スーパーロボット大戦K ~夜霧とミスト~ (旧題:俺をさんづけで呼ばないで ) 作:トカGE
しかし2話はさっくりさっくりになってしまった。
あの戦いの後、特に俺の身に異常が起こることはなかった。外に出ていた時間が短かったからか? とりあえず、用心だけはしておこう。このまま何も起こらないかも知れないが、後で纏めてリスクを食らう可能性もあるのだから。
あの戦いの後、レヴリアスの件でミストさんはおやっさんにしこたま怒られていた。まあ、直したばっかの機体が即修理となれば仕方ないか。でも、無駄に壊した訳でもないので許して欲しい。
「まあパーツ自体は無事だからいいがな、明日一日で直しちまうからお前も手伝えよ?」
「はい! おやっさん!」
「だからそれはやめろと……」
《諦めて、おやっさんを受け入れればいいのに》
ちなみに原作同様最初は指揮系統の関係で一度帰る帰らない、戦う戦えないでマジンガー組が一時もめていたが、擬態獣の出現に関してダンナーベース、光子力研究所、そしてミストさんが居るからかプラントが責任者同士で話し合った結果、このままダンナーベースの一員として擬態獣と戦うことになった。
ちなみにさやかさんもダイアナンA持ってきて参戦。レヴリアスもこのまま擬態獣対策に回される事になった。プラントに戻ってこいとか言われる可能性も考えていたから、これは良かったと言うべきだろうか。
まだかろうじて原作に沿ってるっぽいし、まだ対応しやすい気がするし。もうずれてる? 言わないでくれよ。
それから三日後。今度はダリウス軍が地上に攻めて来た。迎撃に出るダンナーベース一同。そして激戦の中、姿を現す大空魔竜。そして炎の巨人が大地に立った!
「な、何だあのロボットは!? 骸骨!?」
「その機体はガイキング。地上で言うスーパーロボットだ」
《知ってるのかスーパーロボット》
キャプテン何でスーパーロボット知ってはるん? ってそういや地上で人集めしてたんだっけ。そりゃ知ってるわ。まあそれはそれとして、ガイキングを見てまた燃え上がる俺。いや、だって王道を突き進んだリメイク版ガイキングですよ? 燃えなかったら男じゃないぜ! グレートマジ楽しみ!
そんな感じで活躍に期待していた俺は、あることをさっぱり忘れていたのである。
「ええっと、これだ! パンチャーグラインド!」
《あ゛》
「マジンガーのロケットパンチと同じような武器か。あれ、でも戻ってこねえな」
「ダイヤ君! パンチャーグラインドは撃ったらそれきりなんです!」
「はぁ!? 普通こういうのって戻ってくるもんじゃないの!?」
「だよなあ」
ルルの声に愕然とするダイヤと、その意見に同意する甲児。まあ、普通戻ってくると思うよな。と言うかKだと最初からフックで回収できるんじゃねえの?
《ミストさん、ガイキングのフォローに。腕拾って来るまで何とかしよう》
「仕方ないな。ダイヤ君、早く拾ってくるんだ!」
そんな訳で、ミストさん現在奮闘中。ゴーダンナーのメンツは少し離れた所に居るため、サポートに回っているのはマジンガーとダイアナン、後いつの間にか混ざってたボスボロットとレヴリアス。おいボス、お前いつの間に来てたんだ。少なくともダンナーベースじゃ見なかったぞ。
「うおおおお!」
《叫び過ぎ。何でそんな叫んでるんだよ》
「いや、スーパーロボットに乗ってる人達って良く叫んでるから参考に」
《要らないだろ、それ》
何てあほな会話をしながらも、敵を蹴散らしていくレヴリアス。支援に徹してたこの前と異なり、今回はミストさん本来の戦い方ができていた。
「貰った!」
つまり、射撃武器だろうが突っ込んで撃つ。ステアードの射撃モードだけじゃなくて、グル―ヴァイン・バスターも零距離射撃するのはどうかと思う。
《いや、グルーヴァイン・ストライクの方使えよ》
あのブレイヴ・クラッシュの連携の中にある地味~な奴!
「あ、忘れてた」
《おい!》
「ミストさん、射撃武器って近距離で撃ちまくるものじゃないと思うんだけど……」
「いいじゃねえか。俺はああいうの好きだぜ?」
マジンガーチームもガイキングに近づく敵を片づけて行く。サザンクロスナイフとかミサイルパンチとか意外と強いな。スパロボじゃ弱い武器のイメージあるけど、豪快に敵が吹っ飛んでいくぞ。あ、おっぱいミサイルに関しては一言『でっかいことは良いことだ』とだけ。
「みなさん、お待たせしました!」
そしてようやく腕が見つかったのか、戻って来たガイキング。さあ、反撃開始だ!
「って……なんかもうほとんど片付いてる?」
「……やり過ぎたかな?」
《そりゃまあスーパーロボットがこんだけいりゃなあ》
いつの間にか、ほとんどの敵が倒されてた。いや、すごいねスパロボ。
「合わせろダイヤ! ロケットパーンチ!」
「パンチャーグラインド!」
あ、最後の一体がぶち抜かれた。あれはゼルガイア? ゼルガイアー? どっちだっけ、まあいいや。何ともまあ感動が薄い合体攻撃である。まあ、消化試合と化してるから仕方ないのかもだが、うーん。
「なんか、侵略者って事でいろいろ危機感持たなきゃならないんだろうけど……」
《味方が強すぎて危機感どこ行ったって感じだな》
パンチャーグラインドを探すガイキングの背中を見ながら、俺らはそんなことを思っていたのであった。いや、だってスーパーロボットがここまで圧倒的とは思わんやん? いや、スパロボだと自軍の一体で敵の軍団ぶちのめせるからおかしくは無いのかもしれないけどさ。
その後は大空魔竜の中を案内してもらうことになりましたとさ。順当に戦力が増えていくぜ。
「ここが大空魔竜か。異世界って言うからもっとこうファンタジーチックなもの想像してたけど、ガッチガチの機械製なんだな」
「やっぱ甲児は興味があるのか?」
「そりゃ、異世界の機械だしな」
《そばには異星の機械もあるんだけどな》
「まあな」
まあレヴリアスの本体自体はそこまで素っ頓狂な技術は使われてないらしいしなあ。大事なのは
「あ、貴方たちがさっきの!」
「えっと、君はダイヤ君だったかな」
「はい! ガイキングのパイロットをやることになりました!」
「なりました?」
ああ、Kだとここで初乗りだっけ? 通りでパンチャーグラインドがすっ飛んでくわけだ。うーん、妙な所で原作寄りになった弊害が……
この後、他の作品もだが原作寄りになったせいで変な事になったりしないだろうな?
「さあ、あんた達。いつまでもしゃべってないでいくよ! ついてきな!」
「おっと、そうだった」
「へへ、いい技術があったらTFOに応用させてもらおうっと」
「TFO?」
「ああ、今オーブで作ってる円盤型の飛行機械だよ。卒業制作って所だな」
この世界でも作ってるのかよ、TFO。グレートもダイザーも参戦してないのに。……実はグレートマジンガー制作中とか言われても驚かねえぞ。
あ、この後ちゃんとゼクターフック使って回収やれるようになりました。