~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点) 作:バトルマニア(作者)
とある建物内に転移させられた作者は、急いで探知を使う。
「よし、一気に行かせてもらうか」
一気に範囲を広げ、数キロ先にいる参加者たちを的確に認識していき――
「チッ!?こんな短時間でもうっ!」
探知がところどころ失敗したことに、苦渋を舐めた顔をする。同時に近くに狭間の住人がいくらか混じっている事に気が付き、更に表情が険しくなった。
「他にも探知系使っているやつがいるな。それに反撃も怖いし一旦広範囲探知はよそう」
最低限の情報が手に入ったことから、これ以上の踏み込みは危険だと探知の範囲を引き下げ、隠密と精密特化でことを進めるようにしたらしい。
「建物を壊すのは流石にバレるか」
窓のない一棟の巨大な研究所のような施設内部に送り込まれた作者は、静かに行動を開始しようとした。
だが……
「なにッ!?」
いきなり建物が大きな揺れに襲われ、外の景色が破壊しつくされていく。そしてさらに面倒なことに……
『緊急事態にて機関の再起動を開始、確認……完了。直ちに侵入者の排除を開始します』
停止していた研究所が動き出していた。
「ヤベェ!運なさすぎだろ!!」
無機質な通路の色が変わり、無秩序に張られた光線が前後から迫りくる。それを回避するために、近くにあった扉を破壊してその部屋の中に入るが
「うわぉ……」
平たいドローンのような機械が、銃口を向けて待ち構えていた。
「ちょっと話し合い、なんてムリだよなッ!!」
転がるように入ってきた作者の着地点に向けて、発砲を開始するドローン。それを動き回り空動を用いて紙一重で回避し、必死に逃げ回る。
「おっと次の手か?それに増援とはキツイな。だからッ!」
少し変形し攻撃手段が増え、実弾と光線を交えた高度な攻撃をしてくるドローン。更には複数の種類の増援が駆けつける中、作者は即座にドローンに接近し能力を使った。
「書き換えさせてもらう!」
情報を回覧し、都合のいいように改変する作者。その瞬間、ドローンは到着した増援に攻撃をしだす。
「お~流石だな」
不意を突かれた事も相まって、その恐るべき攻撃性が遠慮なく機械兵たちへと注がれる。それにより前線が崩壊するが、即座に別の作戦を実行する機械兵たち。
「効くかよ」
死角に隠れ、手榴弾を放り投げてくる。だが改変強化されたドローンの障壁に防がれ、特攻したドローンが通路に避難した機械兵たちを葬っていった。
「さてと、このまま中枢部に行って乗っ取って……」
施設を乗っ取り、巨大戦力とすべく中枢機関に向かって行動を開始しようと足を踏み出す。だがその前に二度目の揺れが施設を襲い、先導していたドローンごと施設の一部が大きく削り取られる。
「ってのはできそうにないな」
その先に参加者の気配を感じ、施設も使い物にならなくなるだろうと思う作者だった。
~おまけ~
・施設について
各地に勝手に建てられている施設たちの一つ。超高高度技術で建てられたそれらは、研究所や住居だったり、工場や保管施設などが大半。基本的に施設の耐久年数と住人の寿命が釣り合っておらず、所有者を失って廃墟となっている場合が多い。