書くのに時間が掛かりましたがとりあえず出来ました
俺はドイツ大使館の人に応接室のような場所に案内された
ちなみに俺の恰好は、顔にフル・フロンタルの仮面を着けている。服装はガンダムSEEDの地球連合軍の軍服を模した服を着ている
この服と仮面は、アマテラスさんから色々貰った中にあった【カッコいい服シリーズと変装に使えそうなアイテムシリーズ】と言うクローゼットの中から選んで来たものだ
アマテラスさんは良いセンスをしているな・・・個人的にはロンド・ベルの軍服が一番のお気に入りだ
エルザム
「その仮面は気に入ってるのかな?」
ユウマ
「確かに気に入ってるが、主な目的は俺の素顔を隠すためだ」
「申し訳ないが、俺の存在は世界を混乱させるからな。それに俺の持っている機体は争いの種になる」
「出来れば誰にも迷惑を掛けずにひっそりと暮らしたいんだよ」
エルザム
「だが、先ほどの戦闘は流石に隠せないと思うんだが」
ユウマ
「そうだろうな。多国籍軍の戦闘機を片っ端から撃墜したんだ、もう隠居生活は出来ないだろうな」
束
「それじゃあ束さん達と一緒に暮らそうよ♪」
ユウマ
「嫌だよ。自分の事が何も出来ない女性と暮らすと、俺の精神衛生上とてもよろしくないから」
束
「ガーン!!」
エルザム
「君も中々に毒を吐くんだね・・・」
「コチラとしては、出来れば君の事を色々と教えてくれると嬉しいんだけど、良いかい?」
ユウマ
「仕方ない、人払いをしてくれると助かるんだが?」
エルザム
「分かった。君と私だけにすれば良いかな?」
ユウマ
「それで頼む」
俺は、エルザムさんに簡単な生い立ちと今までの生活状況を話した
ユウマ
「こんな所だな」
エルザム
「意外だね、君のような人が表舞台に出ずにひっそりと暮らす事を望んでいるなんて」
ユウマ
「俺は基本的に争い事は嫌いなんでね。でも、俺にも譲れないモノがあるんだよ」
エルザム
「君の譲れないモノとは何だい?」
ユウマ
「夢を守る事だ」
「俺は人の夢を否定して馬鹿にする奴等が大嫌いだ。本人は必死に努力しているのに、無関係の外野の屑どもは簡単に無意味だ、叶うはずが無いと簡単に否定する」
「俺は夢を持っている若者を守ってやりたいんだよ」
エルザム
「それで君は、篠ノ之束博士を匿っていたのかい?」
ユウマ
「まぁ、理由の一つはそれだな。他には博士に足りないモノを教えたりしていたけどな」
エルザム
「君はこれからどうするんだい?」
ユウマ
「そうだな・・・何処かの国に移住してひっそりと暮らすのが理想なんだが・・・そうも言っていられないだろうし、どうしたもんか・・・」
エルザム
「これは提案なんだけど、良ければドイツに来る気は無いかい?」
「ドイツに来てくれれば衣食住は保証するし、仕事も用意するよ」
ユウマ
「その代わり、俺に何かをさせるんだろ?」
エルザム
「難しい事じゃないよ。博士のサポートをお願いしたいんだ」
「先ほどの会話で、博士は君に随分気を許しているようだったから、お願いできないかな?」
ユウマ
「それを引き受けた場合、俺の住む場所はどうなる?」
エルザム
「必然的に博士と同居する事になるかな」
ヤマト
「それはやめてくれ。博士は片付けが出来ない、料理が出来ない、自己管理が出来ない、専属の世話係が必要だ」
「その役目を俺一人にさせようものなら俺は今スグに逃亡するぞ」
エルザム
「それ程までに酷いのかい?」
ユウマ
「想像以上に酷い。暫く面倒を見た俺が言うんだ、間違いない」
エルザム
「分かったよ。コチラで専属のメイドを手配しよう」
ユウマ
「出来れば歴戦の凄腕メイドを頼む。でないと博士のだらしなさは変わらない」
エルザム
「必ず手配する事を約束しよう。それで・・・君はドイツに移住する方向で調整をしても良いかな?」
