(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?チェンジで   作:カニバルキャンディー

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今回ちょっと罵声が多めです、不快に思われたら申し訳ございません。


HはHでもHellの方

 

『雄英高校体育祭もいよいよラスト!1年の頂点が今!決まる!決勝戦!』

 

『ヒーロー科 轟焦凍!VSヒーロー科 時飛 紅音!』

  

            『今!』

 

           『START!』

 

 直後氷が迫る、逃げ場などありはしないッ!

ステージの半分が凍りつき観客の歓声も凍りつく、轟も白い息を口から吐き正面を見すえる

 

「やっば、これかき氷にしたら何個分ぐらいになると思う?」

 

 ひょっこりと後ろから何も無いかのように現れ轟の頬を人差し指で突っつく。

弾かれたように轟が跳ね逃げるが

追撃する絶好の機会なのに何故か紅音は動かず見惚れてしまいそうなほど、美しく笑みを浮かべて余裕そうに手を振る。

その笑みから優しさだけを取り除き尋ねる。

 

「手を抜きやがったな?舐めてんのか?攻め方がさっきからワンパターンだぞ?」

「…俺は本気で凍らせようと思った」

「嘘だね」

 

一瞬も目を離していないのにいつの間にか姿が消えていて轟の背後に現れゲラゲラと笑いながら全力でヤクザキック!

 

「アハハ!ならなんでこれに反応出来ないんだ?最初の訓練の時ならいざ知らず、私の個性を知っているはずだ、仮にもお前に土を付けた相手だ、戦い方の研究位するだろ、それともしないぐらい眼中に無いのか?」

「─ッ!?」

「あぁ?私を見てねぇくせによォ?左を使え炎で私を燃やしてみろッ!この」

 

 走る初動を消し飛ばし轟に迫る、強者にのみ許された動作を予測する権利を奪うのだッ!

気が付いた時にはもう彼女は目の前まで迫っているッ! 

 

「クソ!」

即座に氷を尖らせ、向かわせ、凍らせようとするが紅音は慌てず冷静に正面から迫り来る氷を構えた腕にキング・クリムゾンを上に重ね、拳によってぶん殴り砕くッ!緑谷程では無いが、彼女も何の変哲もない迫ってくる氷ぐらいなら正面からぶち抜ける者を持っているのだッ!

 

キラキラと美しく氷の粒が幻想的に舞う中、詰まらなさそうに腰に手を当てやれやれと大袈裟なポーズを取る、ここまで言ってもここまで言動してもこいつは本気を出さないのかとッ!ならばもう用はないッ!彼女が好きなのは心が躍る戦いなのだからッ!

 

「んで?ここまで女の子コケにされてまだ本気を出さないのか?拍子抜けだにゃ?そろそろ終わらせるかッ!ほら、ゆっくり行くからちゃんと反応しろよ?」

「言いたい放題言いやがって…!」

 

『なんか…おかしくね?俺はてっきりさっきの戦いみたいに殴り合いをするって思ってたんだが時飛の奴が煽ってるだけだぜ?』

 

『時飛の方は殴り合いしたいみたいだがな、轟の方は時飛の個性のせいで範囲攻撃が上手く使えないし近距離は見る限り勝てるか分からない、一方時飛は轟に触れられたり炎を使われたら時と飛ばしてもダメージは受ける、膠着状態になってるって訳だ…まぁ、それ以外にもあると思うがな、お互いに』

 

 「かかってこいッ!私を倒すっていうのは嘘か!?それとも皆が居る時に格好つけたくて虚勢でも張ったかッ!?」

「テメェ…俺だって…俺だってな…!」

「あぁ!?なんだ!お前の思惑なんてどうでもいい!私たちは全力で勝ちたくて!全力の相手を叩き潰したくて!誰もが本気で心躍る戦いをしてるんだよッ!覚悟が無い奴がここに立つんじゃァないッ!全員に失礼だッ!もうテメェここから引きずりおろしてやるよ!」

 

初動を消し去り再び走る、全力で走りこいつの顔面を陥没させさっさと終わらせようとッ!こいつは強いが誰よりも弱いッ!三奈よりもッ!常闇よりもッ!爆轟よりもッ!この戦いに出てる誰よりも心が弱いッ!

 

だが聞こえるッ遠くから声が聞こえる声援の声だ!轟君頑張れ!負けるな轟君!と誰かが叫ぶ!君は強いと!真っ赤に染まる世界ですらはっきりと聞こえるッ!魂が籠った声援ッ!震えるッ!

 

顔つきがはっきりと変わった

熱がその場を支配していく…熱く熱く燃え滾るッ!轟の左目から爆炎が上がるッ左側から炎が溢れ零れ落ちるッ!

