インフィニット・ストラトス-落ちてきた歌姫-   作:シャムロック

6 / 28
この投稿でアンケートを締め切ります。

結果は集介入ルートとなりました。

次回より集サイドの描写をいれていく予定です。


6:コアの謎

翌日のSHR。

 

「では、クラス代表は織斑君、副代表は楪さんに決定しました!」

 

「なん…だと…!?」

 

目の前の黒板にはデカデカとその事実が書かれており、一夏は愕然とする。

 

「なんでだよ!? 楪さんにも負けたのにどうして俺が!?」

 

因みにあの後、行われた一夏vsセシリアはセシリアの勝利だった。

私の近接戦が生きたのかセシリアはビットを上手く使って接近を許さず、徐々に削って勝利した。

 

「私と楪さんが辞退したからですわ」

 

セシリアが立ち、一夏に言う。

 

「私が勝つのは経験の差と、先の模擬戦で接近戦のノウハウを掴んだからですわ。

そうなれば勝敗は明白。

故に、貴方を専用機持ちとして鍛えるため、辞退しましたわ」

 

「因みに、楪が副代表としてお前をサポートするそうだ。」

 

そこで織斑先生が入ってきて補足する。

 

「さて、今日は実機訓練を行う。

各自、ISスーツに着替えて第2アリーナに集合。以上だ。」

 

 

 

 

 

第2アリーナ

 

1組の生徒は全員ISスーツで集合し、待っていた。

 

目の前には複数の訓練用IS『打鉄』が鎮座している。

 

そこに織斑先生が現れた。

 

「さて、今日はまず専用機持ちによる急上昇及び急降下からの完全停止をやってもらう。

 

織斑、楪、オルコット、ISを展開しろ。」

 

「「「はい」」」

 

すぐに私とセシリアはISを展開する。

 

展開が終わった時、一夏はまだ展開できていなかった。

 

「遅いぞ。他の専用機持ちは1秒足らずで展開するのだぞ。」

 

「っ!白式!」

 

ようやく展開が成功し、白式が展開される。

 

「よし、まずは適当な高度までフルスロットルで上昇しろ。」

 

「「「はい」」」

 

そして私達は飛翔する。

 

 

 

最大加速で上昇した際、一番速いのはスピード特化の私。

その次にセシリア、織斑と続く。

 

『織斑、スピードが上がっていないぞ。

楪のISはともかく、スペック上ではオルコット機より上だ。』

 

「んなこと言われたって……加速のイメージが上手く……」

 

「イメージは所詮イメージ。

自分なりのやり方が一番ですわ。」

 

「じゃあセシリアが教えてくれよ。」

 

「PICの重力制御理論から始めますがよろしくて?」

 

「勘弁してくれ……楪はどうやってんだ?」

 

「え…と…感覚?」

 

「参考にならねえよ……」

 

そんな事を言いながら高度を上げてゆく。

 

 

学園の塔と同じぐらいまで到達すると通信が入る。

 

『よし、今度は急降下からの完全停止だ。

目標は10cm。始めろ。』

 

「では私から行きますわね。」

 

そう言ってセシリアが落ちてゆく。

 

ハイパーセンサーの望遠で見ると見事に停止しているのが見えた。

 

『8センチ。いいだろう。

次、楪。』

 

「はい」

 

返事をして降下を始める。

すぐに加速が始まり、猛スピードで降下する。

 

 

加速し、迫る地面。

それを見ているとGHQ収監所での事を思い出す。

 

『集……』

 

『いのり……もう一度…君を信じていいかな?』

 

あの時言っていた集の言葉。

私は、全てを覚えてる。

あの時から、私の心は集で一杯。

でも…今はあの時みたいに寒くはない。

 

集が無事だから?

