転生者の復活記~死にぞこないの物語~ 作:バトルマニア(作者)
毒草を食い、スキルを鍛え、無茶な修行を繰り返して数年。古内はステータスを見て満足していた。
-----------ステータス-----------
・名前 無し / 年齢 3歳
・性別 女
・種族 不明
・Lv 5
・能力 不明
・スキル 成長補助Lv4
言語理解
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「よし!スキルレベルが上がったぞ!」
掲示板を見る以外で唯一の楽しみとかしたレベル上げで、久々に上がったスキルレベルを見ながら嬉しそうに声を上げる古内。
「たった一レベ上げるのに一年かかったな。掲示板を見る限りだと異常に速い速度らしいが」
レベルが低いうちは上げやすいのは確かだが、複合スキルや特殊スキルは便利な分上げずらいのだ。最低限とは言え、すべてのスキル効果が得られる成長補助はとりわけ上げにくいはずであったが、掲示板で集めた情報を使い毎日動けなくなるまで修行した結果である。
「基礎レベルも年齢以上だし、人間界じゃ強いほうなんだろうな」
基礎レベルは年齢とともに上がり、二十代で止まってしまう。それ以上は修行するなり、魔物を倒すなりしなければレベルが上がらないのだ。
「この世界の五歳児相当の身体能力と、一人前を超えたあたりの技量か」
肉体がまだできていないので補助に頼りきりになるが、それを踏まえても前世の成人男性程度であれば倒せるほどの実力を身に着けた古内。
だが……
・
・Lv63
・スキル・斥候Lv6・心体強化Lv6・対物理Lv5・対異常Lv4
「うわっ、また来やがった。ああいうやつとは戦いたくないな」
そう呟きながら気配を殺してそそくさと逃げる。
「俺は自然発生した魔物と戦いたいだけなによ……」
この世界には魔力から自然発生した魔物と、生物的に生まれる魔物が存在する。古内が探しているのは前者で、今見つけたのが後者であった。なぜ前者がいいのかというと、レベルのわりに経験や技量などが低く戦いやすいからだ。
「にしてもどこから来てるんだ?あいつ?」
斥候のスキルも相まって、未だに相手の素性一つわからない古内。スキルのおかげで辛うじてそこにいる事はわかっても、大まかな情報しか得られずに装備すらまともに認識できてはいなかった。
「場所がわかるだけありがたいか」
レベルが高く熟練者のような雰囲気を漂わせ、最上位スキルを当たり前のように保有する小鬼など誰も相手したくないだろう。古内も補正が無ければ、今頃吊るしあげられて捕まっていたかもしれない。
「道具でも作るか。あと手ごろな魔物探しも」
そんなことを考えながら小鬼をやり過ごした古内は、集めた枝や毒草を使って魔導により道具を作り、時より広範囲の探知を使いながら目的の魔物を探すのであった。
~おまけ~
・魔物について
魔物とひとくくりにされているが、細かく分けると、魔物、妖怪、神獣、怪物、精霊、呪霊、幻獣、破獣など様々な種類がいる。これは使っている力の種類や発生源の違いから分けられている。しかし見た目の形態が似ているものが多いため、一応に魔物とされている。