(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?チェンジで 作:カニバルキャンディー
ヒロアカ75
「あ、あぁぁぁあ!?」
「スカーレット!」
スカーレットの絶叫に驚きつつもイレイザーヘッドが叫ぶ、目の前で可愛い教え子が撃たれたのだ動揺しない方がおかしい。
そして失敗と言うのは続くものだ、イレイザーヘッドが弾丸で貫かれている教え子を一瞬、瞬き程の一瞬視線を向けてしまったッ!
瞬間ッ!死柄木の個性が解放されるッ!
すべてを暴風で吹き飛ばし恐るべき速度を持ってこちらに向かって来るッ!
何という生への執着ッ!生き物としての格の違いッ!死にかけているにもかかわらず生命力が満ち溢れているッ!
「流石のお前も個性が使えなきゃタダの女だ!お前を殺してイレイザーヘッドも片付ける、ようやくクソゲーも終わりだ!」
「はぁ…はぁ…ッ!テメェ!私が個性なんぞチンケなもんしか使えないと思ってるのかぁ!?」
破壊の腕を上から下に無造作に振るい、目の前の危険な女を100g300円の肉塊に変えてやろうと迫るッ!
スカーレットが躊躇なく左腕で攻撃を受け止める、もちろん岩を砂にできる腕力だ、肉体が耐えられるわけもなく玩具のように腕が引きちぎれるが、安いものだくれてやるッ!
激痛に歯を食いしばり耐え抜き反撃の時間だッ!
見開いている両目に指を突っ込み第二関節を曲げ眼球の後ろにある脳みそとその後ろにある神経を脳味噌事抉りだすッ!
歯を剥き出しに笑いッ!テンションは最高潮ッ!心臓が痛い程高鳴り血は噴水のように噴き出すッ!
だがお互いそんなものは気にも留めないッ!
「最高だぜクソ女ァァァアア!!」
「アッはハハハ!!いい加減くたばれや!クソ野郎ッ!私が死ぬだろうがァ!!」
お互いに個性は使えないッ!だが殺意はッ!衰える事を知らないッ!
死柄木が拳を力任せに振るう、スカーレットは右膝で下からカチ上げ膝の肉を抉りながら上に逸らす
お返しに銃を腰から引き抜き心臓に数発撃ちこみ痛み分けッ!
死柄木が銃の衝撃で吹き飛び、氷がスカーレットを包む
「くっ!きゃぁぁぁぁ!?」
「は?おい!何で避けねぇんだ!」
ショートがスカーレット事巻き込んで氷を張ったのだ、普段なら何てことないだろう、だが今は個性が消されてしまっている
避ける事も見る事もできないッ!
「ちょ…早く溶かせッ!私を解放しろッ!タンクが居ないと全員死ぬぞッ!」
「お前!腕引きちぎれてるんだろ!知らねぇけど個性も使えなくなってる!周りに戦える奴が居るんだから少しは落ち着け!」
力尽くでスカーレットの体を押さえつけ引きちぎれた腕を凍らせ止血、これで僅かに寿命が延びただろう
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個性を封じられ心臓に弾丸を叩きこまれ眼球すら抉られた死柄木は考える、ここに居る全員を殺す方法を考える
まず第一に一番めんどくさい
次にめんどくさいのはイレイザーヘッド、アイツの個性アレのせいで俺の個性は封じられている、見られ続けると個性が使えなくなる
まて、見られ続けると…?
あァ、成程そういう事か
なんだ簡単な事じゃないか、見えなくすればいいんだ
仰向きに倒れたまま全力で地面をぶん殴るッ!
地面が叩き割れ砂煙が死柄木を中心にして広がる、無論ヒーロー達も即座に対処するッ!
爆豪が爆風で、ショートが炎の熱風で、デクが空気砲で弾き飛ばすッ!
だが、だがッ!ここに居るのは化け物ッ!人と言う生き物を超越し!地獄の悪意で磨かれた悪意ある生物ッ!
一瞬さえあれば十分なのだッ!この生物にはッ!
眼球と脳、それに心臓は復活させたがそれ以外の傷はいまだに塞がらずッ!それでも獣以上の俊敏さで砂煙を突っ切りイレイザーヘッドに迫って来るッ!
「さっきの焼き回しと行くかァ!」
「お前は動くな死ぬぞ!」
ここに居るのはスカーレットとショートッ!
スカーレットがナイフを数本ぶん投げ一歩遅れてショートの氷が死柄木を襲うが
「個性のないお前なんて敵じゃないんだよ。大人しく死んでろ!」
腕力だけで風を起こしナイフを吹き飛ばし氷を紙のように殴り壊す
ショートはその風圧に耐えるが血が足りないスカーレットは吹き飛び地面を転がる
流石のスカーレットも体が動かない、血を吐きながら地面に倒れ込む
「ぐっ…やべぇ!」
「ドラ娘!少し休んでおれ!」
グラントリノとデクの黒鞭がスカーレットの横を高速で通り抜け死柄木を拘束しようとするがッ!
