転生者の生存記~このイカれた過酷な世界で~   作:バトルマニア(作者)

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能力設定 

 能力を受け取るために、説明をうける転生者。

 

「まず能力の定義なんだけど、その種族じゃできないことが出来るようになった者のことを能力者っていうんだ。だいたい人口の半分ぐらいはいるよ」

「確かに過酷な世界だからそれぐらいいても不思議じゃないか」

 

 沢山の種族に、非常に高い技術力を誇る狭間世界は、人口の半数が能力者だった。それは超人にさらなる超能力を持たせたような存在だが、それでも過酷と言わざるをえないほどに狭間世界は過酷な世界だ。

 

「ってことで、どんな能力がいい?種族特性の限界突破?まったく別の特殊能力?なんでもいいよ」

「……マジ?何でもいいの?制約とかは?」

 

 すべての要望に答えると黒球体はそう言った。それは転生者の考えうるすべての能力が発言させられることを意味している。創作物であるような無茶苦茶なチート能力でも、最強と呼ばれている力でもだ。

 

「特に無いかな?望むがままの能力を発現させられるよ。ただし、使いこなせるかは君次第だ。ちゃんと考えて決めないと自爆……とまではいかないけど、あんまり役に立たないかな。例外もあるけど、人生が半自動になっちゃうよ」

「それはちょっと……まぁ、わかった。聞きたいんだけど、どんな能力が使いやすい?」

 

 だが唯一注意点があった。それは使いこなせるかや技量の問題。どんな能力でも与えられるとは言え、それを扱う技量や経験は与えられない。能力で補填できなくもないが、一番は自身で培わなければいけないものだ。

 

「だったら、種族特性の延長線上のものがいいね。逆に種族特性から離れたり、相性が悪いもの、特殊過ぎると扱いにくいよ」

「だよな。どうしようか……因みにおすすめとか特殊な例とか教えてくれないか?」

 

 そして転生者の質問に対し、黒球体はアドバイスを返す。だが結局は、使い慣れたものや相性が良いものには及ばないと結論は出ていた。しかし転生者は他の可能性を一応聞き返す。

 

「いいよ。おすすめは種族特性の強化かな。とりあえず失敗はないよ。それ以外なら、時空系、属性系、回復系、改変系、変質系、万能系、非実体系、世界系、強奪系、模倣系とか色々あるよ」

 

 出せばいくらでもあるであろう系統を簡単に教えてくれる。どれも魅力的で強力なものだが、それはどれも複雑で高能力を求められるものだ。最低限は使えても特化型相手には分が悪すぎる。

 

「よし、種族特性の強化全振りで頼む。特殊なものを選んで使えないじゃ話にならんし、人生が半自動になるのも面白くない」

「わかったよ。じゃ、それで転生させるね。じゃ頑張ってね」

 

 そう言われると同時に転生者は光り、薄れて消えるのだった。

 

 




 ~おまけ~
 ・能力について
 通常その種族ではできないことが出来るようになった者のことを能力者という。系統として大きく分けて二つあり、種族の限界突破か、全く別の特殊能力である。前者は強力で使いやすいが単純で、後者は扱いがややこしいが手札を増やすという意味では優秀だ。
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