とある休日・・・
ユウマ
「簪さん、刀奈さん、これからフォーマット作業するけどよろしくね」
束
「パパっとデータ入力して調整しちゃおうよ♪」
簪
「よろしくお願いします」
刀奈
「お願いします」
束
「それじゃあ、2人のパーソナルデータを採らないとね。この腕時計を1時間位身に着けててね」
簪
「この腕時計はデータを採るモノなんですか?」
刀奈
「結構武骨なデザインで好きですけど・・・」
ユウマ
「その腕時計は、待機状態のISだよ。今所有者登録とパーソナルデータを登録してるんだよ」
「結構便利なんだよ?身に着けてるだけで必要なデータ全部採れるから」
簪
「これ最新技術ですか?」
束
「束さんとゆ~くんの共同開発技術です!!今の世の中には広まってない極秘技術です!!」
刀奈
「そんな技術をサラッと使って良いんですか?」
束
「良いの良いの♪誰にも真似できない技術だから♪」
ユウマ
「食堂に行ってきても良いよ。そろそろお昼時だし」
簪
「なら、お昼ご飯食べてきますね。ユウマさんと束先生は、何か食べますか?」
ユウマ
「おにぎりとか貰って来てもらえる?サンドイッチでも良いけど」
束
「束さんは、お稲荷さんが良いな♪」
刀奈
「お昼ご飯食べたら、スグに持ってきますね!」
ユウマ
「よろしく~。さて、プログラムの書き換えと再設定を始めますか」
束
「束さんは、かんちゃんの方の設定をやるね」
ユウマ
「キャリブレーション取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及びCPGの再設定・・・疑似皮質分子イオンポンプに制御モジュールに接続」
「ニュートラルリンゲージ・ネットワーク再構築。運動パラメーター再設定・・・システムオンライン!ブーストラップ起動!!」
束
「ほぇ~・・・いつ見てもゆ~くんのタイピングスピードが凄まじいね~」
ユウマ
「これくらい慣れれば、誰でも出来ますよ」
束
「束さんにもやり方教えて~!!」
ユウマ
「高速でタイピングしたいなら、キーボードの位置を覚えてください」
「覚えたら、ひたすらタイピングの練習してください。それで高速タイピングの習得です」
束
「え~、努力するの束さん苦手なんだけど!!」
ユウマ
「天災も努力しないと、その内頭打ちになりますよ」
「たまには、努力しないとインスピレーションは生まれませんよ?」
束
「束さん、ご褒美が無いと頑張れないんだよね~」
ユウマ
「・・・だったら、またハグしてあげますから努力してください」
束
「ハグだけじゃ、ちょっと束さんのモチベーション的にな~」
「ハグしてキスしてくれたら、束さん頑張っちゃうけどな~♪」
ユウマ
「そんなにキスして欲しいんですか?」
壁ドン!!
束
「え、ゆ~くん?」
ユウマ
「そんなイケない事を言う唇は、塞いでしまおうかな・・・」
束
「え?え?ゆ~くん、ストップ!!」
「キスは冗談だから・・・ハグだけで良いから、抱きしめてください・・・」
ユウマ
「全く、冗談でもそんな事言わない方が良いですよ。無理やりそういう事をする男も居るんですから」
束
「ごめんなさい・・・」
ギュっ!!!
