(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?チェンジで 作:カニバルキャンディー
「よし…ここまでくれば流石に気づかれない…ッ!」
少し離れた所に移動し担いでいたジーニストを下ろし止血を始める
私が着ていた服を引きちぎりベストジーニストの引きちぎれた左足を縛りこれ以上血が流れないように処置をする。
クソッ!これだったら個別に止血のやり方でも教えて貰うんだったッ!私のやり方だと足が腐り落ちるぞッ!
「ジーニスト…大丈夫…!大丈夫ですよ…!こんな事態になってるんだ、直ぐに他のヒーローが来る…安心してください」
目が覚めない彼の残った手を強く握りしめる…微かに震えているのは血が足りなくて寒いのか、それとも私が震えているのか…
突如すさまじい轟音と硬いものが飛んで行ったような衝撃が辺りに響くッ!
「今度は何だッ!?オールマイトがあの趣味の悪い仮面をぶっ飛ばしたか!?」
んな事よりはよ戻らねぇと!
時間を消し飛ばしながら瓦礫の街を走る、さっきの衝撃で降り注ぐ瓦礫を擦り抜けながらひた走るッ!
一旦元の時間軸に戻り真っ赤な世界から色のある世界に戻る。
瓦礫を踏みしめさらに早く走る。
突如として女性の甲高い絶叫が鳴り響くッ!
「助けてッ!手が…!私の手が何処にもないの!?」
絶対に聞きたくない絶叫が耳に入ってきた…ああ!クソッ!
「大丈夫です!落ち着いてくださいッ!」
先生の教えを思い出せッ!
まずは安心させる、こういう時はショックで痛みなんて感じていない、パニックになって個性を使われたら周りを巻き込んで二次被害が起こるぞ!
それだけは避けなければッ!周りの人だけじゃなくてこの人自身も危険に陥る!
名前と血液型、住所を聞きだしている間に止血を完了!
止血用の布は残念なことにそこら辺に転がって居た仏さんから借りた
急いでジーニストが倒れている場所まで運びもう一度走るッ!
あぁ!もう!殺してくれって言われないだけましだけど結構きついんだからなッ!
死体なんて路地裏ですら見た事ないって言うのに!
その後ひたすらさっきの場所に向かって走る
耳に怨嗟の声が絡みつく
「おい!その腕俺のじゃないのか!?勝手に取るなよ!」
「ママ!ママ!イダイヨォ!わだじのがおがぐしゃぐしゃにィ…!」
「佐藤さん!どうしていきなり電気消すんですかぁ?あ!まさか停電!?でーだが吹っ飛んじゃァ」
「やだやだやだぁ!死にたくない!誰か助けてよォ!!」
「うひひひ!げひひ!うががが!…オェ…」
崩れた脳漿を踏み潰し両腕を両腕だったであろうものに抱きかかえ泣きながら歩く青年
綺麗だった顔を焼けこげさせながらそれでもなお狂ったように踊り続ける少女
誰か分からぬ残骸を愛おしそうに抱きしめ息絶えている老人
体中にガラスが突き刺さり臓物をまき散らしながら個性が暴走して暴れまわっている異形
何かが焼ける匂いが充満し、何かが腐り落ちる音が聞こえる。
此処は地獄だ
クソクソクソクソクソ!!!
私だってこんな民度の市民、大っ嫌いだ!だけどここまでしろって思ってないぞ!戦争でもやってんのか!?クソッたれがッ!!
やめろやめろ!地面を見るなッ!あの手はきっとマネキンだッ!!
足を止めるなッ!顔にかかったのはきっと雨だッ!
何も聞くなッ!自分の好きな音楽を思い出せッ!
喉奥から上がって来る吐瀉物をそこらへんに吐き捨て、なお走るッ
堪らず上を見上げ突如爆発音がする!その方向を見ると緑谷君、飯田君、切島君後居ないはずの爆豪が飛び立っていったッ!
