、多元存在になったことを示し、狭間の住人と同等の存在になったことを示す。
それに気づいてしまった作者は、嫌な汗を流す。
(……まさか全員か、そのまさかだろうな。話には聞いていたが、マジでこうなるとは……)
直ぐすぐ慣れるわけではないものの、慣れるのに大した時間はかからない。よって時間が立つにつれて、作者が考えていた優位性は砂の城の如く崩れ去る。一方的に通じる力がなくなる上、同じ土俵で戦わざるおえなくなるからだ。
特に作者の場合、能力相性を考えると優勝は絶望的になる。
(これは何か対策を考えないといけなさそうだ)
今さっき出会った青年のような強者はまだまだいるだろう。そんなの相手してられないと、計画を立て直す作者。
「ん?始まったか」
そこで会場が暗くなり、大会説明が始まるのだった。
パソコンの調子が悪いので投稿が遅くなります。今しばらく気長にお待ちください。