(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?チェンジで 作:カニバルキャンディー
吹き飛ばされた衝撃をそのまま逃げるためのエネルギーとして使い爆撃ともいえるAFOの攻撃を受け流す
速度では勝てない、ならば小回りの利く機動力を使いバリエーション豊かに攻める、押しつぶす一辺倒じゃ奴も飽きてしまうだろうしな
あと数手でハメる、肉体が破損して治れば治るほど奴の寿命が加速的に使われるというならあの個性で…一気に行くか…?
まてまて、スカーレットが相当削ってくれたようで既に十代前半程の見た目…長くは持たないだろう持久戦に切り替えるか?
ダメだそうしたら一瞬で削り取られる…ッ!想定通りにアレで行くしかないか…ッ!
「馬鹿笑いの次はかくれんぼか?だがまぁ、君の狙いはわかった、そのクソッたれな二ヤケ面を苦悶で歪ませるのに────大袈裟な力はいらない。省エネで
「ずいぶん前に終わったよッ!その言葉はァ!上昇ッ!」
ビルとビルの隙間、人が数人通れるレベル!その隙間に縦横無尽に硬質化した黒い骨のようなものが蜘蛛の巣の様に張り巡らされるッ!
まさしく蜘蛛の糸に引っかかった虫のようだ!ギリギリ隙間を通り抜け逃げるッ!だが!このままではいずれ捕まってしまうだろうッ!誘われているとわかっていても上に逃げるしかない
オールマイトが飛び出し自身の勘に従いアーマーに回避行動を取らせる
瞬間自身の身の丈を超えた人間の口が生えた化け物が二体通過する
「嘘つきめ!降下降下!」
「いいや?省エネだぜ?戦車並みの馬力しか持ってないからな」
鉄筋コンクリートを削り取りながら二体の化け物が迫るッ!一瞬でも立ち止まれば即座に嚙み砕かれバラバラのミンチにされてしまうだろうッ!
焦りと疲れと痛みで顔がら笑顔が消え焦ったような真剣な表情を見せる、その隙ともいえぬ重箱の隅を突くが如く、AFOが口撃を仕掛ける
「馬鹿笑いが消えてるぞ!それじゃぁ!臓腑の欠けたただの老骨だ!若者の個性を上っ面だけ模倣し自身を介護させているだけのなァ!」
「アッハハハ!!いいのか!?撮ってんだろ!?皆が見てるぞ!平和の象徴が無力の象徴に堕ち絶える様を!」
避ける避ける、死の口から機械を削りながら命がけで逃げる、流石のオールマイト身体を動かすのも辛いような大怪我の中経験を支えに逃げ惑う
だが、数秒たったそれだけ意識をAFOから死の口に割いてしまう。
「法灯は消える」
ニタニタと喜と楽以外の感情をすべて消し去ったような気味が悪い笑みを浮かべながら、ビルを個性でもなく単純な力のみでぶち抜き
オールマイトをその腕力で叩き潰すッ!
「やっぱり拳で殴りつけてこそだよなぁ!気持ちわかるだろうぅ?」
「いいや…わかんないね悪友…お前は何にもわかっちゃいないな!!人を明滅するのだッ!私如きの灯が消えようとも!私の灯を受けた誰かが誰かを照らすッ!そうして照らされた暗がりにッ!」
「光が灯るのだッ!」
お互いに笑みが飛ぶ、追加武装テイルマンをAFOの身体に括り付け、僅かに復活させた追加武装スタンドの手、数本で万力のような握力でつかみ取る
これで準備は整った!あぁ!来ると思ったさ!最後は自分の手で来るのがお前のセオリーだろう!?
「負ける気がしないぜ!!AFO!!この名に焼かれなッ!」
【追加武装アニマ】から放たれる祈りともいえる一撃ッ!
AFOが最初に放った一撃と同様なレベルの高圧力レーザーッ!
近くのビルごと肉体を溶かし続ける、これに耐えるには強固な肉体ではだめだ!液体では蒸発してしまうッ!
『エンジンガオーバーヒートシマス、バッテリーガモチマセン』
「緩めるな!這い出てくるぞ!」
これじゃ足りない、これじゃアイツは這い出てくるッ!ならば出てくる所を邪魔してやればいいッ!
予想道理、陥没した地面から手を伸ばし一歩一歩と這い出てくるッ!まったくこいつは化け物だな!
「スターの最後の戦いに倣う!レーザー固めて持続圧迫なんて芸当はできんがな!だからッ」
二の腕のから放たれる【音波振動 イヤホン=ジャック】
拡張された音波と振動をぶつける、言わば東京ドームを震わせられる音と衝撃を人一人に対して使っているのだッ!
それをもって拘束から抜け出そうとする行為自体を徹底的に邪魔をする
この状況を生み出した為に払った代償は小さくない、アーマーには【特殊光学樹脂インビジブルガール】が塗布されているがそれでもあのレベルの光線の熱は完全に防げるものでもない
喰らった攻撃事態はテイルマンで防御したが…残念ながら下半身がオシャカ、ダンプと激突した時より酷いありさまだ
だがまぁ!私の表情見たさで
血反吐を吐きながら自身の勘に再び従い跳ね上がる瞬間、地面の中から黒い骨が付き上がるッ!
