スーパーロボット大戦K ~夜霧とミスト~ (旧題:俺をさんづけで呼ばないで )   作:トカGE

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夏バテでしんどい……
前話からだいぶ空いてしまって申し訳ないです。ちなみに翔也君の知識は
スパロボ常連作品:ほとんど知ってる
あんま参戦してない作品:新しい作品なら知ってる
ゾイド:無印ちまちま /0面白 ゾイジェネKとネット知識少し
ボトムズ:アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。
 その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
 作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。

って感じ。



ルージ一行とイディクスとミスト(さん)

 ミロード村を出て一か月、大空魔竜とアークエンジェルはエリアZiを放浪していた。原作だとエリアZiに到着してさくっと元の地球に戻っているんだけど、どうなるんだろうなあこれ。ベザードから地球に飛んだ時点で2か月のずれがある以上今更ではあるけど、それでもブレイクザワールドの前後には戻りたいところだ。ユニウスセブン落としをどうにかできるかはともかく、その後はどうにかしなければ。確かフェストゥムも沸いてくるし、大空魔竜組欠けたままってのはあかんだろ。

 

 

 そしてその一か月の間、俺達はその2勢力とまるでエンカウントしていない。代わりにゾイジェネ組の戦いに何度か出くわして協力したりしてるうちに、ルージ達と仲良くなっていたり。今はルージ一行を乗せて次の街まで移動中。ディガルドとの戦いで共闘したついでといったところだ。とは言え、ゾイド組はともかくこちらは最優先が向こうの地球に戻ることであるため、このまま一緒に戦おう! って訳には行かないのがあれだな。

 

「ミストさん、行きます!」

「ああ、来い! ルージ君!」

 

 ただいまミストさんとルージはシミュレータで訓練中。なんか技術班、新型の機体が来るたびにそのデータをシミュレータに入れてるそうな。どういう仕組みなんだ、一体。いや、実際に機体動かさないで訓練できるのはありがたいんだが、スパロボからMS、レヴリアスとかゾイドとかまで一機のシミュレータで再現してるあたり謎だ。

 

「くそ、やっぱりゾイドはスピードが速いな」

「人型の機体はその分器用じゃないですか」

 

しかし一か月の間にルージも大分強くなっていた。出会うたびにコトナやガラガ、セイジュウロウ達がメンバーに加わってるし、ゾイジェネのタイムスケジュールとか知らないけど、順調に進んでるってことなんかなあ? くそ、Kでシナリオはしょり過ぎなんだよ! スパロボにある程度出てたりする作品は知ってるけど、ゾイドとかあんまり見てなかったからなあ。精々/0くらいか・・・初代すらろくに見てないからなあ。

 

「貰った!」

「甘い!」

 

 お、決着がついたみたいだ。最後はスピードを生かして背後からライガーが斬りかかって来たのを、グル―ヴァイン・バスターのビームブレードで受け流し、胴体に0距離バスターでミストさんの勝利となった。まあ、乗り始めて一か月の相手に負けても困るが。ルージの強さ、どう見ても一か月のそれじゃないけど。

 

「うーん、さすがに強いですね」

「いや、ルージ君も乗り始めて一月とは思えないよ」

「いえ、まだまだです」

「確かにまだまだだが、それでもお前は強い方だ。自信を持っていいぜ」

「そうだぞ? 謙遜は大事だけど、自信を持つことも大事だぞ!」

《お前は昔は自信持ちすぎて大変だったけどな? 主に防衛隊時代》

「んぐ!?」

「どうした?ミスト」

「い、いや何でもない……翔也、それは言うなよ……」

 

 そんな感じでルージ繋がりなのか、ガラガとミストさんも仲良くなっていたりする。まあ性格の相性も悪くは無いだろうしなあ。どっちも熱いバ……いや、何でもない。

 因みに他のゾイジェネ主要メンツはと言うと。

 

「……」

「……」

 

 セイジュウロウとヴァンはなんか並んで突っ立ってた。たまに二言三言話してるように見えるが、基本無言だ。まあセイジュウロウってあんま喋らなかったような気がするしなあ。あくまでスパロボKではだが。しかしあの二人が一緒にいるのは剣士繋がりなのかねえ? セイジュウロウの病気の件が無かったら二人で斬りあったりしてたのかも知れない。そこら辺は病気の治療後に期待か。

 

「つまりこう言う時は……」

「いいえ、それだったらむしろ……」

「じゃあこうしたら……」

 

 コトナはさやかや静流達と戦い方について話してる。女性パイロット同士通じるものがあるのだろうか。ちなみに聞いて居る限りでは恋バナとかそう言う色っぽい話は全くしていないようだ。ちなみにラ・カンは艦長達と話しているようだ。内容は知らないが。レ・ミィはさっき調理場に向かったのを見た。丸焼くのだろうか?