ユウマ
「あぁ。改めまして・・・朝霧ユウマだ」
「それと、俺専用の部屋を用意してくれよ。アパートでも良いから」
「最近は少しマトモにはなってきたが、だらしない博士と一緒の家はイヤだ」
エルザム
「分かったよ。私が責任を持って用意しよう」
ユウマ
「俺は自分の家に荷物を取りに行ってくる。何かあったらこの番号に連絡してくれ」
エルザム
「了解したよ」
ユウマ
「それじゃあな」
束
「あ!ゆ~くん、もうお話は終わったの?」
ユウマ
「あぁ」
「良かったな。今日から博士達はドイツ国民だ。これで邪魔が入る事も無いだろう」
束
「ゆ~くんはドイツに来ないの?」
ユウマ
「俺も成り行きでドイツに来ることになったよ・・・」
束
「なら、また一緒に暮らせるの⁉」
ユウマ
「そんな訳あるかい。家は別々だよ」
束
「何で⁉」
ユウマ
「自分の胸に手を当てて考えてみなさいよ」
束
「う~ん・・・・分からない!」
ユウマ
「自分の身の回りの事がキチンと出来ない女性と一緒に暮らすのは無理だ。どうしても共同生活がしたいならキチンと自分の事が出来るようになってから出直してきなさい」
束
「言ったね!だったら束さん頑張っちゃうもんね!」
「ゆ~くんをびっくりさせちゃうんだから!!」
ユウマ
「まぁ頑張ってくれ」
束博士に適当に返事を返した俺は一度家に戻った・・・
ユウマ
「さて、家の中を片付けてアマテラスさんに連絡して・・・島のみんなに挨拶しないとな」
俺は、家にある必要なモノを纏めてISの量子変換機能を使って全部詰め込んだ
その後アマテラスさんに電話をした・・・
アマテラス
「はいは~い♪ユウマさんだけの愛しのアマテラスさんで~す♪」
ユウマ
「だからアナタは俺の恋人か奥さんですか?」
「あんまり冗談を言っていると本当に求婚しましょうか?」
アマテラス
「あら~♪それも良いかもしれませんね~♪」
ユウマ
「冗談はさておき、俺、アマテラスさんが用意してくれた家とこの島を離れる事になりました」
アマテラス
「大体の事は把握していますよ。家は私の方で管理しておきますのでいつでも帰ってきてくださいね」
「それと、島の人達には私の方からお伝えしておきましょうか?」
ユウマ
「それは俺から挨拶しに行きます。お世話になったのに何も言わずに立ち去るのは失礼ですから」
アマテラス
「分かりました。それと私の方で新しいISを作ってみたんですが、要りますか?」
ユウマ
「神様が気軽に文明レベルを崩壊させる代物を作らないでくださいよ・・・」
「もし悪用されたらどうするんですか・・・」
アマテラス
「その可能性は万が一もありえません!ISにはユウマさんの生体データが登録されるので、例え盗まれてもユウマさん以外の人には使えません!」
「それに、私が助けてもらいたかった少女を助けてくれたお礼でもあるんですよ?」
ユウマ
「助けて貰いたい少女って博士の事だったんですね。参考までに聞きますけど、そのISって何ですか?」
アマテラス
「水中対応機体、アトラスガンダムですよ」
ユウマ
「すみません、そのガンダム知らないんですけど?」
アマテラス
「無理もありません。ユウマさんが亡くなった後に出た作品のガンダムなので」
ユウマ
「水中対応機は持ってないんで欲しいですけど、まさかそのガンダムも縮退炉搭載していませんよね?」
アマテラス
「何を言ってるんですか?縮退炉は標準装備に決まっているじゃありませんか」
ユウマ
「マジか・・・縮退炉はオーバーテクノロジー過ぎるんだよなぁ」
アマテラス
「オーバーテクノロジー過ぎるISはユウマさんを守る為でもあるんですよ?」
「それに、これは私の愛情でもあります♪」
ユウマ
「とりあえず、そのISは一応貰います。何処で貰えば良いですか?」
