スーパーロボット大戦K ~夜霧とミスト~ (旧題:俺をさんづけで呼ばないで )   作:トカGE

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 新しい仕事って慣れるまでしんどいですね。まだまだ慣れてなくて執筆速度なんて亀の歩みより遅いっす。休みをくれぇ~
そんな訳で、短さには目をつぶってください。前の更新日にはもっと目をつぶって欲しいですOrz


『前回までのあらすじ』
1:ゾイド組、ガンソード組と別れた!
2:イディクスとやりあった!
3:ゲートで飛ばされた!
4:ギル・バーグに死亡フラグ!


迷子の迷子のミストさん

《知らない天井だ》

「いや、レヴリアスのコックピットだし」

《お約束ってやつだ。気にするな》

「?」

 

 そんな訳でゲートで吹っ飛ばされた俺達は、レヴリアスの中で目が覚めた。飛ばされた衝撃かモニターは機能を停止していて、周囲の様子は映っていない。

 

 

「ってそうだ皆は!」

《とりあえず、通信送ってみろ。それと、確か飛ばされた時にセリウスを抱きかかえてたろ。そっちはどうなってる?》

「っ! そうだアンジェリカ!」

《っておい落ち着け!外の様子が解らないのに飛び出そうとすんな!とりあえずお前は回線開け!》

 

 慌ててハッチを開こうとするミストさんを制止し、代わりに俺が外に出た。幽霊(仮)に外の環境なんて関係ないのである。そうして外に出た俺は、景色を見た瞬間呆然となった。

 

「・・・WHAT?」

 

 眼の前に広がるのは満天の星空、と言うか星の海。つまりは宇宙空間であった。ダリウス界?何それおいしいの?

 慌てて周りを見回すが、眼に映るのはレヴリアスとセリウスのみ。自軍、どこにもいないんですがそれは。

 

(こうくるかー、来ちゃうのかー)

 

 いや、ダリウス界飛ばない可能性も考えてたけど、本当に関係ないとこに出てきたよ。どこだここは。一応地球やプラントが見えるから地球圏っぽいんだが……。

 

 

 

 

 

「戦闘後だったけど、そこまでダメージを受けていなかったのが幸いしたみたいだ。飛ばされた衝撃で一時的にシステムダウンしてただけで、レヴリアスは問題ない」

『こっちもよ。それだけが救いと言えば救いね』

「状況は変わらないけどな」

 

 あの後、アンジェリカの無事も確認できたので、3人で状況を整理していた。アンジェリカと話す為に幽霊モードは続行である。機体自体のダメージは少なかった為、生命維持には問題は無い。アトリームの機動兵器が地上・宇宙両対応の汎用型で助かったというところか。で、少なくともレーダーの範囲内にアークエンジェルや大空魔竜の反応は無し。オープンチャンネルで通信飛ばしてみても反応無し。と言うかここが元々の地球なら、ニュートロンジャマーのせいで通信阻害されてるから、遠距離通信できないしなあ。

 

「とりあえず、俺達が居るのはこのあたりだと思う」

『となると、ザフトの船に拾ってもらうには……』

 

 地球圏のデータをプラントに居た時にあらかたレヴリアスに取りこんでおいて良かった。宙間地図があったおかげで、地球やプラントの位置から、自分たちの大まかな位置は把握できた。出来たんだが、この宙域、微妙にザフトの哨戒エリアからは外れてるんだよね。そんな訳でとりあえず、救難信号を出しつつ、哨戒エリア目指して進む事となった。

 以前アンジェリカの件で議長と相談した時、戸籍をプラントに作ってもらう関係上、ミストさんとアンジェリカの二人は『協力者』ではなく、正式に『ザフト所属のパイロット』と言うことにしてもらっていた。その時にザフトの救難信号のコードはデュランダル議長からもらってるから、それを出しながら進んでいれば、いつかはザフトの艦なりジャンク屋の船なりに拾ってもらえるだろう。問題は、それがいつになるか解らないということだが。

 

『食料は節約しても1週間持つかどうか。それまでに救助されるかどうか、か』

 

 サバイバルキットを確認しながら、アンジェリカが言う。尚、動力に関してはクリスタルハートだから問題なく、空気や水に関しては”アトリームにもありましたよ。機体に内臓できる、地球よりもずっと高レベルな循環システムがね”と言うところだった。

 

「俺達がどうなるかもそうだけど、皆がどうなったかも心配だな……」

《そっちに関しては、皆を信じるしかないだろう。ちょっとやそっとでどうにかなるメンツでもないだろ?》

「確かに。特にキラ君はMSの自爆に巻き込まれても生還したらしいしね」

『え?』

《と言うかミスト、キラ君お前より年上だぞ?たぶん。若く見えるけど》

「え?」

 

 そんな感じで雑談しながら、宇宙を進む俺達。他にやることが無いのもそうだが、二人とも何かしら喋っていないと不安になるのだろう。あ、俺はミストさんの中に戻ってます。幽霊モードで外出たままだとレヴリアスをすり抜けて、置いてきぼりくらうからね! 本当中途半端に不便だな。

 そんなこんなで1日、また1日と過ぎて行き……

 

 

 

 

「5日目、か。そろそろ哨戒エリア内には入ってるはずなんだけどな」

『とはいえ、エリアの端だもの。信号を拾ってくれる位置に艦が居るかどうか……』

 

 流石に5日間ずっと機体の中で、ほとんど変わらない景色の中を飛び続けていたのだ。二人とも、疲れが見え始めていた。自分たちはどうなるのか。皆はどうなったのか。それ以外にも色々と気にかかる事が多々あるのだ。肉体的、精神的にもかなりしんどいはずだ。そろそろどこかの艦に拾われて欲しい所なのは確かだが、さて。

 

「っ、通信!?」

《急いで回線開け!》

 

 等と考えてる間に、通信が入ったようだ。どうやら救難信号は無事キャッチしてもらえたみたいだな。なんていう呑気な考えは、相手の通信で一気に吹っ飛んだのであった。

 

『こちらザフト所属の揚陸艦、ミネルバです。応答願います』

 

 ミネルバかよ!と言うことはアーモリーワン襲撃後か!

 

「こちらザフト所属、ミスト・レックス並びにアンジェリカ・シャルティールで「「ミストさん!?」」ってシン君!?」

「落ち着け、二人とも。お久しぶりです。ミストさん。しかし貴方は地球におられるはずでは?」

 

 ミストさんの発言に割り込んで、シンとルナマリアが顔を出す。そしてそんな二人の後ろからレイ。そりゃ居るよな、ミネルバだし。

 

「とりあえず、機体を回収してもらっていいかな? 5日間漂流しっぱなしで体力的にも精神的にもそろそろしんどくてね。俺達がここに居る理由は後で話すよ」

「解りました。こちらからMSを出します」

 

 そんなこんなでミネルバに回収されたミストさん達であった。つまりダリウス界行かないで種運命ルートか……うわぁ、先が読めない。どうなるかな、これ。

 

「ふう、知りあいと会えると、やっぱ安心するなぁ」

『後で私にも紹介してね?ミスト』

「ああ、勿論」

 

 まあ、今は助かったことを純粋に喜ぼう。




と言う訳でダリウス界行かないで種運命序盤編 開始です。
終わるまでどんだけかかるんかなあ(--;
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