 

 

 

 

 

 

「あれは……ディガルドの奴らとは違うわね。邪魔大王国とかダリウスとも違う」

 

 次の街へ向かう道中、異常な反応を感知した大空魔竜とアークエンジェルは少し進路をずらし、その反応の場所に向かった。カモフラージュモードを使ってアトリーム組が偵察に出ると、そこに居たのは今までこの星で出会ったことのない機動兵器たちだった。どうやら何かの作業中らしい。

 

「な!? あいつらは!」

「ミスト、知ってるの?」

 

 だが、俺とミストさんは知っていた。奴らは……

 

「知っている。ああ、知っているさ! 奴らは!」

《ベザードを襲った奴ら、だな》

 

 ヴェリニーの配下が乗る量産機、デスエラだ。そういやあいつらはこっちの地球に来てたんだっけ。そんなことを考えてると、レヴリアスが急に動き出した。ってちょっと待て!

 

《おい、ミストさん。落ち着け!》

「解ってる、落ち着いてるさ。何もレヴリアスで殴りこもうって訳じゃないよ」

 

 そう言いながら走るミストさんが向かうのは、確かに敵に向かってでは無かった。

 

「アンジェリカ、一回戻ろう。俺はあいつらに見覚えがある」

「っ! 本当なの?」

「ああ。戻ったら皆に説明するよ。その時、たぶん俺達の正体のことも言わなきゃならないけど、いいかな?」

「ええ。それについては問題ないわ。いつまでも内緒にしている訳にも行かないしね」

 

 そんな会話をしながら、見つからないように船に戻るミストさん達。その道中、ミストさんは俺に話しかけてきた。

 

「いくら俺でも、二人であいつらに戦いを挑んだりはしないって」

《いや、前に熱くなったら止めてくれって言ってたからな》

「確かにそうだけど」

《てっきりあいつらに突撃かけるんじゃないかと心配したぞ?》

「俺もあいつらを見つけた時は、確かに突っ込みそうになったよ。でも、すぐアンジェリカと翔也が居る事を思い出したんだ。俺のせいで二人が危険に晒されるのだけはあっちゃいけない。そうだろ?」

 

 そうミストさんが言い終わると同時に、レヴリアスとセリウスはアークエンジェルにたどり着いた。

 

 

 

「とにかく、これはチャンスだ。あいつらはゲートを使っていた。そして俺達がこの星に飛ばされたのもゲートが原因だ。なら、あいつらから地球に帰る術を得られるかも知れない。だろ?」

《あ、ああ。そうだな》

「どうしたんだ? 翔也」

《いや、何でもない。そうだな。あいつらを締め上げてとっとと帰ろうぜ、ミスト》

「? 今ミストって」

《いいから行こうぜ》

「ああ、解った」

 

 イディクスを見ても熱くならず、状況分析して冷静に行動する、か。これはもうさん付けしちゃいけないでしょ。立派な主人公だよ、お前は。でも寂しいから心の中ではさんづけしよう、うん。

 その後、ミストさんからの報告で大空魔竜とアークエンジェルはイディクスがいるポイントに向かった。ちなみにミストさんの正体については、割とあっさり受け入れられた。ミストさん達の『自分たちは地球人じゃないけど、良いのか?』と言う質問についても『そもそも別の星に来ているのに、何を今更』って感じだった。まあ原作でもあっさり流されてたけど、特につるし上げられたりすることは無かったのは良かった。

 因みに、アークエンジェル技術班は後でアトリームの技術についてミストさんに聞きたがっていた。うん、気持ちは解るがたぶんミストさんじゃろくに答えられないと思うぞ? ただのパイロットだし。技術班に混ざって甲児やキラも居たのには一瞬驚いたが、そう言えば変なことでもないな。あの二人の場合。

 尚、流石に元の地球に戻る可能性が高いため、ゾイドジェネシス組とガンソード組とはここで別れることとなった。この時点でこっち側の地球組は完全離脱となった訳だが、この戦力の差異がどう響いてくるか。気にならないといえば嘘になる。大丈夫かなあ?




次回でようやくもう一つの地球編その1がケリつきそうです。
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