今回の話では前回の望君の台詞についてを詳しく解説します
そして次回から作戦開始って感じです
ただこの作戦、失敗するとマジな方でゆゆ様が死んでしまうかも………( ̄▽ ̄;)
とにかくまずが説明です
それではどうぞ
前回のあらすじ
鏡火と華蓮の戦闘力は死神となった幽々子の戦闘力を遥かに越えていた………
勝利を確信する鏡火達であったが、幽々子は不死身の如き粘りを見せ中々倒すことが出来ない…………
それを見ていた望は短い時間で幽々子の状況、そして幽々子を助け出す方法を思い付く
が、思い付いた作戦は妖夢が幽々子を斬れというとんでもない作戦なのだった………
果たして望は何を考えているのだろうか………?
「…………………」
望を除く全員の空気が固まる………
それほどまでに彼の言った一言は衝撃な物だった…………
「…………な、何いってるんですか………冗談、ですよね…………?」
妖夢は震える声で望に語りかける
が………
「………いーや、冗談なんかじゃない………幽々子を斬れ、妖夢………」
望は真剣な眼差しで妖夢を見ながら答える
霊夢達は最初は驚いたものの望が冗談を言うようなタイプではないのを知っている
だから何か理由があるって言っているというのは分かるが………
望をまだよく知らない妖夢は当然怒りを露にする
「………………ふざけないでください!!!出来るわけないじゃないですか!!!幽々子様は私の主なんですよ!?」
妖夢は怒りながら望に剣を向ける
が、望は臆することなく妖夢を真っ直ぐと見つめ続ける
「…………妖夢………怒るのは構わないし、今ここで俺を斬りつけてもいいが………もし幽々子を救いたいなら取り合えず理由だけでも聞いてくれないか………?」
望はただ冷静にそう答え、妖夢は少し無言になる
「…………妖夢、望は冗談を言うような男じゃないし、ましてや考えもなしにそんな事を言う男でもないわ………話だけでも聞いてあげてちょうだい………私からもお願いするわ………」
それを見た紫は倒れながらも妖夢にお願いした………
藍は話始めると同時に紫を介抱する
「……………………どういう訳なんですか……」
それを聞いた妖夢は剣を終い望の方を真剣な表情で望を見つめる
それと同時に望は先程思い付いた事を全員に説明し出した………
「………ありがとな、妖夢………んじゃ、まずお前ら最初に聞くが《幽霊》と《亡霊》の違いって何だと思う………?」
望は妖夢に礼を言うと座り込みまず初めに皆にそう聞き出す
「え?違いなんてあるのかだぜ?」
「………???」
「ごめんなさい、ちょっと分からないわ………」
この質問に魔理沙、フラン、咲夜といった者達は分からなかった………
「はぁー………あんた達ね、幽霊と亡霊っていうのは根本的に違うわよ」
霊夢はため息を付くと同時に魔理沙達に説明する
その時何故か背後にホワイトボードが見え、
そこには大きく《博麗の巫女が教える幽霊と亡霊の違い》と書かれていた
「そもそも幽霊ってのは人間に限らず生物や無生物といったあらゆる者に眠っている《気の塊》みたいな物の事を言うのよ………だから幽霊は特定の形を持ってないし、誰かの前に姿を現して喋ったり襲ったりする事はないし、そもそもそんな事は絶対に出来ないのよ………」
霊夢は背景に見えるホワイトボードらしき物に妖夢の周りにいた幽霊の如き絵を指しそう説明する
「そして亡霊はね、人間が幽霊になった後に未練とか生への執着心があまりにも強い者のみがなれる存在よ………よく本とかで亡霊が人間っぽいのしかいないのは、人間以外にそんな事を思いながら死ぬ奴がいないから………つまりは亡霊ってのは人間ここだったら妖怪だけが馴れる存在ね………それでね、その執着心の強さから生前の肉体を保ち、体温とかもそのままだし、それにあの幽々子ってやつみたいに生きている人間を触る事の出来る奴もいるって訳よ………まぁ、実体があるから幽霊みたいに壁をすり抜けるとかは出来ないらしいけどね………そうよね?望………」
霊夢がそこまで説明すると背景のホワイトボードは消える
そしてそれを聞いた望は少し笑みを浮かべる
「……その通りだ、幽霊と亡霊は意外と違いがあったりもする………俺が幽々子を亡霊だと思ったのも、幽霊みたいな気を感じるのに実体があるからだしな………」
「……………それが違うからどうなんだぜ?」