アマテラス
「今すぐにそちらに送りますね。送りましたよ」
ユウマ
「もう来たよ。待機状態はベルトか・・・これはこれで使い勝手が良いな」
アマテラス
「無事に届いたようで安心しました。私からは以上ですが何かご不明な点はありますか?」
ユウマ
「大丈夫です」
アマテラス
「では何かりましたら連絡を下さい。またね、ダ~リン♪」
ユウマ
「だからその彼女風の挨拶は辞めろ!!」
「全く・・・さて、島の人達に挨拶しに行くか」
俺はお世話になった島の人達に挨拶回りをした
みんな、俺が島を出る事を非常に残念がっていた・・・そしてみんなは俺の新しい生活祝いに様々なモノをくれた
家具・島の特産の果物を加工したドライフルーツ・鍛冶師のじいちゃんからは業物の包丁・薬屋のばあちゃんからは役に立つ薬一式が入った薬箱等だ
俺はみんなに別れを告げてドイツに戻った
去り際に孫の顔を楽しみにしているぞ~と言われた・・・まだ結婚の予定も恋人も居ないのに何を言ってるんだろうと思ったのは内緒だ
ドイツ大使館
エルザム
「もう準備は良いのかい?」
ユウマ
「えぇ。必要なモノは全部持ってきましたし、何か必要なモノがあれば何時でも取りに行けるんで」
エルザム
「では、ユウマ君の家に案内するよ。車に乗って移動しよう」
俺はエルザムさんの運転する車でドイツの市街地から少し離れた場所に向かった・・・
エルザム
「ココがユウマ君用に用意した家だよ」
ユウマ
「1人で住むには広すぎませんか?」
エルザム
「すまない、博士がいずれ一緒に住みたいから大きい家にして欲しいと言われてね」
ユウマ
「ワガママ博士め・・・俺の意志は無視なのか」
エルザム
「博士にはユウマ君の家の場所は教えてないから、博士が飛び込んでくることは無いと思うが、念のためセキュリティは強化してあるよ」
ユウマ
「後で俺の方でも強化しておきます」
エルザム
「早速だけど家の間取りなどを説明するよ」
俺が家の扉を開けようとすると、何故か鍵が開いていた・・・
ユウマ
「エルザムさん、鍵が開いてるんですけど」
エルザム
「おかしいな、昨日確認した時は確実に施錠したはずなんだが」
ガチャ
束
「おかえりさない♪ご飯にする?お風呂にする?それとも・・・ワ・タ・シ?」
ユウマ
「何で博士が居るんだよ」
束
「束さんの情報網を舐めて貰っちゃ困りますなぁ♪」
「天災束さんが調べれば、ゆ~くんの家を調べる事は簡単なのさ♪」
ユウマ
「エルザムさん、家を変えてください。それと警察の手配を」
エルザム
「直ちに手配しよう」
束
「ちょっと~!!何でそんな対応なのさ⁉」
「こんなに可愛い束さんが家に居るんだからもっと喜んでよ!!」
ユウマ
「不法侵入しておいて開き直るなよ、駄目博士」
束
「ゆ~くんが辛辣だよ⁉」
エルザム
「博士、今回の行動は些か問題が有るぞ」
「不法侵入は重罪だよ。もしユウマ君が本当に通報しようものなら我々でも庇いきれないよ」
束
「・・・・ごめんなさい」
ユウマ
「お母さんに迎えに来てもらいましょうか」
エルザム
「そうだね、スグに来てもらえるように頼んでみるよ」
それから暫くして、博士のお母さんと妹さんが迎えに来た・・・
母
「束、よそ様に迷惑を掛けるとは何事ですか!!」
「これからアナタには、圧倒的に足りない常識を徹底的に教えます。覚悟なさい!!」
束
「それだけはご勘弁を~⁉」
箒
「姉さん、今回の事は流石に人として駄目だと思います」
束
「箒ちゃんまで⁉」
ユウマ
「それではお母様、妹さん、駄目博士の事をよろしくお願いしますね」
母
「えぇ、この子をしっかりと教育してきます」
箒
「姉がご迷惑をお掛けしてすみませんでした」
束
「ゆ~くん!お助けを~!!」
ユウマ