右腕のアーマーと顔面の一部のアーマーを破損させるッ!
【アーマーモーフィング!クリエティ!!】
残ったアーマーを【特殊拘束弾 グレープジュース】に作り替え発射!
アーマーはもう残り少ないこれ以上のパワーは出せない…このまま消えてくれ…
喜びが痛みを凌駕しているうちにッッ
あぁ…だが無情にも上空で飛んでいたアニマが撃ち落とされ、光り輝く少年が等々這い出てくる。
「言っただろう?道具は限界を超えないとそれと…笑えよ?こう笑うんだぜ?」
「ッ!ジャリがよ!」
正義と悪の戦いが続く
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時間を少し巻き戻そう
「…!!…かね!!…紅音ッッ!!」
うるさ…なんだ…身体中が痛い…体が冷たい…?
何かが抜けてる感覚…あ~う?どここ…私の最後ってどうなったんだっけ…
「あ~…?う…?どこここ…いや…うっそ私また死んだ!?」
「死んでいない!」
肩を揺さぶられて目を開けると近くに見えるのはマスクはボロボロ体もボロボロのインゲニウム
あんでここにいるの…?確かもっと遠くにいた気がしたけど…ここの戦場に来られるの頭がおかしいやつか個性がおかしいやつのどっちかだし…
ちなみに私は両方!よし…思考はだいぶ戻ってきてるな
「オールマイトが君が呼んでると言ってな、ショートと一緒に駆け付けたんだ」
「にゃは…ごほ…にゃははは、ありがと、そのショートはどこ行った?流石のアイツでもここで一人で戦うのはしんどいと思うけど…てかヴィラン共はともかくトガは絶滅させたはずだけど…」
「彼はエンデヴァーの所に助けに行った、AFOが荼毘に最後の最後で爆弾を仕込んでいて…それを止めに行ったんだ」
インゲニウムに捕まって体を起こす…最後のアレが効いたな…臓器の一部抜かれて奪い返したようなもんだぞ…どちゃくそいてぇ…
状況の把握をしないと…最悪もう全部終わってて魔王の時代の到来ですとか来たら今すぐ生き残るために隠れて逃げないといけないし…
さてどっちだ…?
「どうなった…?AFOは?皆は…?世界はまだ滅んでない?」
「AFOは依然逃走中…オールマイトが…必死に死柄木の所に行かないように足止めをしているらしい」
「え…?はぁ!?オールマイトが!?今あの人無個性だろ!?嬲り殺されるだけだぞ!」
血を吐いて少し気合を入れる…あ~ダメだ…もうこのまま寝ていたい…来週までゆっくり寝てたい…
取り敢えず動けるかどうか確認だけするか…えっと?全身打撲?出血多量か…んで薬のせいで脳内汚染か?幸い骨折はしてないと思う、動けない程度ではない
手足も指も欠損はしてない!けど体力がしんどい…もうこのまま倒れていたいよ…結構頑張ったんじゃない?
瞬間瓦礫が崩れる音が響く、インゲニウムが構えを取り少し遅れてスタンドを発現させる、個性も問題なく使えるな
「スカーレット…大丈夫か?動けそうか…あれ?飯田君なんで君がここに…?」
私よりボロ雑巾とかしたホークス先輩が足と羽を引きずりながらこちらに向かって歩いてくる…
そっちも派手にやられたねぇ、てか死んでないのがお互い不思議だよね?お互い運がいいのか悪いのか
飯田君に肩を借りて頑張って立ち上がる
「やっほ…そっちも大丈夫?飯田君はオールマイトに呼ばれたらしい。情報交換しない?私さっきまで気絶してたんだよね」
「といっても俺も紅音ちゃん同様、全然わからないんだけどね、ツクヨミ君を庇ってそのまま意識が飛んじゃったからね~もう身体中ボロボロ、助けに来てくれたヒーロー達も散らばっちゃったし」
肩をすくめながら手を上げようとするが傷むのかすぐにやめる、ホークス先輩。
しゃーないか、逆に数割でもあの暴風の嵐の中で生きてる方が凄いわ。
ポケットの中に手を入れてタバコを探す…げ!あの戦闘で吹き飛んでたのか!?最悪…飯田君に貰ったのじゃなかっただけましか…?あれ現場に持ってきたくないんだよねぇ…こういうことが起きるから!
ヤニ切れ!ニコチンとタールがない世界を何て呼ぶか知ってる!?地獄だよクソッたれ!!
