インフィニット・ストラトス-落ちてきた歌姫-   作:シャムロック

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おまたせしました。

またかなり間が空いてしまった(白目)
エタった訳ではないのです…EGOISTライブがあったのと戦闘立ち回りが思いつかなかったのです(言い訳)

まあ、戦闘はひとまず落ち着いたので次回からは日常とギルクラ要素の話が主体になると思います

リローデッド早くフル聴きたい…


21:ヴォイド

一夏side

 

「く…そっ…っ!」

「一夏さん!今動くのは無理です!」

「だけど…このままじゃあの二人まで…!」

 

俺たちの班は壊滅的だった。

箒のISによって白色を運び、零落白夜によって叩き落とす短期決戦。

それでケリをつけるつもりだった。

だけど、箒のスラスター制御が接敵直前で崩れ、零落白夜の太刀筋は福音に当たることが無かった。

その後はもう一方的な蹂躙。

援護にシャル達が来てくれたけど、驚異的なスピード、反応速度の前に無意味だった。

速度に機体を見失い、捉えて撃っても避けられる。そして死角から攻められ、落とされていった。

今はまだかろうじて飛行可能なセシリアに肩を貸して浮かんでいる。俺のシールドエネルギーはISを展開維持するだけしか残ってない。

どうにかしていのりさん達の方へ向かおうとしても、機体は既に限界でどうしようもなく、只々見てるだけしか出来なかった。

 

だけど、そんな時いのりさん達の方角に光の柱が伸びた。

 

「なんだ…!?」

 

最初は福音の機能かと思った。あんな兵装や性能だ。光の柱を伸ばすことをやっても不思議じゃなかった。

だけど、その光が少し紫を帯びていたことで確信した。あれは、いのりさんのだと。

その光を見てるうちに段々意識が遠のき、視界は閉ざされていった。

 

 

せめて……あの二人が無事に帰ってくるよう願いながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いのりside

 

集が大剣で福音に斬りかかり、私がストライクハート(涯の銃)で退路を制限して援護する。

当然、他の2機がさせないとビットや炎を纏った鞭で割り込む。

 

「甘い…!」

 

足元にヴォイドの円陣を出して上に飛び上がり、攻撃を回避しながら姿勢を下へ向け、円陣を出して足場にし、スラスターの加速と共に福音めがけて突撃する。弾丸の様に加速されたロストクラウンに福音は反応を示して反転するも大剣は背部スラスターの左翼を断ち切る。

 

「…!」

「なんだ…!?さっきとスピードが違う!?」

「不味いわね…エム、目標Sを回収、離脱。再優先よ!」

「了解」

 

サイレント・ゼフィルスが福音に接触しようと加速し始める。

でも、させない!

 

「加速…っ!」

「なに…!?」

 

フリーダムソール(綾瀬の足)と最大出力のスラスターでサイレント・ゼフィルスの前に立ちはだかる。敵からすれば瞬時加速(イグニッションブースト)を使ったかに見えると思う。

 

「どけっ!」

「行かせない!」

 

サイレント・ゼフィルスが近接用のナイフシースで斬りつけるがハートカットシザー(八尋のハサミ)で受け止め、同時にナイフの威力・耐久をダウンさせて断ち切る。

 

「なんだと!?」

「はあああああっ!」

 

切ったハサミをそのままサイレント・ゼフィルスに突き出し、IS自体を無力化させようとするが、咄嗟に手刀で弾くとそのまま後退する。

 

「スコール!」

「仕方ないわね…行くわよ」

 

後方に控えていたISがこっちに瞬時加速で接近し、火球を撃とうとする。

それをレイディガード(亞里沙の盾)で守る…それが間違いであったのがその後に分かった。

 

「終わりだ」

「っ!」

 

同じように瞬時加速で脇に接近したサイレント・ゼフィルスが銃剣をこちらに突き出そうとする。

盾を展開しようとして両腕を突き出していた私にそれを防ぐ術は無い。

やられると思った。

 

でも、銀色の風がそれを吹き飛ばした。

 

「いのり!」

「集!」

 

後退しつつ後ろを見ると動きを止めた福音を抱えたロストクラウン…集が居た。

 

「こっちは福音を確保した。後は、あの2機だけだ」

「クソッ!スコール、どうする!」

「ここは下がるしかないようね……あなた達、覚えてなさい。いつか、借りは返させてもわうわ」

 

そう言って、敵は撤退を始める。

でも…そうはさせない!

 

「集!」

「分かってる!」

 

集の使ってた大剣を私が持つ。

体験を横に構え、敵機に狙いをつけて集中する。

これは普通の兵器じゃない。

この剣は私のココロ。

その刃はまっすぐにそのモノを貫く。

だから…届いて!

 

「はあああああっ!」

 

横一文字に振りぬいた大剣から銀色に輝く刃が放たれ、敵ISに向かって飛んでゆく。

それに気づいた敵機は回避するけど、もう遅い。

刃はサイレント・ゼフィルスの左翼スラスター、金色ISの尻尾を刈り取っていく。

それでも敵は飛行を止めず、飛び去っていくが暫くの間は作戦行動は取れなくなったと思う。

 

「これで……良いよね、集。」

「いのりがそう思うなら、それが最善さ。帰ろう……いのり。」

「…うん」

 

そして私たちは、福音を抱えて帰還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、あの後は福音を引き渡すと即時IS学園への帰還が生徒に言い渡された。

一夏たちの手当と、ISの実戦投入という事態を鑑みた措置というのが表向き。

でも、それ以外にも福音の件や集のIS『ロストクラウン』や『紅椿』の加入というのもあるだろう。

束博士による番号外のISコアによる第四世代…もしくはそれ以上の機体がIS学園下に。

それは国際的にデリケートな問題となるだろう。

一機で師団規模の軍と渡り合える性能を持つIS。

それが唯でさえ多くあるIS学園に既存のISを凌駕する機体が多く入れば世界は危惧するだろう。

 

 

 

 

IS学園という世界最強の国が成立しかねないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく出てきたか…桜満集。ドイツから送られたアレを使うのも、そう遠く無いな…」

 

誰も居ない、何もない空間。

部屋、といえる要素が何もなく空間だけが存在するその世界で男はつぶやく。

そうして振り向くと、一つの生体ポッドが浮かんでいる。

栗色の髪を揺らして眠るその個体は胴体に紫の結晶を付着させながら浮かぶ。

そして一際多く泡を出しながら無意識に言葉に反応した。

 

 

『……集。』

 

 

 

 

 

 

 

 




ライブにいくたび思いますね、まだいのりは生きているんだって
そのたびに執筆欲が出るのですが、それと速度は比例しませんが(白目)

いつかいのり生存ルートでリメイクされることを期待しつつ、のんびり書いていこうと思います。(出なくても自分で書いて自己満足させる気がガがg)

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