東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

前回、無事にフランちゃんを撃退しました!

まぁ、クロム君が単にぶちギレただけなんですがねww

それにしてもクロム君も超強いですな~♪

恐らく望と張れる実力の持ち主でしょう♪

さて、今回は咲夜さんに入る前にもう一話だけ挟ませてもらいます

それではどうぞ


Episode11 プライド

前回のあらすじ

 

お菓子を潰された事にぶちギレたクロムは、結果的にピンチであったレミリアを救う

 

その後、クロムは白炎状態に変化すると異常なタフさを持つフランを圧倒する

 

その余りの強さに哀に飲まれた筈のフランでさえも恐怖を感じてしまい、クロムはそこを一気に攻めあげフランを撃破するのだった………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武幻の計画が始まってから二時間近くが経過………

 

人里にいる者達は無事に避難を終え、空高く聳える浮遊島を見つめる………

 

すると浮遊島からは煙が上がっており、それを見た人間達は誰かがこれを解決しようとしていると気づき、皆がほんの少しの希望が見えてきていた………

 

 

 

 

 

「………囲え……!!」

 

 

その頃、紅魔館の中央ホールでは沢山の巨人がある二人の女性を囲んでいる

 

それに対し、二人の女性は特に何も言わずじっとするのみだった……

 

 

「諦めろ!!お前たちに勝ち目はない!!」

 

 

いかにも弱者の遠吠えのような台詞を吐き捨て、巨人達は二人の女性に襲いかかる

 

しかし、………

 

 

スッ

 

 

女性の内の一人……

 

黒い傘を手に持った女性は手を前に出す

 

すると、空間が裂けそこからスキマが開く………

 

 

「……………貴方達如き、本気を出すまでもないわ……だから、せめて………美しくも残酷に散りなさい………」

 

 

女性がそう言うとスキマから大量の弾幕が溢れだし、その攻撃で数百もの巨人が消されてしまう………

 

 

「ば、化け物だ………な、ならこっちを………!!!」

 

 

巨人達は傘を手に持つ女性に敵わないと悟り、今度はもう一人の黒いハチマキをした女性に襲いかかる

 

が………

 

 

「………………お前達はあの男に利用されたただの傀儡………何の罪もない………だが、今の私の邪魔をするのであれば………我が主の行動を妨げるというのであれば………その時は、容赦はしない………!!!」

 

 

そう言って女性は剣を取りだし構えると………

 

 

ザン!!

 

 

目の前にいる巨人達を一気に斬り裂いた………!!

 

斬られた巨人達は切り口の部分が黒くなっており、少し焦げてしまっていた………

 

 

「…………ひ、ひえええ……!!りょ、両方とも化け物だぁ!!」

 

 

巨人達はそれを見て完全に戦意喪失し、その後その女性達の手によって全員倒されてしまった………

 

 

 

 

 

「…………………ふむ、こんなものだろうか?礼を言うぞ………紫殿………」

 

 

周りの巨人達をあらかた片付けると、剣をしまう黒いハチマキの女性

 

その黒いハチマキをした女性……もとい鏡火は、黒い傘を手に持つ紫に声をかけた………

 

 

鏡火はいつもの黒いハチマキ姿は変わらないが、服は赤色をした着物を着ており胸がギリギリ見えない程度に肩がはだけている

 

模様は特に何もなくシンプルではあるが、何処か鏡火らしさを感じられる

 

その服装からは鏡火の豊満な胸の形や、白く丸い鏡火の肩が露となり背後からは鏡火の細く白い背中がよく見える

 

着物を黒く太めの帯できちんと結んでおり、髪は簪を使ってこちらもきちんと纏められていた………

 

普段から鏡火は凛々しくも美しい女性であったが、今回の衣装はそれを更に引き立てており凛々しくも色っぽさがある格好になっていた………

 

※イメージしやすくすると、例えば勇儀の姉御が着物着ている画像のなかにわざとらしく肩がはだけているみたいな時みたいな格好

 

 

「………いいのよ、別に………これが望に頼まれた仕事だしね………」

 

 

紫は扇子で顔を隠すお馴染みのポーズを取りながら笑う

 