そんな確証も無いことにすがっている私は……。

 

 

「2センチ。見事だ。」

 

気が付くと既に地上にいた。

無意識に停止動作をやっていたみたい。

 

 

「次、織斑。」

 

『はい!』

 

元気に返事をすると、降下に入る。

その元気を具現化したみたいな早さで。

 

 

 

その時、アリーナにクレーターが出来た。

 

「馬鹿者。誰がクレーターを作れと言った。」

 

「い…ってて……」

 

織斑がクレーターの中心で伸びていた。

 

「やれやれ……次は「ちーーーーちゃーーーーーーん!!」はぁ……」

 

織斑先生が言おうとした矢先、誰かの声が響く。

そして上空から、巨大な人参……いや、人参型のメカ?が落ちてきた。

 

そして、その扉?が開くと

 

「はーい!元気一杯ニコニコ一杯!束さんだよ~!」

 

フリフリの服を着た人が出て来た。

 

「ちーちゃん、会いたかっフゴッ!?」

 

織斑先生に飛びついた束という人がアイアンクローで捕まる。

 

「時と場所を考えろ馬鹿者。」

 

「いや~、ちーちゃんのアイアンクローは強烈だね~」

 

……それでも普通に会話してる辺り、只者じゃないのは分かった。

 

「はぁ……楪、ちょっと来い。」

 

そんな中、織斑先生に呼ばれた。

 

「紹介する。篠ノ之束だ。お前のIS解析をするため呼んだ。」

 

「はぁ~い。いーちゃん。束さんって呼んでね~!」

 

「他の者は訓練に戻れ。時間になったらISを片付けて終了だ。

オルコット、後は頼んだ。織斑にクレーターの始末をさせておけ。」

 

「分かりました。」

 

 

 

 

 

整備室

 

「さ~てさて、いーちゃんのISを見ましょうか!」

 

「えっと……」

 

ワキワキしている束さんにどうすればいいか困っていると、

 

「大丈夫だ。こんな変態だが、これでもISの開発者だからな。」

 

って言ってくれた。

 

「じゃあ、ISを展開して整備台に置いてね。

そしたら私がやっておくから~」

 

「はい」

 

言われた通り、ISを整備台に置いておく。

すると、束さんは物凄い速度でコンソールを展開、処理を始めた。

 

「ふんふん、拡張領域がちょっと特殊になってて……」

 

何か色々言っていたけど、突然、束さんの様子が変わった。

 

「何これ……こんなの私はプログラムしていない!」

 

「どうした、束。」

 

「んーとね、束さんが作ったISコアには進化するための思考ルーチンを組んでいるんだよ……それも人間に近い思考パターンでね。」

 

「で、それがどうした?」

 

「そのプログラムは束さんにしかいじれない領域の一番奥に閉まってあるんだけど、そこが開けないの。」

 

「……なんだと?」

 

「思考のログも束さんが組んだような思考していないし、何か変異してるみたい。」

 

「楪への影響は?」

 

「んー……現状、搭乗者に影響するような動きは無いし、大丈夫だよ~」

 

「……他に変わった事は?」

 

「拡張領域の性質がさっきのプログラムのせいか、変わっていてね。

重火器は積めない仕様になっていたよ。」

 

「……妙だな。」

 

「うん。すっごく妙。

束さん、久々に燃えてきちゃった!」

 

「とりあえず束、詳しい解析を頼む。」

 

「りょーかい!じゃあ、このデータは束さんハウスでじっくり調べるね~!」

 

そして文字通り、脱兎のごとく行ってしまった。

 

「……楪。」

 

「はい」

 

「現状、ISに乗っているのは許可するが……もし、危険を感じたらすぐに報告しろ。いいな?」

 

「分かりました。」

 

そして私と織斑先生はアリーナに戻っていく。

 

 

 

 

 

_________________________________________

 

 

「……イヴ。ようやく見つけました。」

 

何処か、人には見えない空間で誰かがつぶやく。

 

「貴女の使命と意思。共に果たすまで、その力を貯め続けなさい……」

 

そして誰かはその気配を消した。

 

 





ご意見ご感想お待ちしています。



ここから筆者のスペース
英語のテストなんて嫌だぁぁぁあ……

必修科目じゃなきゃどんなに楽か……

あと5日で艦これイベ始まりますし、乗り切って先日ケッコンした嫁の陸奥と突破したいです。

いのり「嫁……?」

あ、いのりさん。
大丈夫です、最大の嫁は貴女で(血で読めない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。