スーパーロボット大戦K ~夜霧とミスト~ (旧題:俺をさんづけで呼ばないで )   作:トカGE

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6/23 本日2本目の投稿です。

ミストさん、ソフトには強いけどハードには弱い感じ。機体の修理は乱雑だったけど、モーションは自分で組めてたし。


ベザードでの一年間のミストさん

 こんばんは、豊臣秀s……夜霧翔也です。ビーストウォーズはいろいろカオスでした。スパロボKのシナリオとどっちがカオスだろうね。方向性違うけどさ。某運命ゲーの混沌・善と混沌・悪。あるいは某目が点のLight-LowとDark-Chaosくらい違うね、たぶん。

 

 

 

 シェルディアのおかげでとりあえず心の整理をつけたミストさんは、飛ばされて来た自分と同じようにイディクスの奴らがベザードに来るかもしれないということで、奴らに対する備えを始めた。

 まずは手っ取り早く防衛戦力を用意しようということで飛ばされてきたレヴリアスやセリウスを修理しようと言うことになった。だが、元々あの時は少数精鋭で出撃してたため、どちらの機体もほとんど数が無い上、ル=コボルに返り討ちにあった時の損傷がひどくてほとんどの部品が使い物にならなくなっていた。

 ただ一機だけ、原型が残っていたセリウス……と言ってもコックピットぶち抜かれてるんだけどね……があったので、そいつをベースの他機体の無事な部品を組み込んで修理しようと言うことになった。なるほど、こいつがセリウスIIになるわけだな。

 機体の修理は主にミストとシェルディアが行っている。でもって俺……と言うかレムは柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対応する為に待機中である。まあ、意見を求められた時に答えるだけなんだけど。

 

 

 

 修理がある程度進んだころ、街の人々がミストさんの所を訪ねてきた。その時何人かがレムに対して敵意を向けていたが、シェルディアとレムが指ポキしたら大人しくなった。うん、たくましく育ってお兄ちゃん嬉しいよ。

 彼らが言うには、セリウスIIに『神の石』を埋め込んで守護神としようって言うことだった。まあ、この星宗教色強いしそんな話になってもおかしくはないのか?

 何でもシェルディアはこの星でも特に『神の石』との相性がいい為、それを活かすためにもこうした方がいいだろうとのことだった。なんかいつの間にかこいつのパイロットがシェルディアってことになってるんだがいいのだろうか。まあ、本人はやる気見たいだしいいかな。すごくメタな事言うなら、もしシェルディアルートだった場合彼女がロボット操縦できないとダメだし。

 そこからは街の人達もセリウスIIの修理に協力してくれて、サクサク修理が進んだ。こんなことならレヴリアスの時といい、最初から手伝ってもらえばよかったんじゃないかと言われるかもしれないが、ここにはレムが居ることを忘れないで欲しい。もしミストさんが修理優先してレムを遠ざけようとしてたら、お仕置きしてるところだったがな。まあ、うちのミストさんがそんなことする訳ないと信頼してたのも俺なんだが。

 

 

 セリウスIIが何とか完成した後は、ひたすら特訓の日々だった。シェルディアに操縦法を叩き込むのは当然だが、他に機動兵器が無いベザードの人々との連携の訓練も同時に行っている。作中ではたしか暴風雨(確かプラネット・クライシス発動の前兆だったか?)の中、ゲリラ戦術を取っていたということだったから、おそらくレヴリアスとセリウスIIを見せ札にして、砲などで仕留めていたのだと勝手に予想し、フォーメーションを練習していった。

 そう言えば、基本的にイディクスの戦い方って強い欠片があるかどうかを判別したら、そいつだけ確保してプラネット・クライシスぶっぱなんだよな。アトリームのときは、強い欠片がどれもクリスタル・ハートに適応した奴だったから見つけるの難航してて、あんなにダラダラ戦ってたんだろうな。ル=コボルの口振りからして、相当な強さの『欠片』がアトリームに存在してたのは解ってたはずだから、イスペイルが必死こいて探してたせいでプラネット・クライシス発動までの時間が伸びてたと。

 で、ベザードだとレムって言うすごく強い『欠片』持ちが居たから、速攻プラネット・クライシスでぶっ壊したってことだろうな、作中情報とこの世界の情報まとめると。

 

(……それって、敵さん一目散にレム、と言うか俺狙ってくるってことじゃないですかヤダー!!!)

 

 あかん、どんどん死亡フラグが見えてくるよ!? いっそレヴリアス……はあれだから、セリウスIIを複座にしてもらうとか……ダメだ! 動力止まる!……何とか奴らが来るまでに対策思いつかないとダメだな。

 

 

 

 話は変わるが、戦術・戦略等のアドバイス等はミストさん、そしてレムの口を借りて俺が行っていたのだが、予想外の効果があった。レム(の口を借りた俺)が皆を守る為に意見を出していった事により、徐々にではあるが皆の態度が柔らかくなって行ったことだろうか。現金な奴らだとは思ったが、レムが良く思われて悪いということはないのでスルーすることにした。

 

 

《ほら、後50周!》

「後50周だって~」

 

 精々、奴らの訓練メニューを昔ミストさんに課していた量の倍にするくらいだ。うん、君らがレムにやった仕打ちに比べればどうって事ないだろ?

 

「しょ、しょーや、俺の量いつもよりかなり多くない?」

 

 ちなみにミストさんはレヴリアスの修理とかセリウスの修復とかで、最近訓練がサボりぎみだったから量を4倍にしてみた。だが、文句を言えるってことは余裕があるってことだな。次からは6倍くらいにしてみるか?

 

(なんて思ってるに違いない!)

「文句じゃないから! 単純な疑問だから!」

(と言っとかないと量を増やされちまう!)

 

 ……ただの疑問なら、まあいいか。

 

「翔也、割と鈍い?」

《何が?》

「ミスト、もうばてたの? まだまだ先は長いんだよ?」

「しぇ、シェルディア……お前よく平気な顔してられるなあ」

 

 

 後驚いたのが、そんなふうに量を増やしたミストさんのメニューと同じものを平然とこなすシェルディアだ。運動神経元からよかったけど、一年足らずでセリウスIIのパイロットとかやれたのは、やっぱ素質あったんだろうなあ。……一応言っておくと、レムとシェルディアには確かにアトリーム防衛軍の戦闘術、と言うか護身術教えたけど、一般的なレベルだからな? ミストさんみたいにあほみたいな量の訓練は課してないからな? そこら辺はわきまえてるつもりだ。

 

 

 

 

 

 

 そんな感じで月日は流れて行き……

 

 

 

 

 

 ミストさんが惑星ベザードにたどり着いて約一年がたったある日、ついにその時はやってきた。

 

「あ、あれ何!?」

「あれは……奴らが現れたゲート!」

《ついに来たな》

「だ、大丈夫だよ! 皆がんばってきたんだから!」

 

 空に現れる時空間ゲート。そしてそこから現れるイディクスの軍勢。

 

「今度こそ……今度こそ俺は、大切な人達を守って見せる!」

 

 ……惑星ベザードの、終わりの始まりだった。

 




ベザード編は後1~2話で、以降地球編になります。
原作通り1年前にダンナーベースに飛ばすか、オリジナル展開万歳するかは考え中。
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