「自分の行いを顧みて反省しなさい」
束
「イヤ~!!!」
博士は、お母様と妹さんに連れられて帰っていった
エルザム
「ユウマ君、次の家を探そうか」
ユウマ
「はい、今度はアパートの方が良いです。その方がまだ安心できる気がします」
エルザム
「分かったよ。コチラで色々物件を用意しておくからユウマ君自身が選んでくれるかい?」
ユウマ
「分かりました。今日はとりあえず何処かで宿を借ります」
エルザム
「費用はコチラで負担するから領収書を貰っておいて欲しい。そうすれば後ほど返せるからね」
ユウマ
「了解です」
俺は近くに市街地に行き、適当な宿を借りた
今回寄った町は観光地らしく、心の籠ったおもてなしをしてくれた・・・・
宿を借りた次の日・・・俺はエルザムさんから物件探しに少々時間が掛かると連絡を貰った為、ドイツの海が見たくなったので海沿いの街に向かった
ユウマ
「ドイツの海も案外悪くないな。でも俺は島の海の方が好きかな・・・」
その時、俺の頭にふとビジョンが浮かんできた
「海難事故のビジョン?デカい事故でなければいいけど・・・」
そんな俺の心配を嘲笑うかのように、沖合では巨大タンカーがエンジンから出火し大変な状況になっていた
ユウマ
「何だあの黒煙は・・・まさか!!」
俺は沖合を注視すると巨大タンカーが火事になっているのが見えた
「何で俺の行く先々でこうも事故やトラブルが起こるんだよ!!考えても仕方ない!」
「助けに行きますか!!来い、アトラスガンダム!」
「水中対応型なら海上での救助活動だって出来るだろ!!」
俺は、腰部に付いているサブレッグを脚部に装着した後スキーの要領で高速でホバー移動しながらタンカー船に向かった
船長
「全乗組員に告げる!!至急船外に避難せよ!!」
「全乗組員、持ち場を放棄しても構わない!至急退避せよ!!」
乗組員
「船長!海上を高速で移動する機影を確認しました!」
船長
「こんな時に一体なんだ!!」
無線
ユウマ
「コチラ独立部隊所属ゴースト1だ。タンカー船の誰でも良い聞こえていたら応答を頼む!」
船長
「コチラタンカー船だ!現在エンジンから出火して船内に延焼している状況だ!」
ユウマ
「船内の避難状況を教えてくれ」
船長
「現在半数が避難完了しているが、機関室でまだ避難が終わっていない!延焼で何人も閉じ込められているんだ!」
ユウマ
「了解した。救助の為に船体に穴を開けるが構わないな?」
船長
「やってくれ!!人命救助が最優先だ!」
ユウマ
「最初にエンジン付近を消火したい。大まかなエンジンの場所を教えてくれ」
船長
「船後方の船底付近が機関室でエンジンがある!現在火災で機関室に入る通路が使えない!」
「船の側面を破壊して中に入ってくれ!!」
ユウマ
「了解した。今コチラで海軍に救助要請をした!乗組員を避難ボートで船外に脱出させてくれ!」
「これより消火活動及び救助活動を開始する」
船長
「乗組員を頼んだぞ!」
ユウマ
「任務了解」
無線終了
ユウマ
「船体に穴を開ける時にビームサーベルは使えない、燃料に引火させて更に火災を広げる危険性がある・・・実体剣も同様に火花で火災を広げてしまう・・・」
「振動剣でもあれば良いんだが・・・どうする」
その時、メインモニターに新しい武装の追加情報が表示された
ユウマ
「単分子カッターと水流カッター?俺の今欲しい武装を自動で追加してくれるのか?」
メインモニターにアマテラスさんをデフォルメしたキャラが出てきて説明をしてくれていた
デフォルメアマテラス
「私はユウマさんの機体に搭載されているAIです♪ユウマさんの機体全てには今欲しい武装を追加する機能を付けています」
「ただし、人命救助の時限定です!それではユウマさん、頑張ってくださいね♪」
ユウマ
