ラブライブ ~伝説のアイドルと伝説のマネージャーの始まり~ 作:エヌアイ
その翌日に廃校を救えた記念として部室にて
お祝いをしている。
部室
にこ「ではとりあえず、にっこにっこにー!!
みんな!グラスは持ったかな?
学校存続が決まったという事で~
部長のにこにーから一言挨拶させて
いただきます!!」
穂乃果ちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃん、凱。
……ノッてくれてるんだな凱。そして真姫ちゃんは
呆れていて、俺、界人、学はここから先が
不安になったまま下を向いていた。
そして絵里ちゃんと希は椅子に座って絵里ちゃんは
微笑み、希は俺達の様子を心配していた。
海未ちゃんとことりちゃんも視線を床に落として。
というかにこ、お前絶対長く話すだろ。
だとしたら止めるぞ。
にこ「思えばこのμ’s結成され、私が
部長に選ばれた時からどのくらいの月日が
流れたことであろう―」
直村、凱「じゃあみんなかんぱーい!」
皆「かんぱーい!」
にこ「ちょっと待ちなさーい!」
俺と凱が強制で止めて乾杯をした。
机の料理に手を付けるが穂乃果ちゃんと凛ちゃんが
中心で食べている。
穂乃果「はーーお腹すいたー、にこちゃん
早くしないと無くなるよ!」
にこ「卑(いや)しいわね……。」
花陽「皆!ご飯炊けたよ!!」
花陽ちゃんの炊き立てのご飯に凛ちゃんが食いつく。
というかよく部室に持ち込めたな。
私物か学校のかはともかく。やっぱにこの話を
止めて良かった。クソ長くなると思ったからな。
奥で絵里ちゃんと希が話している。
俺も近づいて話に入った。
直村「絵里ちゃん、ほっとしたようだな。」
希「直村君……。」
絵里「直村……まあね、肩の荷が下りた
というか……。」
希「μ’s、やって良かったでしょ?」
絵里「どうかしらね、正直私が入らなくても
同じ結果な気もするけれど、
皆を引っ張っていく穂乃果と、
穂乃果を始め皆を後ろから支える
直村達でも、十分な結果を―」
そこで俺が話に入った。
直村「絵里ちゃん、それは絶対無い。」
絵里「直村……。」
直村「もしかしたら俺達がスクールアイドルμ’sに
関わる事は運命かもしれん、
そして希の結果にも出たように
「9人の女神と4人の騎士が光の道を造る」
って結果にあったように女神が、
絵里ちゃんが要らないなんて事は
絶対無いんだ。だろ、希。」
希「うん、直村君の言う通り、μ’s(女神)は9人、
光の騎士は4人、それ以上でもそれ以下でも
駄目やってカードが言うてるよ。」
絵里「そうかな……。」
そう、現状でもメンバーに絵里ちゃんと希が入ったことで
歌やダンスのバランスが整って、一気にランキングが
上昇したんだからな。メンバー7人のままじゃ
絶対前のように高い順位には行けない。
2人が入ったからこそあのライブになったんだ。
この仲間じゃなきゃ出来ないんだからな。
穂乃果「こうやって廃校も無くなったんだ。
気を取り直して頑張ろう!ねっ直村君!」
直村「ああ……。」
まだ問題があるからな。簡単には明るくなれない。
穂乃果「界人君達も―」
穂乃果ちゃんは見た、海未ちゃんとことりちゃんは
料理に全く手を付けず下を向いている。
界人と学も2人の近くにいて心配そうに見ている。
凱も遠くながら表情を曇らせている。
海未「ことり……。」
ことり「でも今は……。」
学が海未ちゃんに話した。
学「海未さん、私から話す。」
海未「学……すみません。」
学「本当であれば前からこう言えれば
よかったが……。」
界人「今までは状況が状況だ、
タイミングが無ぇのはしょうがねぇさ。
ことりも経緯も言うんだ。」
学「界人……そうだな。」
