魔女図鑑   作:秋穂ソラト

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第30話

里見灯花達の計画が成功したら、次は別の方法でワルプルギスの夜を打ち倒そうと目論んでいましたが、残念ながら失敗に終わったようです……ですが私はあきらめません! あの悪魔どもを討ち滅ぼす力を確実に手に入れるために!! そう、私はさらなる研究が必要になったのです。さぁお前たち、実験を始めましょう!!! ーー第6話より抜粋 ******

「ふぅ……」

僕は息を吐く。何だか最近はずっと寝てばかりいたので身体が鈍ってしまいそうだなと思い、僕は外に出る。すると意外な人物が目に映った。

「あれ?あなたは、黒菱れんさんですか?」

1人の少女──桜色の長い髪で小柄な可愛らしい女の子がこちらを見上げてそう言った。彼女は私の通っている学校のクラスメイト……だった。今は私のクラスにいないけど。

学校からの帰り道の途中にある公園で、私もブランコに乗っていたんだけど、隣の子がさっきまで他の子達と一緒になってボール遊びをしていたみたいで、そのボールを拾うのを手伝おうと思ったのだ。そうしたら急に声をかけられちゃって……

「あれ、おねえちゃん、どうしたのー?」

そこに立っていたのは同年代と思われる、私よりも背が小さい少女がいたんだ。

そしてその子の周りには他の子供たちの姿があって。

だけど、その子だけが他の子供と違って見えた。

──だってなんだか不思議な雰囲気の女の子だもんで印象に残ったんだよ。

他の子はみんな普通だけれど、あの子の方だけは、どこか異質なものを放っているような感じがあったんだよね。

──そんなわけで私、七月五日は神浜市にて調査を行う。

いろちゃんのことを思い出せないままだなんて悲しいわ。

でも、灯花ちゃんやねむちゃんが教えてくれた。

彼女との出会いが、今の私にとって大切な宝物。

だから大丈夫……もう二度と忘れたりしない。

ーーーーーー 鹿目まどか。あなたもそうなんでしょう。

灯花たちのことを決して許さない。そんな目をしている。

そうか。そういう目か。私と似て非なる……。それでいい。それで構わない。私は結局、それしかないんだから。

私はただ私の目的を遂行する。それ以外は何も望まない。だから君とも戦いになる。それを承知の上で付いてくるなら、好きにするといい 【概念】

《魔獣》 人を襲う異次元生命体。元は魔法少女だったものが異形化したものも確認されている。

《インキュベーターの使い魔たち》 全ての個体がインキュベータと呼ばれる存在と契約することで変異することから、この名が付けられた。通常の動物の姿形はしているが、体表を覆う体毛や質感など生物とは思えない特徴を持っている。外見の変化に伴って知能もある程度変化するが、共通の概念を持つ存在であるためか、知能自体は元々人間に比べて高いわけではない。また感情も希薄であり、契約者である主人の命令に従う以外の思考を一切有していないようであった。

アリナはういのことを忘れられずにいたが、ういがいなくなって1年以上の時が経過すると気持ちの整理を付ける。自分の目的を全うするために動き出した矢先、インキュベータに遭遇してしまう。

その後、自分の計画を知ったキュウべぇを殺すが、すでに魔法を使うたびにソウルジェムを濁らせていたために、やがて死期を迎えることとなる。

※注意点 1 インキュベータは普通の生物の基準において「霊長目」にカテゴライズされるが、「人類」の定義には含まれておらず、さらに地球上のどの生命とも完全に別種というわけでもない。

2 キュウべえの中には他の種族であるインキュベータに命令を行うことが出来る個体がいる。彼らは上位種と呼称されることがある アリナの呼びかけにより現場に駆けつけたいろは・さやか・杏子は、そこで1人の少年と出会った。この世のものとは思えないほどの美貌を持つ彼は自らを"久那瀬 茉莉亜"(くなせ まりあ)と名乗った。彼女はマギウスを名乗り、魔女と戦う少女達をサポートする組織を立ち上げた。そして、4人の少女達は魔法を使い人々を傷付けずにワルプルギスの夜を撃退したことを賞賛する人々の声援を受けて、「見滝原中学」の生徒になった――