「うん、アマテラスさんは最高の神様だな」
「んじゃ、始めますか!」
俺は拡張領域から単分子カッターを取り出し、船体に穴を開けて中に入った
だが、機体のサブレッグが引っ掛かり中に入れなかった
ユウマ
「ヤベッ・・・開けた穴が小さすぎた・・・仕方ない、機体チェンジ!R-1!」
ユウマ
「火災の範囲が広い・・・消火弾は有るか」
AI
「フォレスター消火弾を武装追加しました」
ユウマ
「良し!フォレスター消火弾発射!!」
「消火完了!後は残された人達を救助するだけだ!」
俺は、目につく部屋の扉を蹴破り中に要救助者を探していった
最後の機関室の扉をブチ破ると、中には五人の乗組員が倒れていた
ユウマ
「おい!助けに来たぞ!しっかりしろ!」
「生体反応は有るけど意識が無いか・・・一酸化炭素中毒の可能性もあるか早急に救急隊に引き渡さないとマズいな」
「この際時間は掛けられない、壁を破壊してでも助け出す!!」
「T-LINKシステム起動!壁をブチ破る!念動鉄拳、T-LINKナッコォ!!」
ドカンッ!!
ユウマ
「急いで搬送をお願いしないと・・・」
俺が5人を外に出そうとしていると、救助艇が近づいてきた
海軍
「アナタが通報してくれた方ですね!要救助者の方達は何名いますか?」
ユウマ
「全員で五名です。一酸化炭素中毒の可能性が有ります」
海軍
「了解です!アナタの事はエルザムさんから聞いていますので後の事は我々海軍にお任せください!」
ユウマ
「お願いします」
俺は、海軍の方に引継ぎを済ませ宿屋に戻った・・・・
次の日、俺は何故か海軍本部に呼ばれた・・・あれ?俺海軍を怒らせるようなことしたっけ?
エルザム
「ユウマ君、早速海軍本部に向かうけど前回のマスクは着けるかい?」
ユウマ
「昨日は俺の顔は見られていないんでマスクは着けます。それと服は軍服っぽいのを着ます」
「その方が雰囲気が出るので」
エルザム
「じゃあ海軍の方から送迎車が来ているから行こうか」
俺とエルザムさんは、送迎車に乗り海軍本部に向かった・・・・
海軍本部前
海兵
「お待ちしていました。司令室で大将がお待ちです」
「准将殿が案内しますのでこのまま中にお入りください」
エルザム
「このバッチを着けて中に入るんだよ」
ユウマ
「分かりました」
俺達が正門をくぐると、キッチリとした軍服を着たダンディな男性が立っていた
准将
「お待ちしていました。大将が指令室でお待ちです、行きましょう」
俺達は、准将さんに案内されるままに指令室に向かった・・・
准将
「お客様をお連れしました、入ります」
大将
「准将ご苦労。突然お呼び立てして申し訳ない」
「実は先日のお礼と、とある方が協力してくれた方に会いたいと言っていてね」
エルザム
「そのような事は聞いていませんが」
大将
「内密にと頼まれてね、紹介しよう・・・レオナ大統領だ」
エルザム
「大統領⁉」
ユウマ
「何で大統領がここに居るんですか?」
レオナ
「それはアナタにお礼を言う為と、交渉をしたくてね」
ユウマ
「交渉ですか?」
レオナ
「えぇ。その前に先日はタンカーの乗組員たちを助けてくれてありがとう。我が国ドイツはアナタの功績を称して勲章を与えます」
ユウマ
「勲章は受け取れません」
レオナ
「それは何故かしら?」
ユウマ
「俺は正式なドイツ人ではありません。よそ者の俺が栄えあるドイツ勲章は受け取れません」
レオナ
「そう・・・では大統領権限を使いアナタを正式なドイツ人として迎え入れる事をココに正式に宣言します!」
「これで問題ないわね♪」
ユウマ
「・・・・大統領がそんな強引で良いんですか?」
レオナ
「あら?大統領が強引なのは意外かしら?」
ユウマ
「そうですね。他の国の大統領は強引な素振りはありませんから」
レオナ