紫は帽子こそいつもの白い帽子ではあるが、服装は黒いフリルのついたドレスを着ており、下はいつもの導師服のような服が赤と黒で彩られている

 

首や髪といった所々に赤のリボンが結ばれており、手には黒の手袋が付けられていた

 

いつもの紫の格好も美しいが、この格好にも独特の美しさと妖艶さがあった……

 

 

「……………いや、お礼くらいはきちんと言っておかないと私の気が済まないんでね………嫌なら受け流してくれても構わない………」

 

「………………貴方って、やっぱり真面目ね………私の藍と良い勝負だわ………」

 

 

紫と鏡火は頼まれ他愛のない会話をすると同時に空を見上げる

 

本日の月は、満月であり心なしか赤く見える

 

紅霧異変でも同じことが起こったが、今回はそれの比ではない………

 

 

「……………望殿は、大丈夫だろうか………」

 

「…………………信じましょう、武幻を倒せるのは望しかいないのだから………」

 

 

二人は空を見上げ望を心配するが、再び気持ちを入れ替え残りの巨人達を一掃していく………

 

 

 

その頃、クロムはというと………

 

 

「…………フラン!!」

 

 

クロムがフランを倒した直後、レミリアがやって来た………

 

レミリアは倒れるフランに駆け寄り、生きている事を確認するとほっとしたかのように安堵の表情を浮かべる

 

 

「……………………」

 

 

クロムはそれをじっと見つめると、振り返りそのまま何処かへ飛んでいこうとする

 

が…………

 

 

「………待ちなさい」

 

「…………………」

 

 

それをレミリアが呼び止め、クロムはレミリアに視線を向ける

 

 

「……………なんだ?」

 

 

クロムは鋭い視線ををレミリアに向ける

 

その表情はとにかく面倒臭そうな顔だった……

 

 

「…………………ハァー、貴方には色々聞きたい事もあるけど、取り合えず一言言わせてちょうだい…………フランを助けてくれて、ありがとう………」

 

 

レミリアは少し間を置いた後、溜め息をつきその後クロムにお礼を言う

 

クロムも危険で謎の多い人物に代わりはないが、フランを止めてくれたのは事実で結果的とはいえ自分も助けてくれた事を素直に感謝する

 

 

が………

 

 

「…………………勘違いするな、餓鬼………ソイツが弱かったからぶっ殺すのが馬鹿馬鹿しくなっただけのことだ………」

 

 

クロムは視線を反らしそのまま帰ろうとする

 

この態度にレミリアは少しムッと来てしまう………

 

 

「…………何よ!折角この私がお礼を言ってやってるのに!!………貴方は私を誰だと思っているの!?………私は誇り高くプライドの高い紅魔館の当主レミリア・スカーレットなのよ!!」

 

 

レミリアは怒るが頬を子供のように膨らませ、怒っている姿は全く怖くもない……

 

寧ろ年相応の見た目の子供が怒るときである

 

 

「…………………」

 

 

それを聞いていたクロムは今まで興味が無さそうだったのにも関わらず、急に食いついたかの振り向いた………

 

 

「………な、何よ……!?」

 

 

レミリアはクロムにじっと見られ、警戒するレミリア

 

 

「…………………お前―――」

 

 

やがてクロムは口を開き、その言葉にレミリアは言葉を失う

 

 

―――お前にプライドなんてものがあんのか……?―――

 

「………………え?」

 

 

クロムに急にそんな事を言われレミリアは少し呆気に取られるが、直ぐに気を鳥直して答える

 

 

「………あ、当たり前でしょう!?何を言っているの!!」

 

「……………お前が紅魔館の当主としてのプライドがどうとかは知らんが、少なくとも俺から見ればお前は戦士としてのプライドはゼロに等しいな………」

 

「………せ、戦士としてですって……?」

 

 

戦士としてのプライド

 

何とも闘い好きなクロムらしい言葉だが、今この状況で言われても全く理解が出来ない

 

すると、クロムは溜め息をついて説明する

 

 

「…………お前、あの時……なんで手を抜いた……?」

 

 

この時のクロムのあの時という発言は……

 