『暁美ほむらという名の魔法使い』

鹿目まどか視点の物語で、巴 マミ編の後のエピソード。

時間遡行を果たした直後のほむらと再会を果たし共にワルプルギス討伐を目指すまどかだが、その圧倒的な強さに立ちすくんでしまう。その時現れたマミに庇われ意識を失い、目覚めた時、自分は円環の理ではなく人間の肉体を得ていたのだった。

マミの家で暮らすことになったまどかは、魔法少女の秘密を解き明かしていく中で、かつての自分が魔女化した理由を突き詰めていき……?【鹿目まど神巴マミカ】

通称:MMD。

かつて神浜市にある中学に通っていたが、「原因不明の昏睡状態に陥り、目を覚ますことはないかもしれない」と診断されてから学校に通うこともままならなくなり、「お世話になった人々に恩返しもしたい」という理由で神浜市内にある大学へと進学を決める。神名とはそこで出会い、恋人関係に発展した。

5月1日に神名と同じアパートの隣同士の部屋に住み、同棲生活を始めたことがきっかけで神名と大の親友になる。

神名は何か隠しているが灯花にはまだ本当の事は話していないようで、いつも明るく振る舞う灯花の様子を見て心配している。

普段はお嬢様のように振舞うことが多いものの、神名の前だけはあまり素の性格を見せず、親友の七海やねむらと同じように甘えることがある。

神名が好きなアニメを見る時は、神名の部屋に訪れて一緒にDVDを見て感想を語り合える唯一の友達だ。もちろん、神名もまた彼女が見る事の出来る映画やドラマ、漫画などを積極的に勧めている。

最近は、2人の仲のいいところを見たり聞いたりする度に「いろはお姉さんが羨ましいですよ! 私も神名くんみたいな人と出会いたかった……」と漏らすまでに至っている。

なお、いろはには秘密にしているのだが、『恋姫†無双』という携帯アプリゲームがある。そしてその中では主人公の武将たちが敵と戦う際に、ヒロインの武将たちの名前を武器に付けて戦っているのだ。

これは私が『戦国乙女』シリーズというギャルゲーをやっていたときに『こんな乙女ゲームのキャラだったらいいなあ……あるいは無双のヒロイン武将みたいになって欲しいなあ』と思っていた事があったからです。この妄想をそのまま採用しちゃったってわけですな!! とはいえこの名付け方というのは私の独断で決まったものではありません! このネーミングについての意見をメールしてくれたユーザーさんがいましたのでここで発表しようと思います! 1【尾張】ちゃん 織田ノブナガが可愛いと思う。信長とのダブルネームっぽいから採用。あとは戦国武将で尾張出身だから、という感じですかねー 織田=織田信長というイメージは確かにありますからな。良いんじゃないかしら〜? これに対する意見

・私も賛成です

 

 

・信長を女の子にしても違和感は無いと思います。里見灯花達の計画が成功したら、次は別の方法でワルプルギスの夜を打ち倒そうと目論んでいましたが、残念ながら失敗に終わったようです……ですが私はあきらめません! あの悪魔どもを討ち滅ぼす力を確実に手に入れるために!! そう、私はさらなる研究が必要になったのです。さぁお前たち、実験を始めましょう!!! ーー第6話より抜粋 ******

「ふぅ……」

僕は息を吐く。何だか最近はずっと寝てばかりいたので身体が鈍ってしまいそうだなと思い、僕は外に出る。すると意外な人物が目に映った。

「あれ?あなたは、黒菱れんさんですか?」

1人の少女──桜色の長い髪で小柄な可愛らしい女の子がこちらを見上げてそう言った。彼女は私の通っている学校のクラスメイト……だった。今は私のクラスにいないけど。

学校からの帰り道の途中にある公園で、私もブランコに乗っていたんだけど、隣の子がさっきまで他の子達と一緒になってボール遊びをしていたみたいで、そのボールを拾うのを手伝おうと思ったのだ。そうしたら急に声をかけられちゃって……