やりやがるぜ!確かにあの手段ならこのクソみたいな地獄から安全に逃げ出せるって寸法だなッ!
所で轟と百ちゃんは何処行った?こっち側には来てないみたいだし…私が見えた限り三人しか見えなかったぞ?上に意識向けている間に市民とまぎれて逃げるって手筈か!?いいねぇ!
こんなのは見ない方がいい
なら私達の最初のミッションの爆豪救出も完了してるし…私もベストジーニストとさっきの人を担いで逃げるか?
お、今マウントレディが巨大化して飛び立とうとしたヴィランと激突したわ…やっぱり無事だったか…よかった…顔面強打してるけど脚取れちゃったベストジーニストよりマシか…?
さて私も逃げよ、ここに居たくねぇ…
しかしもう一度爆風ッ!キング・クリムゾンを地面に突き立て体勢を整える…あのクソマスク…好き勝手やりやがって…ッ!
安全の為エピタフを起動して未来を見る…何故かオールマイトの格好をした俊典さんと私があのマスクに立ち向かってる姿…
「なんで居るんだ…?だが!助けに行くかッ!」
見てしまったのだ行くしかないだろう
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「頬はこけ、目は窪み、貧相なトップヒーローだ!恥じるなよ!それがトゥルーフォーム。本当のキミなんだ」
あぁ?何言ってるんだ…?あのマスク野郎…俊典さんが本当のヒーローんなわけ…?いや違うな…彼は誰だ…?店の時の会話…妙にヴィランの事に詳しいそして何度も私の事を探りを入れていた…
つまり…知り合い…?いや待て、あの汚れてはいるが金髪…そしてオールマイトのコスチューム、緑谷君に聞いたことがある…オリジナルは少しだけデザインが違うと…
あぁ…有ったオリジナルにしかないワッペン…ッ!つまり
あの人はオールマイトだ
まてまてまてまて!思考を止めるなッ!そのことは後ででいいッ!少なくとも生きてここから脱出出来てからだッ!
瓦礫の中砂塵に紛れゆっくりと近づく…あの場所から連れ去るのは簡単だ…だけとあそこに行くまでに50m、一瞬だけ解除して次は全力で時を飛ばしてどれだけ進める…?
大の大人を背負って…?
行けるには行けるが…あのストーカー野郎が二度目を許してくれるほどお人よしか!?この惨状を起こした奴だぞ!?
砂塵が少し晴れる…見えてしまったのはオールマイトがかばい、瓦礫に挟まれた女性の姿…
嫌な事は後から後から訪れるっていうのは本当の事だなッ!
どうする…どうするッ!考えろ…!日本の宝であり英雄の名前を好きなだけ冠してるヒーローオールマイトか!
そこら辺に居た見知らぬ一般人ッ!
私なら助けられるッ!だが片方だけだッ!どうする!?どっちを行く!?
オールマイトならどうする!?
「アレ?おかしいなぁ!オールマイト…あははは!笑顔はどうした?」
いつの間にか砂塵が晴れ少し離れた距離に趣味の悪いマスク野郎は楽しそうに両手の親指を頬に当て笑ってそれはもう楽しそうに笑う
私の中の決定的な何かが切れた、もう後先考えるのは辞めだッ!
クソ野郎が、ぁあ?!悩んでた私が馬鹿見てぇじゃねぇか!そうだよこのタコをぶち殺せば全部終わりだってえの!
「君の生徒が居る!目の前で君を粉々にしてあげよう」
マスク野郎がオールマイトに向かい歩いてくる一歩、歩くごとに左腕が肥大化し人を殴るのに最適な形になっていく
「テメェこのスカタンッ!スカしてんじゃねぇぞ!ストーカー野郎ッ!」
私もゆっくりとマスクに向かって歩き出すオールマイトが驚いたようにこちらに振り向くが…ッ
敢えて挨拶しようッ!すれ違いざまにお店で会った時の様にッ!
