魔女図鑑   作:秋穂ソラト

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第14話

 

 

:DOPPLERINESS 陣取りのドッペル ドッペルは自らを閉じ込めている結界内の空間を好き勝手できる。その中では自分が望むものを呼び出したり、好きなように改造したりして自分専用にする。それを他の者に利用されたら、自分は不快になるだろう。しかし一方でドッペルは他人の中に入り込み利用することも可能だと言われている。これを悪用すれば簡単に他人の意志を無視して行動することができるだろう。

また、自分の思い通りに動かない道具があれば壊れるまで使い回せば済むわけだ。それがたとえ他人であろうと同じことだ。むしろ、自分とは違う思考を持ち自分の言う事を聞きそうもない厄介者を処分するという意味では積極的に使ったほうがいいだろう。もしそんな状況になったとしても恐れを抱くことはない。ドッペルが存在するのだから。

:HOSTELLESSSEPTER 偽りの契約の守護者 偽りの契約を誰かの味方として果たすことで契約者の能力の一部を扱うことのできるドッペルです。

召喚条件としては、「偽の契約を結ぶための材料を集めること」、「偽りの内容を他者に伝えることが出来る能力を持つ人物がいる環境であること」が必要となります。

また、 自ら戦うことは出来ず主以外の人物が呼び出された場合もその場の防衛のための戦いは行えませんが、主には攻撃は出来るようになっているので守りの面では安心です。

このドッペルを使うメリットとしては、 まず、「他人の意思で操られる人形を作り出すこと」ができることが一番の強みになります。

それは、例えばどんなに強い命令を出したところで決して裏切ることのできない奴隷を作り出したり、相手の意思を無視した戦い方をさせたりすることです。

そして何より、主人に対して献身的に働くことが一番の利点でしょう。どのようなことであれ文句を言うことなく従う優秀な奴隷となってくれます。

一方、デメリットとしてあげられるのはやはり意思が無い故に自らの考えで行動できず言われた内容をそのまま行うということでしょうか。また、このドッペルも自分以外の意思に従う性質を持ち、自分の身を守る能力は持っていません。ただひたすら戦うしかないですし、敵を倒す以外に逃げることも出来ないのです。

とはいえ、あくまでこれはかえで自身がそうありたいという願望が反映されて生みだされたもの

この能力は自分の陣地から出ることは出来ないし、外に出れば枯れ果てた状態になります。それを強制的に行った場合、枯れ野原になった場所を再び緑豊かな場所にするためにはかなりの時間が必要です。

そのため、主もこのドッペルを仕方なく受け入れざるをえません。しかし、このドッペルが本来主に向けている愛情が、主を甘やかすものになってきてしまうので、そうなってしまう前にこのドッペルの能力を無効化することを強く勧めたい。

ドッペル主がこの物語の主人公 主人公はその人の本質であり最も大切なものが投影されてくる 主人はただ、自分の居場所を守りたかっただけなのに、その意志に反してドッペラーは動きだしてしまった。

その結果主の意に反してしまったにもかかわらず褒められようと頑張っていた。

主人公として一番大切にするべきことは何か?それは自分であること。

他の誰かのためでなく自分がどうしたいのかを考えろということ。それは他人のことを考えるなと言っているわけではないけど……人間誰しも自分をまず考えないとダメだって言いたいんだろうね。自分自身が幸せでなければ他人まで思いやる余裕なんて作れないから。

この主人公の場合はそこに、陣取るというのがついてくるわけで、これはなかなかに面白い設定だと思う。

さて、この主人公は自分の意思と関係なく呼び出されてしまうのだが、このドッペルの主は「自分の理想の姿で出現して欲しいのに」と思いながら呼び出している。

これが主人公の望みに反するものだとしても、自分の心の弱さを指摘されたようなものなのだ。

しかし、現れた後にこのドッペルは主に協力することを約束するのだ。

この流れも実に興味深いと思う。なぜなら、この主人公がこの先いったいなにを望むかが見えないから。

このままずっと主に寄り添い、ただただ陣地の拡大に協力してくれるのかもしれないし、この主人公こそが物語の中で一番魅力的な展開を見せることになるかもしれませんね。

おしまいおしまいおしまああいうもの おおああいうものよありえぬものよおろおろうつけよ。

 

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