ほんの少しの差が!その少しが命運を分けたッ!その運命の女神が微笑んだのはッ!
「アハぁ!これでめんどくさい個性は無くなったぁ!」
死柄木弔ッ!
イレイザーヘッドの瞼ッ!いや!顔面を抉りッ!強制的に眼球を血に染めるッ!しかしイレイザーヘッドもタダではやられないッ!
死柄木を捕縛布で縛り上げ隣にいたロックロックが体を強制的に固定ッ!後ろから迫ってきたグラントリノが思いっきり遠くに殴り飛ばすッ!
何とか攻撃は防いだものの抹消の個性が消え去り死柄木弔と言う獣が枷から解放される!
「さてと…死ね」
全てを破壊する両腕が地面に触れる瞬間、左肩から下が腐り落ち、上半身が半分裂け内臓が飛び出るッ!
「あ?なんだ?」
不思議そうな顔をするッ!それもそうだろう!抹消は消え去り個性は使える、現に今だって超回復を発動させ上半身は何とかくっつき始めている
しかしッ!腕は生えて来ず、上半身も不完全だッ!
「…!今 何月何日だ?四ヵ月立ってんのか?」
そう!強すぎる力に対し体がまだ馴染んでない!馴染むには約四ヵ月!それが早められ、適合率も50%を切るッ!
それにスカーレットの体を心を抉る攻撃ッ!いくら超回復が合ったとしても致命傷を治すのに時間がかかるッ!
「だが!触れりゃ終わりだ!」
死柄木が地面にその手を触れるッ!だが!それはデクが許さないッ!
黒鞭がこの場に居る全員を捕まえ空中に持ち上げ浮遊ッ!
「ここでおまえを止めるッ!僕の出来るすべてをかけて!ここから逃がさないッ!」
「まて!デク俺を離せ!俺なら空中を移動できる!」
デクがグラントリノを離し、空気の力で空を飛ぶッ!
「スカーレットたちを頼みます!」
邪魔になる持ち上げたヒーロー達をゆっくり優しく地面に降ろし、死柄木をきつく締め直す
「これ以上 志村の思いを踏みにじるな!」
グラントリノが空中を駆けまわり動けない死柄木をデクの方に向かって殴り渡す!
受け取ったデクが100%の力で更にグラントリノに殴り返し、再び殴り渡す!ヨーヨーのように殴り!殴り!殴り飛ばすッ!
だが、ここまでやってもようやく互角
「彼、凄すぎない?」
「ダメだ!このままじゃ負ける。足やエアフォースで反動を殺しつつ、複数個性をコントロール死柄木を空に留める為にデクは今まで習得したもん総動員してる!初撃で倒し切れなかった以上削り合い、消耗戦になってんだよ、幾らグラントリノが居ようとメインはデクだ!
そんな状態の奴が再生持ちに粘れる訳がねぇ!あと数分後にゃ力奪られて粉々だ!」
爆豪が冷静に考える、このままじゃデクは数分後には死ぬ、じゃあどうする!ここに居るのは腕が落ち死にかけているスカーレット、オーバーヒートしているエンデヴァー、無傷のショート、やるしかないッ!
「轟!処置は済んだな!?」
「ああ、なにを「うるせえ!良いから言う通りにしろ!俺に捕まれ!」
「ば、爆豪…私も…」
「ホントに死にてぇのかクソピンク!」
死にかけているスカーレットをイレイザーヘッドの方に優しく投げエンデヴァーの背後に回る
「エンデヴァー、上昇する熱は俺が肩代わりする!轟はギリギリまでエンデヴァーを冷やし続けろ!」
「…俺の最高火力を以て一撃で仕留めろということか。任せろッ!」
爆豪がエンデヴァーを背負い空中に飛び上がる!
これより始まるのは奇跡の再現、最初のハイエンドを燃やし尽くした再現ッ!
「小僧!俺が合図したら鞭を離せ!───今だ!ヤレ!轟!」
「全員離れろッ!」
それは化け物を燃やす希望の炎ッ!
燃え上がれ!限界のその先に!
「プロミネンス・バァァァン!!」
「うあぁぁぁああああぁぁあ!!!」
鉄すらも余裕で燃やし尽くすその温度、幾ら強化されたと言え生き物の皮膚では耐えられない!
数秒後に死柄木は燃えて死ぬだろう!このまま死んでくれるのであればすべてが終わる
だが、それは無理な話だ、わかるだろう?
