ドッペル名:weathert girl's daddy's strange skill(ゆふぐすり-きかんむり)(レベル3)効果 1任意のタイミングで発動できる。あなたはターン終了時まで、この効果をゲーム中に1度しか使用できない。2:自分・相手のバトルフェイズ開始時に発動する。自分の手札が6枚になるようにドローする。
遊戯王extra - 第2話「月夜に想う」 - ジマデュエル(前編) - ンはカードショップを訪れていた。
カード専門店で売られているのは、いわゆるスタンダードデッキと呼ばれる種類のものであり、比較的新しい部類に入るカテゴリである。しかし最近では強力なモンスターが続々と登場していることもあってか、それらに対応するための強化カードを目当てに来た客が多かった。
そんなカードの売り場で足を止めたのは、まだ小学生の男の子だった。
「こんにちは!
何か探してる?」「......おじさん誰?
ここのお店の人?」 少し舌足らずな声と共に、男の子は首を傾げる。その表情に敵意はなく、純粋な興味のみがあった。その純粋さが瞳に映す色で理解出来た。子供は大人に比べて、他人の感情をよく読み取れるというものだ。だからこそなのか、少年は見慣れない顔の店員に対して素直に疑問を口にすることができたのだ。
「ああ、この店の店長だよ」「ふーん......それで、どうしたの?」「君みたいな子なら分かると思うけどさ。最近強いデッキが出回っているだろう?」「うん」「僕はね、そのデッキを使って大会に出ているんだ」「へー......」
それはきっと、『おじさん』と呼ぶにふさわしい年頃であったのだろう。しかし少年はその言葉を口にしないだけの分別はあった。少年の目に映る男は、少年よりも少しだけ背が高いだけだったのだ。それに何より、彼の目が物語っていた。このカードショップで行われている大会で優勝したこともあるのだと。 「君はどんなデッキを使っているんだい?」「えっとね、これ!」 少年は自信満々といった様子で、一枚のカードを見せびらかす。そこに描かれていたのは、黒い鎧に身を包んだ騎士の姿。そして特徴的な紋章はまるで、ゲームにおける盾を思わせる形をしていた。 「あー......なるほどねえ。確かにその系統ならそれっぽいデッキが組めるし、君の実力も活かせるとは思うよ。でもごめんね、さすがにこれは買えないかな」「えー......?」 諭すように言う男に対し、幼い少年は不満そうな声を上げる。それもそうであろう、彼は既に持っているからだ。しかもそれは、今まさに大会で活躍をしている新(・)鋭(・)な(・)クリーチャーであるのだから。そんな少年の表情を見て、男は更に口を開く
「実は僕の知り合いにこういうのを集める趣味のある人がいてさ。まあ、そういうのには僕も口出しするつもりは無いんだけど、やっぱり珍しいものが欲しいっていうのはあるんだよねぇ......あ、もちろん君が良いって言うのなら話は別だけど」「......ほしい!
おじさん、それちょうだい!!」 少年が提示したのは、当然と言うべきか《聖剣伝説》シリーズだった。
精霊が見えるデュエリスト、saki- - 第2話 日常の中で - ンは朝食を食べながら、ふとリビングにあるテレビに目をやる。そこには朝のニュースが流れていた。内容は昨晩起こった殺人事件についてだ。被害者の名前は、白金(しろかね)
京介(きょうすけ)という。ニュースで流れていた通り彼はデュエルで敗退したらしく、その時に恨みを買っていたかもしれないという推測で報道されている。だが、事件現場から少し離れた場所にあった防犯カメラの映像に映っていた犯人の顔が、彼の知っている人物であることに気が付き、思わず口にしていた
「あー......もしかしてあいつか......?
いや、まさかなあ......」 新聞記者としての顔も持つ父の顔を浮かべるが、しかしその記憶の中から顔が出てきたのは、一人の少女であった。銀髪のショートカットヘアーに赤い瞳、そして白いワンピースを着た少女は間違いなく、幼い頃に別れたきり行方が知れなかった幼馴染の顔であった
遊戯王プレイヤーズストーリー - 第3話 少女の過去 (前編) - ンとドッペルの戦いが始まった直後、彼女は突如として姿を消した
私はずっと一人だった。周りに人がいることが怖くなった私は物陰から彼らの動きを伺っていたけれど、彼らは私に気がつくことはなかった。それどころか私のことを認識することすらしていないようにさえ見えた。まるで見えていないかのように、彼らは私を無視して話を続けていたのだ
「俺はこのターン、速攻魔法『ツイン・ツイスター』を使うぜ!」
そんな彼らの会話を聞きながら、私は思った 『ああそうか、そういうことね!』 そう、私はこの時初めて気がついたのです。何故私が彼らの姿が見えないのか?何故彼らが私を認識できないのか、それは――