(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?チェンジで   作:カニバルキャンディー

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前回の番外編が思ったより好評で驚いています!


命短し動けよ乙女

 夏の気配も消え去り正直今のヒーロースーツではクソ寒くなって来た

 

「そんな訳で防寒機能つけようか迷ってるんだよね」

「ケロ…あのスーツじゃ寒い物ね…私も寒かったら冬眠しちゃうから死活問題だわ」

「私は個性の関係上肌を晒してないといけないのですが…正直少し寒いですわ…何かいい案は無いでしょうか…」

 

 エクトプラズマ先生の授業を終え、ヒーロー基礎学の授業に向かう途中そんな話になった

これ以外と重要なのよね~だって寒かったらなんもできないし!やる気にも直結する!

後暑さね…飯田君のとか見てるだけで暑いわ…

 

「見てくれよこれ!マウントレディがチームを組んだって!その名もラーカーズ!エッジショットやシンリンカムイも居るぞ!」

 

 上鳴君が携帯を見せてくる!

ほ~いい事なのか?こういうのって力が足りないから組むってのが定石でしょうし…なんかあるのかにゃぁ

公安の仕事は普段とあんまり変わらないけども…あ!いやでも私の紅い世界もう少し研究しとけとか言われたな

もしかしたらもしかするかもしれないかも!いやだねぇ…

 

「私たちもプロになったらチーム組もー!麗日がねぇ!私を浮かせてねぇ!酸の雨を降らす!」

「エグない?」

「私を瀬呂のテープで操作するんだよ!口田と障子と耳郎が偵察ね!チームレイニーディ!」

「おー」

「「俺達は!?」」

「いらない」

 

 え?グリーンデイ?大分エグい事言ってるけど…

ちなみに私も居る?って聞いたらいらないって言われた…

つ、使いやすい個性だと思うよ!?未来予知でサポートばっちり!適当に敵に突っ込ませても最低元負けはしないし…!数人は道連れにするし!

 

 ちょっとへこみながらもそんでもって体育館γに移動開始ィィ!γではセメントス先生が待って居た!指示は二つ!

開発しきれてない人は最低二つ!開発した人はさらなる進歩をッ!必殺技を覚えよ!

 

さ~て…どうしよ…必殺技もう思いつかないんだけど…殺す技が通常攻撃の転生者は嫌いですか…?

本当に思いつかない…!時飛ばしを必殺技にしたくないんだよねぇ…普段使いするから…未来予知もサーが必殺技にしてない時点でそこまでだし…ぐがが…思いつかん…

 

「爆豪!紅音!緑谷!砂藤!俺をサンドバックにしてくれ!」

「言い方…!」

「ごめん僕は一人で…」

 

 切島君がなんかドМみたいな事言いだした…何々?俺の個性は衝撃を与えられると硬くなる?

なるほど…!

 

「紅音ちゃんに任せなさい!怪我しないように殴ってあげるよん!」

「よっしゃァ!思う存分かかって来いィ!」

 

キング・クリムゾンを発現させ腹を割と全力でぶん殴る、一瞬空中に浮かびやりすぎたかと心配そうの顔を見るが…殴って来いッ!まだ足りねェ!と強い意志を持った瞳で見つめてくるッ!

 

良いね!そういうの好きよッ!思う存分ぶん殴ってやる!出血大サービスだッ!滅多にやらないラッシュも見せてやるよッ!

 

「WAANNABEEEE!!」

 

 金属と硬い物がぶつかる音を響かせながらのラッシュ!

頑張って圧に耐えていたがキツイボディブローをぶちかまし浮いた所を顔面にストレートッ!堪らず切島君は吹き飛ぶッ!

 

「やっべ…やりすぎたかも…」

「ケロ…やりすぎよ…」

「切島ァ!ハウザーやらせろォ!」

「鬼かよ…」

 

────────────────────

 

 そんなこんな廻さんをぶっ飛ばした事件から一週間程度!普段通りの日常が戻って来た

 

「見て見て!見てて!」

 

 何やら三奈ちゃんが見て欲しいものがあるとか何とかでアピール!

