東方英雄録   作:リルル

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どうもリルルです♪

前回は見事に妖夢がゆゆ様を沈めてくれました

なかなかいい攻撃になった気がします♪

さて今回からはちょっと変わった展開に移動します

その展開が終わればいよいよ白玉楼編も大詰めとなりますよ!

なんかやっぱり今回の章は長いね、疲れるよ………( ´∀`)

それではどうぞ




【幽々子の心】

前回のあらすじ

 

死神 幽々子を止めるべく妖夢の白楼剣を使い静める作戦に出た望達

 

鏡火やレミリアなどといった者達が幽々子の気をこちらに回し、妖夢は意を決して斬りかかる…………!!!

だが剣は外れ万事休すかと思いきや、見事な作戦により妖夢は幽々子の沈静化に成功するのであった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「幽々子様!!大丈夫ですか!?」

 

 

妖夢は地面に落ちた幽々子の元に向かう………

 

 

 

「待て!!まだ幽々子に触れるな!!」

 

 

そこに望の声が入り妖夢は一度足を止める………

 

望達や紫も幽々子にある程度近寄り見てみると………

 

 

「……………寝てる?」

 

「………………………」

 

 

霊夢は幽々子を見ながらそう呟き、それを見た望と紫は表情が重くなる

 

今の幽々子は先程のような禍々しい気とオーラは完全に消え去り、額の刺青は消え元のピンク色の髪に戻っている

が、その反面………幽々子はただただ静かに眠っており、その額からは死神の時と変わらず涙が流れていた………

 

 

「………………………不味いことになったかも知れないな……」

 

 

それを見た望は冷や汗をタラリと掻いていた

 

 

「………どういうことだぜ?」

 

「……………………」

 

 

魔理沙やフランといった者達が首を傾げる中、霊夢や鏡火、そしてレミリアは何となく事態を把握し始めていた………

 

 

「………多分だが今の幽々子は夢を見ている………自分が普通の人間だった頃の事をな………けどな、さっきも言ったが幽々子の心の傷はかなり深いところまで入ってしまっている………その結果、迷いは無くなっていても心に出来た傷はまだ完治していないんだろう………これじゃあ、またいつ暴走するか分からない………」

 

「………それ、マジか!?だったらどうすりゃいいんだぜ!?」

 

「………………………」

 

 

望の説明に驚く魔理沙、フラン、華蓮、妖夢、そして咲夜……

 

しかし、レミリア、霊夢、鏡火、そして藍はただ黙り込んでいた………

 

このまま放っておいたらまたいつ目覚めて暴走するか分からない危険な状態である幽々子………

 

とはいえ触れる事なく倒すとなると、エネルギー弾を使わなければならないが生半可なエネルギー弾は幽々子にはダメージにもならない………

 

となると残るは…………

 

 

ほぼ全員の頭のなかで最悪の可能性を過らせる………

 

 

しかし、いくら考えた所でどうしようもない事に代わりはない………

 

こうなった以上、幽々子は………

 

 

 

 

 

幽々子の事をほとんどの者が諦めかけた………

 

 

 

 

 

しかし、あの男はまだまだ諦めていなかった………

 

 

 

 

 

「………………別に幽々子を救える方法がない訳じゃない……」

 

 

望がポツリと呟いた一言に全員の視線が望に集まる

 

ただ紫だけはずっと浮かない表情を浮かべていた………

 

 

「…………ど、どんな方法ですか!?教えてください!!」

 

 

妖夢は望に近寄り手を掴んでくる

 

普段ならここで鬼巫女が降臨するのだが、まぁ今回は空気を読んだのだろう………

 

 

「な~に、大した事じゃないさ………ようは幽々子が昔の出来事を思い出して、それで幽々子は暴走したんだろ?でも今は悩みは無く、恐らく夢のなかでその時の事を後悔してるんだろう………つまりだ、幽々子の精神内に入って本物の幽々子を引っ張り出せば元に戻るってことだ………」

 

 

望がしれっと言った作戦はまたとんでもない物だった………

 

今、望の言った事を纏めると夢のなかで昔の事を後悔している幽々子を精神内に入って叩き出す

 

無茶苦茶にして非常に危険なものである

 

 

「ま、行くのは俺だけだけどな………」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい!!」

 

 

望が話しかけている途中で霊夢は思わず割り込んでしまう

 

 

「その作戦、危険しかないじゃない!!もしそれ作戦が失敗したら………!!」

 