「あれ、おねえちゃん、どうしたのー?」

そこに立っていたのは同年代と思われる、私よりも背が小さい少女がいたんだ。

そしてその子の周りには他の子供たちの姿があって。

だけど、その子だけが他の子供と違って見えた。

──だってなんだか不思議な雰囲気の女の子だもんで印象に残ったんだよ。

他の子はみんな普通だけれど、あの子の方だけは、どこか異質なものを放っているような感じがあったんだよね。

──そんなわけで私、七月五日は神浜市にて調査を行う。

いろちゃんのことを思い出せないままだなんて悲しいわ。

でも、灯花ちゃんやねむちゃんが教えてくれた。

彼女との出会いが、今の私にとって大切な宝物。

だから大丈夫……もう二度と忘れたりしない。

ーーーーーー 鹿目まどか。あなたもそうなんでしょう。

灯花たちのことを決して許さない。そんな目をしている。

そうか。そういう目か。私と似て非なる……。それでいい。それで構わない。私は結局、それしかないんだから。

私はただ私の目的を遂行する。それ以外は何も望まない。だから君とも戦いになる。それを承知の上で付いてくるなら、好きにするといい 【概念】

《魔獣》 人を襲う異次元生命体。元は魔法少女だったものが異形化したものも確認されている。

《インキュベーターの使い魔たち》 全ての個体がインキュベータと呼ばれる存在と契約することで変異することから、この名が付けられた。通常の動物の姿形はしているが、体表を覆う体毛や質感など生物とは思えない特徴を持っている。外見の変化に伴って知能もある程度変化するが、共通の概念を持つ存在であるためか、知能自体は元々人間に比べて高いわけではない。また感情も希薄であり、契約者である主人の命令に従う以外の思考を一切有していないようであった。

アリナはういのことを忘れられずにいたが、ういがいなくなって1年以上の時が経過すると気持ちの整理を付ける。自分の目的を全うするために動き出した矢先、インキュベータに遭遇してしまう。

その後、自分の計画を知ったキュウべぇを殺すが、すでに魔法を使うたびにソウルジェムを濁らせていたために、やがて死期を迎えることとなる。

※注意点 1 インキュベータは普通の生物の基準において「霊長目」にカテゴライズされるが、「人類」の定義には含まれておらず、さらに地球上のどの生命とも完全に別種というわけでもない。

2 キュウべえの中には他の種族であるインキュベータに命令を行うことが出来る個体がいる。彼らは上位種と呼称されることがある アリナの呼びかけにより現場に駆けつけたいろは・さやか・杏子は、そこで1人の少年と出会った。この世のものとは思えないほどの美貌を持つ彼は自らを"久那瀬 茉莉亜"(くなせ まりあ)と名乗った。彼女はマギウスを名乗り、魔女と戦う少女達をサポートする組織を立ち上げた。そして、4人の少女達は魔法を使い人々を傷付けずにワルプルギスの夜を撃退したことを賞賛する人々の声援を受けて、「見滝原中学」の生徒になった――

『暁美ほむらという名の魔法使い』

鹿目まどか視点の物語で、巴 マミ編の後のエピソード。

時間遡行を果たした直後のほむらと再会を果たし共にワルプルギス討伐を目指すまどかだが、その圧倒的な強さに立ちすくんでしまう。その時現れたマミに庇われ意識を失い、目覚めた時、自分は円環の理ではなく人間の肉体を得ていたのだった。

