(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?チェンジで   作:カニバルキャンディー

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今回もグロ描写がありますので気を付けてください


選ばれた運命からは誰も逃れる事は出来ない

「なるほど個性を使ったものが死ねばあの世界も消えるのか」

瓦礫の街にした張本人が怪我一つなく虚空から現れる

「あぁしまった…彼女の個性を貰おうと思ったんだが」

 

 まぁいいかと呟き宿敵であり玩具でもあるオールマイトを見下ろす。

「貴様ァ…時飛少女を何処にやったッ!」

「何処に?可笑しな事を聞く、僕が彼女を逃がすとでも?君も見てただろ?バラバラに砕けどこかに消えていく様を!」

 

アハハと似合わない爽やかさそして不快感を感じさせゆっくりと地面に足を付け一歩、歩く

 

そんな巨悪を倒すべく次々にトップヒーロー達が現れ巨悪に向かいッ!時に逃げ遅れた市民を助けッ!それぞれがオールマイトと言うトップであり象徴を助ける為に動き出す!

頑張れ!負けるなオールマイト!アナタがナンバーワンヒーローだ!あの巨悪を倒してくれ!アナタじゃないと無理だ!

市民も戦っているヒーローも全員が祈り応援する

 

頑張れ負けるなオールマイトッ!!!

 

だが巨悪はそんな願いを一撃で粉砕するッ!誰かの個性を使い爆風を発生させ辺りの市民もヒーローも瓦礫もまとめてミキサーの様にかき混ぜ吹き飛ばす

紙切れの様にッ!今の一撃でまた何人ものプロヒーローが死んだのだろうッ!

だがそれでも諦めないのだ!負けないのだッ!それがヒーローなのだ!

 

 ああ!しかし!だがそれを粉々に粉砕する!簡単に、ゴミの様にッ!

先ほどをなど比較にならない程腕を異形に改造していく

 

「筋骨バネ化」

徐々に人間離れしていき

「瞬発力×4」

右腕は肥大化し狂気としか言えない異形になる

 

「膂力増量×3」

 

人一人を殺すにはありあまるほどの力が腕に宿る

「増殖 肥大化 鋲ゥ!」

 

 スーツが弾け飛びその姿が露になる

とても直視できない程歪で醜悪な暴力としか表せないような右腕だ

アハハ!とおもちゃを自慢し見せびらかす子供の用に嬉しそうにッ!

 

 楽しくッ!優越感に浸りッ!この世で最も楽しい事は自分を悪だと自覚しッ!悪の道を突き進み何も知らない愚者を己の覇道の為に利用しッ!宿敵や弱者を磨り潰す事ッ!

だがッ!それを打ち砕くのもまた気持ちがいい事なのだッ!

 

「完全に殺すために僕の最高最適の個性を使い」

 

「君を殴る」

 

 誰一人声を発す事が出来ない、それも当然だろう、だれもが分かるのだッ!あの一撃を自分がくらえばどうやっても死ぬのだとッ!

風が吹く、誰一人言葉を発せない為に起きる地獄絵図には似合わない爽やかな風だ…

 

だがッ!何処からか声が響くッ!

 

「私は…このまま逃げる事ができた…だがしなかった何故だかわかるか?」

 

 先ほどと同じような虚空から男女二人分の人影が現れる。

この場に居る全員が!オールマイトとAFOですらその人影を見るッ!

 

 特徴的な網目状の服ッ!下は紫色のジーパン!腕には刺青が走る!薄紫の髪色をした女性は足元を逆八の字にし左足を左斜め後ろ、両膝を軽く曲げ右ひざを内側に向け内股骨盤は正面、背筋をしっかりと伸ばし両腕は程よくリラックスし手の甲を見せつけ

 

視線は相手を打ち砕かんと強い意志を持つ

 

紅い大男はその隣で後ろから覆いかぶさるように目の前の敵を睨みつける

 

「安心が失われるからだ、私のそして市民の…ッ!安心がッ!ここで逃げたら…彼らの安心が失われる…貴様に次は…無いッ!」

 

我々はこの男女を知っているッ!