突如ブレイクダンス!素人目にしても見事!ヒュー!

 

「ブレイキブレイキ!」

「「ポウポウ!!」」

 

 凄い凄い!相変わらず体の動かし方が軽いねぇ!全身運動って奴だね!

うんうんと唸っていると緑谷君が三奈ちゃんに教えて貰いながらロボットダンスを繰り出した!

何で??いや確かにダンスって運動神経よりリズム感が大事なんだっけ??

 

「紅音!ヘイカモン!」

「ヤ―ハー!」

 

 腕を伸ばし勢いを付けて地面に腕を付く!そのまま足を回転!これぞ必殺エアートラックス!

盛り上がりは絶好調!実はスタンドの訓練を兼ねてダンスをちょっと三奈ちゃんから習ってたんだよね!

 

「お前ら、席に付け時飛 お前も踊ってないで早く付け時間の無駄だ」

 

 はぁい

相澤先生が教壇に立ち夕方のホームルームを開始する…その寝袋取ったら?

 

「え~文化祭をします」

 

「「「ガッポイ!!!」」」

 

 おお~良いね!文化祭!前世は覚えてないけど楽しかった思い出だけある!今回は何するんだろうね!

クラスの皆がワイワイと盛り上がる中、反論をするものが居た! 

 

「先生!良いんですか!この時世にお気楽じゃあ!」

 

 意外にも反論したのは切島君!やっぱり前の事件の件で意識が変わったのかねぇ…いい事なんだけど…ちょっと危うい

オンとオフが上手く切り替わってない証拠、そんなんじゃ潰れちゃうよ?緑谷君とか飯田君 轟を見なよ

ステインと戦ったり、ヤクザとの抗争を終えたけど上手く切り替えて文化祭を楽しもうとしている。

ちなみに私はもう慣れた

 

 

「切島…変わっちまったなぁ…」

「でもそうだろ!ヴィラン隆盛のこの時期に!」

「たしかに、もっともな意見だ」

 

 寝袋を完全に着込み横になる

 

「しかし、雄英もヒーロー科だけで回っているわけじゃない、体育祭がヒーロー科の晴れ舞台だとしたら、文化祭は他のサポート科、普通科、経営科の生徒たちが主役、注目度は体育祭の比にならんが、彼らにとっては楽しみな催しなんだ、そして現状、全寮制をはじめとしたヒーロー科主体の動きにストレスを感じる者もすくなからずいる」

 

「そう考えると…申し訳立たねぇな…」

 

「あぁ…だからそう簡単に、自粛とするわけにはいかないんだ、今年は例年と異なり、ごく一部の関係者を除き、学内だけでの文化祭になる、主役じゃないとは言ったが、決まりとして、一クラス一つ出し物をしなきゃならん、今日は、それを決めてもらう」

 

まぁ、そりゃそうだよねぇ…私達ヒーロー科が目立つ体育祭!逆に文化祭は運動しない組の発表会みたいのも、順位でスカウトが来る私達みたいに自分たちが作ったものによってスカウトとかが来るんでしょう、それは止められないわ…!

 

 

 相澤先生はそれだけ言うといびきを搔きながら眠ってしまう…お疲れなんですかねぇ… 

飯田君と百ちゃんが代わりに教壇に立ち候補を取る!

 

 ちなみに私は眠いので寝ます…昨日は仕事は無かったけど送られてきた資料読んでたんだよねぇ……なんだよ異能解放軍の本って…テロテロテロ…大義名分を与えられたヴィラン共はマジで歯止め効かないからコワイ…

どんな世のなかも悪に酔うより正義に酔った方が気持ちが良いんだよねぇ…

 

お休みぃ…

 

チャイムが鳴る音で目が覚める…ねっむ…

 

「実に非合理的な会だったな。お前ら、明日朝までに決めておけ。決まらなかった場合…公開座学とする」

 

えぇ…あんだって…?今起きたけど決まって無かったの…?別に良いけども…そうなったら風邪ひいたとかで休も…アレだよアレ合理的虚像ってやつ

 

「ただの勉強じゃん」

「冗談っしょ…」

「みんな!今日中に出し物を決めようぜー!!」

 

はい!ちなみに寮に戻ろうとしたら相澤先生に止められました!理由?理由なんてねぇよ…とは行かず!普通に勉強遅れているため補習!