ことり「うん……。」
そして学が前に出てあの話をする。
学は険しい顔をするからいい話でないことも分かる。
学「盛り上がってる中悪いな、話がある。」
希「聞いてる?」
絵里「ううん……。」
この2人もこれは聞いてないらしい。
そして希は俺に言ってきた。
希「直村君は?」
直村「……ごめん希。」
希「!?まさか……。」
直村「だが俺「達」は隠すつもりは
無かったんだ……。」
希「隠すつもりはない……そして俺「達」!?」
学「実は……いきなりだがことりさんが
留学することになった。」
流石に全員盛り上がっていた雰囲気も一気に
静かになった。続けて界人が話をする。
界人「ことりは2週間後に日本を発つ。」
そして静寂な空気になり、しばらくしてようやく
言葉が発せられた。
真姫「何?」
花陽「うそ……。」
にこ「ちょっと、どういう事?」
ここでことりちゃんが話を始めた。
ことり「前から服飾の勉強をしたいって思ってて、
そしたらお母さんの知り合いの学校の人が
来て見ないかって……。ごめんね。
もっと早く話そうって
思っていたんだけど……。」
今度は凱が話をした。
凱「学園祭のライブでまとまっているときに
言うのは良くないとことりちゃんは
気を遣って……いたんだよ……。」
希「それで最近……だからさっき直村君は
隠すつもりはないって。」
直村「こんな思いが弱い彼氏でごめん……。」
きっと期間の事を聞いたら穂乃果ちゃんは
何故言わなかったって言うと思う、俺が止めるが。
絵里「行ったきり、戻ってこないのね……。」
ことりちゃんは小さく頷いた。
ことり「高校を卒業するまでは、多分……。」
これで確定した、このまま留学してしまえば俺達12人とは
お別れで、生活、卒業も出来ない。
もちろんμ’sのメンバーとしてもだ。
そんな中部屋に言葉が響いた、話したのは
穂乃果ちゃんだ。
穂乃果「どうして……言ってくれなかったの?」
俺は既に海未ちゃん達の元にいた。そして話した。
直村「だから、学園祭があったから……。」
穂乃果「直村君達は知ってたんだ。」
海未「それは……。」
直村「ああ、結構前から俺の勘が言ってたからな。」
界人「俺達3人も直村に言われなかったら
気付かないぐらいにな……。」
穂乃果「ねえ直村君、なんでこの事を
話さなかったの?」
界人「穂乃果、穂乃果に対してはことりから聞くのが
いいしことりが自分で言うって言ったから。」
直村「それに、追い打ちかもしれんが
学園祭の自分を思い出してみろ。
どんな風にいたか。」
穂乃果「!!私……。」
直村「ことりちゃんの近くによくいたのに、
ことりちゃんの事をしっかり見ていれば
気付いたはずなのに、見ていたのは
学園祭のライブを成功して、
ラブライブに出場、ただ「それだけ」。」
そして穂乃果ちゃんは身を屈め、ことりちゃんの手に
自分の手を乗せる。
穂乃果「どうして言ってくれなかったの?
ライブがあったからっていうのは分かるよ。
でも、私と海未ちゃんとことりちゃんは
ずっと……。」
凱「穂乃果ちゃん……。」
希「ことりちゃんの気持ちも分かってあげなy―」
穂乃果「分からないよ!!だって
いなくなっちゃうんだよ!
ずっと一緒だったのに
離れ離れになっちゃうんだよ!!!
なのに……。」
ことり「何度も言おうとしたよ……。」
穂乃果「え?」
ことり「でも、穂乃果ちゃんライブやるのに夢中で……
ラブライブに夢中で……だからライブが
終わったらすぐ言おうと思ってた……
相談に乗ってもらおうと思ってた……。
でも、あんなことになって……
聞いてほしかったよ!穂乃果ちゃんには!!
一番に相談したかった!!だって、
穂乃果ちゃんは初めて出来た友達だよ!!