リモコンを貸してくれるかい?切り替えよう
指先が硬化しエンデヴァーの胴体を削りながら貫く
目の前の死柄木は最早人の形をした炭、最早意志だけで動く化け物
「なぜ…死なん…!」
太陽が堕ちる
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「ごほっ…やべぇ、エンデヴァーの攻撃で何で死んでないんだ?」
血を吐きながら上空の爆炎を見上げる、血が足りなくて頭がくらくらするよ…
あ~てか個性無くなっちゃった…壊理ちゃんの個性で元に戻るかな~、戻らなかったらただの片腕無くなった無個性ガール!
サーとお揃いの義手でも付けるかねェそれかワンチャンもう1回死んだら腕生えて来ない?貯金いくらあったっけ…
テンション上げてないと気絶するなコレは!
「スカーレット腕は大丈夫か」
「人生で2回腕無くす奴そうそういないと思うしかも同じ腕、そういう先生こそ大丈夫なの?目見えてる?」
「瞼切られただけだ、抹消は何とか使えてはいるが電池切れの蛍光灯みたいだ、付いたり消えたりだな正直出血が酷い、視界もぼやけている」
「そんな勢いじゃなかったと思うけど…」
片手だけで器用に銃を回し薬莢を落とし弾を詰め直す
上空を見ると爆豪が指に貫かれる瞬間グラントリノが救い出している光景が見える、あぶね危機一髪じゃん
お、デクが突っ込んだな…指砕きながら進んでる…てかキレてる?あ、カウンターくらってるじゃん、ま!こっちには抹消の相澤先生が居るしノーダメでしょ?
「おい、呑気してるが今どうなってる、今目が見えないんだぞ」
「え?嘘でしょ…?デク!!」
しかしデクの顔面が崩壊する事は無くお互いに弾かれ、グラントリノがデクをキャッチして地面を抉りながら着地
全員ボロボロだが死に至る怪我は無し…不幸中の幸いって感じか
何で個性発動しなかったんだ?
死柄木の方を見る
「はは…最早笑いしかでねぇわ、ふぅぅ…気合い入れろ」
「ここまでくると本当に人類かも怪しいな」
死柄木は体中から指先から出ていた赤い硬化したモノを生み出し立ち上がる
正直此方も満身創痍だが、あちらも死にかけている、畳みかけるならここしかねぇ!
突如波動が死柄木を襲うッ!
「皆!」
「大型ヴィランがここに向かっている!!」
波動先輩と飯田君が全速力でかけ付けてくれたのだ!ヤバイ!腕の事でスッゴイ怒られる!
「飯田!緑谷たちを運んでくれ!」
「あぁ!道理で帰ってこないはずだ!紅音君!お説教は後で!今は此処から脱出するぞ!」
「ぼ、僕は死柄木といなきゃ…死柄木はまだ僕を狙ってる…インゲニウム…スカーレットとエンデヴァーを…」
飯田君に背負われ走り出す瞬間、地面が揺れる、ズシン、ズシンと巨体な物が移動するようにッ!
ショートが張った氷とビルをぶち壊しながら現れる、巨人ッ!なんだあれなんだアレ!?飯田君が言ってた大型のヴィラン!?デカすぎじゃね!?
ねじれチャンとショートが即座に判断、2人を相手にするのはまず無理、手負いの相手を先に倒す!それぞれの必殺技を死柄木にぶちかます!
「出力100%ねじれる洪水!グリングロッド」
「赫灼熱拳!噴流熾炎!」
学生のレベルを優に超える攻撃が死に体の死柄木に当たるッ!波動を纏った爆炎は簡単に体を更に燃やし尽くすッ!
「ダメだ!逃げろォォオオ!」
しかしエンデヴァーが2人に向かって全力で吠える!
ギガントマキアが手を振るう、質量の暴力ッ!個性など使わずに全てを吹き飛ばす暴力ッ!
やっば…い!意識が飛びかける腕だけじゃない!血がホントに足りんわ!
飯田君を支えにして必死に銃を抜く、どうする?正直個性のない私は此処では足手纏い、飯田君に連れられて逃げた方が結果みんなの為になるか?
にしてもデカいヴィランだな…ビル何階分だ?
「おーう、いたいた、いやぁ、こっから見るとどいつも小っさくてわかんねぇわ、お!?焦凍もいンのか。こりゃいいや」
見上げているとヴィラン連合の荼毘が呑気に手を振りよく分らん液体を振っている…え、アレなに?爆薬か?
そう思って見ていると唐突に自身の髪にかける…見る見るうちに黒髪が白髪に代わる
「荼毘も居るのか…!」
「酷えなァ。そんな名前で呼ばないでよ、燈矢って立派な名前があるんだから」
誰?みんな驚いた顔してるけど知り合い?