 

「そこ、時飛集中!」

「ふぁい…」

 

 遅れている分の勉強ナウ!難しくは無いんだけど単純にめんどくさい…!

まぁ!楽しくは無いけど勉強やるぜー!

 

──────────────────────────────────────

 

 

 次の日!寮の近く、相澤先生と緑谷君 ミリオ先輩と一緒に病院に行く

目的は壊理ちゃんのお見舞い、なんでも私と緑谷君ミリオ先輩を気にしているのだとか!

 

 個人的には…あの…すっごい失礼な事言うんだけど…私実はそこまで壊理ちゃんの事興味無いんだよね?良くも悪くも所詮ヴィラン犯罪に巻き込まれた被害者の一人…正直アレぐらいならちょっと見た事あるし…何より…廻さんの方がよっぽど思い入れがあるからねぇ…そう言えばどうなった?あの後聞いてないけど…面会ぐらい行きたいもんだ

 

「会いに来れなくてごめんね」

「フルーツの盛り合わせ 良かったら食べて?好きなフルーツある?当てて言い?桃でしょ? ピーチっぽいもんね」

 

 緑谷君とミリオ先輩が壊理ちゃんに話しかける

私は相澤先生と一緒に少し離れた所で壁にもたれ掛かる、まぁ…興味は無くても救った子だ、割と元気っぽいね良きこと良き事

暴走とかしてたら私も緑谷君も居るから大丈夫だね!

 

「お前は行かなくてもいいのか?」

「柄じゃないですからねぇ…殴り合いの方が性に合ってますよ、それより廻さんのこと聞きたいんですけど…」

「それは後で教えてやる…それよりお前も名前ぐらいは伝えてやれ」

 

 顎をしゃくって壊理ちゃんを見るそこには少し困惑したような顔をした壊理ちゃんが私の名前を待って居た

ありゃ、教えてなかったっけ?これは失敬!

 

「私は時飛 紅音 ヒーロー名スカーレット!紅音ちゃんと呼んで?」

「紅音…ちゃん…?」

「yes!そんな感じでにゃ!」

 

 ケラケラ笑いながら大袈裟にお辞儀お辞儀をするのだポッター!

手を振ってまた、相澤先生の隣に戻る。

 

そこから壊理ちゃんの話を聞きながら時間を潰す

 

「相澤先生壊理ちゃん 一日だけでも外出できないですか?」

「無理では無いはずだが…と言うかこの子の引き取り先を今…」

「じゃぁ!壊理ちゃんだけでも来れませんか?」

 

 はてさて、今度はどんな悪だくみを考えたのかな?

個人的には緑谷君の優しい所は美点だと思うし人間的にも素晴らしいと思うけど…

 

 これから先全部の被害者を抱えて進むつもりなのかな?まぁ…それは人の自由だけど おすすめはしないよん?最後に潰れてしまう

まぁ~それが出来るから…『主人公』なんだろうけどねぇ ちなみに私からの一言!ヒーローはカウンセラーじゃないけど!?

そういうのは専門家に投げればいいんだって!何でも自分でやるのはそれは無謀だよん

 

「文化祭 壊理ちゃんも来れませんか!?」

 

 そのままトントン拍子で話が進む!

ま!私は噛まないから!ごめんね!正直そこまで興味引かれない!可哀そうとは思うけど、それだけ!よーし!盛り上げてこうね~

 

キンクリキンクリ!

 

 

────────────────────

 

「行くぜ!我らインターン組は補習の時間だ!」

「ああ!」

「行こっか!」

 

 三奈ちゃん達に別れを告げ補習室に行く

文化祭の事はほとんど丸投げ…いやぁ…ごめんなさい…本当に…マジで補習終わんねぇわ…要領が悪いとかじゃなくて、来てない分やらないといけないからインターンいった分だけ補習なんだよねぇ…学年が上がるごとに酷い事になりそう……テスト点数取ったら免除してくれないかな!?