「こんばんは俊典さん奇遇ですね?残念ながらお酒は出せないんです、用事が出来ちゃって、直ぐに終わらせますので…それではまたお店で待ってますね?」
「やはり君は…!」
軽く手を振って優しく微笑み横を通り過ぎる
手を伸ばされるが届かない、動ける程体力も残ってないんだろう
後ろから誰かの絶叫が響く
「筋骨バネ化」
「キング…クリムゾンッ」
「瞬発力×4」
「エピタフ」
「膂力…」
「させるわけねぇだろタコ」
キング・クリムゾンで時間を消し飛ばし顔面を殴り飛ばすッ!、手加減抜き!死に晒せッ!!
ギャゴンッ!と人体から出てはいけない音を立て首が吹き飛ぶ…?いや違うッ!
「酷いなぁ今のは普通の人間なら間違いなく死んでる一撃だ」
「正面からの不意打ちと言い…君こちら側の方が向いてるんじゃないかい?」
嫌になるぜッ!あの一撃私は確かに殺す気で殴ったッ!なのに効いた感じが全然しねぇ…!感覚も分厚いゴム殴ったみたいだ…ッ!
「だがもう…」
マスクが言い切る前に時間を飛ばし近くまでもう一度移動ッ!存在してるか分からないが人体の弱点は眼球ッ!親指を入れるなんてセコイ真似はしねぇ!
拳状に顔面を陥没させてやるよッ!
もう一度顔面を殴りぬけ後方にたたらを踏ませる…
「もう飽きた、子供の遊びに付き合ってられないな」
「子供の遊びに付き合うのは大人の義務じゃぁないか?」
異形だ…!コイツの拳の形…異形でしかない…ッ!巨大な右腕に見えるだけで鉄の部品や筋肉繊維が盛り上がっているッ!
中はもっと滅茶苦茶だろうッ!だがそれだけだッ!殴るだけなら私の脅威では無いッ!
どうする!?時間を飛ばして避けながら攻撃を与えていくか…?
無理だッ!
私が避けたら後ろに居るオールマイトが死ぬッ!その後ろの市民も死ぬッ!
あぁ怖い!死ぬ覚悟はあるが恐ろしくてたまらない…ッ!だがそれ以上に恐ろしい事もある…ッ!
自分に負ける事だッ!罪のない市民を殺しッ!そのまま泣き寝入りなんぞさせられねぇだろうッ!
報いをッ!受けさせなければッ!
「恐怖と言うのは打ち砕かなくてはならないのだッ!それが今なのだ!絶対に乗り越えなくてはならないッ!それが【生きるという事なのだッ!】」
マスク野郎が拳を放つ前に思いっきり抱き着く、女の子の体だぞ!モテないテメェには一生縁が無いものだッ!
「キング・クリムゾンッ!」
ここからは私も地獄の時間だッ!
マスク野郎を巻き込みながら時間を飛ばすッ!
炎のより赤い紅色の世界に巻き込み時間軸をずらす
どれだけ暴れても私じゃなかったら周りに影響はないッ!
「ここが君の個性の世界か…凄まじい…僕もオールマイトですらこんなことは出来ないだろう、だが…成程相当な練習量が要る個性だなこれは」
「喜んだか?じゃぁ死ね」
男ならここは効くだろッ!玉の中ぶちまけなッ!
「言っただろ?」
「もう飽きたと」
次の瞬間体がバラバラになり吹き飛ばされる
自分の臓物の色を見ながら意識が消し飛ぶ
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真っ赤な世界の中、目を覚ます
にゃるほど私は死んだのか…いや~無駄死にでごわす
クソがぁ、だから言っただろ?さっさと逃げればよかったって
良い訳ないでしょ?そんな事も分からないのかしら?馬鹿
「てかお前ら誰だよ」
「ふん、今更気づくな」
「ちょっとやめなさいよ二人とも」
紅い部屋で豪華な机と椅子に座りながら優雅にティーカップを傾けながら薄紫の髪をした引き締まった体をした筋肉質の長身男が足を組みこちらを見ている
その向かい側に男と同じ髪色をしたたれ目で私と同じくらいいい体をしたお姉様と呼びたくなる雰囲気の女性が座ってこちらを見ている。
「お前も座ると良い、紅茶でも珈琲でも揃っている」
「大丈夫よ?別に罠とかじゃないし」
マジで誰やねんこいつ等!私あの後どうなったか知らないといけないし
「いや違うか…死んだのか私は…尚更お前ら誰だよ、二回目の転生でもやらせてくれるのか?」
いつの間にか用意されていた不気味なほど私にピッタリな椅子に座りうなだれる…転生要らねぇからヒロアカの世界に戻してくれねぇかなぁ!