ユウマ
「よしよし・・・キスするなら、想い人と恋人同士になってからしましょうね」
束
「分かりました・・・」
ユウマ
「これでちゃんと努力してくださいね」
束
「・・・努力します」
簪
「おにぎりといなり寿司を持ってきましたよ・・・束先生、顔が真っ赤ですけど如何したんですか?」
束
「何でもないよ♪」
刀奈
「でも、まるで恋する乙女みたいな顔してますよ?」
束
「ホントに何でもないよ♪」
ユウマ
「二人とも、ISの設定は終わってるから、これで最終設定して終わりだよ」
簪
「私達が、身に着けてたのに如何やって設定したんですか?」
ユウマ
「遠隔操作でパパっとやったよ。これで2人の専用機は完成だよ」
簪
「私のガンダムヘビーアームズ・・・」
刀奈
「ストライクガンダムが私の新しい専用機・・・」
束
「良かったね~♪これで記念すべき初めての女性ガンダムパイロットだよ♪」
ユウマ
「それじゃあ、おにぎり頂きます」
「中の具は、昆布とツナマヨか・・・美味いな」
束
「ゆ~くんだけズルい!!束さんも頂きま~す♪」
「五目いなり寿司だぁ♪美味しい♪」
簪
「試しに展開してみても良いですか?」
ユウマ
「どうぞ~。やり方は普通のISと変わらないから、普通にやれば展開できるよ」
「最初だけ、時間掛かるかもしれないけど気にしないでね」
束
「束さん、お味噌汁欲しくなっちゃったから貰ってくるね~」
「ガンダムに関しては、ゆ~くんの方が詳しいから聞いてね~」
簪
「では・・・来て、ヘビーアームズ!」
刀奈
「力を貸して!ストライクガンダム!」
2人を光が包み込むと・・・ガンダムを纏った簪と刀奈が居た・・・
ユウマ
「デザインは、フルスキンのままだけど何か違和感は有る?」
簪
「違和感は有りません」
刀奈
「何だか不思議な感じです・・・」
ユウマ
「最初は、不思議な感じがするけどスグに慣れるよ。俺は、最初からフルスキンだったし違和感無しで乗ってたけど」
簪
「ユウマさんは、白騎士事件の時はISに乗ってどれ位だったんですか?」
ユウマ
「初日だよ。それまで乗ったりはしてなかったから」
刀奈
「初日であんな活躍をしたんですか⁉」
ユウマ
「別に俺自身活躍したとは思ってないし。それに自分の功績を見せびらかす奴は器の小さい野郎だから、俺はそんな奴にはなりたくないから謙虚に生きたいのよ」
簪
「謙虚に生きる・・・」
刀奈
「今の世の中に足りてない考え方ですね・・・」
ユウマ
「俺の話は今は如何でも良いんだよ。違和感が無ければ、今度アリーナで試運転でもしてみると良いよ」
「操縦マニュアルはコレだからよく読んどいてね」
束
「ただいま~♪今日の、お味噌汁は豚汁だったよ~♪」
「みんなの分も貰ってきたから食べようよ♪」
ユウマ
「ありがとうございます、束さん」
簪
「豚汁大好きです」
刀奈
「私達、さっき食堂でサンドイッチセット頼んだから今日のお味噌汁が豚汁って知らなかったです」
束
「豚汁は、最強なんだよ♪」
「束さん、ゆ~くんが作ってくれる豚汁が大好きなんだ~♪」
ユウマ
「学園に居る間は、作る機会は当分無いと思いますけどね」
束
「たまには、ゆ~くん作ってよ~!!」
ユウマ
「無理ですよ。学園の敷地内にはスーパーが無いし、今は部屋の冷蔵庫に食材が無いから作れませんよ」
刀奈
「なら食堂の食材と設備借りられるように手配しますか?一日限定で食堂をやったり出来ますよ」
簪
「お姉ちゃん、それ職権乱用じゃない?」
刀奈
「誰の迷惑にならないなら、職権乱用にはならないわ!!」
ユウマ
「だったら、一夏を連れて来てくれ。俺一人じゃ限界がある」
刀奈
「一夏君?別に構わないわよ」
簪
「男の子って料理できる人が多いのかな・・・」
ユウマ
「俺と一夏は例外だな。双方ともに料理を自分で作らないと食うモノが無かったからな」
束
「いっくんとちーちゃんのお家は、両親が居なかったからね~」
ユウマ
「その話は今は如何でも良いや。いつ食堂やるかは知らないけど、やるなら早めに教えてくれ」
「折角だし、豚汁いただきます・・・束さん、七味唐辛子は有ります?」
束
「小さな袋の奴を貰ってきたよ♪」
ユウマ
「束さん、分かってますね♪」
束
「当然だよ♪豚汁には、七味唐辛子は必須でしょ♪」
「かんちゃん達も早く食べないと冷めちゃうよ~」
簪
「いただきます」
刀奈
「そうですね、いただきます」