「それで勲章は受け取ってくれるかしら?」
ユウマ
「・・・やっぱり受け取れません。俺は勲章が欲しいわけではないので」
レオナ
「うん、アナタ気に入ったわ♪良かったらドイツの救助部隊を今度作る予定だからその部隊の隊長をやってみない?」
「部隊名はゴースト小隊で良いわよ♪」
ユウマ
「俺は隊長なんて出来る人間ではないのでお断りします」
レオナ
「あら、自分の部隊を持つのは嫌かしら?」
ユウマ
「俺は一人で行動するのが向いていると思っているので」
レオナ
「そう、なら大統領直属の救助隊として近隣諸国の災害救助とかに協力してくれないかしら?」
「勿論アナタがメンバーを選んで部隊に入れても良いわよ」
ユウマ
「何でそこまでして俺を引き込もうとするんですか?」
レオナ
「アナタが見ず知らずの人の為に自分の危険を顧みずに助けに行ける人だからよ」
ユウマ
「救助に行くのなら、軍の人達もそうじゃないんですか?」
レオナ
「軍の救助部隊は仕事として救助に行くわ。でもアナタは仕事ではないのに先日巨大タンカーの海難事故から全乗組員を助け出す偉業を成し遂げたわ」
「私はそんなアナタが欲しい。だからアナタをドイツに正式に迎え入れたいの」
「これが私がアナタを迎え入れたい理由よ。これではまだ足りないかしら?」
大将
「ユウマ殿、もし良ければ少しお時間を貰えるかな?」
ユウマ
「構いませんけど・・・」
大将
「では外に行こう。大統領もご一緒にお願いします」
レオナ
「えぇ」
俺達は大将殿に着いて行き、外の開けた訓練場のような場所に向かった・・・
そこには大勢の軍人さん達が集まっていた
准将
「総員、先日の大規模な海難事故で乗組員を全員救助する偉業を成し遂げた若き英雄に敬礼!!」
軍人さん達
「英雄に敬礼!!」
ユウマ
「一体これは・・・」
大将
「皆、君の事を尊敬しているんだ。さっきも大統領が君を迎え入れたいと言っていたが、我々も君のような勇気ある若人と共に働きたいという思いがある」
「だから、私からも是非ともユウマ殿のお力を貸してもらいたい」
レオナ
「これでもまだダメかしら?」
ユウマ
「・・・・ここまでされたらもう断れませんね・・・分かりました」
「俺で良ければ協力します」
レオナ
「これで決まりね♪後日、正式にドイツ国籍とユウマ君専用の家を用意するわ♪」
「何か希望はあるかしら?」
ユウマ
「今エルザムさんがアパートを探してくれている筈です。アパートが無さそうなら一人用の一戸建てがあれば良いです」
「後、セキュリティが強めの家が良いです。束博士がまた侵入しそうなので」
レオナ
「分かったわ。楽しみにしててね」
「エルザム、今見ている物件の情報をコッチにも回しておいてね」
エルザム
「了解です」
レオナ
「ユウマ君、これから契約書とか待遇とかの話がしたいから一回大使館に戻りましょうか?」
ユウマ
「分かりました」
俺は、車に乗り再び大使館に戻った・・・
レオナ
「それじゃあユウマ君の待遇だけど、お給料は毎月1万ユーロを支払うわ」
ユウマ
「日本円に換算すると・・・130万円⁉」
「どう考えても貰い過ぎじゃないですか!!」
レオナ
「これでも安い方よ?ユウマ君は今現在、世界で唯一の男性だもの」
「今現在ISはドイツで製造を開始しているけど、束博士がISコアを全世界に提供した事で全世界がこぞって開発競争を始めているわ」
「でも、ISは何故か女性にしか使えない欠陥があるけど、ユウマ君は男性でISが使える希少な存在なのは理解してる?」
ユウマ
「はい、だからひっそりと隠居したかったんですから」
レオナ
「そうなのね。でも、ユウマ君の存在をまだ全世界は知らないわ」
「この事はドイツの機密事項に指定しているわ。ドイツ国民のみんなは知っているけどね」
ユウマ
