アプリ版ウマ娘のトレーナーの方々、ジェミニ杯お疲れ様でした。
私はオープンですが、Aグループ優勝できました。
さて、これからは一旦アプリは控えめにして小説書くのに集中しようかと思います。
結構投稿に間が空いてしまいましたので。
これからもよろしくお願いします。
契約の書類を書き終え、パルムの隣に座る。
まずは、パルムの現状を知らなくてはいけない。
「自分の適正は理解出来てるの?」
「うーんと、まず芝だね。ダートは無理。距離は中~長距離かなぁ。メイクデビューは2000mだったけど。作戦は前のトレーナーの指示で先行にしてるけど差しもいけるかな。」
「分かった。詳しい距離適正も把握したいし、走ってるところを見せてくれるかな。」
「タールは走らないの?」
「え?」
「もう。トレーナーとはいえタールもウマ娘なんだよ。久々に一緒に走ろうよ。」
(そうか、自分が走るというのは考えてなかったな。競ったらパルムには到底敵わないだろうけど、少しなら並走しながら教えることも出来るか。)
しかし、トレセン学園を退学してから、全力で走ったことはない。
運動をしていない訳ではないが、せいぜい日課のジョギングと筋トレぐらいだ。
「じゃあ早速着替えてグラウンド行こう!」
「…ジャージ持ってきてないんだよね。」
「保健室で借りてくればいいでしょ。ほら早く!」
保健室でジャージを借り、トレーナー室で着替え、グラウンドに向かう。
それにしても久しぶりに着たなあ。
まるで競争ウマ娘時代に戻ったみたい。
「やっぱりタールはスーツよりもジャージが似合うね。」
「…それ褒めてるの?」
「じゃあこのタイマーが鳴ったらスタートね。一周してゴールはスタート地点と同じで。」
ただ並走するんじゃなくて、模擬レースやるのか。
パルムがタイマーをセットし、私の横に立つ。
(まあ久々に全力出してみますか。)
ーピピピピピッ
タイマーの音が聞こえた瞬間、私は飛び出した。
私もパルムと同じで作戦は先行。
だいぶ前の事とはいえ、私のスタートの技術は衰えていないようだった。
スタート直後、パルムを少しだけ引き離していく。
(さて、どうするか。)
一度でも抜かれてしまえばもう勝ち目はない。
全力で走ってもパルムを追い抜くことは出来ないからだ。
ならば、抜かされずにゴールまで行くしかない。
パルムに唯一勝っている点は、賢さだろうか。
パルムを惑わして、進路を閉ざす。
それしか方法はない。
私はパルムを精神的に妨害してみせる。
「……!」
パルムを惑わすことに成功したか。
後ろを見れば、パルムの少し苦しそうな顔が見える。
(もしや勝てるのでは…)
そう思った時もありました。
結果は惨敗。私の体力が持たなかった。
最初の内こそうまく行ったものの、元々の足が遅いのに無理矢理速度を上げたり、パルムを惑わすために頭で酸素を使いすぎてしまった。
パルムは減速した私を軽々追い抜き、大差をつけてゴールした。
「ハァハァ、パルム…速すぎ。」
「最初はビックリしたよ。全然タールを抜けないんだもん。」
(疲れた…)
でも、この模擬レースはやる価値があった。
パルムの問題点を見つけられたからだ。
私みたいにスタミナがないのに惑わそうとして無駄に体力を消費し、自滅してくれれば良いが、本番のレースでは賢さとスタミナの2つを兼ね備えた相手が出てきて当然。
相手の策に捕まれば勝率は大きく下がるだろう。
(トレーニング内容もよく考えないとな。たまに私との並走トレーニングを入れて、惑わしを自力で突破出来るようになってもらわないとね。)
その後はパルムの距離別のタイムを計ったりしてトレーナー室に戻る。
適正は2000m~3000mといったところか。
「お疲れ様。そういえば、パルムはなんか目標あるの?」
「うーん。あまり考えてなかったけど、今はホープフルステークスが目標かなぁ」
「…なるほど。」
重賞、その中でもG1は多くの競争ウマ娘が目標にしやすい。
競争ウマ娘時代の私だってG1で勝ちたいという思いはあったし。
(パルムを勝たせてあげたい)
それは紛れもない本心だ。
さて、ホープフルステークスか。
ジュニア級では最高峰のレースといっても過言じゃない。
G1なら朝日杯フューチュリティステークスと阪神ジュベナイルフィリーズもある訳だが、いずれもパルムの距離適正外だ。
(じゃあホープフルステークスに向けての予定を作らないとね。)
私は再び椅子に座り、作業を始めた。
レースの日程や条件はアプリ版ウマ娘を参考にしようかと思っています。
感想の指摘を参考に、過去の話をストーリーを変えない程度に少し改善しました。
誤字脱字以外にも、違和感のある箇所等の指摘もよろしくお願いします。