スーパーロボット大戦K ~夜霧とミスト~ (旧題:俺をさんづけで呼ばないで )   作:トカGE

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 焼肉って、おいしいよね


マルキオ孤児院のミストさん

 こんにちは、夜霧翔也です。オーブのマルキオ孤児院前からお送りしております。キラ君に誘われてごはんをごちそうになりに来たミストさん。彼の目の前には今!

 

「この肉おいしい!」

「兄ちゃん、俺もお肉ー!」

「おう、どんどん食えどんどん食え!」

 

 鋭いもみあげを持つ、日本人の青年が肉を焼きまくっていた! いや、何で居るんだよ『兜甲児』。お前さんマジンガーZのパイロットだろ。日本に居なくていいのか? ……あーでもスパロボKだと原作終わってるんだっけ。

 

「お、キラ! 帰って来たのか! 先にやってるぜ!」

「ただいま、甲児。お客さん連れてきたけど、材料大丈夫かな?」

「問題ねえよ。むしろ買いすぎだってんで、さっきマルキオさんがマリューさん達を呼びに行った所だ」

「ならよかった。ミストさん、紹介します。彼は兜甲児。日本からこっちの大学に留学に来てるんです」

「ミストさんって言うのか。よろしく!」

「ああ、俺はミスト・レックス。よろしくな、甲児君!」

 

 大学に留学!? ちょっと驚いたが、よく考えたらおかしくは無いか。今回は参戦してないけど、グレンダイザーに出た時は研究者になってたし、決して頭が悪い訳じゃないんだよなあ。バカはやるけど。

 それにしても、なんかテンション高いな。焼肉だからか? それともスーパー系主人公はみんなこんななのか? ミストさんも後継機スーパー系だし。

 

「キラには、大学での勉強をいろいろ教わってるんだよ」

「僕も君に教わることは多いよ。ハードに関して、同年代ではアスランがトップクラスだと思ってたけど、

甲児も相当なものだよ。アスラン、最近仕事で忙しいみたいだし、そろそろ抜かれるんじゃないかな?」

「アスランって言うのは?」

「ああ、僕の親友なんです。今は仕事でいろいろ飛び回ってます」

「さ、話すのもいいが肉食おうぜ肉。あんたも好きだろ?」

「ああ、それじゃごちそうになろうかな。俺も肉は大好きなんだ」

「二人とも、野菜も食べないと子供達に笑われちゃうよ」

 

 そうして皆に混ざって二人も食べ始めた。……くそう、どうしてこう俺の心の胃袋にダイレクトアタックが多いんだ、最近。

 

 

 

 

「へえ、じゃあ君はザフトのデュランダル議長の紹介で?」

「はい、ダンナーベースって所に行くことに」

「議長はお元気でしたか?」

「ああ、いろいろと良くしてもらったよ」

 

 それからしばらくして、ラクスやバルトフェルドもやってきた。プラントから来たという事を聞いた二人とミストさんは、デュランダル議長や最近のプラントの事について話している。ちなみにマリューさんはキラや甲児と一緒に子供達と遊んでいる。

しかしいろいろと情報が出てくるなあ。原作はどうだかしらんが、この世界の種メンバーの近況については結構解って来た。ミストさん、割と臆せず斬り込んでいくおかげで、向こうも結構ペラペラしゃべってくれるなあ。まあ、隠すほどの事でもないと思っているのかもしれないが。

 まず、ラクスが隠居しているのは自身の影響力を恐れての事。クライン派の一部はラクスをトップに据えて、プラントを統治してほしいと本気で考えているらしい。だが、彼女曰く『自分は政治に関してそこまで能力は無い』との事。それが本当かどうかは解らないが、自身を神輿にして権力を持ったクライン派が暴走することを恐れたとの事。まあ、ファクトリーとか、割とフリーダムやっているしなあ。……ジョークじゃないよ?

 んでバルトフェルドたちはその護衛もあるが、主な目的は身を隠すためだとか。まあ、三隻同盟とかはたかりゃ見りゃ各勢力の裏切り者の集まりだしなあ。戦争を終わらせるのに活躍したとは言え、いろいろ思うところが多い奴らは多いだろう。彼らがここに居るのを知っているのは、オーブ上層部とプラント上層部、後はスーパーロボットを保有する各施設だそうな。最後のは何でかと言うと、中立と言う立場を取りながらも戦争の行方に危機感を覚えた各施設が、三隻同盟を支援してたそうな。この世界での補給はそっから来てたのね。

 

「そのつながりで、キラの事は前から知っててな。会ったのは留学してからが初めてだけど」

「僕も一度会いたいと思っていたので、留学中の滞在先にここの孤児院を進めたんですよ」

「なるほど」

 

 キラと甲児が友人通り越して親友ポジっぽくなってるのは予想外だったな。この調子だと、予想外な人同士が仲良くなってそうだ。ってもうミストさんとシンが兄弟ポジみたいになってたな。今更か。

 その後、オーブを発つまでの間、ミストさんは毎日この孤児院に遊びに来た。キラたちと仲良くなったのもそうだが、孤児院の子供達にも妙に懐かれてしまったのだ。シン達との交流から、どんどんお兄さん属性が覚醒してないか? ミストさん。

 

 

 

 

 そしてオーブを発つ時が来た。空港には、見送りに来てくれたキラと孤児院の子供達が来ていた。直接の顔だしが少なかったキラはともかく、ラクスたちはさすがに顔も有名な為お留守番だ。

 

「短い間でしたけど、楽しかったです。また、オーブに遊びに来てくださいね」

「ああ、絶対また来るよ」

 

 そう言って握手する二人。

 

「キラ、俺には何も無しかよ」

「だって、甲児はまた戻ってくるでしょ?」

「そりゃそうだけどさ」

 

 そんな二人に文句を言う甲児。今朝になって聞かされたんだが、なんと彼も一緒に日本に向かうとの事。何でも知りあいの結婚式があるのと、マジンガーZのオーバーホールやらなんやらを手伝ったりいろいろあるとの事で、一か月ほど戻るらしい。結婚式と言うと、ゴーダンナーのあれか。いよいよ本編が近づいてきたな。

 

「それじゃ、行ってくるぜ!」

「皆、また来るからな!」

「ええ、また!」

 

 そうして二人は飛行機に乗って、日本を目指して旅立っていった。

 

「日本に着いたら、うまいもんいろいろ紹介してやるよ、ミストさん」

「本当か? 楽しみだなあ」

 

 出会う人が皆良い人ばかりってのもあるかもしれないが、ミストさんが立ち直って来ていて何よりです。それでもまだ夜には、アンジェリカやエルリック、シェルディアやレムの事でうなされてたりするんだが。早く再会させてやりたいが、こればかりはなあ。

 

「寿司とかオーブでも食えるけど、本場はやっぱ日本だぜ? 他にもお好み焼きとかさ!」

「甲児、もしかして俺の事を食いしん坊だと思ってないか?」

「違うのか?」

「こいつ!」

 

 そう言ってじゃれあう二人。甲児も年齢はミストさんより下のはずなんだが、性格が似てるせいか兄弟と言うより悪友みたいになってる。しかし、ミストさんこんな食いしん坊だったっけかなあ?

 

 

……もしかして、俺の影響受けてたり……してないよな? まさかねー

 




 そんな訳で日本へ。たぶん後2話くらいで本編開始。ちなみに最後のは伏線でも何でもないです。と言いながら実は伏線なのかもしれないし、そう言いつつも実は(ry
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