常盤ななか ――ある国のお屋敷で、その当主は死んだ。
「ああ、なんて悲劇だ!
だがそれも全てこの私の手によるものだ!」『私は悲しいよ......こんな運命に翻弄される人間たちを見るのは......!』「貴方ならきっと上手くやれますわ」 次回:第三話 『ななか様にまかせて!』 内容 マギウスの翼を結成し、彼女たちの活動によって生まれたキュゥべえを殺してしまったことに後悔している中和夏々香と出会ったことで神浜市に来たばかりの頃の七海やちよと出会う前の自分の過去を思い出す天音かなた。
真偽はともかく、彼女はかつて、“天使”と呼ばれていたようだ。
真約・百江なぎさ外伝 - 第5話:天音かなた/天音が叶える願い(前編) - ん......んぅ............ここは? 確か僕はあの変な魔女に襲われて.........!? そうか、ここは病院か。 しかも僕が寝ているベットの隣にいるのは誰だろう? 僕のことを心配そうに見つめているのは......もしかして......!
真約・百江なぎさ外伝 - 第6話:天音は叶えたい願いがあるらしい - ンは目を覚ます。そこは見知らぬ部屋だった。自分はどうしてここにいるのだろう......?
「気がついたかい?」
声の方を向くとそこには青い髪の毛をした女の子がいた。おそらく彼女が僕をここまで連れてきたのだろう。
「......あなたは......?」「私は花鳥風月って言うんだ。君は?」「僕は............」 自分の名前がどうしても思い出せない。それに自分のことを知っているはずの家族や友人の顔すらわからない。 「まさか自分の名前もわからないのか!?」 青い髪の女の子の言葉に思わずうなずいてしまう。その時突然ドアが開いて白衣を着た男の人が現れた。
「どうやら目覚めたみたいだね。気分はどうだい? “天使様”?」「“天使様”? いったい何を言っているんですか? というかここどこですか? 私は何でここにいて貴方は誰だなんですか?」
真約・百江なぎさ外伝 - 1話: 真約・百江なぎさが叶えたい願いのこと - ンは目を覚ました。 どうやら病院の病室のようだ。隣に寝ていた雪野かえでも同じく起きたようでベッドから起き上がった。するとかえではいきなり泣きながら私に抱き着いてきた。 「うわーん!
かなたん良かったー!!」 「ちょっ、ちょっと、かえでちゃん落ち着いて......!」 かえではそのまま泣き続け、ようやく落ち着いたころには疲れて眠ってしまっていたのでそっと寝かせておくことにした。かえでの寝顔を見ているうちに私もだんだん眠くなってきたので一緒に寝ることにした。 それからしばらくしてかえでは目を覚ましてここがどこか聞いてくるようになったので教えてあげるとものすごく驚いていた。 「私と同じ部屋にいるんだ」 この一言を聞いて私は自分が今どこにいるのか知ることができたのだ。 そしてしばらくすると2人がいる病室に誰か入ってきた。その人は黒髪をポニーテールにした赤いリボンをつけた女性だ。女性は私たちを見つけるなりこう言ってきたのだ。「はじめまして。私は環いろはと言います。私の友達があなたのことを探しているんだけど知らないかな?」 友達というのは彼女のことだろう。だがあいにく私にはそのような人など知らないし名前さえわからない。 そのことを彼女に伝えようとした途端、突然頭に激痛が走った。 痛い...! 頭が割れそうだ!! 何か...誰かの声が聴こえる気がする......。『この声は一体誰なんだろう』『きっと私たちの運命の相手に違いないわ!』『そうだね~早く会いたいなぁ♪』『じゃあまた会える日を楽しみにしてるわ』『また会おうよ~♪』 そんな声が頭の中で響くと同時に頭痛が収まった。私が頭を押さえていると環さんが話しかけてくる。
「どうしたの!?
急に頭を押さえて苦しみだしたみたいだけど大丈夫!?」「うん大丈夫だよ。ただ少し疲れちゃっただけだから心配しないで」 そう言うと彼女はホッと安心したようだ。 「ねぇもしかしてなんだけどさ......」 そう聞かれた私はうなずくことしかできなかった。その後すぐに看護師さんが来て2人とも検査のために病院へ連れて行かれることになったのだがここで問題が起きた。 私とかえでちゃんが乗った車いすを押してくれたナースさんが運転中に足を怪我してしまったみたいで、手術が必要だと言われたのだ。 私はすぐに返事をしたけれどかえではすごく嫌そうな顔をしている。それを見た私はこう言った。
「せっかくここまで頑張ってきたんだから最後まで頑張ろうよ。ねっ♪」 その言葉を聞いたかえでちゃんは渋々頷いたので私たちは手術をすることにした。しかしそこで事件が起きる。なんと私たちが乗っている車に暴走車が突っ込んで来たのだ。 私は何とか事故を回避することができたけど車は爆発してしまい、私たちを乗せたまま道路へ落ちてしまった。 どうやら運悪く近くの工場に衝突していたようで私とかえでは全身血まみれだった。そこへ救急車とパトカーが来るも間に合わずに助けを呼ぶしか方法はなかった。その時どこからか声が聞こえてきてこう言われた。『君たちを助けたいかい?』 それはとても優しい声だった。 すると病院内に