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後書きに簡単にインジャタールの
プロフィール書きます。
ウマ娘は、競争ウマ娘としてレースに出て賞金を稼いで暮らすというのが一般的な考えだが、人間と同じように働いて暮らすウマ娘も多い。
大抵のウマ娘はレースで一勝も出来ず引退し、人間社会で暮らしていくのだ。
私もその内の一人だった。
自分の競争ウマ娘時代を思い、トレセン学園の職員や、中にはトレーナーになる娘もいる。
私はトレセン学園時代に良い思い出が全く無いので即選択肢から消したけどね。
普通にサラリーマンになるとか、
ウマ娘の身体能力を生かして建設作業員になるとか、
色々考えていたときにふと、思い出した。
それは小学生の時のことだった。
前述の通り、競争ウマ娘として食っていける娘は限られているので、小学校では職業体験等の授業は多い。
多くの娘は競争ウマ娘として活躍したいのが夢なので、興味が無さそうな娘もいる。
いくらトレセン学園を退学しても人の学校への転校などのサポートをして貰えるとはいえ、人間の職業の知識が全く無かったら困るからである。
なんせトレセン学園に入学したら、トレーニングやレースに没頭して座学を疎かにする娘も少なくない。
ある日、実際に人間社会で働いているウマ娘を呼び、人間の職業に興味を持ってもらおうという授業があった。
今回来たのは保育士、農家、警察官の方々だ。
仕事内容とかやり甲斐とかを話した後、質問コーナーに入る。
「はい!なんでその仕事をしようと思ったんですか!」
私の右前の席の娘が聞いた。
「子供が好きだから。」
「愛情込めて作った作物を食べて笑顔になってほしいから。」
大人のウマ娘達は順にその質問に答えていく。
次は警察官の方の番だ。
「公務員で安定してるから。」
私は驚いた。
本音はそうかもしれないが、子供達の前で言うことなのか?
普通は『小さい時におまわりさんに助けられたから』とか『TVで見てカッコいいと思ったから』という理由じゃないのか。
私は子供ながらにしてそう思う。
「は~い!なぜ競争ウマ娘にならなかったんですか?」
今度は一番前の席の娘の質問だ。
「……」
大人達は答えあぐねていた。
当時の私は知らなかったが、
人間の仕事に就いているウマ娘の大半は競争ウマ娘としての夢が破れた人達だ。
勿論、最初から人間の仕事に就くウマ娘もいるが、数は多くない。
この人達も決して例外ではなかったのだろう。
もし『引退して仕方なく人間の職に就いた』みたいなことを言えば、子供達に厳しい現実を突きつけることになる。
そう思って何も言えなかったのかもしれない。
その沈黙を破ったのは警察官のウマ娘だった。
「僕も過去は競争ウマ娘だった。でも一回も勝てなかった。それで引退した。それだけだ。」
私は衝撃を受けた。
そして同じ境遇になった今、記憶が鮮明になっていく。
それは警察官という職業に興味を持つのには充分過ぎる思い出だった。
確かに公務員は安定している。突然トレーナーに契約破棄をされた私にはピッタリかもしれない。
あの出来事は私のトラウマだ。
会社員とかになったらいつ解雇されるのかといつも不安に駆られ、ストレスが貯まってしまうだろう。
そして、警察官というのは子供達に夢を与えられる仕事であること。
かつての私は、レースで勝って笑顔でウイニングライブをこなすウマ娘に憧れを抱いていた。
(私もこんな風に夢を与えられる存在になりたい)
それは私が競争ウマ娘を目指した理由の一つでもあった。
プロフィール
名前:インジャタール
身体:167cm
体重:普遍的
B85 W63 H87
栗毛のロングヘアーのウマ娘。
普段は髪を結んでいる。
頭は良いが、運動能力はモブウマ娘以下。