スーパーロボット大戦K ~夜霧とミスト~ (旧題:俺をさんづけで呼ばないで )   作:トカGE

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時間がー 欲しいー

ウーとの戦いはあっさり終わる。俺の占いは当たる。

8:37 誤字修正。変にコピペされてジーグじゃなくてガイキングか磁力放ってた(汗


火水金土とミストさん(+101)

 ウーが再び来ると言っていた三日目の朝、ふらっと戻ってきたヴァンは食堂に直行し、いつもの珍妙な味付けの料理を平らげると、

 

「じゃあ、ちょっと行ってくるわ」

 

 とまるで野暮用を片づけるように出て行った。

 

「ヴァンさん、大丈夫かな」

 

 信じるとは言ったものの、さすがにミストさんもまったく心配しないと言う訳には行かないようだ。今はアンジェリカと一緒に、アークエンジェルの甲板に居た。

 

「そんなに気になるなら、行けばいいじゃない。レヴリアスにはカモフラージュモードがあるんだし」

 

 アンジェリカが言う通りではある。こっそり行けば、ばれはしないないだろう。それはミストさんも解っているはずだ。それでもアークエンジェルに残っているということは……

 

《結局、自分の手助けなんて要らないって思ってるんだろ?》

「……そうかもしれない。出撃前、ヴァンさんの顔見たんだけどさ、昨日アークエンジェルを出た時とはまるで別人だったんだ。なんて言うか、吹っ切れてたっていうか」

《じゃ、大丈夫だろ。安心して見てりゃいい》

「そうだな。ちょっと部屋からポテトチップスでも取ってこようかな?」

「《いや、それは安心してとは違うから》」

「さすがに冗談だって……!? 二人とも、奴が来た!」

 

 そう言うミストさんの視線の先、窓の外にはメッツァオブチューズデイが立っていた。

 

「確認する! 奴は去ったのか!? む!」

 

 ウーがそう叫んだ瞬間、空から巨大な蛮刀が落ちて来た。土煙が舞い上がり、それが納まると見慣れたダンオブサーズデイが立っていた。3日前にやられた傷も、既に修理済みのようだ。

 

「悪いな、まだここに居るんだ」

「貴様……忠告を無視したことの意味が解っているのだろうな!?」

 

  再び対峙するダンとメッツァ。それは3日前の再現のようだった。

 

 

 

 

 

 

 今回自軍メンバーは、ヴァンが一人で行くと言ったので出撃していない。三日前の敗北の後だから、何人かは出撃しようとしていたが、猿渡さんに止められていた。

 

「心配いらないさ。今のあいつなら大丈夫だ」

 

 それは短い付き合いながらも仲間故の信頼からなのか、熟練パイロットとしての経験から来るものなのか、あるいは他の理由からなのかは解らなかったが。そんな訳でミストさん達以外のメンバーは、アークエンジェル、あるいは大空魔竜からこの戦いを見ている。まあキラあたりはいざと言う時の為にいつでも出撃できるようにしているかもしれないが。

 

 

 

 

「ええい! 旧式の改造人間の分際で!」

「へっ、だったらどうにかして見せろよ!」

 

 戦いはヴァンが押していた。原作通りオリジナルセブンの本当の動かし方を悟ったヴァンはウーを圧倒していた。まあ吹っ切ったバカってのは強いよなあ。そうして追い詰められたメッツァが放った刺突を胴体の流体で固定したダンが、刀を上段に振りかぶる。これで決着か。

 

「チェエエエエエエエエエエ「待て!」ってあん?」

 

 止めを刺そうとダンが刀を振り下ろそうとした瞬間、周囲に声が響き渡った。

 

「あいつの仲間か? いや、でもこの声は」

《子供だな》

 

 って待て待て。お前ここで来るのか! と言うかあいつがくるってことはもう一人も必然的に来てるんだろうなあ。そんなことを考えてる間に、空から巨大なチャクラムとトンファーがダンたちの上に降ってきた。咄嗟にそれを避けるダン。

 

「ちっ、カギ爪の仲間か!」

「あの子たちもヨロイ乗り!?」

 

 ダンとメッツァの間には、二体の恐竜型のヨロイが立っていた。

 

「シンとセン……カロッサとメリッサか! 何故ここに来た!」

「同志の頼み!」

「予定にない、情報が無い勢力……ウーさんの力まだまだ必要だって。だから、万が一があっちゃいけないって……」

 

 予定にない勢力ってもしかして大空魔竜とアークエンジェルか!? 変わり過ぎだろ展開!