マミの家で暮らすことになったまどかは、魔法少女の秘密を解き明かしていく中で、かつての自分が魔女化した理由を突き詰めていき……?【鹿目まど神巴マミカ】

通称:MMD。

かつて神浜市にある中学に通っていたが、「原因不明の昏睡状態に陥り、目を覚ますことはないかもしれない」と診断されてから学校に通うこともままならなくなり、「お世話になった人々に恩返しもしたい」という理由で神浜市内にある大学へと進学を決める。神名とはそこで出会い、恋人関係に発展した。

5月1日に神名と同じアパートの隣同士の部屋に住み、同棲生活を始めたことがきっかけで神名と大の親友になる。

神名は何か隠しているが灯花にはまだ本当の事は話していないようで、いつも明るく振る舞う灯花の様子を見て心配している。

普段はお嬢様のように振舞うことが多いものの、神名の前だけはあまり素の性格を見せず、親友の七海やねむらと同じように甘えることがある。

神名が好きなアニメを見る時は、神名の部屋に訪れて一緒にDVDを見て感想を語り合える唯一の友達だ。もちろん、神名もまた彼女が見る事の出来る映画やドラマ、漫画などを積極的に勧めている。

最近は、2人の仲のいいところを見たり聞いたりする度に「いろはお姉さんが羨ましいですよ! 私も神名くんみたいな人と出会いたかった……」と漏らすまでに至っている。

なお、いろはには秘密にしているのだが、『恋姫†無双』という携帯アプリゲームがある。そしてその中では主人公の武将たちが敵と戦う際に、ヒロインの武将たちの名前を武器に付けて戦っているのだ。

これは私が『戦国乙女』シリーズというギャルゲーをやっていたときに『こんな乙女ゲームのキャラだったらいいなあ……あるいは無双のヒロイン武将みたいになって欲しいなあ』と思っていた事があったからです。この妄想をそのまま採用しちゃったってわけですな!! とはいえこの名付け方というのは私の独断で決まったものではありません! このネーミングについての意見をメールしてくれたユーザーさんがいましたのでここで発表しようと思います! 1【尾張】ちゃん 織田ノブナガが可愛いと思う。信長とのダブルネームっぽいから採用。あとは戦国武将で尾張出身だから、という感じですかねー 織田=織田信長というイメージは確かにありますからな。良いんじゃないかしら〜? これに対する意見

・私も賛成です似合う気が……。

・↑信長が女だとすげえ美人だと思うwwww

・もういっそ織田信奈を改名して、新しい武将にしてはどうだろうか?

・信奈かわいいよね。うん可愛い。そして信奈は天下統一だ。

・安土城や名古屋城の天守閣は、信奈カラーに染まっているのだ。……等など おお、確かに。織田信長は天下布武を目指していましたもんね。

でも、だからってなんでこのタイミングなのか? そもそも信長の夢を引き継ぐのが女の子だった理由が分からない。

まあ織田信奈は歴史上の人物ではありません。現代の作家が書いた小説の登場人物です。

ならば、ここで終わろう。君との思い出も、この場所で過ごす時間も全て忘れて。さようなら—— 環ういな。鹿目まどかと同じく、この世界の真実を知ってしまった存在。ボクが望んだ『全知』を手に入れてなお、なぜその先を求めたのか。彼女の結末を見る前に退場してしまった今となっては知る由はないけれど。

ボクは神となったあとも、その少女のことをふとした瞬間思い出している。

神となるために殺したひとりの少女。

いや――正確にはもう死んだ。

彼女は殺されたんだ。

同じ時、異なる場所で。

ひとりの青年の手によって。

そういえば、あの少年は何者だろう? 魔法少女でもないにもかかわらず、なぜかソウルジェムを持っていた。そして彼女の友達だと言っていた……。

あの日あのとき、ボクに向かって放った言葉が今でも忘れることができない。

【君がこの世界の未来を作った】

どうやったら彼女に勝てるのか、どんなことでもすると決意を固めた日の話だ。

その時の彼女への回答がボクにとっての最初の記憶。

ボクにはわからないことがある。

「君の中の『何か』がまだ残っているのかい?」

== 今から50年ほど前のある朝の出来事だった。

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