ユウマ
「やっぱり豚汁食べるとホッとしますね」
束
「そうだね~。日本人に生まれて良かったと思えるね♪今はドイツ人だけど」
簪
「美味しい・・・私の好きな味だ」
刀奈
「さっきお昼食べたのに、またお腹が空いてきちゃったわ!」
ユウマ
「ちょっと食堂に行って食材の余りを貰ってくるから待っててくれ。材料次第だけど何か作るよ」
食堂・・・
ユウマ
「こんにちわ」
おばちゃん
「おや、今日は休みなのに学園内に居るんだね」
ユウマ
「作業が有ったんで。今日、余りそうな食材とかありますか?」
おばちゃん
「野菜は少し余ると思うよ。肉系は、鳥皮があるから欲しければ持って行っていいよ」
ユウマ
「なら貰っていきます。ありがとうございました」
おばちゃん
「何か食材が欲しければ、言ってくれれば纏めて発注するから言っておくれよ」
ユウマ
「なら、野菜を一通りと肉は豚と鳥を一キロずつ注文お願いします」
おばちゃん
「了解だよ」
整備室・・・
ユウマ
「ただいま」
束
「おかえり~♪色々貰って来たね」
ユウマ
「俺の部屋に行きましょう。ここじゃ料理できないんで」
ユウマの部屋・・・
ユウマ
「中にどうぞ」
束
「お邪魔しま~す♪」
簪
「随分とセキュリティが厳重ですね」
刀奈
「職員寮でも、特別な部屋って感じですね」
ユウマ
「忍び込むアホが居るかもしれないからって学園が特別に用意してくれたんだよ」
「一夏の部屋はアッチだよ」
束
「そうなんだね。それで今日はどんな料理を作ってくれるの~?」
刀奈
「野菜と鳥皮が有るわね」
簪
「焼き鳥を作るんですか?」
ユウマ
「野菜と鳥皮の味噌炒めだよ。ご飯が進むよ」
束
「束さんも手伝うよ~」
ユウマ
「なら、野菜切っておいてください。ザク切りで良いんで」
束
「りょうか~い」
簪
「私達も何か手伝えますか?」
刀奈
「ただ待ってるのも申し訳なくて」
ユウマ
「なら、お米洗ってくれる?」
「それと味噌汁かスープ作ってくれる?」
簪
「私、お米洗うからお姉ちゃんは、お味噌汁お願い」
刀奈
「分かったわ。お出汁って有りますか?」
ユウマ
「後ろの棚の中に昆布とかつお節が有るから好きなだけ使って良いよ」
刀奈
「これは!!羅臼昆布に最高級本枯れ節!!こんな高級品が沢山!!」
簪
「凄い!!お姉ちゃん!!昆布1枚頂戴!!前から昆布入れてご飯炊きたかったの!!」
刀奈
「簪ちゃんがこんなに食いつくなんて!!」
ユウマ
「好きなだけ使っていいし、欲しければ持って行っていいよ」
「母さんから毎月大量に届くんだよね。日本人の味を忘れちゃダメよって」
束
「レオナさんは、かなりの親日家だよね~。ドイツ人だけど日本料理超大好きだし」
刀奈
「こんな高級品をタダで持って良いんですか・・・」
簪
「昆布と本枯れ節・・・最高の黄金だしが引けるよ・・・」
ユウマ
「ほらほら、あんまり時間掛けてると夕ご飯になっちゃうよ」
刀奈
「はっ!!お味噌汁作らないと!」
簪
「はっ!!急いでご飯炊かないと!」
束
「ゆ~くん、お野菜切り終わったよ~」
ユウマ
「ありがとう。チャチャっと炒めて作っちゃおう!」
ユウマ、フライパンで料理を炒め中・・・
ユウマ
「ほい、出来上がりっと」
簪
「ご飯も炊けましたよ♪お出汁の香りが食欲をそそるなぁ・・・」
刀奈
「こっちもお味噌汁出来ましたよ♪憧れの黄金出汁のお味噌汁・・・」
束
「最高級の定食が出来ちゃったね♪」
ユウマ
「少し早いけど、夕ご飯って事で。いただきます」
束
「頂きま~す!!」
簪
「いただきます」
刀奈
「頂きます♪」
束
「美味し~い♪」
簪・刀奈
「負けた・・・」
ユウマ
「如何したの?」
簪
「あまりにも料理が美味しすぎて女性として、負けたなって・・・」
刀奈
「こんな美味しい料理を食べたら、私達のプライドが・・・」
ユウマ
「そんなに俺の料理って美味いのか?俺自身普通に作ってるだけだから全く分からないんだよなぁ」
束
「ご飯お替り♪」
ユウマ
「自分でやってください」
束
「ゆ~くんのケチ~!!」
ユウマ
「近くに炊飯器有るんだし、束さんの方が近いでしょうが!」
束
「分かったよ~」
簪
「何か、みんなでご飯食べるのって良いですね」
刀奈
「今度虚ちゃん達も誘って何処かに食べに行きましょう♪」
「その時は、ユウマさんにお弁当作って貰いたいんですけど良いですか?」
