スーパーロボット大戦K ~夜霧とミスト~ (旧題:俺をさんづけで呼ばないで ) 作:トカGE
ミストさんのスタンド夜霧さん爆誕、とはいきません
どうも、生ガンダムに興奮してるガンダム好き、夜霧翔也です。……いや、生ガンダムは止めとこう。某漫画を思い出してしまう。そういえばKってスタゲも参戦してんだよなあ。と言うことは最愛のノワールが見れる!
とか言ってる場合じゃねえな。いや一応予想はしてた。してたんだよ? でも実際こうして大きな原作との違い見せつけられるとねえ。
「とりあえず、コックピット入っとけ。まあ、大方不審なロボットを調査しに来たってところだろうけど、何があるかはわからないしな」
「解った」
とりあえず俺はミストさんにレヴリアスに乗るように促した。あちらからはまだ、木が邪魔でレヴリアスはともかく俺たちは見えないはずだ。そして、ミストさんに続いてコックピットに行こうとした時、俺はあることに気が付いた。
「俺、物触れないじゃん」
今の俺は物をすり抜けてしまう。つまりレヴリアスを登ってコックピットに行くことができない。ど、どうしよう。昔のアニメのお化けみたいに浮かべりゃいいんだが。
「ってうお! 出来たし……」
思った瞬間浮いてました。うん、便利かもこれ。そんな訳で俺はレヴリアスのコックピットに入った。まあ、触るとすけちまうから浮きっぱなしなんだけどさ。
「お、通信が来たな」
「言葉、通じるといいんだけど」
「ああ、そういやそうだな」
ゲーム中では特に気にしていなかったが、本来なら星が違えば言語も違うのが普通だ。アトリームとベザードに関しては、この世界でも問題なかった。元が惑星クルスだったからなのか、言語体系がまったく同じだったのだ。恐らく戦争も無かったため、言葉が変化すると言うことも無かったのだろう。
ミストさんも最初は疑問に思いながらも深く考えないようにしていたようだが、『神の石』がレヴリアスにも搭載されている事を知ってからは、二つの星の文明の起源が同じということをなんとなく察していたかもしれない。
が、ここは地球……と言うかプラントだ。たぶん、言葉通じない気がする。あ、そうだ。
「ミストさん、確かレヴリアスの中に他文明の人と接触した時の為の翻訳機あったろ、あれを使おう」
「え、そんなのあったっけ?」
「……おいおい」
アトリーム防衛隊の任務は巨大生物への対応の他、他の星から来た知的生命体への対応も含まれていた。まあ、他の星を侵略にくるような奴なんてめったに居ないらしく、俺たちが防衛隊に居た時もイディクス以来は基本、星の探査だの移住だのそんなのばかりだった。そう言う人達に対応するために、レヴリアスやセリウスには万能翻訳機が搭載されていた。これはクルス時代の遺物の再現品らしく、言葉と言うより言葉に含まれた心を解析して翻訳するらしい。さすがクリスタル・ハートやクリシュナ・ハートを作った文明。
「って説明をお前も聞いてたはずだよな? と言うかお前も使ってたよな?」
「ごめん、覚えてない。後、特に気にしてなかった」
ダメだこりゃ。そんな訳で翻訳機を身に着けさせたんだが、インパルスの方からは特に通信が来るわけでもない。どうなってるんだ?
「もしかして、通信機の仕組みが違うとか?」
「あ、それか」
そういうところもスパロボじゃざっくりだろうに、現実となると妙に細かいな。向こうさんとしては通信が通じないし、かといって動く気配もないしでどうしたものか、って感じか?
「じゃあ、拡声機能を使おう。翻訳機あるし、こっちの意志は伝わるだろ」
「だけど、なんて言えばいい? 記憶喪失を装うとか!」
「いや、こんな機体に乗ってて記憶喪失って怪しすぎるだろ」
「そ、そうかな?」
そうしてしばらく相談した後、俺たちは機器のスイッチを入れた。
「こちらでお待ちください」
「ありがとう」
あれから一時間後、俺たちはシンに案内されてザフトの基地の一室に来ていた。結局俺たちは『正直に自分たちの状況を話す』ことにした。ただし、異星人ということは伏せて。シンは最初は信じていないようだったが、レヴリアスが半壊していたこともあって何とか信じてもらえた。まあ、それでも疑念は捨ててないだろうが。ちなみに会話中に判明したことだが、どうやら俺の姿と声はミストさん以外には見えないし聞こえないらしい。版権キャラと話してみたかったんだがな……ちょっと残念。
その後、彼の上司が直接話を聞くと言ってきたため、彼に基地まで連れてきてもらったのだった。尚、レヴリアスもこの基地に運び込まれているんだが……いろいろ不安だ。異星の技術なんだが大丈夫か? まあ、擬態獣との戦いでいろんなスーパーロボットが作られたこの世界の地球だ。未知の技術なんていくらでもあるだろ、たぶん。
《さてと、お偉いさんがくるまでのんびりしてようぜ》
「そうしようか。少し疲れたし」
《いや、お前爆睡してたろ》
ちなみに、俺は今前の様にミストさんの中に居る。出入り自由だと言うならよかったのだが、実際はそうでは無い。あの後インパルスの後を追って基地まで移動している最中、突然息切れしているかのように苦しくなったかと思うと、いつの間にかミストさんの中に居た。視界とかも前の通り。
ミストさんの外に出るのは何かしらの制限でもあるのだろうか。それが何かは解らないが、必要な時以外はなるべく出ない方がいいだろうということはなんとなくわかった。
で、それから2時間たった。
「来ないな」
《来ないな》
来るはずだった上司ではなく別の人が来ることになったとかで、あれからさらに待たされている。さすがに暇だったので携帯端末を貸してもらっていろいろ情報収集中だ。
「この星、地球ってつい最近まで戦争やってたんだってさ。同じ星の人達同士で争うなんて……」
《まあ、俺たちの星には戦争は無かったけど、それでも考え方の違いによる諍いはあっただろ?》
「そうだけど……」
《まあ、気持ちはわかるけどなあ。あんま悩みすぎるなよ?》
「解ってるさ」
ううむ、やっぱりと言うか何というか、今まで居た星と比べてちょっと地球に対するイメージが悪くなってんなあ。まあ、今まで居た星のどちらも割と平和だったから理想が高くても仕方ない所はあるんだが。
最悪説教してでも考え正さなきゃならんかもだが、ミストさんなら自力で何とかしてくれるって思いたいところだ。兄の欲目か?
そんな調子でさらに30分ほどして、漸く部屋の扉が開いた……ってちょっと待て! 何でお前が出てくる!
「いや、済まないね。ちょっと立て込んでしまっていて」
「いえ、大丈夫です。初めましてミスト・レックスです」
「初めまして。私の名前はギルバート・デュランダル。プラント最高評議会議長をさせてもらっている」
議長かよおおおおおおお! いや何で! こっちはただの転移に巻き込まれただけのパイロット(設定)だぞ? ナンデ!? 議長ナンデ!?
「最高評議会議長って……なんでそんな偉い方が?」
「何、個人的な興味だよ。異星からのお客様に対してのね」
ちょ、ま、おま……バレてるううううう!?
議長さん登場。ミストさん達はこの先生きのこれるのか。ちなみにシンくんとはこの時点では禄に会話できてません。
尚、夜霧さんの実態化と言うか霊体化?は『出来る。でもやらん』と言う感じです。負担やばそうだしって感じで。なのでまた基本はアトリーム編のようにミストさんの中から好き勝手言う人になります。
まあ、いざと言うときは飛び出すんですが。