魔理沙達はそこまで理解はするが、その違いと今の幽々子の状況に関係があるかが分からない………
が、望はそれにしっかりと答えていく
「………まぁそうだな………実はよ、幽霊と亡霊にはもう一つ違いがあってな………幽霊は触れる事が出来ないし、ハッキリ言って弱点はないに等しい………だが亡霊には一応弱点が存在する………」
それを聞くと紫は望の言いたい事と作戦を理解した
「……………(なるほどね………確かに妖夢にしかこれは出来ないわ、けどこれは大きな賭けになるわね………) 」
紫はそう思いながらも望の話を聞き続ける
「それが生前の自分の肉体、つまりは自分の死体だな………」
「…………自分が死んでいると知らずに亡霊になった奴は、自分の死体を見た時に自分が死んだ事に気づき、亡霊ではいられなくなってただの幽霊に戻ってしまう………だが、自分が死んでいると気づいていながら亡霊になっているもいる………その場合は自分の死体を見ても成仏することはないが、どちらにしろ死体を供養されると成仏をせざるを得ない………だからそういう奴等は基本的に自分の死体を何処かに隠すのが一般的だな………」
「……………なるほど、つまり幽々子は自分が死んでいるというのを知りながら亡霊になっているのかしら?」
望がそう言うとレミリアがそう問いかける
「え?なんでそっちって言い切れるんだぜ?」
「………あんたね、妖夢とかい言う奴の話を聞いてなかったの?言ってたじゃない、この異変を起こしたのは西行妖を満開にして誰かを生き返らせる事だって………多分、その誰かってのが幽々子ってやつじゃないかってことよ………」
「なるほどだぜ………」
霊夢と魔理沙がそう話している中、望はそれに対し首を振る
「………多分そうだと思うが、少しだけ違う………さっき聞いてた妖夢の話だと幽々子はここ白玉楼の主をずっと勤めているらしい……でもな、亡霊ってのはそこまで長く生きていると執着心とかもほとんど消えてどちらであろうとただの亡霊に戻るのが普通なんだ………だから幽々子は恐らく自分が死んでいるというのを知っていて生への執着心がほとんんどないかなり特殊な亡霊だと思う………」
「…………なるほどね………それで?さっき言ってた《ただ殴るだけじゃ解決できない》ってのはどういう意味かしら?」
レミリアはそこまで理解すると自身が不可解だった《ただ殴るだけじゃ解決できない》と言っていた意味を説いてきた
「………それは今回の暴走はフランとは根本的に違うからだ………」
「前のフランは単純に狂気に飲まれそれに任せて辺りのものを破壊し尽くしただけだ………でも、幽々子は違う確かに殺そうとはしているが、さっきから言ってる言葉を聞いているとどうも不本意で殺そうとしているようにしか聞こえない………多分幽々子の場合は、記憶を取り戻した事で自分の忘れていた過去を思いだいた事による物………しかも、暴れる程の相当な物だ………だから狂気で暴れてるんじゃなくて、多分哀しみで幽々子は暴れている………」
「んでもって、なんで殴るだけじゃ解決できないかっていうと………あまりにも心の傷が深いからだ………フランも傷が深かったが、フランの場合はほぼ理性を失っていたからな………流石にその場合じゃ殴って落ち着かせないと解決できない………」
「分かりやすく言うと、例えば一本の草が生えていたとする………この草を狂気とか哀しみで当てはめた場合、殴る事でそれを刈り取るという事になる………フランは取り合えず落ち着かせないと行けなかったから、気絶させて正気を取り戻させた………簡単に言えば長い草を雑に刈り取ったようなもんだ………」
「だが、幽々子の場合は根が異常に深い………だからただ刈り取るだけじゃ、直ぐに元に戻ってしまう…………あの異常なまでのタフさは気絶された程度じゃ正気を取り戻せないってことだろう………」
「……………………そこまでは分かったわ、じゃあなんでこの子にしか解決できないのかしら?私よりも弱い子があんな化け物みたいな能力を持っている奴に勝てるとは思えないけど?」
「……っっっ!!!」
レミリアはそこまで言うと妖夢の方を見ながらそう発言する
レミリアは別に妖夢に悪意があって言っている訳ではなく、単純に妖夢の力では幽々子の足元に及ばないという真実を口にしているだけなのである
妖夢自身それは十分に理解しているが、やはりそう言われると結構堪える物がある