ずっと傍にいた友達だよ!!そんなの……
そんなの当たり前だよ!!」
そのまま部室を出て飛び出してしまった。
穂乃果「ことりちゃん!!!」
事情を知っている俺達も更に表情が暗くなった。
そして俺達が話をした。
直村「ことりちゃんはずっと行くかどうか
迷ってたんだ。」
界人「前からことりを見ていたが
行きたがってなかったようにも見えたさ。」
学「ずっと穂乃果さんを気にしてて……
穂乃果さんに相談したらなんて言うか
ってそればかり……。」
直村「さっき希にも言ったが黙っているつもりは、
隠しているつもりはないんだ。
分かってくれ……。」
凱「……全く聞いてない。これはやっぱり、
直村……。」
直村「……崩壊するかもな。」
凱「……出来なかったの?僕達じゃ……。」
穂乃果ちゃんは表情も変えずただ立っていただけ。
そして俺達の崩壊も近づいてきた。
ことりSide
あの後すぐに私は自分の家に戻って、
ファーストライブの衣装を手に持っていた。
ことりの部屋
理事長「話したのね?ちゃんと分かってくれた?」
言ったのはいいけれどやっぱり穂乃果ちゃん、
悲しいよね。私だって本当は穂乃果ちゃんに
1番に言いたかったけれど言えなかった自分が嫌だ……。
理事長「早く寝なさい……。」
私のスマホにメールが来た。穂乃果ちゃんからだ。
『私、全然気付いて
なかった…』
穂乃果Side
部室でワイワイ楽しんでいたと思ったら直村君達が
話した内容、「ことりちゃんが留学する」という事。
私全く知らなかった、直村君があの時に
「学園祭の自分を思い出してみろ。どんな風にいたか。」
という事を聞いて学園祭のライブの成功、
ラブライブの順位しか見てなくて更には
自分の体調まで気付かずにライブ中に倒れて、
そのせいでμ’sの名前がランキングから無くなって、
学校の廃校が無くなったと思ったらことりちゃんの留学、
もうどうするの?そして私はことりちゃんに
メッセージを送った。
『私、全然気付いてなかった…
私が夢中過ぎて
みんなの気持ちとか
全然見えてなくて
だから
ことりちゃん ごめんね』
穂むら 穂乃果の部屋
穂乃果「謝ったって、もう……。」
私はパソコンに映っているA-RIZEを見た。
私達と同じ高校生なのに何もかもが違う……。
何が違うんだろう。
穂乃果「凄いな…追いつけないよ……。
…こんなの……。私……
何やってたんだろう?」
直村Side
翌日、俺達は1年の教室にいて昨日の事を
梨子ちゃんにも話した。この後どうするかは
今はまだどうなるか分からないが。
教室
梨子「え……先輩が留学…大丈夫……
じゃないよね。」
直村「流石に大丈夫とは言えないさ。
一緒に過ごしてきた仲間が
留学するって言ってたからな。」
界人「それで留学前に俺達で
ライブをすることになったんだ。」
梨子「ライブを?」
学「留学しても私達でやったことを
覚えてもらうためだ。」
花陽ちゃんが俺達の元に来た。
花陽「直村君達、絵里ちゃんが屋上にだって。」
凱「分かった、じゃあ梨子ちゃん行ってくるね。」
梨子「いってらっしゃい。」
俺達は屋上に行った。穂乃果ちゃんは
絵里ちゃんが呼んでことりちゃん以外が屋上にいる。
屋上
穂乃果「ライブ?」
直村「ああ、皆で話をしたんだ。」
界人「ことりがいなくなる前に
全員でライブをするってな。」
学「来たらことりさんにも言うつもりだ。」
凛「思いっきり賑やかにして門出を祝うニャ!」
にこ「はしゃぎ過ぎないの!!」
にこは凛ちゃんの頭にチョップをした。
凛「にこちゃん何するの!?」
にこ「手加減してやったわよ。」
凛「シャーー!!」
直村、界人「マジの猫になってどうするんだよ!!」
あの2人はいつものようにふるまっていたが
穂乃果ちゃんはまだ下を向いたまま。
海未「まだ落ち込んでいるのですか?」
絵里「明るく行きましょ、これが9人の
最後のライブになるのだから。」
直村「本当に最後なのかな……。」
学「直村……。」
だが穂乃果ちゃんはまだ自分を責めてる。
穂乃果「私がもう少し周りを見ていれば
こんな事にはならなかった。」
花陽「そ、そんなに自分を責めなくても―」
穂乃果「自分が何もしなければ
こんなことにはならなかった!」
にこ「あんたね……。」
絵里「そうやって全部自分のせいにするのは
傲慢よ。」
穂乃果「でも!!」
ここで俺が出る。
直村「それをここで言って何になる?