へこんだ顔をしているとホークス先輩がポケットからタバコを取り出し私の口に咥えさせそこらへんで燃えている人型のような炭から火を拝借しタバコを燃やす
飯田君が少し嫌な顔をするが…ごめんね!正直気付けないともう一回気絶しそうなの!今回だけは見逃して…
肺一杯に煙を吸い込み少し溜めてから吐き出す…ニコチンが思考を回してタールが血管を広げて血液を通す
「先輩吸わないのにどうしたの?今わの際にってやつ?」
「縁起でもないこと言わないの、さてスカーレット後どれだけ動ける」
頬を吊り上げ凶悪にスカーレットが笑う
体は激痛を通り越して痛みを失いかけているし血を大量に流し貧血気味だろう、実際一度死に薬の効果で蘇った
だからなんだ!進まない理由になるのか?いいや!ならない訳がない!
「シューベルトの魔王を余裕で踊りきるぐらいには…ねぇ、飯田君ちょっとぎゅっとしてキスしてくれない?それだけでもっと頑張れそうだから」
「すまない…ッ君にまた無理をさせてしまう…」
ぎゅっと強く抱きしめキスをしてくれる…あぁ…心が温かい…どれだけでも頑張れる…!
「ふふ…だぁいじょうぶ…私だってヒーローだ、好きな人のために自分のために皆のためにさっさと勝ってくるよ」
「あぁ…助けになるかわからないが…この無線機をもっていくといい…」
飯田君が自分の耳から無線機を外し手付かずに私の耳につけてくれる…んにゃ…ちょっとくすぐったい…そんなにイチャイチャしたいの?全部終わったらなんでもさせてあげるのに
にこっと屈託のない笑みを向けて離れる、口笛を吹いてからかってくるアホウドリ先輩に向けて中指を立て舌を出す
ケラケラと楽しそうに笑うホークス先輩に少し頭を下げクリムゾン・デビルを足に纏わせ飛び上がる。
敗者復活戦と行こうか、嫁入り前の身体を散々殴りやがってッ!
数秒先に拳を突き出し今の自分がそれに乗るを繰り返して高速移動を実現、正直体力はそこそこ消費するけど自身をぶん投げるよりはマシ!あっちは細かい調整とか風圧とかで使い勝手が悪いんじゃ!
ついでに無線を入れる
【あ~もしもし?本部こちらスカーレット、無線はインゲニウムからもらったのを使ってるけど、聞こえてます~?】
【スカーレット!?生きていたのか!?状況はどうなってる!?】
【えっと、取り敢えずこちらは無事、今AFOの所に向かってる途中あと数分で着くと思う、そっちの情報はなんかある?】
【あぁ…実は…】
空中で移動しながら状況を聞くやはりオールマイトはAFOにやられてしまっているらしい…
流石の世界最強も無個性のままサポートアイテムのみで戦うのは無理があったのか…わかってた心の何処かではオールマイトがスーパーパワーを使ってジャジャジャジャーンとAFOを叩きのめしてくれることを期待していた
だけど…現実は非情だむしろここまで善戦できたこと自体がおかしいのだろう…そもそもオールマイト還暦マジかだろ?そんなお爺ちゃんをボロボロになるまで戦わせるなんて若者として恥でしかないッ!
【デクと大・爆・殺・神 ダイナマイトが死柄木弔を抑えていてくれている…スカーレット、君がAFOを倒すんだ…君しか頼れないんだ】
【にゃははっは!私を誰だと思っていやがるッ! 死なねぇ!逃げねぇ!負けねぇ!迷わねぇ!ヴィランを殺した数なら負け知らず!世界最強相手を叩きのめせるッ!黙って終わった後の修復金額でも数えてなァ!】
【あぁ…!頑張ってくれッ!】
数分自分の拳を足場にして飛ぶ、遠くから少しの爆発音───────
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「悪友、火薬のお味は好きかな?私は大っ嫌いだ」
AFOの首元を掴みアーマーを爆破させる───
「おいおい…英雄らしく…死に方を選べると?」
ゲラゲラ笑いながらアーマーを握りつぶす。いとも簡単に最後の手段である切り札を止める
そしてステインから奪った個性で動きそのものを封じ籠め…まさしくこれは積みだ、隠し玉も仲間も全て出し切った。
もう何も何一つも残っていない…残っていないのか?
「やっと!出し切ったな、手負いのヒーローの怖さは散々教わった…君には何も果たさせはしない…あぁ!その顔を待っていたぁ!君が最も悔しがり絶望するその瞬間の表情」
自身の頬が引きちぎれるほどに頬を吊り上げオールマイトを嘲笑うッ!まさに悪魔のような笑み!他人の不幸を心の底から面白く思い他人の希望が無残に散るのを楽しめる
そんな笑みだッ!
違うッ!まだ残っているさッ!
オールマイトも笑う、動かない体をッ!頬を必死に吊り上げッ!
「何がおかしい?気でも狂ったのか?」
「…クハハハハハハハハ!!後ろを向いたらどうだい!?」
余裕綽々にオールマイトを空中に引き留めたまま、振り向く
瞬間後悔する
そこに
居たのは
「どこ行くつもりだよ、まだ、正義のヒロインが立ってるだろ」
腰まである長い髪をマントの様になびかせて頭から血を流しながらも威風堂々と仁王立ちで立っているスカーレットの姿ッ!
反応高評価お待ちしております
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