ユウマ
「お金取るよ?」
刀奈
「構いません。お重に色々詰めて貰いたいです」
ユウマ
「何かのイベントの時にでも作るよ。その時は、食堂の貸し切りよろしくね」
刀奈
「生徒会長にお任せよ♪」
束
「ごちそうさまでした♪」
簪
「ごちそうさまでした、美味しかったです」
刀奈
「ご馳走様でした」
ユウマ
「はい、お粗末様」
「食器は水に付けといて。後で纏めて洗うから」
簪
「私が洗いますよ。こんなに美味しいご飯頂いたお礼です」
刀奈
「せめてこれくらいはさせてください」
ユウマ
「そう?ならお願いね」
束
「ゆ~くん、デザートは無いの~?」
ユウマ
「束さん、少しは二人を見習って働いてください。タダ飯喰らいの人は俺嫌いです」
束
「束さん、働きます!!」
ユウマ
「そこにあるリンゴ剥いておいてください。デザートはリンゴで我慢してください」
束
「束さん、リンゴ上手く剥けないよ?」
ユウマ
「なら、一緒にやりましょう。こうやって剥くんですよ」
束
「こう?」
ユウマ
「そうです。ナイフを固定しながらリンゴの方を回しながら剝いてくださいね」
「力は入れない様にしてくださいね」
簪
「ユウマさんと束先生は、お付き合いしてるんですか?」
ユウマ
「してないよ」
束
「し、してないよ!!確かにゆ~くんの事は大好きだけど・・・」
刀奈
「こんな美人を放っておくのは如何かと思いますよ?」
ユウマ
「俺、恋愛ってのが良く分からないんだよね。今まで誰かを好きになった事無いから」
束
「ゆ~くん!!束さんの事をもっと好きになってください!!」
ユウマ
「???」
簪
「今のは、束先生なりの告白ですよ」
刀奈
「女性を悲しませる男性は最低ですよ?」
ユウマ
「そんな事急に言われてもなぁ・・・まぁ、もっと束さんと仲良くできるなら友達以上恋人未満辺りからでお願いします」
束
「・・・これって告白成功?」
簪
「一応成功だと思いますよ」
刀奈
「結果は少し微妙な感じですけど、成功ですね」
束
「ヤッタ~!!!ゆ~くん大好き♪」
ユウマ
「教師と生徒の恋愛って、一般的にはこう倫理的に如何なの?」
刀奈
「倫理的には、アウトね」
簪
「表沙汰にならなければ問題ないと思います」
ユウマ
「なら、この事は内密にしないといけないって事か」
束
「仕方ないよね~。でもここに居る人達の前では隠さなくて良いんだから♪」
「それなら束さん的には問題ないよ♪」
ユウマ
「今日は、もうそろそろ門限の時間になるから解散って事にして後日今後の事を考えようか」
簪
「分かりました」
刀奈
「出来るだけ生徒会も協力しますね。今日は、ご馳走様でした」
ユウマ
「また休み明けにね。おやすみ」
「束さんは、帰るんでしょ?」
束
「今日は、ゆ~くんの部屋に泊めて~♪」
ユウマ
「ハァ⁉」
束
「たまには仲良くしようよ~」
ユウマ
「変な事したら、叩き出しますからね」
束
「分かってるよ~♪」
ユウマ
「なら良いです。シャワーはアッチです」
「着替えは無いんで、俺の服使ってください」
束
「ゆ~くんの服・・・いい匂い」
ユウマ
「早くシャワーに行ってください!」
束
「は~い♪」
シャワー中・・・
束
「シャワー終わったよ!」
ユウマ
「布団敷きましたんで使ってください。俺はシャワー浴びてきます」
シャワー中・・・
ユウマ
「ふぅ・・・サッパリしたな」
束
「ゆ~くん、一緒に寝ても良い?」
ユウマ
「寝るだけですよ?」
束
「うん、おやすみ」
ユウマ
「おやすみなさい」
束
「ゆ~くん、起きてる?」
ユウマ
「起きてますよ」
束
「ゆ~くんは、まだ恋とか分からないって言ってたけど、私がゆ~くんを惚れさせてみせるから待っててね」
「そうしたら、結婚とかして子供授かって幸せになろうね」
ユウマ
「そうですね・・・約束代わりにキスしてみます?」
束
「うん、ゆ~くん大好きだよ」
束さんは、俺にそっとキスしてきた・・・
ユウマ
「なんか凄くドキドキしてきたんですけど・・・これって束さんに恋してるようなもんじゃん」
「マジか・・・俺っていつの間に束さんに恋してたんだ?」
束
「ゆ~くんは、知らないうちに束さんの魅力にメロメロになっちゃったんだね♪」
ユウマ
「そうかもしれませんね・・・好きです、束さん」
「俺と一緒に居てください」
束
「喜んで♪」
この日、俺達は恋人同士になった・・・