(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?チェンジで   作:カニバルキャンディー

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ジョジョ立ちお嬢様

 

 プレゼント・マイクの紹介によりそれぞれがリングに上がる。

 

『やって来たぞ!トリックスターにして紅一点!その腕力なんだよ!?ヒーロー科!時飛 紅音!』

拳を突き上げ観客の歓声に答える、このBEST4の中で唯一の女性、見た目と性格のギャップにやられた観客も多いのだ。

 

『こちらは今回のヒール枠か!?暴風のようなその精神!一波乱期待してるぜ!ヒーロー科!爆豪 勝己!』

こちらは何もせず紅音をじっと見据える、いつもとは違く不自然なほど大人しく、まるで導火線に火がついていない爆弾のように。

 

「やっほ!爆竹野郎、負けた時のセリフ考えとけよ」

「ほざいてろクソピンク、テメェは俺がぶっ殺すッ」

お互いに軽口を叩き一人は楽しげに笑い向かい合うもう一人は忌々しそうに睨みつける

 

     『第2試合START!

 

 お互いに全力で前に飛ぶッ!それぞれで右腕で相手の顔面をぶん殴るがッ!

紅音は未来を読んで首を傾げて躱し、爆豪は騎馬戦の時の感覚と類まれなセンスで予想してギリギリで躱す

 

『おおっと!?お互いバチバチの殴り合いだ!?お前らそんなキャラか!?』

「キング・クリムゾンッ!」

 

 爆豪が爆破の個性を使う前に世界を赤く染めあげる

時間軸をずらして1歩だけ離れ左肘で顎を狙う、通常なら反応出来ない、そもそも認知すら出来ない世界からの攻撃だが、爆豪は自分事爆破する事によりそれを解決するッ!

 

 紅音は後ろに大きく吹き飛びながらも空中で態勢を整え場外ギリギリの地面に着地して、右腕のスタンドを地面に突き立て場外を回避する。

 

「ぐぁ!んふふ!まさかまさか!正気か!」

「テメェは遠距離攻撃を持ってねぇ!だから俺に近づかなきゃならねぇ!なら俺ごと爆破しちまえばテメェもダメージは食らう!」

 

お互いに爆破のダメージでボロボロになるが好戦的に頬をつり上げる

「なるほど!血潮が踊るね!ならこういうのはどう?」

 

 ステージに突き立てたスタンドを引き抜くと拳大の瓦礫が握られている、他人からは瓦礫が一人でに浮いているように見えるであろうッ!

それを全力で爆豪に投げつけるッ!もちろんかなりの速度が出て当たれば骨は砕けるがこんな雑な投擲簡単に爆破されるか躱されるだろう!

 

だがッ!少しでもこの少女から意識を外せばどうなるかなんて今までも試合を見れば一目瞭然ッ!

 

「ちっ!うざってぇなぁ!」

前方に大きく爆破ッ!それによって瓦礫は粉々になり爆煙で視界は塞がるがそんなことは問題ではないッ!

「問題は私なんだよねぇ!」

 

 爆豪の後ろからほぼ手加減抜きのキング・クリムゾンの右腕がストレートに迫るッ!

ご丁寧に見えている本体は手刀を上から下に振り下ろすッ!

 

しかし爆豪は冷静に手の平を外に向け爆発ッ!その勢いを利用して迫り来る見えない剛腕に凄まじい勢いの蹴りを爆豪は叩き込むッ!

 

だがッ!爆豪は勘違いをしていた!あの騎馬戦の時の攻防が見えない剛腕の本気の力なのだとッ!それは違ったッ!

紅音思った!取ったッ!少なくとも足の骨はバラバラに砕けてしまうとッ!

 お互いに誤算がひとつ会ったのだッ!爆豪は剛腕の破壊力!紅音はこの世界の住人の丈夫さをッ!

結果!お互いに場外ギリギリに吹き飛びかなりのダメージを食らうッ!

