束博士達をドイツに送り出した後、俺は家に戻り秘密の地下室に入った・・・
秘密の地下室には、俺がアマテラスさんから貰ったメモリーデバイスの中に入っていた設計図を基に、俺が組み立て中のフライトユニットが置いてあった
ユウマ
「さて、残りの作業を進めようかな。それにしてもこのサブフライトユニット、何で動力源が無いんだ?」
「形は俺の知ってるドダイ改なのに・・・アマテラスさんに聞いてみるか」
俺は、携帯に入ってるアマテラスさんの番号を呼び出し電話を掛けた・・・・
アマテラス
「ハイ♪アナタだけのアマテラスですよ♪今日は如何しましたか?」
ユウマ
「アナタは俺の彼女か何かですか?」
アマテラス
「ちょっとした冗談ですよ♪」
「それで、どうしましたか?」
ユウマ
「この前貰った設計図なんですけど、なんでサブフライトユニットは動力源が付いていないんですか?」
アマテラス
「それはISの方から動力を供給出来るようにしてあるんですよ」
ユウマ
「それ・・・エネルギー切れになりませんか?」
アマテラス
「大丈夫ですよ。ISの動力は縮退炉を搭載していますので、ほぼ無尽蔵にエネルギーを生み出せますから」
ユウマ
「マジですか・・・」
「縮退炉ってブラックホールエンジンじゃないですか!!そんなバケモノエンジンをISに積まないでくださいよ!」
「撃墜された時危ないじゃないですか!」
アマテラス
「その辺はしっかり対策してありますし、ユウマさんを撃墜できる相手はそちらの世界には存在しませんよ」
ユウマ
「何処からそんな自信が出てくるんですか・・・」
アマテラス
「ユウマさんを信じていますから♪」
ユウマ
「とりあえず頑張ってみますけど、そこまで期待しないでくださいね」
「それじゃあ失礼します」
アマテラス
「またいつでもお電話待ってますね~♪」
ユウマ
「動力源が無いならもうすぐ完成だな・・・良し!これでドダイ改の完成だ!」
「これなら空中戦が苦手なR-1とR-2も安心だな。Hi-νガンダムも問題ないな」
「いま空中戦で使えるのR-3だけだったし、いっその事、全部のサブフライトユニット作ろうかな」
俺がパソコンで設計図を探していると・・・・・俺の頭の中にビジョンが浮かんできた
そのビジョンは今日博士達が乗った飛行機が撃墜されるビジョンだった・・・
ユウマ
「今のビジョンは!!マズイ!!」
「俺の予知はほぼ99%の確率で当たる・・・撃墜なんてさせねえぞ!!」
俺は、急いでサブフライトユニットを全部のISにインストールした後、R-1を展開して即座に変形し飛び出していった
上空 飛行機内
束
「飛行機なんて久しぶりだなぁ・・・」
千冬
「ユウマにはちゃんとお礼が言えなかったな・・・」
パイロット
「皆さん、本日の13時間のフライトを予定しています。もう少ししたら担当の大使館職員がご挨拶に伺います」
エルザム
「皆さん、初めまして。私は今回担当しますエルザムと言います」
「フライト中に何かありましたら遠慮なく言ってください」
束達が飛行機内でそれぞれ寛いでいると、いきなりアラートが鳴りだした
エルザム
「何だ⁉一体何があった!!」
パイロット
「後方より識別不明の戦闘機が近づいてきます!」
無線
戦闘機パイロット
「ドイツ軍所属の輸送機に告げる。そちらに篠ノ之束が乗っているのは分かっている」
「篠ノ之束の身柄を渡せ!もしコチラの要求に従わなければ撃墜する!」
「繰り返す・・・・」
束
「何で・・・何でこうなっちゃうの・・・私が全部いけないの・・・?」
千冬
「束・・・・」
束
「夢を追いかけるのが・・・そんなにいけないの?」
「何でこんなつらい目に遭わないといけないの・・・もう嫌だよ・・・」
パイロット
「エルザムさん・・・どうしますか?」
エルザム
「奴らは無国籍軍だろう。要求を呑んだとしても結果は変わらん」
「奴らを振り切って逃げるんだ!」
パイロット
「了解!」
戦闘機パイロット
「どうやら我々の要求を無視するようだな・・・仕方ない、目標機を撃墜する!」
パイロット
「マズイ!ロックオンされました!」
エルザム
「奴等め!戦争を起こす事も厭わないのか!!」
戦闘機パイロット
「ターゲットロック・・・熱感知ミサイル発射!」
バシュンッ!!」
パイロット
「ミサイルが発射されました!!」
エルザム
「チャフかフレアで迎撃しろ!!」
パイロット
「了解!迎撃します!」
「チャフもフレアも効果なし!」
「駄目です!撃墜できません!」
エルザム
「マズイ!このままだと本当に撃墜されるぞ!」
束
「・・・ゆ~くん、助けてよ・・・・もう嫌だよ」
「助けてゆ~くん!!」
ユウマ
「目標補足!Gリボルバー!シュート!」
ドカーン!!
