ドッペル名:egoistic chawns(エゴイズム) その性質は"自己中心性と利己主義"。自己愛に満ちた欲望の塊だと言われているがその正体は不明である。
人魚姫は英雄の夢を見ない - 1-13 おとぎ話 - ンはお姫様になりたかったんだ - ん
「──『赤ずきんの猟師』より抜粋」
それは突然だった。何の脈絡もなく突如現れたその異形の怪物たちは、あっという間に村中に現れ、人々を襲ったのだ。
襲われた村人の多くは恐怖に駆られ逃げることしかできず......
逃げ遅れた女の子一人を残して全滅してしまった
「......っ」 村の中心部にある噴水広場の中心に立つのは一人の少女。赤い帽子に青いリボンをつけた白いワンピースを着た可憐な黒髪の少女は、絶望したように両膝を地につけて蹲っていた。怪物たちにも少女にも抵抗するだけの力はなく、ただ迫り来る死を受け入れるしかなく......。「見つけたぞ!」 そこに現れたのは武装した数人の兵士達。彼らは皆一様に武器を構えていた。「おい女!
死にたくなかったら俺たちについて来い!!」「......」 だがしかし。兵士たちがどれだけ少女のことを罵っても反応を示すことはなかった。それも当然である。少女がそれに応じるつもりなどないのだから......「ふん、やはりこの女は魔女だったのか。まあいい!
この俺が魔女は処刑してやると言ったのだから光栄に思うがいい!! おいお前たちっ!! こいつを連れてけ!!」「はっ!」「......」 そうして少女は兵士たちの手によって何処かへと連れて行かれてしまった。
ts転生して貰ったチート能力だけど銃はないんですか? >いいえ、ありますよ
人魚姫は英雄の夢を見ない - 1-1 目覚めたらそこは廃墟でした - ナーシャ・レヴィンハート(偽) - ンは今、廃墟となった都市の中で目覚めました
目を覚ますとそこには瓦礫ばかりが残るボロボロの街並みが広がっていました 「ここは......」 辺りを見回しても人影はありません それどころか建物も殆どが原型を止めておらず倒壊していたからです (そういえば私って......誰だったっけ......?) 自分の名前が思い出せません 思い出そうとすると頭が痛くなります どうやら私は記憶を失ってしまったようです。 けれどそんなことよりもっと大変なことがありました 「......寒い」 そう。寒さです。今は9月の頭なのに何故か気温が低いのです。しかも雨のせいで身体中びしょ濡れです。風邪でもひいたら大変です。 私は何か雨具になるものはないかとポケットやカバンの中を漁ります(ん~服が邪魔ですね)「!?」 するとポケットから手紙のような物が入ってきました。それは自分が書いたような覚えのない文字であり『貴女へ』という言葉で始まっていました。 嫌な予感を感じつつも封を切ってみると中から1枚の紙のようなものが出てきました。そこに書かれていたのは次のような内容でした
【親愛なる我が娘、ナーシャへ】 『私たちが何者かわからないでしょうけど、まずは私たちのことを話すわ』(中略) 『私たちはとある組織に所属しているエージェントの一人よ』 (中略)『そして貴女には私たちと同じように組織に所属するエージェントになってもらいたいの』(中略) 『そこで貴女は今日から「リブラス」と呼ばれるコードネームを持って活動してもらうわ』 (中略)『詳しいことはその紙に書いてあるからそれを見ながら聞いてちょうだい』(以下要約) その文章の下には地図と思われるものが書かれていました そしてその右下にはこう書いてあります
つまりはここがどこかということを表しているのですが、私の記憶が確かならば私がいたところにこんな場所があったなんて記録はありません。それなのにここにあるということは何らかの方法で私に送られてきたということになるのでしょう
だからまず始めにやるべきことは一つだけだと思いました(え?そう思う理由がわからない?) ええっとですね。これは私が今さっき思ったことなのですが私が所属することになったであろう組織についてです そもそも私が所属することになるかもしれない組織というのはどんなものなのかを知らないんです だからこそまずは情報を集めようと思ったわけですね そしてその結果わかったことが一つあるのですが私はどうやら知らない間に組織の一員として行動していたらしいということです それも記憶を失ってからではなく、最初からだということになります ではなぜそんな重要なことが分かったのかというと私の記憶にある景色と今の私の記憶の中に同じ物がいくつかあったからです。 たとえば先ほど例にもあげた手紙ですが封筒には切手がついておらず切手も貼り付けられていませんでした また私が書いたはずのない地図を書いたこともそうです。地図は確かに書いたはずなのに私にはそれがどこにあっているのか手に取るようにわかりました それに私が所属していると言っていた『組織』というのも聞いたことがない組織なのです ですからここで言うのはおかしな話なのかもしれませんが