その男は昔、自分の力に溺れて大それた野望を抱いた。
それは世界征服の野望であった!だが男の名は......
「あ~しらなーい」(本人談)
ビヨンド・ザ・ストラトス - ep.08『surrendering regaration』 - んふふー♪ んふふーん~♪
ビヨンド・ザ・ストラトス - 第2話 mission03_battle_start- - イベ
【badend】 - sympathizeer (上) - ス i - ンは
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「んふふふ♪
今日は、いい天気だにゃあー♪」
猫耳と尻尾を揺らす少女は、鼻歌を歌いながら街を歩く。
ここは日本列島から遠く離れたヨーロッパ諸国の一つで、国土の半分を占める巨大都市『デュアルシティ』である。
名前にあるように二つある市はそれぞれが東西南北に分かれており、今いる南西市の通称『リトルサンライト』と呼ばれている場所は西地区だ。
そこはデュアルシティの中でも最も大きく栄えていて、あらゆる施設が揃っていて人も多い賑やかな場所でもある。 少女の名は『ビヨンド・ザ・ストラトス』といい、長いから『ビィちゃん』と呼んでいる――本名ではないようだけど......でも呼びやすければそれでいいのだ。「今日は新しい子が来るらしいにゃあっ♪
どんな子たちかなーっ?」 そんなデュアルシティにて、彼女は今日も元気に活動している。「よーしっ!
早速探しに行くにゃああっ!」
☆
「――おい、起きろ!
起きなければ痛い目にあうぞ!!」「......んん?......」 とある部屋で何者かが叫び声をあげていた。その声に目を覚ましたのは一人の青年だった。「全く、いつまで寝ているつもりだ?
さっさと着替えを済ませてくれ」「ううっ、うるせえなあ......もう少し寝かせてくれよ......」 そう言って寝返りを打つもう一人の人物。だが青年はその背中に馬乗りになって起こしにかかる。そして無理やりに起こそうとする青年に対し文句を言うのであった。「何を言うか!?
今日から学園に通うんだからな!! 遅れるわけには行かないだろう!?」「分かってるよっ!! だからこうして着替えてんだろっ!! てか重いんだよお前!!」 そう、彼の言う通り、この男女二人は今日より、デュアルシティにある私立デュエルアカデミア高等部に通うためにここにやって来たのである。そして彼らは今まさに制服に着替えようとしている最中だったのであった。 デュアルシティでは、中等部までは義務教育として学園に通いつつそこで学業を学び、その後高等部に進学してからは寮生活をしつつ学園内の様々な施設で学ぶことになる。なので二人はここで勉学に励んでいく為に入学したのである。「だったらさっさと起きて準備しろ! もうじき入学式が始まるんだぞ!」「あーそうかい分かったよっ!! 起きる起きるから背中に乗るなってんだぁ!!」「ならばよし! 急げよ、遊英(ゆうひ)」「わーってるってんだよっ!!」 遊英と呼ばれた男は急いで着替えるとそのまま部屋から出てリビングへと向かう。そしてそこにいたのは父親であり教師でもある男であった。「おはよう父さんっ!」「おう、遊英。随分と遅かったじゃないか?」「ああ、ちょっとコイツがね、なかなか起きなくてさ」 そう言うと遊英は自分の後ろを指すかのように手を回した。するとそこには未だに眠そうな顔をした男があくびをしながら椅子に座っていたのだ。そんなだらしない男に呆れるかのようなため息が出るが遊英はすぐに切り替えた。「全く、お前もいつまで寝てるつもりだ?
遊真(ゆうま)! さっさと朝食を食べるぞ!」 遊英がそう言うと、男の名は『黒鉄
遊真』と言うのだ。黒髪に黒い眼をした彼は遊英の友人である。だがいつもこんな感じで寝ぼすけな所があり困っているのだとか...。しかし、今日は違ったようだ。彼の瞳に輝きが生まれていたのである。「...どうしたよ、遊英君よぉ~朝からそんなに輝いてちゃってぇ~」「なっ!?...お前なぁ!?」 どうやら遊英の顔を見た途端、ニヤニヤしながら揶揄うかのように言ったようである。そんなふざけているこの男が何を考えてるのか読めないし、遊英はいつもおどおどとしている彼に腹を立てているとかではないが毎朝こんなやり取りばかりをしているせいで遊英も困っていた。「いいから早く飯食ったら出てけよな遊英ぃ~~っ! 俺は先に学校に行くぜぇーーっ!!」「...ああもう!!」 結局いつものように言いくるめられてしまった遊英はそのまま席について朝ごはんを食べ始めることにした。
遊戯王-k