束
「え?」
パイロット
「ミサイルが撃墜された?いったい誰が!」
エルザム
「あれは戦闘機か?」
ユウマ
「ミサイルは無事に撃墜出来たな。敵機は2機か?」
「普通に考えれば戦闘機2機で来るはずがない、おそらく伏兵が居る筈だ」
「ココは広域タイプが適任か・・・チェンジ!Hi-νガンダム!」
「カモン!サブフライトシステム!ドダイ改!」
「飛行機に通信飛ばすか・・・念のためにボイスチェンジャー持ってきて良かったな。ポチッと」
通信
ユウマ
「コチラ独立部隊所属、コードネーム[ゴースト1]
「ドイツ輸送機、聞こえるか?」
「これよりドイツ国内の空港か軍の基地に着くまで自分が護衛を務める。そちらは輸送機を飛ばすことに専念しろ」
パイロット
「護衛感謝します!よろしくお願いします!」
ユウマ
「任務了解」
束
「ゆ~くんだ・・・ゆ~くんが助けに来てくれたんだ!」
千冬
「確かに最初の機体はユウマのモノだろうが今の機体は見た事が無いぞ」
エルザム
「君達の知り合いかい?」
束
「私達を匿ってくれていた人です」
エルザム
「そうか。とりあえず君達は席についてシートベルトを着けていなさい」
ユウマ
「目標、正体不明の戦闘機。これより敵機を撃墜する」
「サイコミュシステムリンク!行け、フィンファンネル!」
戦闘機パイロット
「奴は何者だ⁉予備兵をコッチに向かわせろ!!」
戦闘機パイロット
「了解!全機スクランブル!!ドイツ輸送機を撃墜せよ!」
ユウマ
「どうやら伏兵は大勢いたみたいだな。まぁ、俺には関係ないがな」
「敵機のエンジン部分のみを撃ち抜け!フィンファンネル!」
戦闘機パイロット
「エンジン損傷!推力低下!脱出します!」
「尾翼破損!脱出します!」
「エンジン破損!全機能停止!脱出します!」
ユウマ
「これで全部か?無国籍軍の割には随分と装備が充実してるな・・・元締めは何処の国だ?」
「後で調べてみるか。特殊部隊のエンブレム見っけ」
「ドイツ輸送機、聞こえるか?」
「敵機は全て無力化した。そっちはそのまま目的地に向かえ」
「コチラも並走する形で移動する。何かあればコチラで対応するから安心しろ」
パイロット
「了解!」
ユウマ
「もうHi-νガンダムは良いかな。R-3パワードにチェンジ、航続移動にシフト」
「T-LINKセンサー広域モード。常に索敵状態で移動っと」
「ドイツまで後7時間か・・・オートパイロットで移動しようかな、少し眠いし」
「オートパイロット起動、輸送機に追従モードで移動っと」
システム音声
「オートパイロット起動します。前方の輸送機に追従しながら航続移動します」
「ドイツに近づいたら起こします。後はコチラでやっておきますのでお休みください、マスター」
ユウマ
「後はよろしくね」
俺は移動中、ワリとぐっすり寝ていた・・・・
ドイツ上空
システム音声
「マスター、まもなくドイツ上空です」
ユウマ
「ん・・・起こしてくれてサンキュ」
「このまま上空で待機だな」
パイロット
「まもなく滑走路に入ります。着陸準備・・・着陸します」
「着陸完了」
エルザム
「ココまで来ればもう大丈夫だ。まずはドイツ大使館に行こう」
束
「その前に無線貸してもらえますか?」
パイロット
「どうぞ」
束
「ゆ~くん!!ゆ~くんでしょ!!助けてくれてありがとう!」
「一度降りて来てくれる?」
ユウマ
「悪いけど・・・俺、不法入国になるから降りられないよ?」
束
「え~!!」
エルザム
「今話しているのはさっき助けてくれた人かな?」
束
「そうです!」
エルザム
「軍の施設だけど滑走路内なら不法入国にはならないよ。だから降りてきても大丈夫だよ」
ユウマ
そう言われても俺顔を見せるわけにはいかないからな・・・R-3パワードからドッキング解除して降りれば良いか・・・」
俺は、ドッキングを解除して滑走路に降りた
束
「機体は解除しないの?」
ユウマ
「こんな人目の多い場所で機体を解除できるわけないでしょ」
「俺は無暗に何処かの国と関わるつもりは無いの」
束
「む~・・・でも仕方ないよね」
「もう島に帰るの?」
ユウマ
「帰るよ。それじゃ」
エルザム
「待ってくれ、君が大使館にメールを送ってきた人なのかい?
ユウマ
「そうです」
エルザム
「出来れば君と話がしたいんだ。人払いはするから一度機会をくれないか?」
ユウマ
「・・・・面倒な事に巻き込まないと約束してくれるなら・・・」
エルザム
「分かった、約束しよう」
「そのままで良いから大使館まで着いて来てくれるかな?」
ユウマ
「分かった」
こうして俺はドイツとの繋がりが出来てしまった・・・
ユウマの独立部隊所属のゴースト1はカッコ良さそうなので使ってみました