~異次元大会~作者と愉快な仲間たち(乱入者視点) 作:バトルマニア(作者)
アルトリアは力を開放し雷撃を発生させ、作者と共に一気にチャラ男との距離を縮める。
「二人同時か?いいだろう!」
チャラ男はそういい、目の前まで迫ってきていた作者と拳を交える。その衝撃波は、周囲を吹き飛ばし、建物を大きく揺らす。
「おうっ!?」
拳を少しズラし体勢を崩させ、その隙をアルトリアが突く。
「ちょっ!?」
「「っ!?」」
どこを狙われているのか悟ったチャラ男は、急いで踏ん張り腕を振る。その瞬間、一気に速度が爆増し衝撃波が二人を襲う。
「めんどいな~」
高まる力の渦を制御し、超連撃のごとくアルトリアに拳を繰り出す。しかし壁に阻まれ、断絶された衝撃波がチャラ男に向かって返ってきていた
(技量は大したことないが……)
(単純に強すぎる!)
煙の先にいる無傷のチャラ男を認識し、二人はそう感じた。
「わかりましたか?」
「エネルギーの変化とか移動の際に少しだけ隙がある。そこを突けばなんとかってところだな。しかしまぁ……」
それをさせてくれる程、チャラ男は弱くない。そう続けようとしたが、その前に床が引き裂かれ、チャラ男が現れる。
「やっぱな!」
「ガッ!?」
爆増した速度で作者を狙い、壁に阻まれた。しかし次の瞬間、それを足場にされ、反対側にいたアルトリアが施設の壁を敷き破り殴り飛ばされる。
「近くにしか張れないし範囲は対して広くない。それと移動できないってところか?」
ニヤリと笑いながら、作者の前で自身の考察を披露するチャラ男。
「わかった所で……」
「そういう能力者とはやりあった事があるんだよな。確かに倒すのは面倒かったが、そういうやつに限って攻撃性が乏しい。だからあいつと組んだんだろ?」
作者の能力が防御系だと思っているのか、そのまま話を続ける。
「じゃあ俺は、あいつを倒しちまえばほぼ勝ちってことだ。お前の結界も壊れないわけじゃなさそうだからな。へっ、期待はずれだぜ、乱入者さんよ」
そう言い、結界を解かない作者を置いて少年の元へと足を向ける。
(安い挑発だな。解いた瞬間に攻撃を仕掛けるつもりか。そうじゃなくても、アルトリアがやられてしまうか)
立ち上がりチャラ男に攻撃を仕掛けるアルトリア。だがその圧倒的地力の差により、瞬く間に不利な状況にされ追い詰められていた。
(無制限の対応能力に何にで触れられる干渉力。それにあの、複雑で高密度なのに変動し続ける存在構造……。多元存在になった証拠か)
チャラ男の圧倒的速度にギリギリで追いつき、その高すぎる攻撃力にも対応しているアルトリアを見て、ここまでかと感じていた。
「……やるか」
作者は結界を解き、チャラ男の元へと瞬動で近づく。
「なっ!?」
一瞬で距離を詰められ驚いたチャラ男は、爆増で更に能力を引き上げ、アルトリアを吹き飛ばし作者に殴りかかる。
「っ!ッ!?」
しかし壁に拳がぶち当たり、大きな隙を作ってしまう。そこに作者の重い連撃が入り、身体がグラつく。
「はぁッッッ!!」
「グッ!?その程ッッ!!?」
帰ってきたアルトリアの斬撃が入り、眩しい雷撃とともにチャラ男が斬り裂かれる。それに驚き、振り払おうと反射的に動いてしまい、また作者の鋭い拳が入っていた。
「効く、ガハッ!!」
痺れる身体を無視し、強引に衝撃波を撒き散らしながら床を破壊する。しかしそれでも逃れられずに、空動により更に増した速度で鋭い追撃をくらう。それに合わせてアルトリアの雷撃がチャラ男の身を軽く焦がす。
「なんだっ!?なんでだッ!?」
何度も能力を重ねがけしながら、周囲に破壊を撒き散らすチャラ男だが、動き回る二人を捉えきれずに傷ばかりが増えていく。
「クソッ!!」
だったらと、莫大な力を解き放ち、隙間なく衝撃波を放った。
だが――
「ガァッ!?」
張り巡らされていた結界に阻まれた衝撃が乱反射しチャラ男へと跳ね返り、反動と衝撃波の隙間から斬撃と雷撃に直撃し、盛大にダメージを受けて落下するのだった。
~おまけ~
瞬動……直線状に超高速で動く技。瞬間移動のごとく一瞬で移動する便利で厄介な技もである。
空動……空間を蹴って移動したり、その空間に滞空したりと簡単な空間移動ができる。移動速度はさて置き、機動性に欠ける。