「………あぁ、俺は恐らく幽々子の精神内の闇に飲まれて、そのまま幽々子の精神内を永遠にさ迷うことになるだろうな………まぁ簡単に言えば死ぬと思うぞ、能力があったとしてもだ………」

 

「!!?」

 

 

望の言った一言に紫を除く全員が驚きの表情を浮かばせる………

 

確かに望の言った事は理屈としては通ってはいるが、失敗すれば望でも死ぬと断言する程の物であった…………

 

しかもそれを望が行くと言っているのである

 

当然ながら周りのほとんどの者がその意見に反対した………

 

 

「ダメだよ!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん死んだら嫌だよ!!」

 

「大丈夫さ、フラン………死ななきゃいいだけだ………」

 

 

心配するフランの頭を撫でる望

 

 

「…………止めなさい、望………死んだら元も子もないわ、それに貴方はまだフランお嬢様達に必要な男なのよ………」

 

「だから大丈夫だ………直ぐに行って戻れば何も問題はない………」

 

 

咲夜は取り乱しはしない物の望を本気で心配し、止めようとはするが望は止まらず一言そう呟いた………

 

 

「駄目です!!望様……!!そんな危険な事………それに望様が死んじゃうなんて嫌です!!」

 

「華蓮、悪いな………今回ばかりは俺が行きたいんだ………本当にスマナイ………」

 

 

華蓮は望の足にしがみつきワンワン泣いていたが、望を止めることは出来なかった………

 

 

「…………望さん!!ここは従者である私の仕事です!!なんで望さんがそこまで………」

 

「………悪い、今回ばっかりは何を言われても俺は止まらない………」

 

 

妖夢は望を何とか説得しようとするが、望はゆっくりと横を通りすぎていく………

 

 

「………望殿には何を言っても聞かないのは分かっているから、ただ一つだけ約束してくれ………必ず、必ず無事で帰って来てくれ………お願いだ………」

 

「………………………ああ、分かった………」

 

 

鏡火は邪魔をしようとはしなかったが、望に最低限の約束を言い渡し望は鏡火の横を通っていく………

 

 

 

そして

 

 

 

「………………………」

 

「…………退いてくれ、霊夢……」

 

 

 

 

ゆっくりと歩みを進める望に霊夢が立ちふさがった………

 

霊夢は真剣な表情で望をじっと見つめ、望も真面目な視線で霊夢を見つめていた………

 

 

 

「…………………あんたはいつも、いつもそうだったわね………紅霧異変の時も、崩山異変の時も、そして今も………思った事をやりたいようにやって、そして周りの人間や妖怪を助けていって、どんな時でも絶対に絶対に諦めなかった…………だから、私は心配なんてしてないわ………どうせあんたの事だから最後は笑って帰ってくるんだしね………ほら、行くならさっさと行きなさい………」

 

「……………………」

 

 

 

霊夢はそういうと黙って望の横を歩いていった………

 

通りすぎる際の霊夢の顔は見えなかったが、多分霊夢は複雑な表情を浮かべていた気がした………

 

残りのレミリアや藍、魔理沙は特に言うこと無く、ただ普通に望を見守っている………

 

 

望は霊夢の横を通りすぎ、向かったのは………

 

 

「…………頼む、紫……お前なら俺を幽々子の精神内に送るのも可能なはずだ……」

 

「………任せておきなさい、ただ私もそろそろ限界が近づいてきたわ………精神世界に入っていられるのは、長くて二十分くらいよ………」

 

「………十分だ、あとは任せろ……」

 

 

望は紫に頼むと紫は今ある力を振り絞り、なんとかスキマを開かせる

 

その中はただ黒くその先には何も見えない異形なる空間が待ち構えていた………

 

 

「……ここが幽々子の精神世界よ…………幽々子をお願い、望…………」

 

「……………分かった………ありがとな、紫…………」

 

 

望はそこまで言うと後は振り返らず、そのまま幽々子の精神世界に足を踏み入れたのであった………

 

 

 

 




どうもリルルです♪

まぁ、色々あってこんな展開にしてみました

今のゆゆ様は迷いが断ち切られ、暴れる事はなくなりましたが………

心までは元に戻っていないという事です

というわけで次回からは必然的にほとんど望君のみとなりますね

次回予告!!

幽々子の精神世界に足を踏み入れた望………

制限時間が決まっているため、急ぎ歩を進めていくと………

そこには変わった空間が広がっていたのであった

次回

【幽々子の精神世界】

お楽しみに~♪

To be continued~
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