 

 来るのだッ!緑谷との戦いの時のアレがッ!使われたら恐らく私は負けるだろうッ!だからどうした今から行くから私をぶっ殺してみろッ!

出来なければ私がお前をぶっ殺す!

 

赤い世界が解除され轟の目の前に拳を振りかぶりながら現れるッ!さぁこい!しかし!

最悪な結果になる、轟は炎を消してしまったのだ、だが紅音の拳は止まらない止まるはずがない、もう放たれてしまっているのだからッ!

 

だから無理やり逸らすッ!

もう一度時を消し飛ばし、短時間に何度もマックス時間、飛ばすのは体に相当負担がかかるがだからどうしたッ!?

轟をすり抜けあまりの威力に右肩に激痛が走るが気ににも留めない!

勢いのまま床に転び身体中を汚しながら立ち上がり胸ぐらを掴む

 

「轟、テメェ、何のつもりだ!炎を消すなんて!?」

「わりぃ…俺は…クソ…」

 

「悪いもクソもねぇんだよ!?お前は私の【期待】を裏切ったッ!ええ!?どうす「焦凍ォ!なぜ消した!」「あぁ?」

 

「お前の炎を使えばその小娘如き燃やし尽くせるだろう!その障害ごと燃やし尽くしてしまえ!」

 

叫ぶ、親の期待を、叫ぶ、親を越えろと、叫ぶ、お前はNo.1になる男だと

だから彼女も叫ぶ、黙ってろッ!だからどうした!この瞬間は我々2人の者だ!オールマイトの物でも観客の物でもましてお前の物でも無いッ!観客に中指を立て怒鳴り散らすッ!

 

轟は考える戦った緑谷は不屈の闘志んで自分に戦いを挑んできて、手足を潰しながらも自分を貫き通した

 

 彼女はどうだ、自分が楽しむ為に本気を出せと身勝手な事を言うだが、誰もが今ある全てを出し切って戦い抜いて居るのにお前は半分も出して無く、期待を裏切ったと!正論も叩きつけてくる…ッ!

お前は何に縛られてる?この闘いは誰に見せるものだと…ッ!

目の前の尊敬すべき馬鹿が答えを言ってくれてんだろ…!

 

あぁそうだ、これは俺の戦いだ親父も母さんもオールマイトも関係ない…ッ!

今この瞬間だけはこのバカを見習って自分勝手になろう、バカになろう

 

 

 

 

そして何より…

 

 

 

「女にここまで言われてやり返さねぇのは男じゃねぇなぁ!?」

 

再び炎が灯る今度は消えない正しい炎だ

彼女は振り返り今度こそ裏切るなと笑いかける

 

それに答えるように轟が腕を振り炎が彼女を舐め包み込むが次の瞬間ッ!火が弾け飛ぶッ!

 

キング・クリムゾンの腕が吹き飛ばしたのだッ!

だかタダでは済まない、あちこちに火傷を追って、だが!なお!闘志は衰えないッ!

 

お互いに後ろに無言のまま弾かれたように飛び距離をとる

 

 さぁッ!激突ッ!

 

轟が氷で空気を一気に氷点下まで落とし込み次の瞬間炎でその空気を一気に熱するッ!その衝撃により、とてつもない爆風が生み出されるッ!

とても人に向けるべきでは無いものを彼女に向かって放つッ!

 

それに対し紅音は冷静に時を飛ばす、もう数秒しか飛ばせる程の体力しかないが十分だ、爆風すら超えれるか分からないだがッ!問題は無いッ!足りない分は気合いでカバーすればいいのだからッ!

 

紅い世界に足を踏み入れる

無音の世界、爆風が紅音を覆うが体をすり抜ける

1秒経過、全力で走り抜ける、一歩でも前にッ!数cmでも前に進むんだとッ!

 

2秒経過、その時点で世界は元に戻り爆風が彼女を飲み込む。さぁ、根気較べだッ!

 

 会場が静まり返り、爆風によりステージは半分ほど削り取られ黒煙が未だにステージを覆っている。

途中でセメントスの妨害が入ったがほとんどが意味をなさず、破片がちらばったのみだ。

慌てて緊急救命のロボットがステージに上がろうとしたその瞬間ッ!

黒煙を吹き飛ばし、頭から血を流し左腕は酷い火傷を作りながらも闘志は少しも衰えずッ!目を紅く光らせ壮絶に笑い紅音が飛び出すッ!

 

「アッハッハッ!まだまだ終わんねぇぞ!?第3ラウンドだッ!」

 

 そのままスタンドの拳を地面に打ち付け轟に飛びかかるッ!

だがッ!轟も油断などしていなかったのだ氷を使わずッ!ましてや炎など以ての外ッ!己の拳で紅音の顔面を殴り抜くッ!