「俺は前世のお前、コイツはお前に乗っ取られた今世のお前」
「サラっと言うんじゃないよ!え?!何それ!?」
紅茶を飲んでる前世?の私を見る…イケメンだ…モテるやろなぁ…モテてる記憶無いけど…
「当たり前だろ、お前をモデルに作られてるだけだからな」
さようで…ございますか
非モテでございますか
「あ、ちなみに私は私だった場合に成長した姿よ?」
ほ~んで?実際死人擬きと死人の私が何故にここに居るんだ?現世に戻ってあのマスクをぶっ殺さなきゃならないんだから、蛇の道を走り抜けたら帰れるか?
「まぁまて後数分だけ話聞いて行け」
「お゛ぉ゛ん!?」
「ギャグにするな、お前はお前の個性をどれだけわかってる」
キング・クリムゾンだろ?時を飛ばせ、エピタフと言うもう一つの能力で未来を完璧な形で予知する
後攻撃の軌道を目で見れたりするスタンド能力ッ!自分にとって有益じゃない未来を飛ばしッ!有益だけを取るまさに帝王に相応しい能力ッ!
私の歩く道の前には石ころ一つの障害も有ってはならないのだッ!
強靭にして無敵の能力ッ!その気になれば死んだと気づかないまま人を無差別に殺せるッ!
空を飛ぶ雲は切れた事を意識できずッ!ロウソクは己が消えた事すら気が付かないッ!
「じゃあアナタは何でここに居るの?」
「何故攻撃の軌道をお前は見えてない?」
「なんでスタンド本体が出てこないの?」
「「お前は何者だ?」」
だれだわたしは
からだがあしもとからくずれおちる
世界から色が崩れ落ちる…これは…キング・クリムゾンが解除される日常的に見る光景だ…
大袈裟にオペラ歌手の様に堂々とした身振りで私達が近づいてくる
「まあこんなくだらない押し問答するのは辞めよう観客も飽きる」
「結論から言おうッ!お前はスタンドを活用出来ていないッ!正確には自身の能力ではないッ!お前は俺達ッ!帝王ディアボロとは違う!何もかも違うのだッ!環境が違う!人生も違うッ!すなわち能力も似ているが違うものになっているッ!奇跡的に似ているだけなのだッ!世界とスタープラチナの様にッ!」
「けどアナタはキング・クリムゾンと似た能力をキング・クリムゾンと決めつけてそれ以上考えなかった!引っかかりはあったはずなのに!答えだけを決め付けた!」
そうだそうだそうだッ!私が本気で戦う時口が悪くなるのは何故だ!キレてたからか!?それもある!だが!前世を模してたからか…?
私の口調はどれだ?
「決まっているわ」
「ふざけた口調に決まっているだろう?」
「「死ぬまで戦い抜け己の為に」」
「前世でできなかった分を遊びつくせ」
腕が奪われても足がある
足が奪われても命がある
命が奪われても事実がある
事実が奪われても真実がある
真実が奪われても夢がある
夢が奪われても意思がある
意思が奪われても繋がりがある
さぁ、最後まで戦おう 勝つまで終わりはしないのだから
報いを受けさせるのだ
殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ
道化でも私は皇帝なのだから
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椅子を良いのにしようか真剣に悩む
バトル続きなので小休憩として日常が
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欲しい
-
バトル進めろ