 

 

【時飛 紅音!個性スタンド使い!スタンド名●●●●・クリムゾン!時を自由自在に飛ばせたり完璧な形で未来を予知できたりするぞ!その強力なスタンドで直接殴ることも可能だ!威力は鉄筋コンクリートを豆腐の様に粉々に砕けるぞ!だが攻撃の軌跡を見たりは出来ず!また射程距離が若干短くなっているぜ!おいおい!シビィぜ!原則として無個性にはスタンド本体の姿は見えず!個性を持っている者にしか触れる事が出来ない!逆からは可能だ!隠された個性があるというがそれはまだ内緒だ!】

 

「最高にハイッ!な気分だッ!」

アハハはハはハは!と大爆笑!地獄のような現場には似使わない楽しくて!楽しくて仕方がないッ!だが狂気を含んだそんな腹からの笑い声ッ!

「酷い少女だ、一番気持ちのいい所で寸止めしてくれるじゃないか!お礼に先ずは君から磨り潰そうッ!」

 

 巨悪が拳を振り翳す!彼女が時間をずらし逃げられないように人間の反応速度では反応できない速度の不意打ち!

時飛 紅音は、この絶死の状況にも関わらず冷静にスタンドの拳を異形の腕にぶち当て上から下に叩きつけるッ!

異形の腕が地面にめり込み三日月の様に頬を吊り上げ目の前のAFOとは別に楽しいという感情を隠しもせず見せつけるッ!

 

「素晴らしい個性だ、ここに来て覚醒でもしたのかな?今の攻撃は前の君では確実に反応できない…いや?未来を見たのか」

「それをこの紅音ちゃんが言う理由があるのかにゃぁ?」

 

 筋肉が盛り上がる音がチェシャ猫のようにニヤニヤと笑う彼女の傍らでッ!歯を噛みしめ頬を吊り上げ睨みつけながらも拳を握りしめるもう一人の彼から聞こえるッ!

その頼りになる剛腕が放たれるッ!

だが今度は、その剛腕は異形の手により難なく受け止められ拳を強く包み込む。

 

「アハはハは!!イかすぜスキンヘッド!!カポエラも使えたりするのか?それとも両腕を回すのかなぁ?」

「昔は出来たんだが生憎君の先生のせいで手足が不自由だからねもう無理なんだ」

 

 楽しげに会話をしているがスタンドはなおも力を入れ拳をぶち込まんと動かしAFOはその拳を握り潰そうと力を籠める…

次の瞬間ッ!同時に拳を何度もぶつけ合う!一発一発が地面を削り激しくラッシュッ!二人の間は空気すら死に絶えるッ!

 

 紅音はアはハ!と狂ったように爆笑してAFOも楽しいという名の感情を隠そうともせずにやにやと笑い合う

この場だけは彼女たち二人だけの時間だッ!

 

完璧に互角かと思った瞬間AFOは奪った個性を使い瞬間移動ッ!

 

 いや!違うッ!余りにも早すぎて消えたようにしか見えないのだッ!

横から殴り付け磨り潰しオールマイトにこの少女と言う名の肉の雨を降らせるのも一興ッ!

だがそうはならないッ!

 

暴風のような拳圧が辺りを包む砂埃が晴れた先には何一つない…そう!何一つないのだッ!時飛 紅音の肉片も!オールマイトの骨も転がっては居ないッ!

唐突に消えたのだッ!

 

──────────────

 

 紅色の崩壊する世界の中で絶死の攻撃が体をすり抜ける

「ディアさん…いや時飛少女、なぜ君はこんな危険な真似を…」

「誰かを助けるのがヒーローじゃないんですか?それに私は…」

 

オールマイトの手を握りしめ真剣に見つめる

 

「アナタにも死んで欲しくないですし!もっと先生の授業受けたいですよん!」

 

 ニコッと普段のからかうような笑みでも楽しそうな笑みでもなく年相応の時飛 紅音と言う少女の心からの笑み

釣られてオールマイトも笑いながらわしゃわしゃと頭を撫でる、辺りが地獄のような有様とは思えない朗らかな時間

 

「今回の主役は私じゃない、オールマイト、アナタだ…だから私はサポートに徹します」

「すまない…」

 

「アはハは!そろそろ個性が解除されます準備お願いしますね!」

オールマイトはゆっくりと一呼吸、だがこの瞬間の一呼吸は黄金よりも価値があるッッ!