 

「うぐぅ!冗談きついんじゃぁないの?見えない剛腕を対処しただけじゃなくて、本体の私にまでダメージ与えるとはなッ!」

「テメェ…!騎馬戦の時は本気じゃなかったって事かよ!だが!テメェみたいな小賢しい考えは読めてんだよ…!」

 

 爆豪は足の骨にヒビが入り自分の爆風によりそこそこズタボロ

紅音は右腕が変色し重度の打撲傷が出来ており、苦痛で顔を歪めている

 

『お互いに大ダメージだ!ここまでほぼ無傷だった時飛に余裕で勝ち進んできた爆豪!まだまだ試合は分からなくなってきたぞ!お前らいい試合してんじゃん!』

 

「俺が取んのは完膚無きまでの1位だ!…テメェなんぞに躓いてられるか!」

「やれもしないことをピーピー抜かしてんじゃねえぞ!オラ!殺ってみろ!私を取れるか!?」

 

お互いに凶悪な笑顔を相手に向ける、内心どう思ってるかそれは本人達にしかわからないが

爆豪はヒビの入った足を気にしていないように走り出し、爆風を利用して高く飛ぶッ!

ボンッ!ボンッ!とタイミングよく空中で爆破を繰り返し恐ろしいほどの高速回転を産みだすッ!

触れればタタでは済まないだろう!

 

 だが彼は無意識の内に信じてるッ!コイツなら耐えられるだろうッ!反撃してくるだろうッ!

だが勝つのは俺だとッ!!

 

一方紅音は低く構え集中力を限界まで上げる、タイミングが重要だ、奴の攻撃が当たる瞬間に勝負を決める、私の世界に引き込めと、瞬き1つ呼吸一回思考の速度さえ邪魔に思えるほどの集中力感覚を研ぎ澄ませ、迫り来る榴弾砲を見据える

 

        さぁ!激突の時ッ!

 

「ハウザー!インパクトォ!」

 直後爆音ッ!爆豪という名の榴弾が地面に激突し、紅音事、その周辺を吹き飛ばすッ!

爆煙が当たりを覆い隠しよろよろと攻撃の反動で倒れていた爆豪は立ち上がる。

 

「はぁはぁ…どうだ…!俺の勝ち…だ…?」

爆豪が顔も上げると見えるのは真っ赤な空に呆然と立つ自分の後ろ姿…!?

 

「なんだ…こりゃ、あいつは俺か?…クソピンクの個性か…?どこいったアイツ!?」

「はぁ…はぁ…!今見た自分は数秒後のお前の姿だ…!私の勝ちだ…!」

 

美しい髪の毛を血に染め幽鬼のような姿になりながらもそれを気にした様子もなく紅音は爆豪の前に歩いてくる。

普段では見えないはずの第三の腕!即ちスタンドの腕がくっきりと爆豪に見えているッ!

 

「いい腕だろッ!私の切り札だッ!そして済まないッ!この技はまだ私でも制御出来ん、さっさと終わらせてやろう…!」

 

キング・クリムゾンの全力で手刀を振り下ろすッ!

 

─────────────────────────────────────────

 

『おいおい!2人とも何処いった!?爆風でどっかに飛んでいきやがったか!?』

『いや…これは時飛の個性に巻き込んだか?最後の最後でカウンター狙いに行ったのか?あれを前にして…なんて度胸してる』

その直後何も無い空間から爆豪が現れ倒れ込み、そのすぐ横に紅音が血まみれで現れる。

 

「勝ったぞオラァァァ!!」

拳を突き上げ空に吠える!

 

「爆豪君ノックアウト!勝者!時飛さん!」

観客から賞賛の雨が降ってくる、その感性に答えながら紅音は倒れ込みリカバリーガールの元に運ばれる。

 

 

 目が覚めたら知ってる天井だった、てかここ保健室か?

「死ぬかと思ったぁ……あの威力人に向けるもんじゃないでしょ…」

「テメェの最後の一撃も人に向ける威力じゃねぇよ、てかなんでお前と隣なんだよ」

「知らんわ、場所が空いてないだけだろ…」

「そォかよ…」

 

なんか隣で爆豪が寝てたわ、めっちゃ気まずい、煽り合いはそこそこしてるけど普通に話したことほとんど無かったわ!っべー!どうするよこれ!リカバリーガール!早く来てくれぇ!