私聞いてないんだけど
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「顔はこんななっちまったが、身内なら気付いてくれると思ったんだけどなぁ、でも俺は忘れなかった。言われなくてもずうっと!おまえを見ていた皆が皆清廉潔白であれとは言わない。おまえだけだ事前に録画しておいた俺の身の上話が今全国の電波とネットを走ってる」
パソコンを打っていた男が焦ったように荼毘に向かって叫ぶ
「荼毘!おかしいぞ…映像が全国に流れていない!?どういう事だ!?」
「あぁ?お前そういうの得意じゃねぇのか、もっとやってみろ、せっかくいい気分なのに水差すなよ」
馬鹿かコイツ…公安会長がちゃんと生きてて指示系統がしっかりしてるなら素人如きのハッキング程度、邪魔できなくてどうするっての、てかそもそも、ノートパソコンで国が持ってるハイエンドPCと勝負できると思うなよ?
あ~まぁ…動画サイトとかにアップされたら消すのは事実上無理にはなるな、消すだろうけど堂々巡りだ
「まぁ、良いか、はは!なんだか愉しくなってきた。どうしたらおまえが苦しむか、人生を踏み躙れるかあの日以来ずうううううううっと考えた!
自分が何故存在するのか分からなくて毎日夏くんに泣いて縋ってた事しらねぇだろ!最初は─おまえの人形の焦凍が大成した頃に殺そうと思ってたぁ
でも期せずしておまえがNo.1に繰り上がってぇ!俺は!おまえを幸せにしてやりたくなった、九州では死んじまわねえか肝を冷やした!」
やべぇ…話長い…立ってられんわ…ちょうどいい体勢整えるか…
飯田君を支えにして地面に座り込む
「紅音君!大丈夫か!血が…」
「大丈夫…止血は済んでるから血が足りないだけ、それより私の事後ろから抱きしめて…んで腕が跳ねないように力込めて押しておいて…後テンション上げるために愛の言葉でも囁いてて」
「な!だダメだぞ!こんな公共の場で!」
へへ、言っただけだし、さて動き回ってうぜぇな…踊ってんじゃねぇよ…まぁ、こいつの話聞く限り、轟の家の復讐?帰る家があるだけ良いだろ、こちとらそんなもんねぇっちゅうに、孤児だしそもそも転生者だから天涯孤独だし
ヴィランだからそこまで考えが回らないのかにゃぁ…
座ったままバックハグをされ震える手で銃を抜き狙いを定める、どうせこう言う奴の事だ、決めポーズを絶対に取る
狙いはその時だ
「星のしもべやエンディングを誘導して次々おまえにあてがった…念願のNo.1はさぞや気分が重かったろ?世間からの賞賛に心が洗われただろう!?
子どもたちに向き合う時間は家族の絆を感じさせただろう!?未来に目を向けていれば正しくあれると思っただろう!?知らねェようだから教えてやるよォォ!!!」
「過去は 消えない」
数発の銃声音、当たったのは胴体と顔面右半分、他は巨大なヴィランに当たったり空に消えて行った
だが、2発の44口径の弾丸は綺麗に風穴を開け体の一部をいとも簡単に吹き飛ばすッ!
内臓の一部を後ろにまき散らし頭に削り後を残しッ!血を噴出しながら膝を付く、即死しなかったのが不思議なくらいだ!
「あ…?ぶぁ…!?な、なんだと…!い、良い所…だったのに…!?」
「まさか回り見えてなかったの!ねぇ!これ見よがしに狙ってたのに!轟親子以外興味ないってか!バカだな!ザ!! 自業自得だぜぇ!地獄でダンスでも踊ってなァ!」
ゲラゲラ笑いながら残った腕で中指を立てる
衝撃を全て飯田君に肩代わりしてもらい発砲ッ!やっぱり私狙撃苦手だわ!4発撃ったのに2発しか当たってない!
もうソードオフショットガンでも持ち歩こうかな…
「ぐっぶへ…ふぅ…んじゃ!後頼むわ!ベスト・ジーニスト!借り返して!」
口から血反吐を吐き出し倒れてる馬鹿を嘲笑う
空中から無数の特殊繊維が降り注ぎ地上に居る全てのヴィランを捕縛ッ!
彼の個性は条件が揃えばオールマイトですら捕縛が可能ッ!木っ端なヴィランでは動く事も出来ないッ!
「あぁ!返させてもらおう!ベストジーニスト今日より活動復帰する!」
あぁ…取り敢えず…これで平気か…?
「ごめん…飯田君…私…落ちる…」
「紅音君!?紅音!誰か!救急を!早く!」
声が遠くに聞こえる…あ~やべ…くっそ…こんな時に情けない
頼むぜ…私は帝王だろうが…
今回でバトル終了!
感想高評価お待ちしております
バトル続きなので小休憩として日常が
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