レミリアがフランを攻撃した際に手加減して攻撃した時の事である

 

 

「…………そ、そんなのフランを傷つけない為に決まってるじゃない!!」

 

 

レミリアはクロムにそう発言するとクロムはそれを鼻で笑う

 

 

「はっ………!!やっぱりな………お前には戦士としてのプライドが無さすぎる……!!そんなんだからフランとかいう妹に負けてるじゃねぇか!?」

 

「何ですって!?」

 

 

それを聞いたレミリアも流石に我慢の限界が訪れる

 

プライドの高いレミリアにとって、助けてもらった恩人でもこのように馬鹿にする態度を取られればそれは屈辱でしかない………

 

 

だが………

 

 

「………ほう………そうは言うが、お前………もし、俺があの時来なかったらどうなってた?」

 

「え………」

 

 

それを聞いたレミリアは少し戸惑ってしまう

 

確かにあの時、もしもクロムがフランを蹴飛ばしていなかったら………?

 

もし誰も来なかったら?

 

自分はフランに殺されていたかも知れない………

 

 

「……………どうやら少しは分かってきたようだな……お前はあのままだったら、確実にフランドールとかいう餓鬼に、妹に殺されていた………しかも、手加減して逆に自分がダメージを喰らってだぜ?………殺されちまえば、手加減したせいで妹に殺されたなんざただの一生の生き恥………まさしく単なるお笑いだ……」

 

「……………!!!」

 

 

クロムの言い分を聞いてレミリアは言葉を返せなくなっていく

 

悔しい事ではあるが、クロムの言っている事は正しい………

 

 

「…………闘いにおいて妹だからとか、ダチだからとかは単なる枷や下らないプライドにしかなんねぇ………闘いは常に危険と隣り合わせの己との闘いだ………そんな下らねぇ事に拘ってると、いつか………いつか大事なもんを失っちまう………それなら、死ぬときは己の全てを捨てて敵に殺されるまで、消されるまで立ち向かう………それが闘いにおいての、戦士としてのプライドってもんなんだ………それが分からないようじゃ、お前は一生弱いままだな………」

 

「……………………」

 

 

クロムの言葉にぐうの音も出ないレミリア

 

ただフランを抱え気絶しているフランを撫でていく

 

 

「…………私は、間違っていたの……?」

 

 

レミリアはただ一言そう呟くとクロムは振り返る

 

 

「…………さぁな、お前が間違いと思うなら間違いで、自分が正しいと思ったならそれが正しい…………物事を最終的に判断するのは自分だからな………お前がどう思おうが勝手だ………だが、これだけはハッキリ言っておく………」

 

 

クロムは去り際、レミリアにこう言い放った

 

 

「……………お前は弱い……メンタル面でも、強さにおいても……だがな、誇り高い吸血鬼様なら、この程度ではへこたれられないよな……?」

 

 

クロムはその後、他の敵を求めて飛んでいき、残されたレミリアはフランをぎゅっと抱き締める

 

 

「……………フラン、私は吸血鬼として………戦士として、自覚が足りなかったみたい………ごめんね、フラン………頼りないお姉ちゃんで…………でも、私はもっと強くなってみせるわ………望にも負けないくらいにまで必ず………!!」

 

 

レミリアは気絶しているフランにそう言いながら更に強く抱き締めた

 

 

あの時のクロムの言葉は、一人の吸血鬼の闘争本能を………プライドを思い出させたのであった………

 

 

 

 

 

 

 

 




どうもリルルです♪

なんか、また格好いい(*´・ω・`)bじゃ………

実に男らしい(*´・ω・`)bじゃ

これは望君では言えないような実にクロムらしい言葉ですな~♪

プライドが高いもの同士だからこそ通じ合えたんですかね?

次回予告!!

クロムがフランを倒した頃、霊夢・魔理沙・華蓮組は咲夜と対峙していた

正気を失った咲夜は非常にタフで、マスタースパークを喰らっても決定打にはならない

そこで霊夢達はある作戦を実行した

次回

Episode12 霊夢達の咲夜奪還作戦!!

お楽しみに~♪

To be continued~
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