その衝撃て玩具のように場外まで吹き飛び限界が来たのか気絶してしまう

 

「勝者轟君!よって優勝は轟焦凍君!」

 

爆音が上がる素晴らしい戦いだった!と観客が立ち上がり爆雷のような拍手をし轟焦凍を称える

 

尚ひっそりと倒れた紅音は回収されて居たのであった。

 

───────────────────────────────

 

『それでは!表彰式に移りたいと思います!』

 

 上から1位轟 焦凍!2位時飛 紅音!3位爆豪 勝己!同着飯田 天哉!

 

『飯田君は家庭の事情により早退してるのでまた今度ね!』

 

この中で1番ボロボロなのが女の子である紅音なのが少しだけ哀愁を誘うが…

火傷した箇所は包帯を巻いて頭にも巻いてある包帯は興奮してるのか少し血が滲んでる。ぶんぶんと嬉しそうに観客に手を振るが傍から見ても重症人である、爆豪も足に包帯こそ巻いているが既に治ってるため松葉杖すら着いていない。

 

めっっちゃ痛いけど楽しかったからオールOK!リカバリーガールに半泣きになるぐらい怒られたけどね…火傷は治りにくいらしい…跡残るんだって〜あんまり気にしないけどもヒーローやってたらよくある事でしょ!?って言ったらお説教が倍になったんだけども…

 

『メダル授与よ!今年、一年生にメダルを贈呈する人はもちろんこの人!!』

「HAーッHAHAHA!」

「私が!メダルを持ってき!『オールマイトォ!』

 

被ったわ…こんな大事な時なのに…ギャグ言って滑ったとかなら爆笑したのに

そのままちょっとあれな雰囲気なでオールマイトによるメダル授与が始まるゥ!

 

「爆豪少年、おめでとう!伏線は回収できなかったが君は強かったなぁ、個性も使い慣れてるし戦闘センスもある、だが単純にそれを上回る彼女が居た、その悔しさを忘れ無ければ君はさらに強くなれる!」

 

「当たり前だ…!あのクソピンクにも半分野郎にもアンタにも負けねぇNO1ヒーローになってやる…!」

ぎゅっと豊満な筋肉で爆豪を抱きしめ背中を撫で次に移る。

 

「時飛少女よ、おめでとう!君も強いなぁ!君の個性は強力だ、未来も完全な形で見れる上に時を飛ばす個性を発動している間は…私ですら感知できないだろう、だが、スリルジャンキーなのは感心しないぞ?それで身を滅ぼしてるのを何人も見ている…あと…あまりアルバイトはよくないと思うが…?」

 

最後のアルバイトの部分だけ耳元でぼそっと言われた…なんで知ってんの!?

まさか坪内さんから聞いたのか!?イヤ…あれは姉で通すことにしてるから大丈夫なはず…あそこ潰されるとほんとに金が無くなる!

 

「はい!けどこれは性分なので多分変えられないかもしれないです…すみません…あと…多分義理の姉と勘違いしてませんか?孤児院で仲良かったんですよ!」

 

「そ…そうなのかい?そんなはずはないと思うんだけど…ま、まぁいいか…」

そのまま手を広げぎゅっと抱きつこうとするが頭を撫でられただけで終わった…何故?!私もぎゅっとして欲しいんだけど!?めっちゃ手を広げてるしなんならキス顔もしてやろうか?!えぇ?!おら!私の体を堪能できるんだぞコノヤロウー!

 

ちなみに彼女はグラビアモデル顔負けのスタイルである、しかも服装もボロボロ…そんな彼女を抱きしめたりしたら炎上必須であろう、この世界もコンプライアンスには厳しいらしい。

 

「最後に轟少年!優勝おめでとう!最後の最後に左を全力で使ったのは、少しは悩みは吹っ切れたって事かな?」

 

「いいえ、まだ少し吹っ切れていません、けどあのバカを見て今この瞬間だけは親父も母さんも誰も関係なく俺自身のために戦ってみたいと思ったんです、緑谷戦でもきっかけを貰って…少しわかんなくなってしまいました、けど貴方が気にかける理由がわかった気がします、俺だけが吹っ切れただけじゃダメなんです、精算しなきゃ行けないモノが多すぎる」

「顔つきが最初と全く別物だ、今の君ならきっと精算できるよ、優勝おめでとうッ!」

強く強く抱き締め轟君も嬉しそうに笑みを浮かべる。

 

オールマイトが良いこと言ってる!できればバイトのくだりはなくて良かったと思うんだけど…!

 

「てな感じで最後に一言皆さんご唱和下さい!せーの!」

 

「プルスウルトラ!」

「お疲れ様でした!」

 

えぇ…最後までとことん外すなオールマイト…ズッコケものだよ…

 

バトル続きなので小休憩として日常が

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