 

「くっ、だがこの男だけは!」

「同志の言葉無視するのか!?」

「っ!」

「一度引いてください……私達もあなたが居なくなるのは寂しいです」

「……解った。ヴァン! 今回は悔しいがお前の勝ちだ! だが、最後には我が愛が勝つ!」

「無理だな。捨てるお前じゃ!」

「勝つ! 捨てられないお前には!」

 

 そう言い残しメッツァは、ウーは去って行った。

 

「それでお前らはどうするんだ?」

「お前、同志の敵!」

「あなたに関しては特には……ただ、あなたはガドヴェドさんを倒した人……」

 

 そうメリッサが言うと、遠方から数十体ほどヨロイが走ってきた。あれはブラッドクレイドルか!

 

「少し……相手をしてもらいます」

「ぶっつぶす! そんで、ガドヴェドの仇取る!」

「お前たち、ガドヴェドの……ったく、仕方ねえ。かかってきな!」

 

 そうしてメリッサカロッサと戦闘を始めるヴァン。流石にこりゃマズイかな。

 

《もう一対一でも何でもないしな。行こう!》

「ああ、レヴリアスで出る!」

「ミスト、私も!」

 

 そうして甲板から格納庫へ向かう俺達の背後で、二体の機体がヴァンの元へ飛んで行った。一体はアークエンジェルから出撃したフリーダム。やっぱりすぐ出れるようにしてたのか、キラ。だがもう一体はちょっと予想外だったな。

 

「猿渡さん、やっぱり心配だったんじゃないか」

 

 もう一体は、大空魔竜から出撃したゴーダンナーでしたとさ。あんたも格納庫待機組かい。

 

《まあ、猿渡さんだしいいか》

「理由になってない気がするけど、俺達も急ごう」

 

 そうして改めて、格納庫に向かうミストさん達だった。

 

 

 

「同志の敵、倒す!」

「悪いな! 今日の俺は誰が相手でも負ける気がしねえんだ!」

「君たちみたいな子供が、誰かを殺そうとするなんてしちゃいけない!」

「この人、ミハエルさんに似てる……?」

 

 後発組が到着した時、ヴァンはカロッサと、フリーダムはメリッサと戦っていた。ゴーダンナーはブラッククレイドルの集団と戦闘中……ってフリーダムとダンナー逆じゃねえか? ゴーダンナー一体じゃブラッドクレイドル全てを抑えることは出来ず、何体かはダンやフリーダムに攻撃を仕掛けている。

 

「皆、無事か!?」

「お前たち、あのキラと戦っているヨロイの相手を頼む! あいつがフリーダムに張り付いてるせいで量産機の数が減らん!」

《なるほど、殲滅力があるフリーダムを徹底的にマークしてるのか》

 

 カロッサはともかく、メリッサはそこら辺指示されれば従いそうだしな。

 

「あなたは数の利をひっくり返すから自由にさせるなって……しばらくワタシと付き合ってください」

「くっ、こう張りつかれちゃ……!」

《ミストさん、キラのフォローに行こう! キラはタイマンさせるよりは殲滅戦に回すほうがいい!》

「ヴァンさんは?」

《ありゃ一人でも負けやしねえ。 心配要らんだろ》

「解った! アンジェリカ、甲児、剣児、来てくれ! キラを援護する! ダイヤ君達は量産型のヨロイを!」

「解ったわ!」

「がってん!」

「任せろ!」

「解りました!」

「やらせない!」

 

 だが、センオブサタデイに向かって突撃するレヴリアス達を、ヴァンと戦っていたはずのシンオブフライデイが阻む。

 

「メリッサに手は出させない!」

「おいおい、お前は俺の相手をするんじゃなかったのか?」

「お前の相手、101で十分!」

 

 シンの脚部を斬ろうとするダンだったが、ブラッククレイドルに阻まれる。

 

「あーもう邪魔だな!」

「ヴァンさん、こいつの相手は俺達がします! そいつらの相手をお願いします! ダイヤ君! 代わりにキラの援護を頼む!」

「解った。さっきからこいつら鬱陶しくて仕方なかったんだ!」

「了解! 皆、ここは頼む!」

 

 そう言ってブラッククレイドル達に向かうダンと、センに向かうガイキング。

 

「行かせない!」

「おいおい、お前から誘ってきたんだぜ? そう簡単に浮気してんじゃねえよ」

 

 だが、その動きを鋼鉄ジーグの磁力が阻む。あれ、こいつら流体だけど磁力利くのか? ……やめよう。考えても無駄だたぶん。

 

「俺達が相手だ!」

「お前たち、邪魔! 叩きのめしてやる!」

「子供だからって手加減はしねえぞ!」

「二人とも、やり過ぎないようにな? とは言えあのヨロイが脅威なのは間違いない。抑え込ませてもらう!」

「戦闘力を奪うのね、了解!」

 

 こうして、まったく予想していなかったカギ爪の陣営との初戦が始まったのだった。

 




あっさり終わるとは言った。だがウーがあっさり消えるとは言ってない!
と言う訳で原作再現後撤退していただきました。この後出番はあるかなあ?

そしてVS双子戦。果たして生存フラグは立つのだろうか。
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