 

「ではよろしくお願いします、ミスター…オールマイト」

「あぁ、任されたッ!」

 

 オールフォーワンの前にッ!卑怯者の後ろでも、弱虫の横でもなく立ち向かうための正面ッ!AFOの目の前にッ!何てこと無いようにオールマイトと紅音が現れるッ!

存在はしないが完璧な動作でスカートの裾を持ち上げ。そこに存在しているように幻視する、その上で腰を曲げて頭を深々と折る、膝もより深く、曲げて最上級のカーテシーをしオールマイトを紅音は見送る。

 

「うおぉぉぉぉおお!!」

拳を握りしめ振り切った体勢のまま僅かに固まっているオールフォーワンに向かっていくッ!

 

「さらばだッ!オールフォーワンッ!」

目も口も表情すらない異形の顔面にッ!鉄拳が突き刺さるッ!

 

「ユナイテッドォォォ!ステイツオブッ!スマァァァァァァァァッシュッ!!!」

 

 先程とは比にならない程の爆風ッ!いや!これは!ああなんと!最早巨大な竜巻!拳一つ!己の力一つでこれほどの物を起こすことは人類に可能なのか!?

可能なのだッ!彼は正義の象徴!痩せ細り!目は窪みッ!どれほど醜くなろうとも彼自身は微塵も揺らぎはしないッ!

 

爆風が消え去りオールマイトがおもむろに左の腕を上にあげ、個性を使い…見慣れた姿を晒すッ

勝者はオールマイトォォ!正義の化身であり全国民の精神的柱ッ!

 

国民に勇気と希望を与える!燃え盛る正義の炎ッ!

 

 

 

 ちなみに紅音は最後の時飛ばしで体力を使い果たしてそこら辺に吹き飛ばされて転がって居た

 

コイツいっつも最後転がってるな

 

─────────────────────────────

 

時間を少し戻そうこの事件とは何も関係ない一人の少女の話だ

 

 彼女の名前は獣人(じゅうび)魚鳥(さと)中学二年生の遊び盛りの女子中学生だ

彼女の個性はキメラ、ありとあらゆる生物、ありとあらゆる無機物に体を変化させることが出来る個性だ、だが一度変化させてしまうと切り離すまで一生元には戻らない

周囲からは化け物と蔑まれ、虐められ反撃したら恐れられ、そのまま不良の仲間入り不良らしく夜遊びをして楽しくそして少しのスリルに満足して家に帰ろうとした矢先に今回の事件が起きた

 

瓦礫に埋もれ息も絶え絶え…自身の個性はパニックのせいで暴走、足のつま先がライオンになり右肩がヤギになりその先から巨大なサルの手が生えてくる左肩からは逆さに産まれた巨大な産まれ立ての赤ん坊の顔

それらが弾き飛び体から巨大な口と真顔の顔が生み出されるッ!口が次々と周りの瓦礫と死体を喰らい自分を助けようと無意識に体を変化させ続けるッ!

 

あぁ!誰だろうと見た瞬間こう言うだろう!化け物だッッ!!殺せッ!死体の山が笑っているッ!とッ!

 

「やだやだやだやだ!!生えてこないで!助けて!食べないで!痛い痛いッ!何でこんな…!嫌ァァァァ!!」

 

 彼女は見たッ!この惨状を起こした仮面を被った男にッ!!特徴的なまだら模様の髪色をした背の高い女性がその拳一振りで粉々粉砕され臓物をまき散らし目から光が無くなるその瞬間ですら仮面の男を睨みつけるその光景ッ!

彼女の半身が魚鳥の直ぐ近くに降り注ぐッ!

 

顔面に腸が張り付き顔面が地面に打ち付けられた衝撃により緑色の美しい瞳が光を移さず転がる

 

「ひっ!っぷ…!オェ!だ、誰か助けて!何でこんな!」

 

瓦礫の外から爆音が鳴り響く、未だに体は増殖を変化を続け何れ体のエネルギーが尽きて餓死するだろう

 

泣きながら絶叫し目を瞑る…次の瞬間この地獄には似合わしくない電話が音が鳴り響く、誰かの電話が鳴っているのだろうか…いや違うッ!

 

とぅるるるるるるるるん!

 

誰かが気が狂ったように叫んでいるのだッ!

 

「ひぃぃ!」

 

 先程転がってきた美しい眼球が異形の目に代わるッ!