 

「ダメだ、こういうのは頭の出来より、どのくらい時間をやったかで法律が決まっている、文句垂れずに気合い入れてやれ今日が最終日だ」

「そうだぜ紅音!こういうのは気合いが大事だ!相澤先生!と言う訳で!早口でお願いします!」

「紅音ちゃんは昔からジッとしてるのは好きじゃ無いのよね」

 

 

 其処から夜までみっちり補習の時間!つ…疲れたァ…切島君もダウン…寧ろ他の皆なんでそんなに元気なん?

あ、ここバチバチの進学校でしたわ…

 

そのまま寮に帰還する!

 

「う~す…」

「遅くなってごめん!」

「補習今日でようやく穴埋め終わりました!本格参加するよ~」

「や~大分しんどかったぜ…二週間だよ二週間!」

「ケロ…!ちょっと疲れたわね」

 

今までの経緯と経緯、どのくらい進んだかの報告を受ける

 

「なるほど…音楽はニューレイブ系のクラブロックに決まったのね」

「耳郎がベースで八百万がキーボードってのは分かるんだけど…」

「爆豪君がドラムって言うのはなんて言うか…」

 

「頭おかしいんとちゃう?周りで中指立ててた方が様になりそう」

 

BOOM!と飛び掛かって来る爆豪をアッパーカットでKOしながら隣に居る梅雨ちゃんが疑問を問う

 

「それで、肝心のヴォーカルはだれが担当するの?」

「いや、まだ決まってなくて…」

 

 クラスからざわめきが聞こえてくる…ざわざわ…!

それもそうでしょう!響香ちゃん!魅惑のハスキーボイス!低音が心地よ過ぎる!ASMR聞いてる私からすると耳舐めとか甘い声とかやって欲しい!!幾ら払ったらやってくれますか!?

声が良い人は居ても歌が良い人は居ないんだよー!君が一番歌が上手いんだ…!

 

 そんなこんなで響香ちゃんがボーカル決定!試しに一回歌って貰いましたけど…セクシー!にじみ出るエロさが溜まらねぇ!

テンションが上がるぜェ!次はHouse of Wolvesとかどうよ!私が好きなだけなんだけども…!

 

「じゃあ、それはそれで…で、あとギター!二本ほしい!」

 

 響香ちゃんがピースしながら宣言する!それに名乗りを上げたのは!峰田君と上鳴君!理由は!?

「バンドのギターってモテるだろ!!」

 

 モテねぇよ…モテないって気が付いてから本番とか言ってたぞ…やってる人が言うには…

峰田君はキャラデザの都合でギターが弾けなかったので代わりに常闇君がギターになりましたッ!弾けると思ってた!だって男の子の嗜みみたいなもんだもね!私はピアノしか無理だけど!

 

「そう言えば紅音もピアノ弾けたよね?」

「うえぇ!?行き成り振って来た!?弾けるけど讃美歌しかまともに出来ませんけど…!?」

「讃美歌ですか!アレはそこそこ難易度が高いのですのに!素晴らしいですわ!」

「やめやめやめ!私はダンスがしたいんじゃ!誰も居ないなら兎も角、百ちゃん出来るならお願いしたい!」

 

 割と全力で駄々をこねる…本当に勘弁してください!マジで!そんなこんな役割分担が決まったのは深夜一時!電話が何回か鳴ったけど無視だ無視!誰かの平和より私の楽しみだ!

ちなみに私はダンス隊!百ちゃん拝み倒してそのまま続行してもらいました!

 

──────────────────────────────────────

 

 次の日ッ!

午前中、彼女は学校ではなくある場所に向かっていた!

