転生者の復活記~死にぞこないの物語~   作:バトルマニア(作者)

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スキル設定

 スキルを決めるために目の前に表示されたスキル一覧を見ていく転生者。

 

「剣術に、身体強化、解析……ノーマルスキルはこんなもんか」

『スキルは、通常スキルと特殊スキルがあります。通常スキルは、やろうと思えば誰でも取得できるスキルで、特殊スキルは適正者や特殊な才能をもつ者にしか取得できません』

 

 システムがスキルについて簡単な説明を入れる。

 

「なんとか魔法とかないのか?」

『魔法のプログラムを組むより、思考強化などをした方が安上がりで多様性が生まれるんですよ。固定されるとやり難いでしょう?それに体系化されたものは魔術として出回ってますし』

 

 一々魔法を作って提供するより、人類側の裁量に任せたほうがいいとシステムは言う。その代わりに基礎能力を強化するスキルは豊富に取り揃えてあった。

 

「プログラムの中での自由性とかはどうなんだ?」

『ありますが、システムに干渉されない程度に抑えています。不正アクセスなどを防ぐためです。技などを取りやめたのがそれが理由です。以前能力を使ってシステム内部に入り込んで、不正利用されかけたので』

 

 ステータスを極力秘匿するのも、わかりやすいプログラムを作らないのも、すべてはシステムを認識させないためであり、過去の失敗を改善した結果だった。

 

 

「わかった。じゃ、スキル決めますか。とりま特殊スキルでも……」

 

 一つぐらいはいいものがあるだろうと思い特殊スキル一覧を見た転生者は……

 

「どれも1000超えじゃねえかっ!」

『特殊スキルですからね。才能という適性も、取りやすくなるための経験も無いのであればこうなります』

 

 強奪、模倣、吸収、創造、補正補助、真偽看破、無効化、自動化、最適化、支配化、魔王化、全適合、万能作成、付与、迷宮主、破壊、不屈、思念、覇気、特化、全属性、自己改造、不老不死、硬化、超成長、超耐性、超思考、超学習、超回復、等価交換、空間把握、異常攻撃、瞬間移動、情報偽造、技能選択、覚醒、透明化、透過、魔眼、叡智、憤怒、暴食、怠惰、強欲、色欲、嫉妬、傲慢、寛容、慈愛、分別、忠義、節制、純潔、勤勉…………

 

 どれもこれも高コストなものばかりで、転生者には手が届かない。

 

「なんか安くならない?」

『できますが、あまりおすすめしませんよ。安全装置や調整機能などを取り外すことになりますから』

 

 特殊スキルは能力などを真似て作ったモノだ。それをそこそこの才能や適正がある、容量があるという理由だけで使えるようにできるシステムなので、安全対策は必須である。でなければどんな反動や副作用が起きるかわかったものではない。それを外して使うということは、最悪死ぬ場合も考えられる。

 

「いやそこまではいい。使った瞬間お陀仏とか考えたくない」

『でしょうね。こちらも面倒な作業が増えなくて良かったです』

 

 そう言い転生者は通常スキルの方を見る。

 

 大まかな種類は、技術系と強化系、情報系の3つである。技術系は、それに応じた行動に補正がかかり、強化系は基礎能力にプラスして自身を強化するもので、情報系は知識を得たり解析などができる様になる。

 

「通常スキルって転生してからも普通に手に入れられるんだよな?」

『はいそうです。努力、経験によって手に入れることができます。ですが何事にも向き不向きがあり、手に入れられるタイミングも成長速度も違いますが、育てていけばいずれ強力なスキルになるものばかりです』

 

 理論上誰でも取得可能だと言うだけで、その度合いはわからない。すぐ手に入る者もいれば、死ぬほど努力してやっと得られる場合もあるのだ。さらに言えば取得方法も自分で探っていかなければいけないため、その労力は大きい。

 

「ステータスが見れるだけ有利なんだろうが、やっぱり楽したいな」

『おまかせというものもありますよ。こちらが対象者にあった最適解を提案させていただくものです。その場合より対象者を最適化して容量が増します。ただし、少々特殊な形での転生という形になりますが』

 

 それを聞いた転生者は、考えるまでもなく

 

「頼む!」

『わかりました。では良き転生ライフを』

 

 即答して意識を失うのだった。

 

 




 ~おまけ~
 ・スキルについて
 スキルは使用者の能力を最大限高め、成長を促すものである。段階は1~10まである。またスキルが足を引っ張るほどに使用者が強くなったとみなされた場合、最高値を超えレベル表記と効果がなくなる。
 レベルを上げれば容量が上がりスキルを取得しやすくなるが、強奪などで無理矢理奪ったり、何かしらの方法で多くのスキルを取ってしまうと、容量に収まりきらなくなり成長が阻害される。

 主なものは強化系、技術系、情報系の三つがあり、コストは以下の通り
 下位スキル コストは10~30で、剣術や身体強化、○○知識など単体の効果しか持たないもの
 中位スキル コスト50~100で、刀剣術や心体強化、○○知恵など複数の効果を持つもの
 上位スキル コスト150~300で、武術や対○○、○○英知など幅広い効果を持つもの
 最上位スキル コスト500以上で、職業のような表示がされ、その分野で高い実力が発揮できる。
 特殊スキル コスト1000以上。能力などを真似て作ったもの。

・能力について
 システムとは関係がない所有者本来の特殊な力。スキルを超えた性能を誇るが、その方向性は個人次第。
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