インフィニット・ストラトス-落ちてきた歌姫-   作:シャムロック

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お待たせしました
無事、懸念していた単位は何とかなり、ようやく書く余裕が出来たので投稿。
急ピッチで上げたので短めです。

それと、お気に入り数が500を超え、恐縮の限りです。
これからもよろしくお願いします。


19:相対するは蝶の花

全てを飲み込むような青い空。

風を切ってゆく音が心地よく耳を通ってゆく。

 

「いのり…大丈夫?」

 

前を飛ぶ集からそんな気遣いが聞こえてくる。

 

「大丈夫…もう、守られてばかりじゃないから…」

「そっか…。じゃ、早く終わらせて帰らないとね」

「うん。」

 

私達はISを駆って海の上を飛んでいた。

何故そうなったのかは少し前に遡る。

 

 

午後の訓練を開始しようとした矢先に来た政府からの出撃要請。

イスラエルとアメリカ共同開発中のIS『銀の福音』が制御不能になって逃走、アメリカや日本側から迎撃ミサイルを放つも音速を超す速度に振り切られるか迎撃された。

予測ではここの沖が通過点らしく、そこで専用機による迎撃をせよという内容。

 

本来なら全機で当たるはずが、同時期にその通過点付近に向かって未確認IS2機が接近中と情報が入る。

そこで、一夏、箒、ラウラ、シャルロット、鈴で福音を迎撃、私と集で未確認機を迎撃する事になった。

今頃、一夏と箒さんが先行して別ポイントに向かっている。

そこで福音を止め、合流を阻止する為だ。

その後、後続のシャルロット達と連携して撃破の手筈。

私と集はそれとは別のポイントで未確認機を迎え撃つ。

 

_______________________________

 

やがて、ハイパーセンサーに未確認機が捕捉される。

1機は『サイレント・ゼフィルス』…イギリス開発のISで『ブルー・ティアーズ』の2番機。

蝶の羽根のようなスラスターが特徴的な濃い青の機体。

 

ある時、何者かによって強奪され、行方不明…。

 

そしてもう1機はデータベースに無い機体だった。

金を主体とするカラーリング。

太いしっぽのような物が特徴で下半身が過剰なまでにゴツく、その分上は殆どISスーツむき出しの歪な機体。

 

ただ一つ分かるのは…あれが敵だということ。

 

「見えた。いのり、準備はいい?」

「うん」

「よし…行こう!」

 

それを合図に私と集は速度を上げ、敵機に向かった。

 

 

『敵機捕捉。…片方は『ギルティ』もう1つは不明』

『あら、話題の出処不明のISがわざわざ迎えてくれたのね、嬉しいわ』

『戦闘データが殆ど無い。楽しくなりそうだ

『殺しちゃダメよ、生かして捕らえれば一石二鳥よ』

『チッ…』

 

そんな通信が聞こえてくる。

集の機体は全身装甲で中身が男だって分からない。

だから、向こうは片方は新型辺りとでも思ってるのだろうか。

とは言え、むざむざ負けてあげる訳には行かない。

 

「行くよ…ギルティ」

『僕は金色の方を、いのりは『サイレント・ゼフィルス』の撃破を頼む』

「了解」

「…作戦開始」

 

その言葉はかつての涯のように冷静な声をしていた。

 

_________________________________

 

まず取り出したのはショットガン。

それを無造作に敵機2機に向かって撃つ。

それをあざ笑うかのように2機は回避する。

でも、それが狙い。

 

2機が別れた隙を狙って集がブーツヴォイドを使って急加速し、金色のISに肉薄する。

それを助けるように『サイレント・ゼフィルス』がライフルを向ける。

 

「させない…っ!」

 

瞬間加速を使って『サイレント・ゼフィルス』の前に出ながらバスターブレードで斬りつける。

 

「っ!」

 

『サイレント・ゼフィルス』はとっさにナイフを取り出し、ガードする。

その瞬間にがら空きとなった左脇を蹴り当てる。

『サイレント・ゼフィルス』はすぐに態勢を立て直し、6機のビットを射出する。

セシリアと違い、ビットを操作しながらも自分はライフルで撃ってくる。

 

「行って、ビット!」

負けじとこちらも2機のビットを打ち出す。

ビットは互いに牽制しながら交差する。

それでも止められるのは2機。残りの4機がこちらに向かって撃ってくる。

 

「クッ!」

 

回避し、ブレードで弾く。

そして隙を縫ってライフル弾を撃つ

そんな応酬が続く。

でも、こちらが近接メインの機体に対して『サイレント・ゼフィルス』は射撃メイン。

この状況はどう見てもこちらが不利だった。

 

 

(…このままじゃジリ貧。だったら別の手段!)

 

すぐにブレードからデュアルハンドガンに切り替え、突進する。

ビットが当然撃ってくるけど、それを狙っていた。

 

「フッ!」

 

腰のスラスターを前面に向かせ、無理やり機動を変えてビームを避ける。

そして、そのままスラスターを操作して背面飛行しながらデュアルで撃ってきた2機に向けて銃弾を放つ。

弾丸は寸分違わずビットの銃口に向かい、破壊する…でも、そのビットは違った。

普通より大きな爆発が起こり、爆風が当たる。

 

「うああああああああっ!」

(っ!?爆薬内蔵型のビット!?)

 

その威力から自爆も攻撃前提のビットだと知る。

相手もそれをバレたと知ってか、残り2機を特攻するように向けてくる。

 

(至近距離じゃ自爆されて当たる…っ!このままじゃ…!)

 

迫るビット、当たるの覚悟で身構える。

でも、それは当たらなかった。

 

(…?)

 

ビットは引き返し、敵機2機が射撃武器でこちら側に弾をばら撒いてくる。

 

『ゴメン!仕留められなかった!』

 

集がそう言いながらシールドヴォイドで弾を防いでくれる。

集でさえ、仕留め切れなかった敵。

それはかなりの手練ということ。

 

そして、山田先生の通信がさらなる状況悪化を知らせる。

 

『っ!織斑班、壊滅!各機共に戦闘続行不能!福音がそちらに向かっています!』




次のEGOISTライブは香港だそうで…。
行けねえ…orz

でも、年末のライブは楽しかったなぁ…
BRSとか良かったです。
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