 

 其処にはニット帽を被り、ダメージジーンズに赤いモトジャケットを羽織り、前を開け白のクロップTシャツ着て、惜しげもなく谷間を晒し、鍛えられ軽く腹筋の割れたお腹には風車の様な刺青が彫られている。

いわゆるストリート系の服を着た、明らかに学生には見えない彼女 時飛 紅音がガムを噛みながら町を歩いている。

 

 学生レベルの色気をはるかに超えている、10人中10人が振り返り3人が二度見するそのレベルだ

ちなみに彼女の趣味ではない、この間A組で開催された第三回!お洒落王決定戦!で選ばれた作品をそのまま貰って着ている

メイドイン八百万の為生地は一流!そのため下品にならない寧ろ紅音のスタイルも合わさってモデルが歩いているかのように錯覚するだろう

明らかに寒いが女の子のお洒落は我慢ッ!

 

砂藤お手製のチーズタルトを片手にご機嫌に歩く!そんな彼女の向かう先は病院だ!

 

 

「ノックしてもしも~し!サー?元気ですか~?」

 返事を待つより先に病院の扉を開ける!

他の人の迷惑は無い!何故ならサー1人部屋だから!良いね!

 

 部屋の中を覗くと両腕の無いサーがスクワットをして汗を流していた

何してん…まだ事件から一週間ぐらいしかたってないけど…

 

「紅音君か…返事を待たず開けるのはよろしくない…な!」

「いやいや、そっちこそ何筋トレしてるんですか??まだ血が足りないと思いますけど?」

 

器用にベットの横にかかっていたタオルを蹴り上げ自分の頭に乗せベットに座る。

近くの丸椅子を引っ張りサーの前に座る!お説教しますよ!体を大切にしよう!

 

「所でサーこれからどうするんですか?…その…私が両腕守り切れなかったんで…ヒーロー活動とか…」

「この腕は君が気にする事ではない、寧ろ足を守り切れなかった私に非がある、両腕は義手の予定だな」

義手?え?めっちゃ楽しみ!不謹慎だけど凄いカッコイイんじゃない!?

 

「錬金術師でも目指してみるか」

「炎でも出すんですか?」

 

 

   閑話休題

 

 

 

 砂藤君が作ってくれたケーキを食べながらたわいのない雑談をする

ちなみに私がサーにあーんしてあげています!両手が無いから犬食いになっちゃうんだよねぇ…

誰も居ない時はナースさんに食べさせてもらっているらしい!羨ましい事で!

 

「所で公安の仕事はもうやっているのか?」

「うぇ!?お、オフレコでお願いします…この間もちょろっとヴィラン組織の体をしたヒーローを…ころころ~?」

「あまり死に慣れるな、君はまだ若いこれからの未来もある、必要な仕事と言うのは分かる、だが…この世界は君が思っているより優しく潔癖だ

そして…引き金が軽いと思わぬ所で引いてしまう可能性があるんだ、救助中…ヴィランとの戦闘中、引き金を引いてしまうかもしれない、それに…君も何処か不調があるは分かっているだろう?」

 

「ん~昔からの癖で戦闘になるとスイッチが切り替わる瞬間がスムーズになった…ぐらいですかねぇ…」

「なにもないなら良いのだが…長くは続かないぞ」

 

ストローで珈琲を飲みながら足を組み私を見つめる

 

「由々しき事態だ、君は理解してそして覚悟を持っているのか?」

「私は…私は…」

 

 私が言葉を話す前に扉が勢いよく開く、そちらを向くとミリオ先輩とバブル先輩がフルーツ詰め合わせを持って入ってきた

タイミング悪い…

 

「紅音ちゃん!来てたの?言ってくれればいいのに!サーも元気ですか?昨日も来たから元気に決まってますけど」

「どもどもお二人さん、デートですか?私はちょっと近くに寄っただけでもう少ししたら帰りますよ~」

「だったらどれだけ良かったかな!本当はサーのお見舞いなんだよね!」

 

クスクスと楽しそうに笑い合い、席を立ってサーに一言

 

「この道しかないんですよ…いや…在ったかもしれない、けど私はこの道を選んだ、私は私の幸せを願います…私が動けばその分皆も幸せになるって信じているので…」

「もちろん、出来る範囲だけどもね?」

 

 

 微笑み手を振りながら病室を後にする。

サーの何か悔やむような顔が頭から離れない…

 

…あぁ…切り替えて行こう…!

