魔女図鑑   作:秋穂ソラト

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第34話

宇佐木 里美(役者+中身すり替え)としての姿と名を明かされた上で殺される。魔女化によってかずみへの恨みの強さが再認識され、同時に自身の罪深さも再自覚させられた彼女は後悔とともに消えていく……

笹倉 真帆(ささくら まさほ)

自称ごく普通の女子高校生だが、実際はある男を刺すことを生きがいとする復讐の化身であり、常にその相手に関する情報を集め続けている少女である。

しかしある日ネット上に載せられた「とある男性の正体は、実は女性だったのではないか?」という噂を見付け、自分と同じ目的を持つこの人物こそが復讐したい人なのだと確信してしまう。噂を頼りに犯人を突き止めようとするものの、逆に自分のことが知られてしまい逆恨みされる羽目に……その後紆余曲折の末に殺されかけたところを呉キリカに助けられるが、代わりに自身が「犯人になりすました呉キリカ」であることを白状させられる羽目になった。

なお本来の性別は女。

かずみとの会話の中であった嘘を本当にするため、自身の中にある女性的な部分を殺し始める。結果自分が本当に殺すべき相手が誰なのか分からなくなり、精神的に多大なダメージを負うこととなった。

その際キリカが自分の偽者だと思い込み、彼女に襲い掛かるも返り討ちに遭い、さらに命まで奪われそうになる。この一連の戦いがトラウマとなり一時期極度の人間嫌いとなるものちさが協力してくれたお陰もあり、次第に克服していく。

4話で一人目のかずみと戦うが敗北し、5話で二人目と戦い相打ちになる(かずみは五体満足で勝利している)。最後は六人目の杏里と交戦、敗れはしたものの戦闘中にさやかから与えられたヒントのおかげで新たな力を覚醒させて反撃し、見事に勝利する。

そして7話。さやかによる過去暴露会が始まった。

7.あの娘が言っていたこと─過去編1

「さやかさん……何の冗談かしら」

そう呟いたの

はほむらだった。彼女が抱いていた疑問の一つを解消してくれたことに対する驚きもあったが、何よりもいきなり他人の秘密を話すなど正気の沙汰ではないと思っていたからだ。

しかしほむら自身は気づいてはいなかったが、それは彼女にとってあまりにも都合の良い出来事でもあった。さやかとまどかが、キュウベェから真実を聞かされたと思い込んでいたからである。

だからあえて否定することなくほむらはそのまま何も答えなかった。ここで下手に打ち明けてしまえば、間違いなくさやかは自分を殺そうとするはずだ。そうなれば自分の計画がとん挫してしまうことになる。それはなんとしても避けなければならないことだ。

一方QBの説明を聞いたまどかは、すぐに理解を示して応援してくれた。それもまたほむらにとっては嬉しいことだった。

だから、さやかだけは絶対に自分の手でけじめをつけよう。そう心に決めた。

そのためには何だって利用する……今この目の前にいるこの男でさえ。

『あなたは……あなたは本当に……』

かずみへの説明を終えたQBは、自分の前にいる佐倉 杏子に改めて向き直った。彼が言ったことに未だ納得がいっていないのか、はたまた別の理由なのか。杏子は先ほどからずっと唇を噛み締めたまま押し黙り、じっと何かを待つようにして立っていた。そんな彼女にさやかが心配げに声をかけようとする。だがそれを制したのもまた、その杏子自身であった。

『いいんださや姉。これはあたしなりのケジメなんだ』"こんな形で決着をつけるしかないなんて、思いたくはなかったけどね―――。

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