創造主たる彼女へ数多の天使とともに戦いを挑んだ天使は地へ堕ちた、そして長い時間が流れたとき……堕天使君人間文化に染まりすぎじゃない!?

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なんだろう、変に考えて書くよりも脳死でコメディな描写してるほうが良い気がしてきた、適性の問題かな?



天界を追放された天使のことが好きな後輩天使ちゃんは先輩に誘惑されても絶対に堕天しない!

「何か、申し開きはあるか?」

 

自身こそが絶対の存在なのだと示すように、彼女の肉体から溢れる神威が可視化され周囲を黄金に染めあげる

 

その中心にて、天の座、人間の概念で言うならば玉座と呼ばれるものに限りなく近いその場から、ただ侮蔑の感情でもって白銀の瞳は俺を睥睨していた

 

本当に反吐が出る、例え俺がどんな言葉を吐こうとも現状の意志を変えるつもりなど微塵もないというのに

 

なあ、てめえは何が聞きたい?そんなに望むなら聞かせてやるよ、俺の創造主にして絶対神なんて名乗ってる愚者、これがてめえが最愛などと宣った天使が出した答えだ

 

「俺は自分が間違っているなど思わない、それはこの聖戦で死んでった俺の賛同者への侮辱と同じだ、だから、最期まで俺はてめえを否定し続ける、自身以外の神仏の根絶なんて馬鹿の戯言だ」

 

潔い?馬鹿を言え、この大戦で負けたのは俺達だ

 

だからこれは所詮負け犬の遠吠え

 

意味はないかもしれない、価値など最低すら突き抜けてマイナスだろう

 

それでも、この声が、いずれ誰かに届くかもしれないなら、悔いはない

 

「そうか、では判決を言い渡す、君を天界より永久追放とする、もう戻ってくることは許さない

本当に残念だよ、僕の最高傑作にして最愛の天使ルシファー、君の傲慢はこの場にて裁かれる、もし君が最初から決戦によって僕を天上より堕とすことを目的としないで言葉で伝えてくれたなら、こんな結末を迎える必要もなかったのに、本当に残念だ」

 

神の涙というものを、はじめて見た

 

彼女はひどく悲しげな表情で、先程まで塵でも見るようだった瞳は決戦の直前までよく見せてくれた母が子に向けるような優しさを滲ませたものに変わっていて

 

 

そうか、俺は最初から選択肢を放棄していたのか

 

彼女が自身を絶対神だと主張するからこそ、誰かの意見に耳など貸さないだろうと決めつけて

 

自分の感性だけで彼女のことを知りもせず、ただ刃を向けた

 

愚者はどっちだよ、とんだ傲慢で馬鹿な天使がいたもんだ

 

全てが終わってから気付くなんて……俺の意見に賛同した天使へ、許せとは言わない、永遠に恨んでくれていい、だから………せめてもう間違えないでほしい

 

「あはは、最後に両方涙を流して終わりなんて、なんともひどい悲劇があったものだよ、それじゃあ、さよなら」

 

この日、俺は地に堕ちた

 

…………

 

それからどれほどの時間が流れただろうか

 

あの日より俺は随分と変わったと思う

 

だがそれ以上に俺達が興味も示さなかった人間たちの文明は幾度も滅び再生し、そうした積み重ねで下界などと言って見下し続けた世界は異様なまでに住みやすい地へ変貌した

 

もう、天界と違ってなんの娯楽もなかった世界じゃないんだぜ?正直今では俺がいた時代の天界より楽しい

 

なんて言ったら怒られるか?まあ追放された身だから関係ないか

さ〜て、今日も俺達の聖戦をはじめよう

 

「ルシファー先生が書いた作品の即売会!今日も元気に開幕ですよ!さあ皆さんちゃんと並んでくださいね!」

 

神の最高傑作とまで言われたこの身が疲労するくらいの繁盛具合、うむ、人生何が起こるか分からないな、人間ではないが

 

そんなことを考えながら転売対策として最近導入した相手の本名入りサインを高速で記していく

 

そんな折、客の中にどうにも見知った顔を発見したのは必然か偶然か

 

「あの、堕天したとはいえですよ?何してるんですか?」

 

「お〜す、久しぶりじゃねえか、ミカエル」

 

俺が神の手によって完全に調整された最高傑作だとするならば彼女は神の手をほとんど入れないことで己で知り、学びを得て最高まで上り詰めた存在

 

創造主たる彼女によく似た白銀の髪を靡かせて周囲の注目を集めるミカエルはその手に俺の作品を持っておらず……

 

「客じゃないなら列から外れてくれ、あとで話は聞いてやるから」

 

「いやいや、なんで先輩こんなもの書いてるんですか!?天使の誇りは!?堕天する直前まですごい格好良かったのに!いやまあ今でも格好良いですけど……」

 

彼女は先程まで手に持っていなかった俺の作品を空間転移によってその手に収めて、サインを書くために用意した机に叩きつけた

 

俺が作品と呼ぶ書物

 

その表紙には………

 

創造主様に酷似した女性がひどく淫靡なポーズと格好をしたイラストが書かれていた

 

天使の誇りなんてR18な作品書くのに必要か?

 

とは思いつつ、そろそろ神罰がきてもおかしくはないと真剣に対策を考える俺だった





こういうネタって好きなひとは好きだよね、作者は好きです
読んでくださったみなさんありがとう!ってある意味テンプレみたいな挨拶を添えて
追記、長編バージョン、天界騒乱編(プロローグ)で主人公の格好いい話入れようと思って頭をひねってたけどコメディで求めるものじゃないなってなったのでバッサリカットだ!

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