何も始まんねぇし誰もいい思いをしない。
過去は過去、今は今
あんなことを起こしてしまった以上
次は気を付ける。そうけじめをつけろ。」
真姫「ラブライブだってまだ続きがあるわ。」
凱「そうだよ!今度こそ出場するんだからね!!
そのためにも僕達がサポートするからね!!」
にこ「よく言ったわ凱!!
落ち込んでいる暇はないわよ!!」
穂乃果「出場してどうするの?」
直村、界人「てめぇ……。(怒)」
これには流石に俺と界人は怒りが出る。
穂乃果「もう学校は存続したんだよ、
出たってしょうがないよ。」
直村「それでしょうがないって思うならば
心が弱い証拠だ。」
穂乃果「それに無理だよ……A-RIZE見たいになんて
いくら練習したって慣れっこない……。」
にこ「あんたそれ……本気で言ってる?」
直村「お前、自分で俺に教えてって言って
結局自分から辞めるのか?」
にこ「本気だったら許さないわよ。」
ここまで言っても穂乃果ちゃんは無言、
つまり肯定してるという事だ。
にこ「許さないって言ってるでしょ!!」
凱、真姫「ダメ!!!」
にこ「あんたら離しなさいよ!!にこはね、
あんたが本気だと思っていたから!!
本気でアイドルをやりたいんだと思ったから
μ’sに入ったのよ!!!ここに賭けよう
って思ったのよ!!それをこんな事位で
諦めるの!?こんな事位で
やる気を無くすの!?」
花陽ちゃんは涙を流し、凛ちゃんは下を向いて
悔しく思い、俺と界人は怒りに燃え、
学と凱は花陽ちゃんと凛ちゃんを慰めている。
だが穂乃果ちゃんはまだ下を向いたまま、
にこの言葉も全く聞いてない。そして界人が口を開いた。
界人「だったら穂乃果はどうするんだ?
辞めるって言ったら俺も直村も容赦しねぇ。」
そして穂乃果ちゃんが言った決断は……。
穂乃果「……辞めます。私、スクールアイドル……
辞めます。」
やはり皆驚いてた。穂乃果ちゃんは屋上から
去ろうとしていた。俺と界人は更に怒りが溜まり、
俺が口を開いた。
直村「……おい、「穂乃果」。」
直村以外「!!!!!」
まあみんな驚くよな、初めて穂乃果ちゃんを
呼び捨てで呼んだからな。
穂乃果「何なの、直村君。話はもう―」
直村「その決断、お前自身は後悔しねぇのか?」
穂乃果「!!……何言ってるの?さっき―」
直村「お前自身それが望んだことか?
それにことりちゃんもそうして欲しくて
決めたのか?」
穂乃果「……直村君に何が分かるの?」
直村「俺達がことりちゃんの留学の事を
前から聞いていた事は部室で知ってるだろ?」
穂乃果「一緒にいたのに直村君達でさえ―」
直村「お前はことりちゃんが俺達に言ってくれた
本音を自分から聞いたか?」
穂乃果「え?ことりちゃんが……。」
俺は録音したやつを流した。
ことり『直村君達と、皆と、穂乃果ちゃんと一緒に
過ごしたい!!一緒にライブが
したいよ!!!』
界人「直村…それって俺達がことりに
隠してることを聞いた時の。」
穂乃果「……戻るね。」
録音を流しても戻ろうとする穂乃果ちゃん。
パシュッ
だが、俺がそれを許さない。左腕に着けていた
万能腕時計を使い、中にあるフック機能で
扉のドアノブに目掛けてフックを巻いた。
穂乃果「……何してるの?」
直村「……戻らせねぇからな。」
凛「……その腕時計、それ出来たんだ。
便利すぎ。」
学「……今はそんな空気じゃないが
直村の腕時計には多くの機能があるからな。」
そして次の瞬間。
パシンッ
海未ちゃんが穂乃果ちゃんに近づいて穂乃果ちゃんの
頬を叩いた。
海未「貴方がそんな人だとは思いませんでした。
最低です……貴方は……
貴方は最低です!!!」
ようやく12話編が終わりました。そして
次は13話編になりますが先に言います。
屋上で色々完結します。
どうなるかは次の話を見て下さい。
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