プルースト効果:嗅覚が記憶と情動に強い影響を与える現象
大脳皮質は意識的行動や理論思考と関わり、その内部の大脳辺縁系では記憶に関わる海馬(傍回)や、本能的な感情に関わる扁桃体が機能している。通常、ヒトが視覚や聴覚などの五感で情報を得ると、それは視床などの幾つかの伝達回路を通って上記の領域に辿り着く。その後、情報が処理され、各機能と情報結合を行い、複合的な判断・認知感覚を有する眼窩前頭前野へと情報を伝達する。そして、持続的な閉鎖処理を行うことで記憶や感情が保存されている。
しかし、五感の一つである嗅覚は受容細胞自体が
また、新しい情報が伝達される際は脳内の類似情報(記憶)との認知作業が行われる。そのため、匂いを嗅ぐことは類似した匂いを嗅いだ記憶を呼び覚ますことに繋がり、他の五感以上に正確に当時の記憶・感情を呼び覚ます要因となる。
『匂い』は性別、年齢、気温、湿度などの多数の影響によって感じ方が異なるため、現在は『記憶に残りやすい匂い』を偏差値化することが難しい。しかし、におい物質が嗅覚を刺激するための条件がいくつか発見されている。基本的には高濃度の気体分子であり、電気信号に変換するために嗅皮粘液で溶解される物質となる。この条件を満たす物質として身近なものであり、自ら匂いを発生する例として用いられるのはヒト(動物)アミノ酸タンパク質である。特にアンモニア(NH₃)、脂肪酸の炭素(C)成分などは尿や汗として高い刺激臭とされる。
つまり、ヒトは(一定の条件を満たす)刺激臭を嗅ぐことで同時に経験した記憶・感情を鮮明に、そして安定して長期記憶することが出来る。また、特定の匂いを嗅ぐことで、それと近しい匂いを嗅いだ記憶・感情を思い出すことも可能だ。加えて、ヒトから発生する匂いが刺激臭として有効なため、体液を排出する運動や泣く行為が強く記憶される。
※推測:動物性タンパク質が刺激臭の原因と考えるならば、最も強く記憶に残るのは出血を伴う損傷ではないか。事故や事件であれば心理的な衝撃も大きく、刺激臭も十分と考えられる。
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生物課題 2年C組13番 芝崎走一
担当講師
評価 B⁻
コメント 神経伝達の処理機能が一部間違っています。修正後に再提出。来年は高校受験です、トレーナー職を目指すなら勉強量を増やしましょう。
追記、臓器や血液は臭いが気体分子になるまで時間が掛かります、ある程度距離を保てば、直ぐに刺激臭を嗅ぐことは少ないでしょう。勿論、貴方が酷く損傷を受けた動物を抱えたり、その場に長く居座れば強く記憶に残ります。貴方自身の心の為にも、もし事故や事件を見て、その被害者が肉親であっても、なるべく近づかずに周りの人に助けてもらうことを勧めます。