スーパーロボット大戦K ~夜霧とミスト~ (旧題:俺をさんづけで呼ばないで ) 作:トカGE
どうも、もう一つの地球からこんにちは。夜霧翔也です。……呼びづらいし、この世界では惑星Ziかエンドレス・イリュージョンになっててくれないかなあ?
本来ならここに飛ばされた時、ミストさん達が正体バラして別の星だという推論を立てるんだけど、
「それにしても、ここは一体どこなんだ?」
「地形データに該当無し、空に見える星も地球のそれと違う……信じがたいけど、地球では無いことは確かだと思うんだけど。
「別の星、ってことか」
皆、あっという間に異星認定しちゃったよ。お陰でミストさん達が言い出すタイミングが無くなってしまった。
「あのゲートって間違いないよな?」
「ええ。アトリームに現れた敵が使っていたのと同じ物よ」
「まあ、しばらくは異星人ってことは黙ってた方がいいだろ。言うとしても皆合流してからだ」
「皆いい人だし受け入れてくれると思うけど……」
「いきなり別の星に飛ばされて来たばかりなんだ。混乱する材料増やさなくてもいいだろ」
「それもそうね。しばらくはこのままで」
そんなこんなで、とりあえずは人が居るところを探すためにレヴリアス、セリウス、マジンガーが周辺を見て回ることに。
「人って言うか、知的生命体か? 居るといいんだけどな」
「居たとしてもいきなり攻撃仕掛けてきたりしねえだろうなあ。文化の違いとかで」
「否定できないのが何とも……でも、たぶん大丈夫だとは思いますよ? 星が違っても割と話は通じる気がします」
「ふーん?」
まあ、この二人がそうだからねえ。正体とっととばらした方が良かっただろうか?
「なんだ? 空から剣が……」
「あっちに街らしきものが見えるわ。行ってみましょう!」
街を探していたミストさん達が、空から落ちてくる剣を見つけたのはそれから20分後の事だった。あれって、『ダン・オブ・サーズデイ』だよなあ。AA組はこっちの街の近くに出たって訳か。となるとたぶん大空魔竜はキンゲ組と遭遇してるのか? エリアZiの方に行ってたら厄介だなあ。
「あの、ちょっといいですか?」
「あ? なんだよお前ら」
街につくと、ラッキーさんがアンラッキーになってました。自分を曲げちゃったからね、しかた無いね。
とりあえず、ダンに乗ってたヴァンに話を聞こうとするミストさん達。最初はラッキーの仲間かと疑われたものの、すぐに誤解は解けました。だけど彼からは特に情報は得られず。まあ、ヴァンさんだからね。そんで逆にカギ爪の男について聞かれた時、アークエンジェルから通信が入ってきた。
「みんな、すぐに戻って! 邪魔大王国よ!」
「わかりました! みんな、行こう」
「おう!」
「あ、おい! カギ爪の男について知ってんのか!? おい!」
「ごめんなさい後で!」
ヴァンさん放置で急いで機体に乗り込み、アークエンジェルに戻るミストさんたち。まあ、事態が事態だ仕方ないか?
「なんだよあいつら、聞くだけ聞いて……まてよ?、 もしかしてあいつら、カギ爪について何か知ってるんじゃねえか!?」
「ちょ、ヴァン!」
アークエンジェルに戻ると、キラ達が奮闘してる最中だった。フルバしまくってるの見ると、もうあいつだけでいいんじゃないかなと思ってしまうが、よくみるとフルバーストした後でも普通に動いてるなハニワども。
「ふん、更に装甲を強化しているに決まってるだろう! もう一発でつれてきた幻神殲滅とかされてたまるか!」
なんて言う壬魔使さん。そりゃ強化したくもなるわな。残りの二人は大空魔竜のほうか?
「生憎ジーグは居ないようだが、お前らの首を取ってジーグに突きつけてやるわ!」
「やれるものならやってみろ! このマジンガーの首をもぎ取れるってんならな!」
「俺達も忘れるなよ? 甲児」
こうしてこの星で初めての戦闘となったわけなのだが、今までの無双ゲーが嘘のようにこちらは苦戦していた。
「 ロケットパンチが弾かれるなんて!」
「ボロットパンチでもびくとも「そりゃ普通だ」どう言うことだそりゃ!」
装甲を厚くしたという言葉の通り、敵はだいぶ固くなっていた。しかもこちらは戦力の半分ほどが居ない上、相手はどんどんハニワを出してくるのだ。
「くそう、お前達! 『数』の暴力で押すとか恥ずかしく無いのか!」
「圧倒的『質』の暴力で此方を蹴散らしてたお前らに言われたくない!」
ですよね。スーパーロボット軍団とフリーダムだしなあ。
「くそ、このままじゃキツいか?」
《最悪撤退も視野に入れないとか?》
ゲームじゃ無いんだし、危なくなったらそれも手だろう。
「とは言え、逃がしてくれるか?」
《無理かなあ》
何とか倒すしかないかと思ったその時だった。何体かのハニワがぶつ切りになって崩れ落ちた。
「あの機体は!」
「さっきの!」
現れたのは、ダン・オブ・サーズデイだった。なんでここに?
「お前ら、人の質問無視すんな!」
「え、ええ?」
理由それかよ!
因みに邪魔大王国の奴等にも聞いていたが、
「知らん!」
「あっそ」
で終わった。その後、ハニワどもがダンに襲いかかったもんだから、邪魔大王国はめでたくヴァンさんに敵認定されたとさ。後はもう斬りまくり天国開始です。気分はもう戦国無双。
「す、すごい」
「で、でたらめね」
みんなポカーンとしてるけどしかた無いね。でもでたらめ具合に関しては、此方も人のこと言えないと思うんだ?
「チェェェェェス!」
「ば、バカな!」
自慢のハニワの装甲も、バカにはかないませんでした。流石スパロボKの最大火力要因。メッツァをメッツァメッツァにする前でも強い強い。
「お、覚えてろよ!」
壬魔使さん、その人バカなんで多分忘れます。
「カギ爪の男について知ってるんじゃねえのかよ!?」
「いや、言ってませんよ?」
「あれ、そうだっけ?」
「ヴァン……」
戦いが終わり、今は皆ヴァンの話を聞くために食堂に来ていた。因みにウギャーさんことウェンディさんはあの後ヴァンを追ってきてたのを拾いました。彼女のお嫁さん発言の時に、
「さ、猿渡さん以上の犯罪者がここに!?」
「猿渡っていうのが誰か知らんが誤解だ! それに、俺は童貞だ!」
「でもそれってこの件とは直接関係ないですよね!?」
等とひと悶着あったが置いておく。え?止めなかったのかって? いや、そっちの方がオモシロイナーって。猿渡さんと違ってただの誤解なんだし。因みにウギャーさんはキラの声に反応していた。そういやお兄さん声一緒だったね。
その後、情報では協力出来なかったかわりにご飯をご馳走しようとなったのだが。
「あまーい!!!」
「な、なんだありゃ」
《調味料の山》
「あれ、もしかしてうまいのか?」
「甲児、やめとこう? 味見しようとかするのやめとこう?」
「ミスト、ちょっと水飲んでくるわ。胸焼けしそう」
結局、本日自軍に一番ダメージを与えたのは、彼が食べる飯でしたとさ。いや、生で見るとあれはすごいわ。今度から悪食のヴァンと呼ぼうかな?
勇者翁はもう少し後。