黒目は分裂ッ!自分の変化すら子供だましに思えるほどの生物的恐怖ッ!しかし瞬きをした瞬間彼女の姿が掻き消えるッ

 

「あ~痛い…体が痛すぎて吐きそうだ…なんでここまで飛ばされてるんだよ…」

 

自身の巨大な口の上に座り、それらをラッシュで叩き潰すッ!そうする事により異形とかした自身の体が元に戻る…

「はぁ…はぁ…あ、ありがとうございました…」

「さっさと逃げな?今日は何もなかった、何もしてないし…何も見てない」

 

 次の瞬間少し離れた瓦礫の上に髪を靡かせ立つ三日月の様に頬を吊り上がらせて少し離れた仮面の男を見つめる

傍らに彼女より大きな大男を従え、彼の姿は人の様で人ではなくッ!悪魔(ディアボロ)としか呼べないッ!

 

そしてまた煙の様に消え失せる…

 

「…あの人は…?」

 

 そして爆音が聞こえその方向を向くと笑いながら仮面の男と向かい合い、殴り合う、彼女はその光景に魅了されていた、彼女は誘われてしまったのだ!化け物にッ!

彼女が居る水底まで自分も潜りたい!例え呼吸が出来なくても途中で溺れて死んでしまってもッ!彼女と同じ場所に私は立ちたい!

 

あぁッ!進むべき道は砕け散ったッ!だが!新たなる道は燃え盛っているだろうッ!

 

 

 

再来年、雄英高校に一人妙な少女が入るのは関係ない話だ

 

 

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 何処だ此処…何も見えない…真っ暗だ…

後なんか生臭い…

 

体は痛くない、アイツの攻撃は全部擦り抜けたしバラバラにされたって記憶もあるけどさっきまでちゃんと繋がってたし平気やろ!

今は…朝かな…

 

 クリムゾンを出して辺りを確認する、この野郎やっと全部出てきてくれたぜ、そのおかけで周りが見えるんだよ~ん!

梅雨ちゃんが驚いた顔をしてクリムゾンを見るのを確認する

 

「驚いたわ…紅音ちゃんの体からもう一人飛び出してくるなんて…起きたのかしら」

「うん、おはよ?今何時?ここは病院かな?」

「ええそうよ」

 

 私の目を塞いでいた手をどけいつもの真顔の梅雨ちゃんがこちらを見る

次の瞬間何時のも真顔を怒りに歪め、強く頬をグーで殴られる

あぁ痛いなぁ…

だけどそれよりも

 

梅雨ちゃんが泣いちゃったよ…泣かないで、私はへいきだよ

 

 

「どうして…そんなに…無茶するの…体がバラバラになってて…死んじゃったかと思った…!!」

「私も死ぬかと思ったよ、怖かった…本当は逃げる気だった…けど…未来が見えた…から助けないとって…!」

頭を強く抱きしめられゆっくりと撫でられる…

 

「無茶しないでちょうだい…!紅音ちゃんがそういう性格なのはわかるわ…」

「けど」

「心配なの…紅音ちゃんの個性みたい…に何時か消えてしまいそうなの…っ!」

 

 梅雨ちゃんのすすり泣く声を聴く

私も悪いと思ってる…けど…つい体が動いちゃったんだよ…

 

 

 手を回し梅雨ちゃんを抱きしめる、爬虫類のような低い体温とゆっくりとした心拍音が聞こえる

同時に私の熱いくらいの体温を梅雨ちゃんが感じる。

 

暫く2人のすすり泣く声が響く

 

 

少しした後通してナースさんが歩いてくる音が聞こえドアを開けた瞬間ナースさん絶叫…!?

 

「キャアァァァァァ!!誰ですかアナタ!?まさかヴィラン!?」

 

え!?何!?誰かいるの!?

弾けるように梅雨ちゃんと離れ辺りを見るとクリムゾンがなんか出てた…

 

 

「ケロ…紅音ちゃんの新しい個性かしら…?怖いわね」

 

「ね、見事に悪役っぽいデザイン!私の新しい個性」

 

「新しい名前は考えてあるけど…まぁ…今はこれでいいか」

 

 

 

「キング・クリムゾン」

 

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主人公がバラバラになるシーン書いたの私ぐらいでは…?

バトル続きなので小休憩として日常が

  • 欲しい
  • バトル進めろ
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