「何でドイツ国民の人達は俺の正体を知っているんですか・・・」
レオナ
「それはユウマ君がタンカー事故の救助活動をしていた後のISを解除した時に顔がバッチリテレビに映ってたわよ?」
ユウマ
「・・・・・あ!仮面付け忘れてた!!」
レオナ
「でも映像は国内だけに留めてある筈だから大丈夫よ。もし近隣諸国にバレたとしても絶対ユウマ君はドイツが守るからね」
ユウマ
「誘拐されそうになったら撃退しても良いですか?」
レオナ
「許可します!でもやり過ぎないようにね」
ユウマ
「善処します」
レオナ
「ではこの契約書を読んで納得したらサインしてね」
ユウマ
「・・・・この条件で構いません。サインしたのでお願いします」
レオナ
「ありがとう。今日からユウマ君はドイツ軍に籍を置くことになるけど基本は自由にしていていいからね」
「何か有事の事があった場合は早急に協力をお願いするけどね」
ユウマ
「了解です」
レオナ
「それとユウマ君の家は候補は絞ったけど、この中で気に入った家はあるかな?」
ユウマ
「・・・・この平屋の家が良いです」
レオナ
「この家ね。セキュリティは最強レベルに強化する?」
ユウマ
「機材を貸してもらえれば俺の方で改造します」
レオナ
「なら今から内見に行きましょうか」
ユウマ
「大統領が案内するんですか?」
レオナ
「そうよ?」
ユウマ
「普通、大統領はこのような事はしないと思いますけど?」
レオナ
「私は私よ♪さぁ行きましょう」
俺は、大統領に案内されるがままに家の内見に向かった・・・・
レオナ
「ココよ。早速中に入りましょうか」
ユウマ
「意外に広いですね。一人だと少し部屋を持て余しそうですね」
レオナ
「少し広い事に越したことはないわよ。この家は私が大統領になる前まで住んでた家だから」
「住みやすさは保証するわ♪」
ユウマ
「そんな思い出のある家を借りても良いんですか?」
レオナ
「持ち主の私が勧めているんだから良いのよ♪」
ユウマ
「ではこの家をお借りします」
レオナ
「ありがとう。それじゃあコレが家の鍵ね」
ユウマ
「では早速セキュリティを強化改造しますので少し待っていてください」
俺は、借りた道具と機材で家のセキュリティを凄まじいレベルまで強化改造した
ユウマ
「終わりました。これが新しい家の鍵です」
レオナ
「随分と家のドアのカギにしては数が多いわね」
ユウマ
「これ位強化しておかないと安心できませんから」
レオナ
「それじゃあ、新しい家で楽しい生活をエンジョイしてね♪」
ユウマ
「ありがとうございます、大統領」
レオナ
「私の事はレオナさんで良いわよ♪堅苦しいのは苦手なの」
ユウマ
「それでは、レオナさんまた何かありましたら連絡ください」
レオナ
「えぇ♪」
こうして俺は新しい家を借りて、新しい生活を始めた・・・・
近くに沢山のお店があるから生活には事欠かないな・・・
その頃、束博士は・・・・
母
「束、アナタが私の考案した道徳のテストを十回やって満点を十回取るまでユウマさんに会いに行くことは許しません」
束
「束さんは天災だからどんなテストも余裕でクリアしちゃうよ♪」
母
「箒も念のためテストを受けておきなさい。箒は満点でなくても良いですよ」
箒
「分かりました、母さん」
母
「では始めなさい」
束博士はテストを受けたが、一般的な常識が抜けていたせいかテストの点数は10点だった
束
「なんで~⁉」
母
「これが今の束の一般常識レベルです。これから徹底的に叩き直します!」
束
「イヤ~!!!!」
ちなみに、箒の点数は90点だったそうだ・・・
束博士が割と空回り気味ですが、その内マトモにする予定です
大統領は、スパロボのレオナをイメージしていますが口調などは意識してはいないのでこんな感じです