気まずい空気に耐えていると爆豪がポツポツと話し始めた。

 

「おいクソピンク、テメェ…あれは本気だったか」

「当たり前でしょ、あんなに楽しくて、心が躍って普段見せないような切り札まで見せて、正直次の試合どうするのってくらいボロボロになっても後悔もしてないぐらい本気で行ったよ」

 

ならいいと一言逆側を向いて爆豪はふて寝してしまった…もっとお話しない…?親睦を深めようよ、緑谷君でも誘って今度スタバでもみんなで行くか…?

 

「なかなか青春ね」

「うひゃぁ!?」

 

いつの間にかリカバリーガールが私の横に座ってた、ちょっとどこから現れたの!?私とか爆豪に気づかれず現れるなんどんだけ!? ちょっとチビりそう!

 

「ほら、倒れてるうちに怪我の回復は済ませておいたよ、輸血もしたしそこまで酷くないし次の試合も頑張るんだよ!」

「ウッス!じゃあ私そろそろ行きますんで!」

 

バタバタと次の試合に向けて臨時保健室を出ていく!よっしゃ!次も勝っちゃうもね!

 

 

 

「もうあの子行ったよ、何時までふて寝してるの」

「うるせぇババア」

「まだまだ現役だよ!」

「いてぇ!?」

 

────────────────────────────────────────────

 

 

 

 「ノックしてもしもーし、って言っても私の控え室だか私しかいないけどにゃ!」

「お前一人でもそのテンションなのか」

「うぇぇ!?何で轟君がここに居るの!?あ!ここ2番か!やってしまったよ!」

 

 机に座り少し頬を付きながらこちらをちらりと見る轟君、いいね!イケメンだとそんな仕草も絵になるね!

 

別に仲悪くないしここで休憩していこ、向こう微妙に遠いし、ツッコミ入れられたら帰ればいいや。

勝手に椅子に座り、お菓子の袋を開けて食べ始める

しばらく無言の空気が流れる。

私に興味なんてないという風に別に次の相手が私じゃなくて爆豪でも常闇君でも三奈ちゃんでも別に関係ないという風に、実は私はこの手の視線に敏感なのですよ、今世孤児だからね前世?も会社員だったし人の視線にも敏感だ

 

だから気に入らねぇ

 

「あの…なんかツッコミ入れてよ…さすがに無反応だと堪えるけど…」

「あ?あぁ、いや…別に俺は気にしねぇけど…なんか言った方が良かったか?」

「いや別に…これから戦う相手なんだからピリピリした雰囲気出しといた方がいいかなって思ったけど気にしてないなら良いや!」

 

 そうかと一言呟いたきり黙ってしまった…

コミュタイム行くか!そういえば聞きたいことあったわ。

 

「ねぇ、言いずらいことなら言わなくてもいいけどさ、なんで左手の炎使わないの?」

「的確に空気読めねぇこと聞いてくんだなお前は」

「だって知りたいじゃん?滅茶苦茶強力な炎っていう個性持っていながら緑谷君と戦った時だけじゃん使ったの」

イラッとした様な視線をこちらに向けてこちらを睨む、大丈夫、私も大分頭にキてる。

 

「自分の好奇心で触れられたくねぇところ触ってんじゃねぇよ」

「事情なんて知らないし家庭の事情だからこれ以上聞かないけどいいじゃん父親の個性なんだから誇らしげに使っていこうよ」

「事情知らねぇなら勝手な事言うんじゃねぇよ…!」

 

「じゃあ、私を見ろ、私は爆豪との戦いが楽しかった!今この瞬間死んでしまってもいいと思うくらい楽しかったんだッ!奴の宣言を正面から打ち砕きッ!私の我を押し通す喜びッ!奴も心の何処かで同じ気持ちになってるだろうッ!だがッ!お前はどうだッ!?楽しいか?心が踊るかのッ?!私を殺してでも叶えたい夢はあるのかッ!」

 

「後でその答えを教えてね?」

手を振り控え室を後にする、やば…ちょっと頭に血が上ったかも…一方的に言ってしまった…けどムカつくのはムカつく

 

 

紅音が控室から出た後に誰にも聞こえずにぽつり一人呟く

 

「俺だってわかんねぇよ…」

 

バトル続きなので小休憩として日常が

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