 

「や~元気そうでよかった、義手大丈夫なのかね?」

 

「姉御~!!姉御!!」

 

 病院からでた直後、声が聞こえたと思ったら、突如後ろから衝撃!えっ!?こんな真昼に堂々と不意打ち!?流石に最近恨みとか買ってない気がするんだけど!?

スタンドを発現しタックルしてる馬鹿を捕まえ私自身で殴りかかろうとするが…見覚えのある顔!

 

「お前犬口か!?久しぶりだね!」

「姉御!久しぶりっス!テレビ見たっスよ!凄い喧嘩でしたね!姉御の気合いがバチバチに伝わって来たっス!」

 

犬耳と尻尾を嬉しそうに動かしてキラキラした目で見つめる元舎弟擬き…コイツ見た目だけなら乙女ゲーに出て来そうな人懐っこい系後輩なんだよな…だからなんだって話だけど!

 

「そうだ姉御!紹介したい奴が居るんスけど、いいっスか?」

ほう?珍しい、首を傾げて適当に頷く

 

「魚鳥?隠れてないで出て来いよ?お前が会いたいって言ったんだろ?」

 

 おずおずと私と同じピンクのマダラ模様の髪色、髪の長さをした小柄の女の子が突然、犬口の背後から出てくる

ん~?私見た事あるぞ…?確か…神野区で個性が暴走してた子じゃな?雰囲気変わった?前は確かに色々グチャグチャだったけど、もっと勝気な雰囲気じゃなかった?

 

「あ、あの!私!獣人 魚鳥って言います!あの時助けて貰いました!お、覚えていますか!?」

「はてな?誰かと勘違いしてるんじゃないかにゃぁ?あの時は何もないし何もしてないし何も見てないよ?」

 

 クスッと笑って魚鳥の軽く髪を撫でる…え?めっちゃサラサラなんだこりゃ…!?お金持ち!?

 

「そ、そうですね!何もありませんでした!後…!貴女に憧れてヒーローを目指したいと思いました!良ければ練習とか見て貰っても良いですか!?連絡先も教えてください!後写真!そう写真!ツーショットお願いします!ここにヒーローネームとサインも!!」

 

 横ピースしながら一緒に写真を撮る…

勢いが強いんじゃ…どうした…オールマイトを前にした緑谷君並みの圧を感じるんだけど!

 

「姉御!姉御!俺もヒーロー目指してるんスよ!姉御みたいな喧嘩したいって思って!」

「お前は警察の方が良いんじゃない…?犬のおまわりさん…個性番犬だろ?」

「狼っスよ!!姉御でも間違えないでください!!」

 

「悪い悪い、所で2人はどんな関係?同じ学校じゃないでしょ?縄張りも確か違うと思うし」

「何処だっけ?なんか姉御の話で盛り上がってそのままつるむ用になったって感じっスね」

「アレでしょ?路上で喧嘩してた時に紅音さんの名前だしてそっからじゃないかしら?」

 

 珈琲片手にガードレールに腰掛け長話スタイル

ちなみに紅音は言わずもがな、犬口もスカジャンにジーパンでヤンキースタイル、魚鳥は服を変化させ紅音と似たよな姿に変えている

つまりヤンキーがたむろしているようにしか見えないのだ…実際コワイ!!

 

 連絡先を交換しまた今度、訓練を見る予定を入れて別れそれぞれの家に帰る

二人とも何時までも手を振っていたのが印象的…やめてくれや…悪目立ちする…

 

 

 

 

「紅音!紅音!!今日一緒に合ってた子犬系後輩イケメンはどちら様!!??」

「紅音ちゃん!だれだれ!お話聞きたいな!!」

 

「何処から見てたの!?!?アレ中学時代の後輩だけど!?」

 

 




紅音ちゃんは割とドライな性格をしています

高評価お待ちしております!

バトル続きなので小休憩として日常が

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