レミリアはそういうが望はそれを直ぐに否定する
「いーや、今回ばっかりはそうとはいかないぞ………今の幽々子を哀しみから救うには今のまずは落ち着かせないとならない………けどただ殴るだけじゃ多分幽々子は倒せない………だがな、妖夢には今の幽々子を止める力がある……!!」
「???」
望はそういうがレミリアには全く理解が出来ない………
先程闘った時にもそんな都合のいい能力があったとは思えないが………
そう思うレミリアだが望は妖夢の方を向く
「………妖夢、お前さっき言ってたよな?その白楼剣は《迷いを断ち切る》剣だって………」
「………は、はい………そういいましたが……………………え?」
「……!!!そういうことか………」
それを聞いた瞬間、ほとんどの者が望の考えを理解した………
「つまり妖夢にはその白楼剣で、今の幽々子の迷いを断ち斬って幽々子を落ち着かせてもらう………その後は俺が何とかするから………出来るか?妖夢………」
「…………………」
妖夢は白楼剣をじっと見つめる
「…………本来なら亡霊や幽霊にそれを使うのは危険だが、今の幽々子を落ち着かせるにはもうそれしか方法が思い付かない………出来ないか?妖夢………」
望はそう問いかけるが妖夢はじっと剣を見つめるのみだった………
「(………私が、幽々子様を………斬る………)」
妖夢はこの時、周りの者の声がほとんど聞こえなくなっていた………
ただ今の自分に突きつけられた事実に大いに戸惑っている
「(…………私が、幽々子様を………!!!!)」
妖夢はそれしか手がないと分かっていてもやはりその真面目な精神が邪魔し始める
いくら落ち着かせる為とはいえ、自分が幽々子を斬らなくてならないという事には変わらない………
その事実が今の妖夢にとっての大きな決断となっていく………
その後長い時間悩んだ妖夢
だが………
「………………………………で、出来ません………私には幽々子様を斬る事は………出来ません!!!!」
妖夢は長い時間悩んだ結果、膝を地面に付き泣き崩れてしまう
「っっっ!!あんたね!?今はそんな事を言ってる場合じゃ………!!!」
それを聞いた霊夢は苛立ち妖夢を問い詰めようとするが………
「…………止めとけ、霊夢……そんな事をすれば余計にやらなくなるぞ………」
それを望が止めた……
「………でも………!!!」
「分かっている………」
望は霊夢にそう言うと泣き崩れる妖夢に近づきしゃがむ
「………お前が幽々子を本気で守ろうとしていたのは知ってるし、お前が幽々子を斬りたくないっていう気持ちも十分に理解しているつもりだ………」
「………………」
「………だがな、これはやれるやれないって問題じゃない………やらなくちゃならない事なんだ………情けない話だが神のくせに俺の力じゃ幽々子を救うことは出来ない………厳しいようだがやってくれねぇか?」
望は妖夢を攻めようとはせずあくまで優しく妖夢に問いかける
が、今の望の発言にほとんどの者が驚きの表情を浮かべる
望はやらない自分に対してではなく、幽々子を救うことが自分に対して情けなく感じていた………
それを聞いていた妖夢は急に自分を情けなく感じ始めていた………
やらない自分が悪いのにも関わらず、望は本気で自分が何も出来ない事を申し訳ないと情けないと思っているのである
それを理解すると彼女は………
「…………………分かりました、やってみます………!!!」
剣を持って立ち上がりそう言い切った
それを聞いた望は笑みを浮かべる
「よく決断してくれた………またありがとうな、妖夢………じゃ、やるか!!レミリア、フラン、そして俺がお前をサポートしてやる………あとはお前次第だ……!!行くぞ!!」
こうして望の幽々子救出作戦が開始される………!!!
果たして妖夢は幽々子を落ち着かせることが出来るのか………
そして、幽々子を元に戻すのは可能なのだろうか………!?
どうもリルルです♪
今回はクソ長かったですね………
五千文字越えちゃったよ、疲れちゃったぜ( ´∀`)
今回の説明で理解していただければ嬉しいのですが………
それじゃもう疲れたから次回予告
次回予告!!
遂に始まった幽々子救出作戦……
果たしてその結末は………!!!
次回
【幽々子に届け、妖夢の思い!!】
お楽しみに~♪
To be continued~